強さを求めて強くなる一夏(ワンサマー)   作:カツ丼親子丼

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お待たせしました。今回は琴編です。
1話だけなのですが、今後に必要なことを書きました。


それではどうぞ


第19話

 

一夏が箒と戦う2時間前

琴は整備室にいた。理由は『バキ』のメンテと戦い方の模索、もうひとつが琴の隣でISを作っている簪のIS『ジャックナイフ』を手伝っていた。琴にとって簪は最初はくよくよした嫌いなタイプだったが、自分なりの負けず嫌いな性格に心惹かれたことによって、琴のIs『バキ』のデータを見せたり意見を出し合ったりして、完成させていた。

 

「出来た」

 

「良かったね、トーナメント戦前に出来て」

 

「うん」

 

簪は笑顔で琴に笑った。琴は目をつぶり頬を少しだけ上げて笑った。

 

「琴さんは、大丈夫なの?」

 

「何が?」

 

「自分のISのこと?」

 

「大丈夫、ISがダメでも鍛えてきた体と心があるから」

 

「強いんだね」

 

「昔はそうじゃなかったんだけどね」

 

琴は目を逸らして自分のIsを見る。それを見た簪は少し曇った顔になる。簪にとって琴は恩人であり友達なのだ、その友達が遠い表情をする時は自分という存在が何なのかを考えている時、いつも喋ってる間もたまにあるのだ。そう『昔』という単語に

 

「琴さんの昔は分からないけど、多分昔とは違うよ」

 

「かもね」

 

簪の言葉に笑顔で返す琴だった

その後、簪と別れた琴はまだ暑さが残る屋上でISから枕を出して額当てにあるアイマスクを下に下げて屋上の1番上で寝る。琴にとって寝る事と殺し合う事は一緒なのだ。楽しみと一緒なのだ

 

 

だか、今回の夢はそうじゃなかった。自分の目の前に1人の人物が立っていた。その人物が、誰なのかすらも分からないが、一つだけ分かる。ISの色が赤色という事、そして私と戦って私が地面に倒れている。その人物も前のめりになって肩で息をしてギリギリで立っている。そんなワンシーンの夢なのか本当なのか分からない。

 

そんな時に目が覚めた。ムクリと体を起き上がらせて、アイマスクを取った。今見た夢が正夢なのか否か、少し目を横にして考えたがすぐ側で気配がしたので横を向いた。そこに一人の女性が立っていた。

 

「貴方は?」

 

「私?この学園で生徒最強を名乗ってるものよ」

 

女は凄まじい笑顔で琴を見た。琴は頭の中でこの学園のことを思い出して、最強の座にいる人物を思い出した。

 

「更識生徒会長ですか?」

 

「よくわかったわね、そうよ」

 

本当にいい笑顔で答える、楯無を琴は心で面倒臭いと思ったのだった。

 

「その生徒会長が何用ですか?」

 

「うん?ただの生徒見物」

 

ニコッと笑った後、回れ右をして琴が寝ている。場所を飛び降りて、屋上の扉の前に行く

 

「君みたいな強い子を待ってたよ」

 

そう言って、楯無は扉から出ていったのだった

 

「何あの人?気配が全然感じれなかった」

 

琴は自分の鍛え不足な事が分かり、自分も屋上を出てトレーニングルームに行こうとした瞬間、体の全身の毛が逆立ち『ギギギギ』っと言う重たい扉が開く音が聞こえた気がしたのだった。その音がこの学園にいる琴を含めて3人、世界で2人がこの音を聞いたのだった。

 

(今の音、そして全身の毛が逆立つ感じ、天才の領域に来た人間がいる)

 

琴は震えながら笑いが止まらなくなった。自分と対等に戦える人間が目覚めた瞬間を感じたのだから、やっとやっとなのだ

 

「楽しませてね」

 

そう言って、トレーニングルームに向かうのだった。

 

 




次回、新たなオリキャラ登場です。

オリキャラですがリメイクで出てきたキャラです。
さらにこの後に前生徒会長等も出ます。お見逃し無く

それでは次回!!
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