あの後、俺が目を覚ましたのは夜の7時だった。
左右を見た後、手を握りしめられていると感じで横を見るとシャルが手を握り締めて眠っていた
「俺は」
周りを見て保健室だと気づき起き上がった瞬間、カーテンが空きそこに千冬姉がいた
「起きたか」
「千冬姉、俺」
「織斑先生だ、と言いたいところだが今はいい」
右手が使えない為、左手で頭を抱えて思い出した
「俺負けて気を失って」
「その後、シャルロットとセシリアがお前を抱えて保健室に行ったと聞いた時はヒヤッとしたぞ」
「ごめん」
「もう大丈夫だな」
そう言って保健室から出ようとした時、一夏は千冬姉を止めた
「待ってくれ、千冬姉」
「どうした?」
「千冬姉に聞きたい事がある」
「なんだ」
「負の感情で人って強くなるのか?」
「どういう事だ?」
千冬姉は一夏が言ってることに対して疑問に思い話を聞いた。一夏も事の顛末を全て話した。何故倒れていたのか、傷だらけなのかを
「なるほどな」
「有り得るのか、そんな事」
「有り得るが宛にしない方がいい」
「でも!!」
「負の感情を強さに変えた所であるのは悲しみだけだ」
「っ!!」
「私も一度だけ負の感情をで剣道をしていた時期があった」
一夏は千冬姉を見て驚いた。あの千冬姉がだ
自分に自信を持ってる千冬姉が負の感情で強さを求めたことに対して驚いた。それを見た千冬姉は笑った
「驚くだろうな、だが最後にあったのは無だ」
「・・・・・」
「負の感情で得られる代わりに代償で何も無くなる。夢も仲間もだ」
「・・・」
「お前にはそんな事で強くなって欲しくない」
「分かった」
「なら良し、それと」
一夏は下を向いていたが千冬姉が、何か言おうとしていた
「自分の強さが分からなくなったのなら、ここに行くといい」
千冬姉は保健室の机にあった紙とペンに住所を書いて渡した
「ここは?」
「負の感情で戦ってきた私に篠ノ之巌竜さんがここに行くように言われて、行った事で更なる高みを見る事が出来た場所だ」
「高み・・・」
「もうすぐ夏休みだ、行ってみるといい」
「分かった」
千冬姉は笑って保健室を出ていった、一夏は住所ご書いてある場所に行くことを決意した。その場所が一夏にとっての分岐点になったのは今の一夏は知らなかったのだった
そして千冬姉は保健室を出たところで
「先輩」
「どうした、山田先生」
「トレーニングルームであった出来事がわかりました。」
「あいつの仕業だろ」
「わかっていたのですか」
「一夏の口から事の顛末を聞いてピンと来た」
「やはり・・・ヤバい生徒ですね」
「そうだな、私が勝てる相手ならまだしもそれを超える人間の1人だからな」
「・・・・・」
そうなのだ、この学園で今一番強いとされている人間は織斑千冬だが、それは先生の中での話なのだ。生徒も入れるとなると最も強い人間はこの学園に三人いる。もちろん千冬を抜いての話だ。その一人が現生徒会会長、次に前生徒会会長、そして今回の一夏を痛めつけたイギリス代表候補生の女、この3人こそが最も群を抜いて強いのだった
「小娘共の成長は計り知れないな」
「そうですね」
そう言って千冬は懐から煙草を出してライターに火を点けようとしたが山田先生に止められた
「ここは禁煙ですよ」
「ぐっ・・」
千冬は渋々口から煙草を取り箱に戻したのだった
一夏は千冬姉に渡された紙を見た。自分の強さを見出すための場所がここにあると、だが本当に行って大丈夫なのか、震えてきていた。あの女に勝てなかったのにここに行って強さを掴んでも勝てるのか自身がなかった。その事で少し怖気付いた
「一・・・夏」
そう呼ばれて見ると、シャルが寝言で俺を呼んでいた。さらに寝言を言った
「大丈夫、一夏は誰よりも強い。私や皆がついてる・・・スゥスゥ」
「シャル」
一夏は笑顔になってシャルの頭を撫でる。自分は色んな人に頼ってここまで来たんだ弱気になんて以ての外、バカバカしいと思った。
「やるぜ、俺」
そう言って一夏は夏休みに千冬姉から渡された紙に書いてある場所に行くことにしたのだった
お待たせしました。リメイク前のを読んでるとシャルがヒロイン感半端なかっなぁ〜って思いました。
それでは次に