ありふれた錬成師と空の少女で世界最強【完結】   作:傘ンドラ

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バブ・イールの塔ってシャレですよね。

それはともかくハジメvs檜山
二人の温度差は埋まるのか?



正体発覚

 

 

「任せて貰ったとはいえ、ごめんね、こんな話にしちゃって」

「いいんだ、どの道アイツとはケリを付けとかないとと思ってた」

 

ハジメが脱ぎ捨てた衣服を片しながら詫びるジータ。

 

「でも、あいつ、多分神代魔法を習得してる、一応気を付けて」

「ああ、どうやらここでゲットできるのは空間に関する魔法みたいだな」

 

そんな二人の様子を、数歩ほど離れた所で見守る香織の胸がなぜか痛む。

叶わなくても、届かなくても仕方ないと、何度も自分に言い聞かせていても、

それでも、二人の互いへの揺ぎ無き信頼をこうして目にすると、

耐え難き黒い苦しみが、胸の中に広がっていくのを感じずにはいられない。

 

(もしも……私が、ハジメくんと一緒に……ッ!)

 

しかしそこで頬に走る軽い痛みが、香織を現実へと引き戻す。

 

「……今の香織、悪い事考えてた」

 

いつの間にかユエが自分の目の前に立っていた、いつもよりも一層険しい表情で、

黒い想いに引き摺られそうになっていた香織を察してか、いささか乱暴ながら、

彼女の頬を抓ることで、強引に現実に引き戻したようだ。

 

「ユエちゃんはいいの?ユエちゃんだって」

 

ハジメくんのことが……と、言いかけた香織を静かに首を振ることで制するユエ。

 

「……在り方は一つじゃない」

「在り方……」

 

ユエの言葉を香織は口中で繰り返す、複雑な想いを抱えて。

 

(私の望むハジメくんとの在り方は……)

 

 

(畜生……なんでこんな目に)

 

フリードを担ぎ上げ、そしていずれ牛耳った魔人族の力でもって、

ハジメたちを皆殺しにする、いや、してもらう計画だった筈が……。

 

歯の根をガタガタと震わせながら、檜山は救いを求める様にまた周囲を見渡すが、

もちろん、応じる者は誰もいない。

 

一方のハジメは、流石に貧ぼっちゃまめいた姿では戦いたくないのか、

諸肌脱いで、引き締まった上半身を露にし、腰にシャツを巻き付けている。

表情こそ以前の柔和さを残してはいるが、その精悍といっていい姿は、

もはや檜山大介の知る南雲ハジメではなかった。

 

……いや、変わってないものが一つだけあった。

 

(その目だ……ここでも教室と同じ目で俺を見るのか……)

 

どれほど痛めつけても、悲鳴一つ上げることなく自分には関係ない、

将来が約束されている自分と、お前らとではそもそものステージが違うと、

言わんばかりの……。

 

檜山の目の色が、怯えから憎しみ、そして侮りへとシフトしていく。

そう、今の自分とて、あの時の自分ではない、檜山は自身の纏う黒鎧に掌を這わせる。

そして何よりも神代魔法だ。

 

そんな檜山の目がまたハジメの姿を捉える、自分のことなどまるで眼中になしとばかりに、

何やらジータと言葉を交わしている姿を。

 

「俺を、俺を無視するなぁっ!」

 

叫びと共に、魔法は完成され檜山の姿が一瞬掻き消えたかと思うと、

また再び出現する、ハジメの頭上へと。

 

「死ねや!」

 

檜山は異形と化した左腕のハサミを空中で振りかぶり、落下の勢いのまま、

ハジメの頭目掛け振り下ろそうとしたのだが、そのハサミはハジメに届くことなく、

空を切り、あろうことか逆にハジメに襟首を掴まれ、

そのまま地面に思いきり叩き付けられた上に、バウンドしたところを、

さらに追撃の蹴りを受け、まるでカンフー映画のように盛大に転げ飛ばされる。

 

「不意打ちが魔人族の決闘の流儀か?」

「そやつも元はお前たちと同郷の出であろう?心外だな」

 

鼻白んだ口調でハジメに言い返すフリード、

半ば本気でそう思っているのが、表情から見て取れる。

 

「ま、あまり奇襲目的で使う類の魔法ではなさそうだな」

 

ゴーグル越しに檜山が出現したあたりの空間を眺めるハジメ、

知らなければ、確かに先程のように面喰らうかもしれないが……。

 

「基本は移動、そして収納だね」

 

ジータは、地を這いずりその場から逃れようとしている、檜山の姿を冷ややかに見つめる。

黒い鎧と相まってその無様さは、まさしくゴキブリを連想させた。

 

「使い手にもよるみたいだけど……で、どうする?」

 

思った通り、力の差は歴然としている、

やろうと思えば簡単に、檜山のその命は摘み取れるだろう……だが、

いかに正当な復讐であったとしても、恨みや憎しみに酔うハジメの姿を見たくはなかった。

ウルでの件を思い出すジータ、あの時の自分の姿を、もしハジメが見たら、

一体、何と思っただろうか?

 

「必要以上にいたぶる趣味はねぇよ」

 

ジータの内心を慮るまでもなく、即答するハジメ、

もとよりそんなことをするために強くなったわけではないのだ、だが……。

やられた分はきっちりと返す、そう、これは復讐にあらず、制裁だ。

 

(俺の分はジータが先に晴らしてくれた)

 

ひぃひぃと口にしながら、ようやく起き上がろうとしている檜山の、

おそらく、ムリヤリ魔物の腕を繋げたのであろう左腕と、

自身の義手を交互に眺めながら、ハジメは思う。

 

(なら、俺はジータの分を晴らす……それだけだ)

 

「なぁ?檜山……火属性魔法の腕前も上がったんだろう?」

「おっ……俺、風属性……」

 

間の抜けた返答を返す檜山の顔色は、マグマの赤い炎に照らされてなお分かるほどに、

蒼白となっている。

 

「いいから撃ってみろよ、あの時と同じように」

 

あの時……ジータが自分を庇い、火球の餌食になる姿をまざまざと思い起こすハジメ。

その光景は、未だハジメの心に傷となって刻まれている。

 

「今度はちゃんと狙えよ」

 

ハジメは挑発するかのように、自身の心臓の位置を指さす。

 

「ここをな」

「ナメ……やがって、無能がっ!」

 

人間、下と見做していた存在に、追い越されることに勝る屈辱はない。

檜山の顔が恐怖から怒りへと、再び変わっていく。

 

(……コイツには魔法の才能は無かった筈だ)

 

「ああ……やってやるさ、今度こそテメェの息の根止めてやる」

 

詠唱と共に火の魔力を帯びた術式が展開されていく、その規模は

あのオルクスや、訓練名目のリンチで見た時よりも遙かに大きかった。

 

「天之河よりすげぇーだろ!なぁ無能!」

 

ボサボサの前髪を振り乱し喚き散らす檜山、その目は真っ当な判断を下せるような目ではない、

これは屈辱による怒りが、単に恐怖を凌駕したにすぎないのだろう。

 

「テメェのお陰で俺は地獄を見たんだよ!」

 

近藤らかつての悪友たちからの執拗なリンチ、恵里からは家畜同然に扱われ、

ジータに片腕と片耳を奪われ、生き延びたい一心であのシスターの靴を舐め、

そして半ば魔物と化した己の身体。

 

「へ……へへへ、見ろよこの腕」

 

威嚇するかの如く、魔物の左腕を振り上げる檜山、その姿はカニのようにハジメには思えた。

 

「この身体、この髪、メチャクチャ痛かったんだぞぉ」

 

さらにボサボサの前髪を、これ見よがしに振り乱す。

 

「テメェさえ大人しく死んでりゃ、こんなことにはならなかったんだぁ!」

 

叫びと共に特大の火球を放つ檜山、しかし。

 

「忘れるなよ、撃ったのはお前が先だ」

 

ハジメの放った風の一撃は、その火球を容易く掻き消し、

さらにその勢いを減衰させることなく、檜山の身体に直撃する。

吹き飛ばされたその身体は石切りのごとくマグマの海を、

何度もバウンドした挙句、岩礁に衝突し、半ばめり込むまで止まらなかった。

 

そして、前のめりにゆらりと倒れ伏した檜山の口から大量の吐血が溢れ出し、

その様を上空で観察していたフリードの唇が皮肉気に歪む、勝負ありだった。

 

「なぁ?そんなに俺が憎かったか?殺したかったか?檜山」

 

愛子に約束した、ちゃんと理由は聞くと、

未だ起き上がれぬ、檜山を遠目に見下ろしながら、ゆっくりと問いかけるハジメ。

ただ何を言われても、おそらく理解も共感も出来ないだろうなと思いながら。

 

つまり南雲ハジメにとって、檜山大介はその程度の関心しかない男だったのだ。

少なくともあの日までは……。

だからこそ、それくらい不可解な、理解し難い何かを、

ハジメは未だ檜山に対して抱え続けていた。

 

そしてそんな戸惑いの感情は視線を介して檜山へも伝わる。

 

(お前……まさか)

 

自分のこれまでの憎しみが、殺意が、まるで目の前の男には届いていなかったということに、

自分より格下であるべき存在に、"どうでもいい"と、半ば思われていたことに、

ただ単に自分にやられたことを、やり返したに過ぎないのだということに、

そして本当に自分が南雲ハジメにとって"どうでもいい"存在に落ちてしまったことに気が付き、

激痛の中で、その痛み以上の屈辱に、せめて、自身の抱えた憎しみに相応しいだけの何かを、

返して欲しかったという口惜しさに檜山は歯噛みしていた。

 

(俺はこんな目にあったってのに!)

 

だからだろうか?ハジメの問いに、命乞いすら忘れ口を噤んだのは、

ならばと、ハジメの目が冷たさを帯び始めていく。

 

「……答えたくないならいい、ならここからは裁きの時間だ、だが、

お前を裁く資格があるのは、俺たちだけじゃない」

 

この男は単に自分たちのみならず、多くの人々を犠牲に、巻き添えにしようとした、

その報いは受けねばならない。

檜山にもその意識はあるのだろう、裁く、という言葉が耳に入った瞬間、

自身の心臓が鷲掴みにされたような感覚を、彼は覚えていた。

さらにその耳に女の声が届く、冷厳な響きの。

 

「ここからは裁き……と、言うのであれば、次は妾の番じゃの」

 

ハジメが後ろに目をやると、すでにティオがずいと仲間たちの輪から、

進み出ようとしていた。

声同様の、その冷厳な表情は普段のヘラヘラとした、どこか締まりのない顔とは、

明らかに違っていた。

 

「そやつは戯れに幸利めを脅し、魔道へと堕とそうとしただけでは飽き足らず、

自らは手を汚すことなく、多くの人々を犠牲にしようとした」

 

ああ、清水の分も追加で殴っておくべきだったなと、今更のように思うハジメ。

 

「さらに罪なき冒険者たちを、幾人も我が手に掛けさせた挙句、

赦しもなく我が背に跨り、竜人族の誇りを穢した、充分な理由であろ?」

「お前……あの時の竜か……」

 

ティオの正体を悟り、思わず後去る檜山、そんな彼の顔をハジメは冷ややかに見つめる。

 

「聞いたか檜山、ティオにもお前を裁く理由は充分にあると俺は思う、

だが、お前にだって言い分が、生きていくために止むなく犯した罪だという、

それなりの理があるというのなら、全力で抗い、立ち向かえばいい」

 

その言葉には、檜山のみならず、自分への戒めのような響きもあった。

 

「構わぬかの?フリードとやら」

「構わん、先程のそやつの非礼の詫びだ」

 

一応、名目上は決闘である、介入の許可を求めるティオに、やや焦れた口調で、

許可を出すフリード、それを聞いた檜山の顔が、さらなる絶望に歪む。

 

「た……助け……」

 

ハジメ相手には決して行おうとしなかった命乞いを、何とか口にしようとするが、

ティオの鬼気に気圧され、口が開かない。

死の気配を纏ったティオの姿を直視できず、檜山はたまらず視線を逸らし泳がせる、

その視界に香織の姿が入る、炎の赤に照らされたその白い顔と、豊かな黒髪は、

やはり美しいと、死の恐怖の中でさえ彼は一瞬心を奪われる。

 

だが、何故そもそも自分はこんなことになっている?

何故、手を汚すこととなった?

香織の顔を凝視する檜山、この少女の美しさに、いや、魔性に魅入られたからではないのか?

 

(この……魔女めっ)

 

もはや檜山大介にとって白崎香織は南雲ハジメ同様、憎悪の対象でしかなかった。

ゆえに、ハジメに香織を渡したくないのと同様に、香織にもハジメを渡したくはなかった。

感情のままに彼は左手のハサミを振り上げ、香織目掛け振り下ろした。

それがどういう結果を呼ぶかも考えずに。

 

檜山の左手から放たれた衝撃波が、一直線に香織へと向かう。

その余りにも予想外の足掻きに、ハジメらも一瞬動きが止まる。

 

「香織っ!避け……っ」

「へ?……あっ!」

 

だが当の香織の察知が遅れていた、自身への一撃に、

気が付いた時には、すでに自分の目前にまで衝撃波が迫って来ていた。

 

「~~~~ッ!」

 

障壁も回避も、もう間に合わない、痛みと衝撃に備え身を縮める香織だったが、

その瞬間は訪れず、代わりに視界が赤に染まった、炎の赤ではなく、血の赤に。

 

「ジータ……ちゃん?」

「へいき……へっちゃら」

 

咄嗟に香織を庇ったジータの肩口から脇腹までが斬り裂かれ、鮮血が飛び散っていた。

無論、ジータの圧倒的なステータスに加え、強化魔法も使っているため、

傷口こそ派手だが、致命傷にはなり得ない。

 

だが、檜山は見逃さなかった、ハジメの体勢が僅かにぐらつき、

その身体の、ジータの傷口と寸分たがわぬ位置に薄く傷跡が刻まれたところを。

 

「ハ……ハハ……ハハハハ!……見…」

「檜山ァァァァァァァァァッ!」

 

マグマの熱気すら一瞬で凍り付く程の、凄まじいまでの威圧感が周囲を支配し、

檜山を睨むハジメの視線が一気に憤怒に染まり、致命の気を纏い、

マグマの海を跳躍しようとした時だった。

 

二人の間を分かつかのように、突如として巨大な火柱が噴出した。

 

「ハジメさんっ、マグマがっ!」

 

シアの言葉に、辛くも火柱の直撃を避けたハジメが下に目線をやると、

確かにマグマの海がせり上がってきていた、しかもこの火山全体に激震が走っているようだ。

 

「要石が壊れたかっ!しかし何故だっ!」

「要石?」

 

明らかに狼狽しているフリードに、大声で問いかけるジータ、

すでにその傷は香織の回復魔法により全快している。

 

「そうだ。このマグマを見て、おかしいとは思わなかったのか?

【グリューエン大火山】は明らかに活火山だ。にもかかわらず、

今まで一度も噴火したという記録がない、それはつまり、

地下のマグマ溜まりからの噴出をコントロールしている要因があるということ」

 

「それが"要石"……じゃあまさかっ!?」

 

ここで時間は少し遡る。

 

 

「フリード様……ご命令に背くことお赦し下さい、どうしても我が怒りを

抑えることが出来ませぬ」

 

ここは大火山の最深部、要石を前に自身の不忠を詫びるミハイル。

 

「それにあの者たちは、必ずや我ら魔人族の悲願への障害となりうる存在、

今ここで一網打尽にすることこそ、御心に適うことだと存じ上げる次第」

 

身振り手振りを交えながら叫ぶミハイル。

どこか芝居がかったその姿と、その目の輝きは、すでに尋常ではなかった、

おそらく何らかの薬物を摂取しているのだろう。

 

ミハイルは要石に魔力を込めていく、そもそも万が一の時は、

破壊する手筈だったのだ、さしたる時間も要さず要石は簡単に壊れ、

そしてその跡から大量のマグマと炎が噴出し、ミハイルの身体を焼いていくが、

もはや彼は何の苦痛も感じていなかった、いやむしろ感じているのは喜びだった。

 

「凄くきれいだよ、カトレア……」

 

薬物で鈍った思考と感覚が産んだ幻へと手を伸ばすミハイル、

その身体を一気に炎が焼いていく。

 

「けど、キミにはやはり純白のドレスこそが相応しいな……さぁ行こう、

アルヴ様の御許で我ら魔人族の勝利を見届けよう」

 

こうしてミハイルは限りなき幸福感に包まれたまま、灰となった。

後に残る者の困惑を一切承知せず。

 

 

「そうだ、マグマ溜まりを鎮めている巨大な要石が壊れたのだろう、しかし何故だ?

手筈では……」

 

"手筈"という言葉に敏感に反応するジータ。

 

「裏でそんなこと考えてたんですかっ!」

「謀り事はお互い様ではないのかっ!」

 

言い返しつつもフリードは、首に下げたペンダントを天井に掲げた。

すると、天井に亀裂が走り、左右に開き始め、円形に開かれた天井の穴が、

そのまま頂上までいくつかの扉を開いて直通した。

 

「間も無くこの大迷宮は破壊される、私は先に逃げさせて貰おう、

神代魔法を同胞にも授けられないのは痛恨だが……お前らも逃げるなら早く逃げるがいい、

もっとも、大迷宮もろとも果てるというなら、後々の手間が省けて好都合だが」

 

「フリードさん、俺もッ……お願い置いてかないでっ!」

 

先に逃げる……という言葉に、檜山が縋るような目でフリードへと叫ぶが。

 

「アルヴ様の面汚しめ!貴様が何者であろうと、もはや構わぬわ!」

 

その言葉には、最初からこうしていればよかったという思いが込められていた。

 

「おっ……おっおっ俺分かったんだっ、だから今度こそっ……役にたっ、なななっ、だからっ」

「貴様如きが"役に立つ"だと?そんな時がもし来るとしたら、

それは貴様が死体になった時だけだ!」

 

フリードの指先に魔力とそれ以上の憤懣が充填されていく……その行先はもちろん。

 

「全身の血液が沸騰する音を聞きながら死んでゆけ!」

 

そんな叫びと同時に放たれた魔法によって、檜山は悲鳴すら上げられずに、

地割れの中へと落ちてゆく、ハジメが銃口を構えるが、

地割れはすぐに落石によって塞がれてしまった。

 

「……」

「構っちゃダメ!私たちの目的は何!」

 

ジータの言葉に我を取り戻すハジメ、振り向くと炎と烈風と激震の中、

すでに中央の島にポツンと残った建造物へと向かっている仲間らの姿がある、

その背中を、彼は慌てて追うのだった。





ハジメの目的は復讐ではありませんが、かといって空々しく
関係ないぜって風にもしたくありませんでした。
ともかく原作では混乱と錯乱の中でなし崩し感があった二人の関係ですが。
だからこそちゃんとタイマンでケリを付けさせてあげたいってのも
この作品の書く上での構想の一つでした。

ということで、二人の身体の秘密が檜山にバレました。
彼が生きていれば何かあるかもしれません。

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