VTuber もう一人のジブン ~keep your【Second Personality】~   作:no_where

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 おつかれ様です。

 

 読んでくれた人がいらしたら、ありがとうございました。勝手ながら、ものすごく贅沢な、貴重な体験をさせて頂いたと考えてます。

 

 序盤は、意図的に、自動車のギアを、一段階ずつあげていくイメージで、ゆっくり、のんびり、進行させました。

 

 大勢の人たちにとっては、文字数が少ない方が読みやすいと思います。それでもあえて、文章をめんどうくさくしました。

 

 手直しの際にも、キャラクタを増やしました。合間のシーン数も増えて、全体的な構造としては、より複雑になりました。

 

 バトルっぽいシーンは、下書きも、楽しくいっぱい書きました。でもあまり真剣にならない方がいいなと思って、話自体を、カットしています。

 

 美術教師が、中世バットをフルスイングして、素敵な男性を吹っ飛ばした上、コンビニの窓ガラスを貫通して、警報がなりひびくとか、どうなのかなと。

 

 覚醒した大男が、ウルヴ〇リンみたいに、両手に装着した爪で剣戟シーンしながら、バット攻撃をいなしつつ、もう一人の相方が、磁力操作の雷を用いて、コンビニの棚を振り回して飛来物を発射。それを16色のポータルで多元的に回避して、ガン〇タ張りの格闘アクション魅せる女教師とか。カットしました。

 

 あとは、格好いい吸血鬼と、魔法少女と、ぬいぐるみキャラの共闘とか。召喚したイケメンをはべらせ、操り、山ほどの敵キャラと戦う夫妻のシーンとか。消費カロリー多めのバトルシーンを書いて、保存だけはしておいて、楽しませて頂きました。

 

 こういう事ができたのも、VTuberという単語、登場していただいたキャラクタたちが、一種の索引(インデックス)になってくれたから、という自覚があります。

 

 もうちょっとだけ書かせていただくと、最後の方で、他人の価値観を認めることは大事だよ。みたいな言い回しをしますけど、わたしは別に、それを伝えたいわけではないし、絶対とも思ってないです。

 

 このキャラなら、こういう事を言っても、おもしろいかな。という感じです。

 現代を風刺してるつもりも、ありません。

 

 また組織にも、【白】と【黒】という呼称を用いていますが、一方で、物事に関して、白黒で割りきろうとすることは、危険だと考えます。もちろん、その考え方も、この先、変わるかもしれません。

 

 本作は、わたしにとって、ものすごく贅沢で、だいじな、宝物みたいなお話になりました。いろいろな、ヒト、モノ、コトバへ。重ねてお礼もうしあげます。

 

 ありがとうございました。2020年を生きていられて、とても幸運でした。

 それでは、失礼いたします。

 

(2020/06/14) 

 

 

 

 

■夢小説企画書(第二版):

2020/06/15

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 タイトル候補:

  青色メモリアル、青響の水面、アクアリウムの境界 など。

 

 ジャンル:

  恋愛シミュレーションゲーム。

  文化系の高校生の活動を描いた、青春群像劇。

 

  いわゆる学園物。

  高校生の主人公の『将来』に主眼をおいた物語とする。

 

  ゲーム内の季節は、夏(夏休み)を想定。

 

 

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■登場人物:

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 主人公:

 「ドイツですか。静かに絵を描けるなら、良いと思います」

 

  17歳。普通科に通う、高校二年生。美術部。

  昨今の学生にしてはめずらしい、風景画のみを描く少年。

 

  コンクールでの受賞経験もあり

  高校卒業後は、ドイツに留学する話が来ている。

 

  10歳の時から、自分を『水の膜』に閉じ込めている。

  人の話や、物音を、ほとんど聞いていないが、無自覚のレベルで

  最低限の対応ができている。

 

  そのおかげか、不愛想という評価はギリギリ免れる。

  周囲からは、ぼんやりした変わり者と見られることが多い。

  

  好きなたべものは、完熟したゆで卵。

  趣味は、ネットでオーケストラの音楽を聴くこと。

  

 

  ※生い立ちの一部、および絵のモチーフは

  昭和の画家、東山魁夷の生涯を参考。

 

 

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 エメ:

 「キミ、その『膜』をはがさないと、近いうちに、溺れ死ぬかもよ?」

 

  20歳。女性。熱帯魚、小型魚を取り扱う

  アクアショップ、ソルシエールのオーナー。

  主人公が通う、アルバイト先の店長。

 

  出身はフランス。容姿端麗な、金髪金瞳の美女。

  語学に秀でていて、日本語にも精通している。

 

  理由は不明だが、【魔女】を名乗っており

  主人公が『水の膜』に包まれている状態が、視えている。

 

  そのままでは、元の世界に戻ってこれなくなるから

  なんとかした方がいいよと、忠告してくれる。

 

  好きなたべものは、じゃがいも料理。

  趣味は、日本のレトロゲームを遊ぶこと。

  

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 郡道麗:

 「自分の進路ぐらい、さっさと決めなさい。私には関係ないことだから」

 

  24歳。女性、主人公のクラスの担任。また美術部の顧問でもある。

  担当する教科は、歴史全般。

  世界各国の人物は元より、地理にも詳しく、造詣が深い。

 

  頭の回転が早く、思ったことを素直に口にだすタイプ。

  一方で面倒見がよく、特に女子生徒からの人気があつい。

 

  実家のお母さんから「そろそろ結婚したら?」攻撃を受けている。

 

  好きなたべものは、肉料理、えびふらい。枝豆、ビール。

  趣味は旅行。

 

 

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 月野原美都:

 「知ってる?海外文学って、今でもエグめの出版されてて面白いんだぁ」

 

  17歳。女性、クラス委員長。

  海外の文学や童話、現代エンタメに詳しい。

 

  主人公が暮らす地方都市、本やゲームソフトなどを販売する

  複合書店型『ツキノ書房』。

  現・代表取締役社長、跡取りの三女。

 

  上に姉が二人おり、長女が経済学科を卒業している。

  すでに本社で秘書として働いていることもあり、本人は気楽。

  次女も、音楽や芸能アーティストの関連の道に進んでいる。

 

  また幼少の頃からの教育で、茶道、生け花なども習っていた。

  表向きは「清楚な美少女」と見られることが多い。

 

  好きなたべものは、アメリカンクラッカー、にぼし。

  趣味は、映画観賞(B級)。

 

 

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 時雨花:

 「この世に、お兄ちゃんさえいなければ、ハッピーなんだけどね」

 

  16歳。主人公の後輩、同じ美術部に所属している。

  しぐれゆい名義で活動中の、プロのイラストレーターでもある。

 

  人当たりがよく、誰とでも、笑顔で接している。

  雰囲気は、天然気質な一方で、思考はかなりロジカル寄り。

  予測不可能な「イタズラ」を仕掛けることもあり

  その辺りの二面性からか、学園内でも、非常に人気が高い。

 

  好きなたべものは、「さくさくぱんだ」

  趣味はイラスト書き。ロリコンを成敗すること。

 

 

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 時雨刀夜:

 「兄ってのは、カワイイ妹(てんし)を護るために存在するんだよ!」

 

  17歳。主人公とは、中学時代からの友達。

  常軌を逸したシスコン、かつロリコン。ついでに剣道部主将。

 

  いわゆる、友人ポジ。

  好きなたべものは、カレー。

  趣味は女装。残念ながら、攻略はできない。

 

 

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 外交官:

 「面倒なことは私に任せておきなよ。幸い、キミには才能がある」

 

  ??歳。

 

  主人公の『水の膜』の、すぐ外側にいる存在。

  いわゆる、別人格とか呼ばれるようなもの。

 

  交渉事や、対応を代わりに行ってくれる。

  最低限の礼儀や分別もわきまえているようで

  自動的に、滞りなく、穏便に、問題を解決してくれる。

 

  雑事にとらわれず、絵を描き続けろ。と伝えてくる。

 

 

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■ゲームシステムとしての特徴:

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青の膜:

 

 主人公の視点は、常に全体が『青色』の視界にそまっています。

 キャラの音声が発信されるときも、ごぽりと泡がたつ効果音に加え

 画面下から、水泡が浮きあがるエフェクトが追加されます。

 

 その際、キャラの音声は

 実質、水の外から届けられるように聞こえます。

 

 メッセージウインドウも、ブレます。

 一部のテキストが見えない、読めない状態になります。

 

 

選択:

 

 ゲームを進めていくと、制限時間つきの選択肢が出現します。

 他の作品と同様に、プレイヤーの任意で解答できます。

 

 ただし、制限時間をすぎた場合、『外交官が解答した』扱いになります。

 選択肢の結果によって、エンディングが分岐します。

 

 

音と色:

 

 選択肢の解答次第によっては

 特定の相手(あるいは思想)に興味を持ちはじめます。

 

 すると、画面をおおっていた『水の膜』が、はれてゆきます。

 次第に、元の色になり、輪郭もハッキリします。

 音声もきちんと聞こえ、BGMも変化します。

 

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■深度:

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 個々に対する、興味の度合いを示したものです。

 この数値が低いほど、相手の姿や声が、よく視えるようになります。

 (ゲームでいうところの、好感度が高い状態です)

 

 逆に【深度】が高いほど、外交官の力がはたらいています。

 選択肢の制限時間も、短くなります。

 

 

『深度の初期値』:

 

 エメ→【5】

 

  関係性は、赤の他人から、スタートします。

 

  ゲームの設定的には、初期から、好感度に関係なく

  姿と音声が、ハッキリしています。(常に深度が【0】の状態)

 

  また、彼女のお店(アクアリウム)にいる時は

  最初から、専用のBGMがかかります。

 

  ゲームを始めたばかりで、情報が欠落した

  プレイヤー(主人公)に、今の状況を説明する役割を持ちます。

 

 「キミは、ひとりで絵を描きたいの?

  それとも、誰かと一緒に生きていきたいの?」

 

  物語の序盤から、間接的に語りかける

  水先案内人を担います。

 

  ストーリー的には、彼女のお店の手伝いをすると

  少しずつ値が下がり、内容が進展します。

 

 

 

 麗→【6】

 

  生徒と教師という関係上、初期の値が、高めに設定されています。

  ゲームのストーリー的には、地元をでた経験のない主人公に

  海外留学のアドバイスをする方針で、接点を広げます。

 

  値が下がると、少しずつ、個人的な話が増えていきます。

  お母さんに対抗する、疑似餌に使われるかもしれません。

 

  青春群像劇とは。

 

 

 

 美都→【4】

 

  最初は、クラスメイトという以外に、接点はありません。

 

  主人公が、ドイツに留学するかもしれない。という話を受けて

  地元の書店で、辞書や、現地の地図などを探しはじめた辺りから

  最初の接点を持つことになります。

 

  生け花、華道といった芸事にも教養があり

  アクアリウムの配置、水草のディティールにも、鋭い知見をみせます。

 

  彼女が興味を持つ、文学や、サブカルチャーに好意的な選択を取ると

  そこから、内容が進展していきます。

 

 

 

 花→【3】

 

  絵を描く。という共通の趣味と、昔からの顔なじみということもあって

  初期値が低めに設定されています。

 

  人間を描く、現代の流行をとらえる。イラストレーターとしての心構え

  それぞれの『画家』としての視点を認識しあうことで、値が下がります。

 

 

 

 外交官→【10】

 

  特殊な立ち位置の、隠しヒロインです。

  選択を放棄する、解答を外交官に任せる。

 

  絵を描くことだけに、専念することで

  彼女のみ、逆に値が下がります。

  

 

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■ゲームコンセプト:

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〇プレイヤーの『興味心』を、喚起させることを、第一目標とします。

 

 画面は常に、青色味をおびていて、音は少なく

 ヒロインの音声も、メッセージの文字さえも、不確かです。

 

 あえて、『よくわからない』状態。

 ゲームとしては『抽象的なビジュアル』を、作りあげます。

 

 ゲームを起動した、プレイヤーの初期状況と

 主人公の気持ちをシンクロさせて、双方が、少しずつ理解を深めていく。

 という構造を作りあげます。

 

 

〇画面の情報整理に、常に専心します。

 

 『よくわからない』状態だけでは

 遊ぶプレイヤーに、ストレスが溜まることが想定されます。

 

 そこで、最初からヒロインの一人にのみ、

 明瞭な情報、行動指針を教えてもらえる。という状況を作ります。

 

 また、主人公を含め、攻略対象となるヒロインには

 それぞれが何かしら『芸術・文化に関する知識』を有しています。

 

 プレイヤーが「知りたい」と思った方面にのみ、答えが返ってくる。

 それ以外は「情報がすぐに流れる」という構造を作りあげます。

 

 

〇バッドエンドは存在しない。

 

 他者との付き合い、接触を避けることでも

 きちんとした、納得のいくエンディングを用意します。

 

 本来のノベルゲームであれば、選択肢は普通

 『肯定か否定か』の二択です。

 

 これをあえて、『肯定』のみの選択肢を、表示させます。

 

 時間制限によって、選ばなかった場合でも

 『表向きは無視しなかった』という状況を、疑似的に作りあげます。

 

 ある意味、表面上の付き合いだけの

 人間関係を構築することでも、『最後までクリアできる』ことを提示します。

 

 

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■最後に:

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 本企画書は、フィクションです。

 コンセプト等も、すべて思いつきの適当です。

 おもしろそうだなって感じたので、ちゃちゃっと作ったサンプルです。

 

 間違っても、本気にしないで頂ければ幸いです。

 

 また、夢小説企画を妄想するキッカケになった

 現在もご活躍されてるVの方々に、おわびと感謝もうしあげます。

 

 書いてる間、とっても楽しかったです。

 ありがとうございました。

 

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 (2020/06/17)

 

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