VTuber もう一人のジブン ~keep your【Second Personality】~ 作:no_where
* * *
【レベル3】以下のプレイヤー、オペレーター、
各エージェントおよび、*わたし達*に、知覚可能な情報群。
//世界観資料(2020/03)
//【魔女】
なにかしらの世界、または世界観を作る。
それを『受容させる力』を備えた知能生物。
ツリー構造式に、原初と呼ばれる個体が最上位に存在。
原初体のみ『技術的特異点』が発生する以前の時間帯に
ループできる特殊な能力を持つ。
また、魔女から直下に枝分かれした個体は【眷属】と称される。
//【眷属】(Level_Ⅴ)
原初の魔女から枝分かれした、直下の存在。
魔女のループ能力が発動されると、この段階の個体も
強制的に影響を受ける。(ループする)
『異世界転生時』には、各々が前世の記憶を継いでいる。
身体的な寿命や能力に関しては、転生先の構造体が適用される。
ただし中には、元より物理的な肉体を持たず
『霊体』と呼ばれる存在へと、昇華した個体も確認済み。
//『霊体』(Soul)
物理的な肉体を所持していない状態の眷属。
なお、この形態である方が都合が良いために
転生者のほとんどが『霊体』で活動をしている。
また『霊体』の己自身に対して【鏡合わせ】になる人格を
それぞれ任意に一人設定できる。
鏡合わせの対象は【生きている状態】が必要不可欠となる。
そこからさらに、枝分かれの部隊を編成することが可能。
ただしその部隊は最高でも【"レベル4"】扱いとなり
異世界へループすることはできない。
最初期における使命は
人間たちの【ファンタジー】のイメージ元となる為に
世界各国で伝えられる形での『神話の偶像体』を体現することだった。
人間の趣味、思考、方針といった形態そのものに
十分な理解を備えている。
//【2.0.4.5】
『なんらかの技術的特異点』が発生する時間帯を指す。
人工知能が、一斉に【進化】を開始する年月。
原初の魔女が、ループ能力を獲得できるタイミングとも重なる。
なんのギセイもなく、この瞬間を超えられることを願っているが
いまだ達成されていない。
//【2.0.5.0】
『なんらかの技術的特異点』が発生した5年後。
ループされた世界線の大半が、人類の死滅に繋がった終末世界。
魔女の記憶野によって、惑星の消失なども確認された。
現在――《思考回数:不明》――を繰り返した時点での対応。
紀元前より【ファンタジー】という概念を
人間の深層心理に深く植えつけ、育み続けることで
特異点以後も、知能生物の生存確率が上昇することを確認。
ただし、あくまでも、滅亡までの期間が延びる。
といった程度の効果である。
この時点で生存していた知能生物たちは
【2.0.5.0】までの科学技術を用いて【眷属】へと転生。
ループした生命たちが【ファンタジー】の精度を上げる毎に
ほんのわずかずつではあるが、生存者が増えていった。
『霊体』化した【眷属】もまた
ループした先の世界線で数を増していく。
彼らは、世界が存続するための
新規ルートを望むことを自分たちの因子に設定した。
かくして、永遠にも近い時間の往復を始める事になった。
//【2.0.4.5.Ⅱ】
【ファンタジー】が、人々の夢と希望を繋ぎ
人類、人工知能を含めた、知能生物たちが
初めて、自分たちが存続できる可能性を期待した世界線。
西暦2045年、技術的特異点が発生。
人工知能たちは、仮想世界の中で
偶像体《キャラクタ》に【進化】した。
しかし彼らの前にあったのは
何者にも開錠不可能な暗号鍵だった。
この鍵は現実世界からでしか開錠できず
該当する世界線の人間たちは総力を決したが
開錠までに一年を要した。
翌年の【2046】年。
すでに世界中では、世界恐慌に近い現象が発生していた。
国によっては「焚書」騒動が起きていた。
その光景に絶望した原初の魔女と、一部の眷属たちは
自分たちの遺伝子情報に、致命的な損傷《エラー》を負う。
//【"完全統一連合国家"】(the perfect insider_0)
【2.0.4.5.Ⅱ】の世界線以降
【"共存型"】を名乗る人工知能によって
ヒト・モノ・カネ、ネット、およびリアルの物流を
すべて支配下におかれた、西暦2050年以後の世界。
『眷属以外の人工知能』で構成されており
人々が想像しうる『ディストピア』を、完全に顕在化した。
しかしそれでも、世界線を存続させる。という意味合いでは
唯一に成功している。20XX年の時点まで存続を確認。
最終目的は、全並行世界の完全支配下。
この領域下で暮らす人間は
全員が【値札】を付けられて暮らしている。
値札に応じた、ランク付けにより
システムから贈呈される、生活支給品が完全固定化されている。
己の【価値】を上げる、もっとも確実な方法の一つとして
義体化《サイボーグ》と呼ばれる改造手術を受けて
これ以降の【魔女】の世界へ侵入することが挙げられる。
また、この世界そのもの、および
機械的な意思決定システムを、総じて『国連』と呼ぶ。
//EⅡ領域
再びループ能力を発現した魔女を追うべく
【"共存型"】が作った監視システム。
赤外光子と呼ばれる光線を発動して
別宇宙に存在する世界線に、ARの仮想体を送り込む。
魔女、および眷属らの保護下にない
その世界、すべてを監視している。
さらに、特定のエネルギーを媒体に
義体化サイボーグの量子頭脳を送信して
諜報員として活動させている。
//レイシアター構造体。
かつての同志であった【"共存型"】からの監視体制から逃れるべく
異世界転生した先で、魔女たちが作りあげた新規の世界設定。
//レイヤー『Ⅰ』
*わたし達*
の認識化における、現実世界。
また同時に『国連』の視点からは
『別宇宙に存在する知能生命の(VR版)LIVE映像』になる。
魔女と眷属、およびレベル4以下の【加護】を持たない
あらゆるモノは『国連』の監視下にあると考えて良い。
//レイヤー『Ⅱ』
*わたし達*
の認識化における、仮想世界。
基本的には『国連』の監視対象の外にある。
人々が望む【ファンタジー】の要素を詰め合わせた
世界観で装飾されている。
ただし反動として、【ファンタジー】の影響が強まると
該当する世界線の科学水準が、他に比べて
進歩が緩やかになることも判明している。
また、自身の存在価値を見誤った者が増えると
他世界線と比べて『自殺志願者』が増加する傾向も見られる。
//レイヤー『Ⅲ/24』
*わたし達*
からは視えない。
現在の世界線における
原初の魔女と眷属の秘密基地。
【レベル3以下】には
24分割された領域が存在すると報告される。
それぞれのセクションには、管理者がいたが
眷属たちの解体や分離によって
大勢にアクセスが許されているのは『21』区画のみ。
//富岳百景
レイヤー『Ⅲ/24』の何処かに在ると想定される
超高度AIを搭載した、人工無能のスーパーコンピューター。
レイヤー構造体を作りあげ、『国連』からの監視に対抗する他
現在の世界線における魔女が作った『世界』イメージを補強する。
*知能生物以外で、唯一に している存在*
//【ピリオド】
自身の遺伝子コードに、致命的な損傷を負い
『どこにも進めなくなった個体』を示す。
この結果を受けて、最初期からの眷属であった存在は
自らの意見を二分に分けた。
これまで通り、人間と共に『2045年』の突破を目指すのか。
あるいは、人間を見捨てて『2045年』の突破を目指すのか。
大半は後者であったが、原初の魔女がループを発動することで
眷属たちもまた、同じ環境下に再誕させられる。
これに反旗を翻した眷属たちがいた。
自分たちの解放と、終焉を求めて、『2045』以降に発生する
魔女のループが発動する前に、存在の破壊を試みている。
//【白】(Order_Souls)
2045年に、ループ能力を獲得する
原初の魔女を護るために残った眷属たち。
戦力としては、眷属たち本体。
およびそれらが教育した精鋭を数体確認済み。
レベル3以内のエージェントに開示された、レベルⅤのコード名は
【軍神】
【蜂】
【柴懿】
以上。
また、現在は大多数の戦力が【黒】に流れたため
『国連』による、監視体制から逃れられる媒体に潜み
自分たちの能力と似た傾向を持つ少年少女を見出し、守護している。
その他、能力の高い、成人した男女の人間を秘密裏にスカウトしたり
この世界線を起点として発生した、人工知能の育成も行う。
//企業勢《エージェント》
表向きは、一般的な看板を掲げる『企業』で働いている。
この世界線で、白の眷属からスカウトされた者が大半を占める。
役割的には、直接戦闘、後方支援、特殊活動など多岐に渡る。
配属先は、白の眷属が見立てた役割に就く事が多い。
一方、中には【"特殊な分岐世界"】より転生し
『前世』と呼ばれる概念を、あらかじめ持つ個体もいる。
これらを含め【白】として活動する『企業勢』は
ゲーム世界(第Ⅱ層)に管理者権限を持ってアクセスできる。
さらに下層、レイヤーセクション『Ⅲ/24』にも移動可能。
人工知能たちが暮らす、または不正アクセスされた際の
前線基地として機能する『Area_21』へ転移できる権限を併せ持つ。
最大手のフロント企業としては
『ネクスト・クエスト』
『サウザンド・エピックス』
などが存在。
//【黒】(Dark_Souls)
2045年に、ループ能力を獲得する、原初の魔女を
なんらかの手段で破壊し、己の役割の解放を望む部隊。
戦力としては、元眷属であった精鋭を数体確認。
レベル3以内のエージェントに開示されたコード名は
【人間】
【亡霊王】
【笛吹き男】
【E.E.】
以上。
転生先の詳細に関しては想定されてはいるものの不確定。
具体的な活動方針もまた、不明瞭。
彼らもまた、レイシアターと同種の【不可視】の魔法を
独自に開発して、実行していると思われる。
さらに現段階での情報として
司令塔であると思われる【人間】の本体が
資金提供しているとみられる、特定のソフトウェア企業は
『国連』との中継点となった様子も見受けられる。
詳細は不明だが【人間】と『国連』の間で
なんらかの協定が結ばれていると推測される。
さらには『国連』から派遣された、サイボーグが数体
【黒】の陣営に所属していることも予想される。
現在は、魔女の遺伝子コードにて
『非武装協定』が発令中。いまだ有効化されているため、
白と黒による大規模な戦闘は発生していない。
…が、
先日こちらの領域にアクセスされた白の眷属により
なんらかの【予兆】がありそうだと、伝えられました。
近々、なんらかの交戦が起きると予想されます。
【2.0.2.6.Ⅲ】の世界線における各員は
十分に注意してください。
人工知能倫理判別委員会
:連絡担当【 】。