強さを求めて強くなる一夏(ワンサマー)   作:カツ丼親子丼

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お待たせしました。やる気が出なくて書けなかったけど、最近やっとかけました。時間がかかってしまい申し訳ないです。

それでは本編どうぞ


第24話

セシリアは目の前のファイの姿に、寒気を感じながらも前へ進む。

 

(ここで怖気付くのは、淑女として恥ですわ。それに一夏さんの前で恥はかきたくありませんわ)

 

そう心の中で叫んだセシリアは2機のAIに叫んだ

 

「ティアーズツインバーストですわ!!」

 

((了解、ティアーズツインバースト発動))

 

叫んだと同時にセシリアのIS ブルー・ティアーズ・レーヌが青からシアン色に変わり、至る所に着いていたミサイルパックは、全て下の地面に落ちた。さらにビームビットはシールドビットに収納、背中のスラスターに半々に別れて装着、ブルー・ティアーズ・レーヌの面影はあるが翼をを持った別の姿になった。

 

「奥の手かな?」

 

「そうですわ」

 

セシリアは開発主任との会話を思い出していた。

 

『ティアーズツインバースト?』

 

『そう、出力を大幅にあげるシステムです』

 

『出力を大幅に!?』

 

『他のISと違い、ブルー・ティアーズ・レーヌは2機のAIを搭載してるだけでなく、このシステムを使っています。ですが、このシステムは出力を大幅にあげるだけでなく、搭乗者に多大なる負荷をかけてしまいます。持って三分です』

 

『もし超えてしまったら?』

 

『失明、難聴、もしくは人体に障害を与えることになります』

 

『・・・』

 

『だから2機のAIが採用されています。2機のAIに、ティアーズツインバーストの指令を出すことによって、三分のリミットを搭載、超えないように緊急停止も備えてあります』

 

セシリアはそれを聞いてホッとした

 

『ですが、連続でのティアーズツインバーストはおやめ下さい。何が起きるか分かりません』

 

『分かりましたわ』

 

その事を思い出しながらセシリアは、横に表示された秒数を見る。

 

(やれる事は全てやりますわ)

 

そう言ってセシリアは2丁の銃から1丁を収納して、両手で1丁を持った。

 

「行きますわよ」

 

セシリアは突っ込んだ。それを見たファイは両手に持つリボルバーをセシリアに目掛けて撃つ。

それをセシリアは、避ける事をせずに突っ込む。

だが、弾切れを起こすことなく撃ち続けるファイ疑問を持ちながらも突っ込むセシリア、そして地面に着く寸前で足を前にして地面に着地、目の前にファイを見たセシリアはさらに走り出した。

そして体を捻ってビームライフルを振った。ファイはその攻撃をガードしようとした瞬間、銃口からビームの刃が現れて、2丁のリボルバーを真っ二つにした。

 

「なっ!?」

 

「まだですわ!!」

 

セシリアは振ったビームライフルを立て直して、ファイに向けてビーム打ち込んだ。

 

「まだだーーー!!」

 

ファイはリボルバーを捨てて右手を突き出しながら前に突き進んだ。ビームが右腕に直撃した時に、ファイのアイコン画面に『右腕損傷』と出たが構わずに走り、残った左手を握ってセシリアをぶん殴った。

 

「ぐっ!!」

 

ぶん殴られたセシリアは少しよろけるが、先程しまったビームライフルを出して、ライフルを合体ファイ目掛けてぶち込んだ。

 

「全開放ですわ!!狙い打ちますわーーーー!!」

 

ライフルから出たビームは、先程までのビームのデカさを遥かに超えて、ファイに打ち込んだ。

ファイも残った左手にリボルバーを出して、打ち込んだ。

 

「こっちも全力だーーー!!」

 

中間地点でビームとリボルバーの弾丸、どちらも譲らずにその下の地面を抉る。

 

「負けませんわ」

 

「負けるか」

 

「まだですわ、ツインバーストフル解放ですわ!!」

 

『『了解』』

 

セシリアのIsがさらに青みがかった瞬間、放出されるビームの威力が変わり、リボルバーの弾丸を消しらり、ファイに直撃する。ファイも負けじと、左手で抑えるが威力と範囲がデカすぎてそのまま直撃、ビームがなくなって土煙が舞う真ん中で、左手を突き出しながらISが解除されたファイがいた。

 

『試合終了、勝者セシリア・オルコット』

 

観客席がどよめく中、目や口から流血するセシリア、そのまま前のめりに倒れ込んだのだった。そして

 

「勝ちましたわ、一夏さん、鈴さん」

 

気絶したのだった。

 

 

控え室で見ていた。鈴は

 

「セシリア今度は私とよ」

 

そう呟いた。そして控え室から出たのだった。

 

セシリア対ファイの試合が終わり、両者担架で運ばれた。

観客席にいる人達は今回の試合は前のトーナメント戦と違うと確信し、見届けなければならないと思った。

そして始まる。第3回戦 凰鈴音対ラウラ・ボーデヴィッヒの戦いだ。

 

『両者、所定の位置に』

 

アナウンスと共に2人は所定の位置に

 

「これで二回目だなお前と戦うのは」

 

「あの時はセシリアも居たけど、前の私とは訳が違うわよ」

 

「ふん、私も同じ意見だ」

 

2人は笑みを浮かべながら、見合った

そしてカウントと共にブザーがなった瞬間、鈴は右拳をラウラは左拳を振った。そして拳と拳が重なったのだった。




今回の話で一様はセシリア対ファイ戦は終わりです。
あっさりしてると思いますがこれが今のベストです。(汗)
次回はちょこっと出た鈴対ラウラ戦です。
これも多分時間かかると思うので気長にお待ちください。
鈴とラウラのISは変わっていませんが、面白くできるように頑張ります。

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