強さを求めて強くなる一夏(ワンサマー)   作:カツ丼親子丼

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お待たせしました。12話です
箒と千冬の夏休み小話です

箒は頑張って見ましたがアンチ感満載です
千冬は恋をさせてみようと思いました。今後書いていく中で必要になってくると思いました。
それでは、どうぞ


第12話

 

 

 

 

箒はスマホを持ってずっと連絡をしていた。一夏と一緒に夏祭りであったり、プールに行くためにだが、連絡が取れずモヤモヤしていた。

 

「なぜ、出ないのだ」

 

「振られたんじゃない」

 

「そんな筈が無いだろ」

 

「あんなにベタベタしてたら嫌気がさすって」

 

そう言って来たのが箒のルームメイトの水無月咲だった。朝からモヤモヤした顔をしているルームメイトにめんどくさくなり化粧しながら喝を入れていた

 

「篠ノ之さんや他の人達がベタベタ、織斑君を独占してるから私達もめんどくさいの、こんな思いを織斑君も感じてんじゃないかな」

 

「そんな訳「言いきれると思う?」・・・」

 

「大人になったら?一人の男を大勢で囲んで、誰が好きとかやってるのを見ると織斑君が可愛そうになってくるのよ」

 

「・・・」

 

「それに、貴方以内のメンバーは織斑君のことを考えて行動してるけど、貴方はそれを考えずに行動してるからスマホにも出ないんじゃないかな」

 

「そんな事ある訳が無い」

 

「言いきれるの?」

 

「っ・・・」

 

言われるがまま箒はルームメイトをじっと見るしか無かった

 

「自分の事を棚に上げて行動するのも大概にしなさい」

 

「・・・」

 

「反省して、これからの事を考えなさい」

 

そう言って、化粧を終えて着替えて部屋から出ていくのだった

 

「貴様に何がわかるんだ」

 

箒は眉間に皺を寄せて扉を、そして一夏のことを考えるのだった。

 

 

 

千冬は今、後輩達の合コンに付き合わされていた。事の始まりが職員室で二学期の勉強すべき点や行事を予め作りながら、担当している部活の顧問を両立していた。そんな中、山田先生率いる後輩軍団に職員室で相談を受けた

 

「織斑先生、明日の夕方空いていますか?」

 

「いきなりなんだ、山田君」

 

「明日の夕方に合コンを入れていたのですが、一人風邪を引いてしまって来れないので誰が居ないか探していたところ織斑先生がいた訳です」

 

「私がいた所で、盛り上がる訳がなかろう」

 

「それでもなんです。数合わせなのでお願いします」

 

全員が織斑先生の机の横で土下座していた

 

「こんな所で土下座などするな、馬鹿共が」

 

「私達にも愛が欲しいのです」

 

「私達は未亡人になりたくないのです」

 

「うっ・・」

 

後輩に迫られて、渋々首を縦に震って合コンに参加することになったのだった。そして合コンの日になり、千冬も一様綺麗な格好をして合コンに参加したが、数合わせなので皆が楽しくやってる間千冬は一人酒を飲んで皆を見ていた。

オシャレなレストランで合コンだが千冬にとって夢のまた夢の世界だと思い酒を飲んでいる最中に、一人の男に声を掛けられた

 

「自分も一緒にいいですか?」

 

「ああ、いいですよ」

 

合コンのメンバーの一人だった、向こうのメンバーは医者の人達らしい

 

「こんな所で凄い有名な人と会えるなんて思ってもいませんでした」

 

「有名人じゃないです。ただの生徒に物を教える先生です」

 

「でも、そんな人が教えてくれる学園で生徒は嬉しいんじゃないですか?」

 

「毎日、疲れるだけですよ」

 

「それでもです」

そう言って、お酒の瓶を持ってきて千冬のグラスにお酒を注ぐ

 

「ありがとう」

 

「どういたしまして」

 

笑いながら答える。そんな顔を見て千冬は赤らめる

 

「そう言えば、ちゃんと自己紹介してなかったですね」

 

「そう言えばそうだったな」

 

「自分、戸倉誠(とぐら まこと)と言います」

 

「織斑千冬です。」

 

「知ってます。モンドグロッソを見てましたから」

 

「あまり掘り返して欲しくないです」

 

「すいません」

 

照れながらお詫びをする。誠を千冬は微笑みながら見ていた

 

「自分の弟見てるみたいだ」

 

「弟さんもISを動かせましたね」

 

「あまりこの業界に足を入れて欲しくなかったのだが、まさかこんな展開になるなんて思ってもいなかった」

 

強くグラスを握りしめて、暗い顔をする千冬を見て誠は笑顔で言った

 

「天の導きですかね」

 

「導きなど下らない」

 

「そうですね、自分もそうです。成りたくてなった訳じゃないですから」

 

「何?」

 

千冬は医者という、重大な事を担う人達からこんな言葉を聞くとは思ってもいなかった

 

「父が病院の医院長でその息子もって事です」

 

「・・・」

 

「ただやってるだけです」

 

「夢がなかったのか?」

 

「ありました、けど届かないです」

 

「どんな夢なのだ?」

 

「写真家です。色んな所に行って写真を撮って心から凄いと思える物を撮りたかった」

 

「いいな」

 

「でも、今も医者をしながら写真を撮ってます」

 

笑顔で答えて千冬も自分の夢を思い返していた

 

「私もあったなぁ、夢が」

 

「どんな?」

 

「ボソッ」

 

「え!?」

 

千冬の夢を聞いた誠は驚きと面白さがあり、笑ってしまったのだった。それを見た千冬は顔が真っ赤になり恥ずかしがった

 

「いいですね、そんな夢も」

 

誠の言葉に真っ赤な顔で聞いて誠の顔を見た

そして、合コンが終わり後輩達は二次会に行くらしいが、千冬は学園の自分の部屋に向かおうとした時に

 

「千冬さん、これ」

 

「これは」

 

「電話番号とメールアドレスです」

 

「え!?」

 

「何かあった時に」

 

そう言って、タクシー乗り反対方向に行ってしまった。千冬は反対方向を見た後、顔を赤らめながらスマホのカバーポケットにそっと差し込んだのだった




千冬に恋をさせたかったからこんな展開になりました。
まだまだ、この二人の関係はこの後の展開にも重要になってくるのでお楽しみに、そして次回は一夏の2週間後の話です。


乞うご期待
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