SAO gルートRTA   作:らっきー(16代目)

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古戦場が終わるので初投稿です。


本編(10/n)

 

ようやくラスボスが顔見せするRTAはーじまーるよー。

 

 はい。ということで74層の攻略が終わったわけですが、現在私は最前線である75層に向かっています。

 

 75層に到着したらレベリングでも行いつつ倍速をかけていきます。

 

 ……はい、等速に戻りましたね。別にガバが起きた訳では無く単純に狙っていたイベントが起きたからです。

 

 狙っていたイベントとは……血盟騎士団への勧誘です。

 このイベントは75層以上の最前線層にいる、今まで1度もギルドに所属していないソロプレイヤーである、一定以上の攻略への貢献値を稼いでいるの3つの条件を満たすことで発生します。

 

 本イベントの内容を軽く説明しますと、最前線……今回の場合は75層の迷宮区へ1人で潜っていける実力者である主人公を、自分が姿を消したあとの攻略の要に据えようと考えたカヤバーンが、90層以降の強力(笑)なモンスター群に通用するように育ててきた血盟騎士団へと所属させようとするというものです。

 

 先述した条件を満たしているとカヤバーンから人を通じてデュエルを申し込まれますので、それに負ける事で血盟騎士団へ所属完了となります。勝った場合は後述します。

 

 さて現在画面ではカヤバーンの伝令が会いに来ていますね。ここで注意点なのですが、この血盟騎士団勧誘イベントを起こす際にアスナの好感度が高い状態であると、この伝令役がアスナとなり、余計な長ったらしい会話が挟まれてしまったり、ラグー・ラビットの肉などのロスイベントが高確率で発生したりします。

 

 だから、ここまでアスナとほぼ関わらずに進める必要があったんですね。(メガトンアスナ構文)

 

 閑話休題、早速カヤバーンからデュエルの話をされましたね。(ちなみに断ることはでき)ないです。正確に言えば出来なくはないのですが、攻略に加わる気がないとみなされるのか攻略組からの評価は落ちるわ、自分の発言への周りからの信頼度もほぼ皆無になるわでデメリットがデカすぎます。

 

 今まで数多のプレイヤーを血盟堕ちさせてきたこのイベントは以前まで確定負けイベとされており、事前に小さいギルドに入っておく、自分でギルドを作成して1人ギルドのままプレイするなどの対策が取られていましたが、いずれもロスに繋がっていました。

 

 そこで今回私は、ロスになるなら負けイベに勝ってしまえばいいじゃない、という思考の下、カヤバーンに勝つことにしました。(勝とうと思えば)(王者の風格)

 

 さて、それではデュエルの話が出てから実際に戦うまでの間ですが……特にやるべき事はありません。搦手が行える訳でもないので大人しくレベリングでもしながらデュエル当日を迎えましょう。倍速します。

 

 はい、という訳でカヤバーンとのデュエル開始です。では戦いながら今回のカヤバーンとのデュエルについてでも説明しましょうか。

 

 まず何故このイベントが確定負けイベントとされていたかというと……1つは単純に神聖剣が強すぎるからですね。

 

 ユニークスキルである神聖剣は見た目はただの盾持ちの片手剣なのですが、神聖剣は盾の方にも攻撃判定があります。それにより相手の手数が実質二刀流と同じになっているんですね。その上剣ではなく盾なので二刀流とは違い防御面の脆弱さも生まれていません。

 

 これにカヤバーンの持つソードスキルの知識を併せると、どんなソードスキルを繰り出そうときっちり防いでその硬直を攻撃されるという鉄壁が生まれます。自分専用のスキル作って俺TUEEEEとか恥ずかしくないんですかね? 

 

 2つ目にオーバーアシストです。その前に事前知識として、カヤバーンはビーターどころかチーターなので自分自身に不死属性を付けています。これによりHPは絶対に半分を割り込まないようになっています。HPが半分以下になるダメージを受けそうになると不死属性の表示と共に弾かれるようになっているんですね。

 

 そしてこのチートがバレないように使ってくるのがオーバーアシストです。こちらは人間の限界を超えた動きをシステムの補助で無理矢理行うというものになっています。簡単に言うとヘイストです。

 

 今までこのイベントに挑んできた人の9割は神聖剣に潰され、残った1割もヘイストに潰されてきました。これが負けイベントと言われていた理由ですね。

 

 じゃあどうやって勝つんだよと思ったそこの貴方、見たけりゃ見せてやるよ。カヤバーン戦の参考にして、どうぞ。

 

 まずは戦闘中は連撃のソードスキルは全て封印です。また技後の隙が大きい単発ソードスキルも封印です。主武装を両手武器である刀にしてここまで進んできたのはこの為です。片手剣や細剣だとダメージレースで神聖剣に負けてまうし、両手剣だと隙が大きすぎる。そのための刀。あと、そのための……プレイヤースキル? 

 

 カヤバーンのHPが一撃圏内に入りましたね。ここでカヤバーンはオーバーアシストというチートを使ってくるわけですが、どう対応するかというと……こちらもチートで対抗します。

 

 そう、プレイヤーにも許された合法チート、心意システムです。

 

 まずは真っ向から垂直に地面スレスレまで斬り下ろしをします。するとここでカヤバーンがオーバーアシストでの神速の反応を見せるので…… 刃を返して斬り上げましょう。

 

 この時のポイントはとにかく速さをイメージする事です。

 

 HBの鉛筆をベキッ! とへし折ることと同じようにッできて当然と思うことですじゃ! 

 

 人外の速さで刀を切り返す事はできて当然と思う精神力なんですぞッ! 

 

 あ、ちなみにこの時にカヤバーンに直接あてると不死属性バレが発生してチャートが崩壊します。みんなは、当てないように気をつけようね! (1919敗)

 

 こうしてオーバーアシストが通用しない事を見せつけてやるとカヤバーンが降参してくれるのでこれにて、工事完了です……負けイベに勝ちましたね。

 

 さてこのデュエルに勝つとどうなるかについてですが……カヤバーンがお願いを1つ聞いてくれます。ん? 今なんでもするって。

 

 ということで中層プレイヤーへの支援をお願いしましょう。これにより、軍がいなくなったことにより浮いたリソースと開発者の知識で中層プレイヤー達がグングンと成長していきます。軍がいなくなったことでグングン成長します。(激ウマギャグ)

 

 以上でカヤバーンによる血盟騎士団勧誘イベントは終了です。お疲れ様でした。

 

 ここからは75層ボスの調査班が死ぬまでフリータイムです。

 この時間はラフコフとのコミュタイムに使います。というのも、そろそろラフコフの中で選別を行う必要があるのです。

 

 詳しく説明しますと、元々ラフコフにはプレイヤーの排除によるリソースの確保、手数が増える事による軍壊滅の手間の削減、プレイヤーに恐怖を与えることによりレベリングへのモチベーションを上げるといった存在理由があったのですが、軍の壊滅によりほぼ存在意義が無くなります。

 

 かといってここでラフコフを全滅させてしまうとプレイヤーの殲滅に手間がかかりすぎるというだけでなく、最終的に攻略組を殲滅する事が出来なくなります。流石に100層まで辿り着けるプレイヤー集団を1人で殲滅するのは手数が足りないので無理です。殺してる間に他のプレイヤーがカヤバーンを倒したらそれでおしまいですからね。

 

 なのでラフコフを必要数……具体的には1レイドである48人を選別しておきます。残りは段々と減らしたり攻略組にラフコフ討滅戦を起こさせたりして処分するのですが、その処分のタイミングややり方をプニキと打ち合わせておきます。

 

 これをしておかないと勝手なタイミングでラフコフ討滅戦を起こされたり、有能な人がプニキに消されてたりするので忘れないようにしましょう。

 

 その辺の諸々が終わったら75層ボス戦なわけですが……(語ることが)ないです。というかボス戦なんて黒ずくめのソロプレイヤーがいない事以外ほぼ通常プレイとなんも変わんないですからね。適当に倍速しちゃいましょう。

 

 トッププレイヤーから何人か死人が出てお通夜みたいな雰囲気になってる攻略組をバックに今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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