ウチの団でもゲボ吐いてる団員多数です、自分も含めて。
あの敗北から三日……。
坂上龍太郎は未だ息絶えることなく、命の灯を燻らせ続けていた。
火傷、全身骨折、内臓破裂、どれを取っても致命傷である、
常識的に考えて生きていられる筈がない、だが、タフネスに特化したチートゆえの生命力が、
彼に死を許さなかった。
(なぜ俺が苦しまなきゃならない……俺が何をした……)
(なぜこんな目にあってる……なにが原因だ……)
とは、思わない、自分で望んだ地獄である、ただ想像を超えていただけで。
「助けて……くれ、こう……」
全身を貫く、気絶すら出来ぬ程の激痛に苛まれながら、友の名を呼ぼうとし、
(なさけ……ねぇ)
そこから先は口を噤む龍太郎、結局、こんなことになってなお、
親友の影を追わずには、縋らずにはいられない自分を、心底、彼は恥じていた。
そして何より、ただ悲しかった、
鍛え上げた己の肉体が、さらなる強大な何かの前に、
豆腐よりも簡単に破壊されたことが、一人では結局何も出来なかったことが……。
「ううう……みずぅ」
自分のすぐ傍には清水を湛えた湖が広がっているのである。
だが、その水は飲めない、飲んではならない……だが。
(あれを飲んだら……いっそ楽に)
ふらふらと、時折誘われるように水面へと顔を近づける龍太郎、しかし。
傷ついた己の顔に混じって、親友たちの姿が浮かび上がると、
その度に龍太郎は正気を取り戻し、また呻くように己の血に染まった地面へと横たわる。
(ちくしょう……)
その呟きには、ここまで傷つき、もはや生の可能性など皆無に等しいというのに、
まだ生きることを、希望を捨てられない自分への憤りが含まれていた。
何事にも潔さをモットーとしているにも関わらず……どうして自分は、という、
口惜しさと一緒に。
そんな折だった、いつの間にか湖の水嵩が上がっているのを、龍太郎は察知する。
(水が…増えて……っ、まさか)
あのキノコやカンガルーがどうして自分を追わなかったのかを彼は理解した、
奴らは知っていたのだ、ここから先は危険だと。
「あ…ああ……」
みるみるうちに、湖面の水位は上がっていき、その水面には血の臭いに歓喜し、
うじゅうじゅと大小様々な蛆虫たちが蠢いているのが、
龍太郎の目にもはっきりと見える。
こんな地の底で、地の底よりもさらに仄暗い水底で、蛆虫たちに寄生され、
全身を食べつくされる、想像を絶する最悪の死に様、
そしてそんな己の無惨な最期を一瞬頭に思い浮かべた瞬間、
龍太郎の虚飾の鎧は崩れ去った。
「いやだ……こんな地の底で、一人で……死にたくない、死にたく……ねぇ」
最後の力を振り絞り、龍太郎は叫んだ。
「俺が悪かったよぉ、助けに来てくれよぉ!」
「お前はいつも俺のスーパーマンだったじゃないか!」
「こうきぃ……光輝ぃ……ううう!」
身を捩り、自身に迫る水から、蟲から、逃れながら龍太郎は叫び、祈った。
(会いたい、またもう一度皆と……帰りたい、日本へ、家族の元へ
死にたくない……帰りたい、生きたい)
だが、そんな想いも空しく、ついに龍太郎の身体は水に呑み込まれ、
そして蟲たちが、傷ついた彼の身体に群がり、血を啜り、肉を啄み始める。
不思議と苦しくはなかった、そこにはただ恐怖を通り越した安堵だけがあった。
ああ、これで死ねる、眠れると。
意識を手放す瞬間、一瞬だけ、湖底で何かが煌めき、翻った気がした。
まるで星のような何かが、そして。
「フハハハハ!汝ノ願イ聞キ届ケタ!」
そんな声も聞こえた気もした。
それからどれくらいの時間が過ぎただろうか?
龍太郎を屠ったカンガルー、正式名称をバルバルと言う―――は、
相変わらずその口元から牙を覗かせ、唸り声を漏らしながら、
まるで何かを探すかのように、坑道内をのし歩いている。
その様は、堂々としつつも、どこか焦っているようにも、所在無げにも見える、
まるで自分の本来の棲家はここではないのだと言わんばかりに、
そんな時だった。
「見つけたぜ……カンガルー野郎」
あの時屠った、身の程知らずの人間が再び勝負を挑んできたのは。
バルバルの唸り声が大きくなる、まるで小煩げなハエを睨むがごとく……。
「へっ、俺なんざ興味ねぇってとこか」
その身の程知らずの人間、言わずと知れた坂上龍太郎は、
こちらも馬鹿にするなよとばかりに、彼本来のスタイルである、カウンターの構えを取る。
「けどよ、こないだと同じと思うなよ」
「グルルルル」
目障りなハエはさっさと潰すに限る、そんな無造作でありながらも、
明白な殺意を含んだ音速のジャブを龍太郎へと放つ。
避けられないのは覚えている、これで……。
だが、龍太郎ははバルバルの音速のジャブを掻い潜り、その懐へと潜り込む。
その速度、精度は以前、対峙した時とはまるで違っていた。
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!」
間髪入れず、怒涛のラッシュを雄叫びと共にバルバルの側面に突き込む龍太郎。
もしも彼を知る者がここにいれば、この荒々しさもまた以前の、
いや坂上龍太郎の格闘スタイルとは、大きく異なるように、見えてならなかったであろう。
龍太郎の指先がバルバルの筋肉の下の骨を、肋骨の感触を捉える。
「お返しだぜ!」
龍太郎は渾身の力で、バルバルの分厚い筋肉へと指を喰い込ませ、
掴んだ肋骨を握り潰し、そのままさらに傷口に拳を突き入れていく。
「星の数だけ喰らいやがれッ!オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!」
「グゥゥゥゥゥ!」
だが、バルバルも負けてはいない。
やや窮屈そうに腕を折りたたみつつも、その自慢の拳を龍太郎の側頭部へと
打ち下ろすように叩き込む、頭蓋骨が砕ける音が周囲に響くが。
「効かねぇよ、一切な」
己の頭蓋を打ったバルバルの手首を龍太郎は掴むと、そのまま地を蹴り、
その丸太のような太い腕にしがみ付き、腕十字に固め、一気にへし折りにかかる。
そうはさせじとバルバルも龍太郎を振り払わんと、その身体ごと坑道の壁へと腕を叩きつける。
龍太郎の肉が、骨が潰れ砕ける音が何度も無人の坑道に響く。
「だから効かねぇつってんだろ!」
龍太郎はバルバルの手首を左手で握ったまま腕を両足で抱え込むと、
そのまま伸び切った相手の肘へと、右拳を突き込む、
ぐぎゃりと骨が砕ける音がする、ただし今度は龍太郎の方ではなく、
バルバルの方のだが。
「グゥゥゥゥゥ!
初めて聞く、相手の悲鳴めいた呻きを半ば無視しつつ、
龍太郎は今度はバルバルの背中をよじ登り、背後から裸絞めの要領でその首を抱え込む、
振り払うのが無理と見るや、バルバルは跳躍し、
壁へ床へ天井へと龍太郎の身体を、自身の体重と速度を加えた勢いのままに叩きつける。
だが龍太郎は笑う、すでに全身に致命傷を負い、
さらにいわばトラックに撥ねられるのと同等の衝撃が、
その身に加えられているのにも関わらず、まるで何の痛みを感じていないかのごとくに。
塗炭の苦痛さえ戦場では愉悦と叫ばんとばかりに。
バルバルの口から、漸く明確な苦痛の呻きが漏れ始める、頸骨の軋みと共に。
「柔よく……剛を制すってな」
両の腕に一層力を込めつつ呟く龍太郎、
まさか自分が柔の側に入る時が来るとは思わなかったが……。
そして間もなくバルバルの頸骨が砕ける音が、自身の勝利を決定づける音が、
彼の耳に届いたのであった。
「借りは……返したぜ」
息を整えつつ、バルバルの死体を見下ろす龍太郎。
その心境はあえて挑む必要もない爪熊に挑んだ、かつてのハジメのそれと、
似たようなものであった。
それでもかなりこっぴどく……、そこでようやく戦いの高揚感から我に返る龍太郎、
いくら何でもこっぴど過ぎやしないか?やけに自分の左側が暗いなと思いながらも、
恐る恐る薄明かりを放つ石へと、龍太郎はその身を映してみる、
石に映った自分の姿は……。
先に受けた傷が治らないのは仕方がないことだと、諦めていた。
生きて戻って香織に治して貰えばいいと、
血も流れず、痛みも感じないのもそういうことだと、勝手に納得していた。
しかし、今の自分の姿は……鳩尾には穴が穿かれ、腸がぶら下がり、
そして自分の側頭部は大きくへしゃげ、眼球が飛び出していた。
「どうしち……まったんだ、俺の身体は」
龍太郎の声が震える、これは痛み以前の問題だ、
いかにチートとて、死んでなければならない傷だ。
試しに脇腹から露出した肋骨をグリグリとかき回すように、内側へと押し込んでみる。
本来ならば激痛が走る筈だ、しかし……。
「痛くねぇ……全然痛くねぇっ!なんでだ!」
そればかりではなかった、龍太郎は気が付く、
あれ程苦しめられた火傷による喉の渇きすらも、自分の中からすっかりと、
消え去っていることを。
「……」
かける言葉が見つからない、龍太郎の語る凄絶な体験に、
ただ無言で優花は俯いたままだ。
「失ったのは痛みだけじゃねぇ、あれから腹も減らなきゃ喉も渇かねぇ、
暑さも寒さも感じねぇ、眠くもならねぇ!」
龍太郎はカードへと複雑な視線を投げかける。
「俺はこのカードに……星に呪われちまったんだ」
一度意識を失い、そして目覚めた時、枕元に落ちていたのだそうだ。
「捨てても破っても、必ず戻ってくるんだ……俺のところへ、しかも」
そこで優花は龍太郎の持つカードが逆さになっているのに気が付く。
タロットの逆位置は総じて縁起が悪い、正位置へと戻そうとする優花だが、
「無理なんだ……どんなに直しても、必ずひっくり返ってしまうんだ」
悲し気に龍太郎は首を横に振りながら、言葉を続ける。
「生きたいと願った代償は、強さを得るための代償は……
生きる為に必要なもの全てだったってわけさ」
真相を悟り戦慄を隠せない優花、つまり目の前に立つ級友は、
生きる為に必要な要素、すなわち逆説的に言えば死に至る要素を、
時計を止めたかの如くシャットアウトされているがゆえに、
生きているという事なのか……。
それからのことも龍太郎は語っていく、坑道を進んでいる間に、
迷宮とは、地の底とは思えないような所に出たこと。
「空が……あるんだ、地の底なのに」
その空は、いわばさらなる異世界の浸食の証ではあるのだが、
もちろんその時の彼には知る由もない。
「じゃあほんとうにあったんだ、精神と時の部屋」
「探せばあったかもしれねぇな……けどよ、こんな姿で強くなって、
それでどうするんだ……もう……と、思うとな」
それでも龍太郎は歩みを止めなかった、痛みを失っても、人でなくなっても、
人恋しさは失わなかった、だからただ会いたかった、誰かに、人間に。
「あ、そういえばさ、その包帯とか誰に巻いて貰ったの?」
そこでようやく、龍太郎の身体を隈なく覆う包帯の存在について口にする優花。
この男の目を覆うような不器用さは、クラスの周知の事実である、
こんなに丁寧に処置が出来る筈がない。
「ああ、それなんだけどさ」
そこでハジメたちが空中から自分たちへと近づいて来る姿が彼らの目に入る。
それほど長く話し込んだ気はしないが、
どうやら自分たちを待つより、こちらに来た方が早いと彼らは判断したようだ。
ハジメを先頭にティオに愛子にカリオストロと優花にとっては見知ったメンバー、
しかし、その中に一人?異質な存在がいることを彼女は見咎める。
(あれって……)
「ラーくん、万一に備えて他の迷宮への連絡路を作っておいたのか」
「それであんたがこっちにやって来れたってことか」
「こんなコトにならなきゃ気が付かなかったよ、ホント用心深いなあって、おーい龍くーん」
そのニコちゃんバッジ顔の怪しげな何か、いや誰かは、
龍太郎に手を振りながら、ふわりと彼らの前へ舞い降りる。
「この人が俺を助けてくれたんだ、紹介するよ…」
「もしかしてミレディさんですか」
「ズコ!」
自分で擬音を言ってひっくり返る、ニコちゃん顔の何かことミレディ・ライセン。
「どして君は私の名前を知ってるのかな?」
「ジータから聞きましたけど、というかすぐ傍に……」
言ってしまってから、しまったという表情になる優花、
龍太郎とジータの関係、そしてこれまでの話の内容からして、
互いに顔を合わせ辛いに違いない、実際、龍太郎もジータの名前を聞くと、
えっ?ジータいるの……じゃあ、と言った風に巨体を縮め、顔色を無くしている。
仕方ないと言わんばかりに、背後の瓦礫を示す優花、
それを受けた龍太郎が、恐る恐る瓦礫の陰を覗き込むと―――。
そこには一羽のヤンバルクイナがただ佇んでいるのみであった。
(あ、便利……)
そのヤンバルクイナもといジータは、周囲の困惑も知らず、
いそいそと物陰へと逃げ去って行き、その様子にハジメはやれやれと肩を竦め、
愛子は頭を抱え、優花もまた呆れつつも、少し便利だなと思ってしまうのであった。
「これはまた、えらいのと契約を結んだもんだな」
その一方で龍太郎が手にしているタロットを、訝し気に見つめるカリオストロ。
「知ってるんですか?」
カリオストロは龍太郎たちにそれが何なのかを、簡潔にではあるが語って行く。
アーカルムシリーズ、世界に与えられた役割からの逸脱を企て、
逆に自分たちが思うがままの世界の変革を目論む、十一体の星晶獣のことを。
「筆頭格がねっ!世界っていうの、誰も見た事ないんだけどぉ~でねっ、それに従うのが」
指折り数えるカリオストロ。
「正義、刑死者、死神、節制、悪魔、塔、星、月、太陽、審判の十体だよっ」
「だったらコイツはその中の……」
「ああ、もっともそいつは恐らくレプリカ、あるいは未完成品だ、もし本物なら」
カリオストロの目が鋭く光る。
「生きようとする意志すら失って……死にたいとすら思えなくなっていただろうからな、
まだ運が残ってるぜ、テメェは」
そこでジータが息を弾ませてようやく戻って来る、
極めてわざとらしい驚きの仕草を添えて。
もしかして……全部聞かれていたのかな?と、思いつつも、
彼女から手渡された神水を受け取る龍太郎。
しかしこの少女がそういうところで尻尾を出さないことは、良く知っている、
ましてや、先程のヤンバルクイナがジータだなどとは露にも思わない。
「坂上君の身体、治るんですか?」
カリオストロに尋ねる愛子。
龍太郎の身体が神水を服用することにより、みるみる回復していく、
火傷や骨折についてはその影も見えぬほどに、しかし、失った臓器や眼球は戻っては来ず、
喪失した全身の感覚もまた戻ることはなかった。
「設備さえありゃ何とかな、出来れば……新しい身体を造りたいところだが」
「新しい身体?」
この人は一体何を言っているのか?そんな顔の愛子には構わずカリオストロは続ける。
「ああ、身体ごと取り変える方がむしろ楽だ、そうすりゃカードの呪縛も
ちったあマシに出来るかもしれねぇ、ただ時間がそれなりにかかってな、
いずれにせよ、一度魂を何かに移して、それからオーバーホールしないことには
それも出来れば人型がいいんだが……」
そんなことを話し合いながらエレベーターを操作し、調査がしたいと言うミレディと、
今はまだ光輝たちに会わせる顔がないと力なく俯く龍太郎を残し、
地上へと戻る一同。
王宮に戻ったハジメたちを出迎えたのは青ざめた顔のデビットらだった。
彼らはデビットたちに案内されるまま、裏庭の一角へと向かう。
そこにあった物は……。
無造作に掘られた穴の中に、乱雑に土や草を被せられただけの、
国王を初めとする重臣らの遺体だった。
「我々はもはや祈るべき神の名を失った……せめて我らの代わりに……」
それぞれの信じる宗派、あるいは神の下に黙祷を捧げるハジメたち、
そしてそれを神妙な表情で見つめる騎士たちだが、
彼らは死者への悼みの中で、同時に奇妙な安堵感を覚えていた。
これで自分たちは謀反人にならずに、そして姫には親殺しをさせずに済んだという。
「しかし、隠すにしてはえらく雑だな」
いや、これは隠すというより、まるで見つけてみろと挑発しているかのように、
ハジメには思えてならなかった。
「うっ……」
やはり死体を見るのは堪えるのだろう、口元を抑える愛子の背中をジータがさすってやる。
その時、血溜まりに光るある物が目に入った。
「これって……」
それはこの世界には存在していない筈の、
今やこの世界では無用の長物となっていると言っていい、
スマホのストラップだった……しかも見覚えがある、持ち主は確か。
(……恵里ちゃん)
光輝が持ってる物と色違いのそれを、大事そうに見つめている姿をジータは思い出す。
但し、それについてはいちいち何かを思うことはない、
光輝に想いを寄せる女子などそうそう珍しくもないからだ。
「さて…と」
空を眺めるカリオストロ、ユエとシルヴァ、それからシャレムの活躍で、
上空の堕天司たちは、ほぼ掃討されたと言っていい。
王宮の人手も足りているようだ、というより近辺で避難できる人々はすべて収容済みだ、
ならば自分たちが次に動くべきことは。
「オレ様は王宮にたどり着けない奴らを助けに行く、ティオ、それから愛子も手を貸せ」
カリオストロの言葉に頷く二人。
「なら、俺たちは天之河たちと合流するか、行くぞジータ」
わざわざ名前を呼んだのは、きっと自分を気遣ってのことなのだろう、
ぞい!と効果音が付きそうなポーズで気合を入れるジータ。
きっとこの空の下、光輝らもそれぞれの責務を果たしているに違いない、
いや、そうであるべきだ、もしもそうでなければ、生涯この件で文句を言ってやる。
(みんな……無事でいてね)
そしてその頃、王都の片隅では。
「ちくしょう……このままじゃ……おわらねぇ…ぞ」
魔物たちに取り囲まれる中で、苦悶と、それ以上の執念に顔を顰める檜山の姿があった。
というわけで龍太郎君の奈落体験記、いかがだったでしょうか?
スターとの契約についての解釈は、とりあえずはこれで行きます。
そして次回、ハイパー檜山大介爆誕。