ありふれた錬成師と空の少女で世界最強【完結】   作:傘ンドラ

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紅い雷と共に~メルド団長の憂鬱を添えて

 

 

光輝たちの救出へと走るハジメたち一行。

途中、七十層で転移陣を守るように折り重なって息絶えた、カイルたちの遺体を発見する、

どの遺体も損傷が激しい……死の瞬間まで転移陣に覆い被さり、必死の抵抗を続けた証だろう。

 

「皆、すまない……この弔いは必ず」

 

苦渋に満ちた言葉のみを口にし、足早に先に進もうとしたメルドをユエが呼び止める。

 

「……祈ってあげて、この人たちは立派な勇者」

「ありがとう」

 

ユエの言葉に、心からの感謝の言葉を口にするメルド、しかし彼女の顔を見ていると

不思議な気分になる、姿こそ幼いがまるで自分よりも遙かに年上で

多くの経験を積んでいるかのような……。

 

(ああ、カリオストロの嬢ちゃんとなんか似ているんだな)

 

こうして暫しの黙祷を済ませると、また彼らは下へ下へと進んでいく。

そして……目的の八十九層まであと少しというところまで差し掛かった時だった。

足下から莫大な魔力の奔流が、それこそ遠藤やメルドですら察知することが出来る程の、が、

湧き上がっていくのを感じる

 

「この魔力は魔人族や魔物のじゃないね」

「じゃあ……」

 

頷きあうハジメとジータ。

これほどの魔力を一度に出力出来る存在は、彼らの知る限り一人しかいない。

ともかく暫し足を止め、ハジメたちは足下の気配を探っていく。

 

「やったか?」

「ハジメちゃんそれフラグ」

 

とはいえど探知している魔物の数、その魔力の質からいって、

間違いなく壊滅状態に追い込める筈の力だ、なら、ここで慌てず、

彼らの戻りを出迎えるのも悪くはない。

と、ハジメが思った矢先だった……魔力が明らかに異質なタイミングで、

急速に萎んでいくのを感知したのは。

 

「なぁ……終わったのか?」

 

終ってないことなんてわかってる、が、それでも遠藤はハジメへと問いかける。

 

「いや……魔物の数は殆ど減ってない」

 

不思議そうにハジメとジータは顔を見合わせる。

奈落の底で培い、焼き付いた彼らの常識、価値観からしてあり得ないことだ。

そんな彼らの中でメルドだけは、心当たりがあるのだろう、

歯を喰いしばり、両の拳を握りしめ震わせている、

それは戦場に立つ者として最も大事なことを、今日まで教えることを躊躇していた、

己への怒りだ。

 

「浩介……率いているのは魔人族の若い女だって言ったな」

「あ……そうです、女が一人」

 

やはり……自分の懸念していたことが起きてしまったのだろう、それも最悪のタイミングで。

 

ハジメはパイルバンカーを用意し、床に突き立て魔力を込めていく

深紅の魔力光が周囲に満ちる、もはや一刻の猶予もない、

悠長に階段を下るより床を撃ち抜く方が速いと踏んだのだ。

真下には巨大な魔物……ブルタール級か?の気配、

さらにその傍に何かくっついてるような人間の気配を感じる、さっきのスキに人質まで取られたか?

 

「遠くない?この距離」

「いや、近すぎると軌道を修正出来ないからな」

 

"瞬光"を使えば目前の位置であっても人質に傷一つ着けず鉄杭を射抜く自信はあるが、

念には念をだ。

 

「メド子ちゃんはメルドさんに付いて、後から向かって」

 

この高さは、最強クラスとはいえ、流石にこの世界の人間であるメルドにはムリだ。

それに後ろをほぼ気にせず一気に駆け抜けたせいもあって、

彼らの背後に大量の魔物たちが迫ってきている。

 

「ついでにアレも頼めるかな?」

 

ジータは視線で背後の闇をメドゥーサへと示す。

 

「頼まれたんじゃ仕方ないわね!任せなさい!」

 

魔力の充填が完了し、パイルバンカーで血路を開かんと構えるハジメの後にジータたちが続く。

遠藤も何だか自分も行かないといけない気がしてそのままハジメの横につく。

そんな彼らへとメルドが声を掛ける。

 

「俺も頼みがある……無理だと思ったら無視してくれて構わない―――」

 

どうしても光輝たちに教えねばならないことがある、これだけは誰かに任せてはならない、

せめて己の手で……そんなメルドの"頼み"にハジメとジータは強く頷いた。

 

 

「……は、話し合おう……は、話せばきっと……」

 

光輝が虚ろな目で聖剣を下げてそんな事をいう。

 

"限界突破"終の派生技能[+覇潰]、"限界突破"のさらなる上位技能にして最終形態。

制限時間の縛りはあるとはいえど、基本ステータスの五倍の力をも得ることが出来る

まさしく勇者の特権ともいえる最後の必殺技だ。

 

しかし……光輝の未熟な精神はそれを振るうのにはあまりにも不適格だった。

まさに聖剣を女魔人族の脳天へと振り下ろさんとした時、彼女は呟いた。

 

「ごめん……先に逝く……愛してるよ、ミハイル……」

 

その瞬間、彼は気が付いてしまった。

自分が今、手にかけようとした相手が魔物などでなく、紛れもなく自分達と同じ

"人"だと気がついてしまった、自分達と同じように、誰かを愛し、誰かに愛され、

何かの為に必死に生きていることに……そして、自分のしようとしていることが、

"人殺し"であると否応なしに認識してしまったのだ。

 

「お……俺は知らなかった、知らなかったんだ……い、いやきっとイシュタルさんだって

知らないに決まっている、だから……俺」

 

「随分と甘ったれの坊ちゃんだ……私達は"戦争"をしてるんだよ、

未熟な精神に巨大な力、あんたは危険過ぎる……」

 

そんな光輝に、女魔人族は心底軽蔑したような目を向ける。

 

「とはいえ、最近仲間になった奴が何故だか随分とアンタらにご執心らしくてさ、

アタシとしては後腐れなく、ここで殺した方がいいと思うんだけど、

もう一度チャンスをあげるよ、大事なお姫様をキズ物にされたくなきゃ、よく考えるんだね」

 

雫は背中に傷を受け倒れ伏している、恐らく彼女に庇われたのだろう吉野真央も

震えながらその傍でへたり込んでいる。

香織は巨大な魔物に頭を掴まれ、宙釣りにされてしまっている。

 

「大丈夫、カオリとシズクだっけ?アンタたちだけは殺すなってことらしいからさ

もっとも抵抗するなら手足は全部斬り落として構わないって話みたいだけど」

「な!何故二人の名前をっ!」

 

驚く光輝を尻目に、恵里が口の軽い"同志"に対して心の中で悪態をつく。

 

(随分調子に乗ってるなあ、あいつ……やっぱり厄介払いしといて正解だったよ)

 

女魔人族は率いてる中でもひと際巨大な魔物、おそらく切り札的存在であろう……、

アハトドに命じる、と、香織を掴んだ腕に力が入り、彼女の頭蓋骨が軋みだす。

 

「あっ……や……助けっ……て」

「香織ッ待ってろ!俺が必ずッ!」

 

動くことすら儘ならない身体で、それでも声を限りに光輝は叫ぶ……しかし。

 

「ハ…ジメ……くん」

 

掠れるような、それでもはっきりと耳に届いたその声は、どんな身体の傷よりも、

深く、重く光輝の胸の奥へと突き刺さった。

 

(どうして……香織、どうしてなんだ!どうして俺じゃないんだ!何故いつまでも

死んだ南雲に頼る!)

 

「ホラホラ……アンタの可愛いお姫様がこのままじゃダルマになっちゃうよ」

 

この世界にもダルマってあるんだと妙なことを思う恵里、殺されさえしなければ

どう転んでも自分には損はないので、割と余裕だ、それに……。

 

(どうせボクなんて……)

 

一方の光輝は嘲り口調の女魔人族へと唇を噛みしめることしか出来ない。

 

「どうすんだよ!どうすんだよぉ!光輝」

 

悲鳴のような龍太郎の叫びが耳に届く、まさしく絶対絶命、

しかしそれでも……彼は、天之河光輝は、折れそうな心の中で信じていた。

世の中は正しい者がいつも勝つ、清く正しく生きてさえいれば必ず救いは訪れる、

だから……大丈夫だと。

 

(香織が……捕まって、光輝はもう動けない、そして私も)

 

雫は虚ろな目で仲間たちの惨状をぼんやりと眺めている、

切り裂かれた背中はすでに痛みすら感じず、

そこから全身へと冷たさが広がって行ってるようにさえ思える。

 

恐怖……というより困惑に震えているように見える光輝の背中、

かつて頼もしいと思えたその背中も、今ではやけに小さく見える。

 

(ごめんね……あなたは本当に頑張って、ここまで私たちを引っ張ってきてくれたわ

最後にちょっとしくじっちゃったけど)

 

真央を庇って背中に傷を受けた時、光輝の身体から眩いばかりの白銀の光が

発せられたのを雫は確かに見ていた、それは……あの互いに初めて出会った頃の、

自分にとっての"王子様"だった頃の光輝の姿を思い起こすには十分だった。

 

(ごめんね……ジータ、南雲君……私たちが先に逝くことになるなんてね)

 

心の中で雫は親友へと詫びる……魔人族の慰み者になるくらいならば、

余力の残っている間に舌を噛み切ろう。

死ぬのは怖いが……それでもこの身体をいいように弄ばれるよりはマシだ。

香織も同じ気持ちなのだろう、雫と視線が合わさると悲し気に頷く。

 

(さよなら……)

(雫ちゃんだけ死なせないよ……私も一緒に)

 

香織もまた覚悟を決めていた、この身を汚されるくらいならば……。

この身体を心を捧げるべき相手は香織にとってただ一人だけなのだから……。

 

「さぁて、一本行こうかい」

 

女魔人族の声が聞こえ、アハトドに頭蓋を握られたまま、今度は足を取られる香織。

 

「最初は右か左か選ばせてやるよ」

 

サディスティックな笑みを浮かべ、香織の耳元で嘯く女魔人族、その顔へと

香織は唾を吐きかける。

 

「へぇ……」

 

口調こそ余裕であったが、思わぬ反撃にトサカに来たのか女魔人族の眦が吊り上がる。

 

「決めたよ、両手両足ちぎり取って、ついでに穴も増やしてやるよ、相手しやすいようにね」

 

それだけを口にし、余裕綽綽で背後へと彼女は下がっていく。

天井を仰ぎ見る香織、相も変わらず石と闇との殺風景な景色だ。

これが自分の生涯最後に見る光景かと思うと、やはり悲しくって仕方なかった。

 

やめろぉ!と光輝の叫びが聞こえる、ひどく遠くに……。

それは魔人族への言葉か、今から死を選ぼうとしている自分への言葉

どちらなのだろうか?と思った刹那だった。

 

 

その時紅い稲妻が彼らの眼前で疾った。

 

 

突如として天井が砕け、稲妻のような眩い光が周囲を包む。

その赤い閃光の中、彼女は……香織は確かに見たのだ。

この世界で最も求め、そして願った存在……南雲ハジメの姿を。

実際には一秒にも満たぬほどの僅かな時間、しかし香織の中では

ひどくそれはゆっくりと、まるで世界が止まったような感覚すら覚えていた。

 

そんな全てが止まった世界の中で、ハジメは魔物を一撃で叩き潰し

そして香織へと手を伸ばす、躊躇うことなく香織はその手を握りしめ、

そしてハジメの胸の中へと飛び込んでいった。

 

 

閃光が晴れた跡には純白の衣装に身を包んだ金髪美少女が立っていた。

 

光輝が、龍太郎が、そして雫が……いや彼らだけではない

ここにいるクラスメイトたち全てが心のどこかで求め、待ち望んでいた少女が

ジータが……戻って来た、あの日奈落に消えた彼女が舞い戻って来たのだ

自分たちを助けに。

 

『シャイニングⅢ』

 

間髪入れず、ジータを中心として放たれた聖光が魔物たちを焼いていく。

 

さらにジータは光輝たちへと何やら薬の入ったビンを投げる。

投げられたビンは彼らの頭上で砕け霧状となって彼らの傷を癒していく。

オールポーション、カリオストロがウルでの短い時間の中で、

部分的にだが神水を解析し、そのレシピを元に作った回復薬だ。

 

直接服用してもいいが、こうして霧状に散布することでパーティー全体を

一気に回復させることも可能だ。

その代わり何故か一定量以上を所持すると、ただの水になってしまうという欠点もあったが。

 

『ヒールオールⅢ』

『クリアオール』

 

さらに回復アビリティを間髪入れずに使用することで、みるみる光輝たちの状態は

ベストのそれへと近くなっていく。

 

「ジータ!ジータなの!ホントに帰ってきて……ううっ」

「まったく、皆、自分で考えず口車に乗るからよ、ホラ見たことか」

 

数ヶ月ぶりの親友の姿に声を詰まらせ涙する雫、そしてそんな彼女へと

やはり予想した通りの言葉で切って返すジータ。

 

「ジータが!ジータが帰ってきてくれたぞ!俺たちを助けに!」

 

元気とやる気を取り戻した龍太郎の叫びに、おおと呼応するクラスメイトたち。

しかしそんな中で、やや複雑な表情を見せる光輝。

 

(また俺は……お前たち兄妹に)

 

今度こそ自分の力を、正しさを証明すべき……最も自分の価値を認めさせたかった少女に、

事もあろうに命を救われてしまった、これは自分の望む形と全く逆ではないか。

それでもやはり徐々に嬉しさが、達成感が込み上げてくるのを抑えきれない。

やはり間違ってなかった、正しいことをしていればきっと必ず勝てる、救われる

お祖父さんの言ったとおりだ。

それが自分の最大の欠点であり、数多い美点を全て帳消しにしてしまう程の、

"ご都合主義"の為せる業であることには、彼はまだ気が付いてない。

 

("俺の傍"に"俺のジータ"が戻ってきてくれた)

 

「生きているって信じてたよ、ジータ」

 

光輝はすかさず立ち上がり聖剣を構えるとジータの背後を守るように立ち、

いつもの口調で気安く話しかける、さっきまで死にかけていたとは思えない……。

 

「だから下の名前で呼ばないでよ!天之河くん、坂上くんもだけど」

「ああ、その強気な言葉、やっぱりジータだ」

 

ジータの明確な拒絶の言葉を、どうやら久しぶりの再会による照れだと

彼は思い込んでいるらしい……。

さらにジータに続いてユエとシアが戦場へと降り立つ。

 

「こんな素敵な仲間たちまで連れてきてくれたのかい?」

 

香織や雫やジータにも劣らぬ、飛びきりの美少女たちの姿を見て、心躍らせる光輝。

それとは対照的にぶわと鳥肌が立つのを感じるジータ、優花たちからの話を聞く限り、

この数ヶ月マトモになるどころか、さらに悪化していると踏んではいたのだが……。

そーいえばハジメは、そして香織は一体どこに消えたのか?

 

(何やってるのよ、ハジメちゃん)

 

 

そのハジメちゃんが何をやってたかというと……、

勢い余ってさらに下の階層まで突き抜けてしまっていた。

 

「まぁ……蒼野たちだけで大丈夫そうだから、こっちは宜しくやってればいいんじゃないかな?」

 

階上の様子を鑑みつつ呆れ声の遠藤、無理もない。

 

「ああああ!ハジメくん!ハジメくん!」

「温かいよあったかいよぉ、生きてるやっぱり生きてたハジメくぅ~ん」

 

己の身体に抱き着いたまま、離れようとしない香織を抱えたまま、

ハジメは粘土質の岩盤に突き立ったパイルバンカーを引き抜こうと難儀していた。

 

そして遠藤の目など(そもそも気が付かれていない)まるで気にせず、

香織はハジメの身体にスリスリと頬ずりを続けている。

 

しかし、その刹那、何かに気が付いたのか、香織はスンスンと鼻を鳴らし、

ハジメの身体を……正確にはその身体に、服に染みついた女たちの"匂い"を嗅ぎ取っていく。

しかもその匂いの中には、自分のよく知る"ジータ"の"匂い"とは明らかに違うものが

含まれている気がしてならない。

 

(ジータちゃん……何やって、ひゃっ!)

 

このままでは埒が開かないのでハジメは構うことなく香織の頭からポーションをぶっかける。

いきなりの冷たさと、そして身体から湧き出る充実感が、

香織から彼女本来の落ち着きを取り戻させていく。

 

「あ……その、ゴメン、感極まっちゃって……でも」

 

香織はハジメの胸に顔を埋め、ガンガンとその身体を叩く。

 

「ハジメぐん……生きででくれで、ぐすっ、ありがどうっ、あの時、守れなぐて……ひっく

……ゴメンねっ……ぐすっ、でもでもでもカリオストロさんが生きてるって教えてくれて……

ずずっ、ずっとずっと待ってたんだからね、もぉ……ぐすっ……会えないかもって……

思ってたんだからね」

 

「あ~何というかその、遅くなってゴメンな、ずっと俺たちの事生きてるって信じていて

くれてたんだよな……何つーか、心配かけたようだな、直ぐに連絡しなくて悪かったよ。

まぁ、この通り、しっかり生きてっから……謝る必要はないし……その、何だ、

泣かないでくれ」

 

何故か香織の顔を直視することが出来ず、明後日の方向に視線を移してしまうハジメ

階上ではユエとシアも到着したのか、激しくも一方的な破壊と殺戮の音が騒がしい。

 

ようやく回収し終わったパイルバンカーを収納すると、

いざ自分もとハジメはドンナーとシュラークを構え、クロスビットを展開させる。

 

「ジータちゃんも無事なんだよね!もちろん一緒なんだよね!」

 

未だ抱き着いたままの香織の問いかけに頭上を示すハジメ、見るとジータが

なにやってんのよとばかりにこちらを見下ろしていた。

 

「じゃあ行くぞ……って独りで動けるだろ?」

 

しかし香織は悪戯っぽくイヤイヤをするような仕草でやはりハジメにしがみ付いて離れない。

仕方なくお姫様抱っこのような体勢で、宙を舞い階上での戦いへと参戦するハジメ。

その腕の中の香織の顔は、今の自分の姿を誰かに見せつけたいような、

そんな無邪気な優越感に満ちていた。

 

そして……天井の大穴を悲しみに満ちた表情で見やる一人の少年。

 

「俺……忘れ去られてない?」

 

置いてけぼりを喰らってしまった遠藤君なのであった。

 






光輝君&香織ちゃん、束の間のヘヴン状態です。

原作を読んでいて思ったこととして、光輝は最適解では無いにせよ、
間違ったことはやってないんですよ。
むしろ、いきなり人を殺せる方が異常なのであって、あの状況であれば躊躇するのも
例え傀儡でも親しき者であれば刃を止めるのも、
一七歳の少年としては、人としては当然ではないかと思うのです。

彼が責められるべき点は、イージーモードで育ったが故に、
全ての判断が甘すぎるのと、地球での常識、行動論理に縛られて
現状を理解できずにいたところでしょうね。
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