キッテル回想記『空の王冠』   作:c.m.

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※2020/2/17誤字修正。
 すずひらさま、oki_fさま、水上 風月さま、ご報告ありがとうございます!


34 北方の幕引き-ターニャの記録7

 オース市は陥落し、帝国陸軍は内陸部への道を確保した。レガドニア協商連合に対し、軍事的な勝利であれば、間違いなく達成し得る状況下にある。

 

「問題は、亡命政府が樹立されかねないということですが」

「言われるまでもないが、そこは我々でなく海と情報部の仕事だな」

 

 協商連合の評議委員達が乗艦して下さるというのならば、幾らでも爆弾と魚雷を贈呈するところである。尤も、そのような愚かな行為を、細心の注意を払って然るべき立場の者達がするとも思えないが。

 

「赤十字か民間船か、或いは潜水艦か」

 

 いずれにしても、碌な事にはならないだろう。自分達こそが正当な国家の代弁者なのだと主張し続ける亡命政府の存在は、自分達が逆の立場に陥れば必要不可欠な存在だと理解出来る反面、敵国にされれば厄介で迷惑極まりない政治団体であるのも、また事実にして真理である。

 

「潜水艦か。前者は警戒しているだろうが、そこは海軍には盲点になるやもしれんな」

 

 だが、フォン・エップ大将の関心は私の何気ない言葉にあったらしい。私としては、浮いている物が発見されるなら、潜れる物で逃げるのも手かという素人考えだったのだが、考えてもみれば、浮かび上がれない可能性のある艦で逃げるというのは、専門家であれば思考の外に置いてしまうのかもしれない。

 どの道フランソワ共和国ともアルビオン連合王国とも戦争状態にあるのだから、是非とも見つけ次第徹底的に沈めて頂きたいものである。

 

 

     ◇

 

 

「話は変わるが、例の兵器について進捗はあったかね?」

「フィーゼル・セカンドであれば、配備の短縮は難しいかと。現状では誘導性能と命中率に難があるようでして、電波信号で目標に誘導出来るようにしたいそうです。

 それに伴い、レーダー網も大規模な範囲拡大を行い、連合王国までの北洋全域を観測出来るようにするとまで言っていました。現在は、エレニウム工廠と共同で改良作業に当たっているそうです」

「頼もしい弟御だ。帝国の技術を二〇年は個人で進めている。彼なしで今日まで来ていたら、戦況がどうなっていたかは想像したくもないな」

「同感です」

 

 もしエルマーがいなければ、帝国の圧倒的技術優位は成り立たなかった。突出した戦力を持たない状態で各戦線は防御に回り膠着し、長引く戦争で徐々に疲弊しながら、病に蝕まれた獅子のように、最後には息を切らして、帝国は身を横たえた事だろう。

 

 だが、そんな戦況以前に、私には弟のいない人生など考えられない。あの可愛い、優しいエルマーが初めから存在しない世界など、何処までも色褪せた空虚なものだ。

 たとえ私が死して、聖なる書に記された約束の地に行く権利を得たとしても、そこにエルマーが、家族が、我が妻がいないのであれば、私は地の底で眠り続ける事を選択するだろう。

 

 

     ◇ターニャの記録7

 

 

 相も変わらず弟御への変わりない愛情を麗しい家族愛と見るべきか、重すぎると捉えるか。読者諸君は私と同じく、後者と捉える事と思う。勿論私も今は亡き義弟を心から家族として愛しているし、夫の思いを正直に言えば嬉しいと思っている。

 それはそれとしても、やはりこうも熱烈な愛情表現が続いてしまえば、正直読者諸君も辟易とするか、苦笑するしかない頃ではないだろうか?

 

 さて、私がこうして筆を執っているのは、勿論夫にオース・フィヨルドの件で苦言を呈する為でなく、先に語られた亡命絡みの問題であるので、話をそちらに移すとしよう。

 第二〇三航空魔導大隊は、オース・フィヨルド攻略の功により一時休暇を与えられた後、帝国軍北洋艦隊司令部から、捜索遊撃命令が下された。要するに、大規模な海上封鎖の一助を担えという事だ。

 

 当然ながら、海兵魔導師でもない我々は、海上での作戦など未経験である。渡された航法図を北洋方面戦域管制図に置き直し、ウルバンコントロールの管制官に繋いで、敵味方問わず展開される北洋艦隊の配置を可能な限り確認。

 エルマー技術中将の新型レーダー網が、空軍より先にノウハウのある魔導管制に回されたのは、不幸中の幸いだった。技術中将は家族第一主義の厄介な御仁だが、見るべき所と有効に使える存在は、きちんと把握しているらしい。

 

 レガドニア艦隊は、既にして帝国軍の空爆と雷撃で虫の息。アルビオン・フランソワ艦隊も空爆を恐れて大規模派遣は出来ずに居る。包囲環を縮小しつつ敵残存艦隊と政府要人の亡命を阻むには帝国海軍でも不足ない筈だが、やはり念には念を入れたいのだろう。

 亡命政府というのは何処までも厄介だ。あいつらの存在を許してしまえば、帝国は延々と戦争を続ける羽目になるし、そんな事になれば嵩んだ戦費で、戦後はハイパーインフレまっしぐらだ。私だって潰せるなら喜んで潰してやる所だが……。

 

「ウルバンコントロール、状況は?」

「艦隊司令部より全艦隊に対し、捕捉撃滅を発令中。先行して、潜水任務群が哨戒網を構築しております」

 

 まずまずだ。水の底から抜けられるというのは最悪だからな。出来ればアルビオン海峡のように、無数の機雷で埋め尽くしてやりたいところでもある。

 

 

     ◇

 

 

 第二〇三航空魔導大隊は近郊の演習滑走路から飛行を開始。我々は敵護衛たる海兵魔導師を含めた索敵撃滅も任務であるが、最優先命令はあくまで偵察任務である。

 雨風が強まり、視界も最悪で体温を奪われる一〇月末の北洋を、延々と飛び続けねばならないのは過酷だった。幾ら防殻が水を弾くといっても、完全防水という訳ではないのだ。

 だが、日が沈みかけ、夜空に切り替わろうとする刹那、私は静寂の広がる海と空で、海中から響く爆発音を確かに耳にした。

 

 音からして遠い。しかし、方角は分かる。幾度となく修羅場を潜り、戦場の砲音からどのメーカーのどの弾種かさえ聞き分けられるようになった耳は、即座に正しい方向に目を向けていた。深照灯の光は、紛れもない敵艦隊のものだった。

 おそらくは帝国潜水艦群が敵艦隊を捕捉し、これを撃沈すべく交戦を始めたのだろう。無論、我々大隊も負けてはいられないし、与えられた仕事はこなさねばならない。

 

「大隊、ブレイク! 突入態勢を取れ!」

 

 私は即座に部下に命じた。高度差を利用し、当時の魔導師としては群を抜く四〇〇ノットで敵旗艦へと突貫した。しかし、やはり敵の海兵魔導師は今日まで生き残っている手練れだけに厄介だ。

 共和国のネームド大隊にも負け劣らぬ錬度で上昇し、即座に迎撃を開始してきた。

 

「ピクシー〇一よりウルバンコントロール! ウィンゲンブルク沖二〇〇にて敵艦隊と交戦中! 戦闘爆撃機ないし、雷撃機の支援を要請する!」

「ウルバンコントロール了解。支援到着まで三〇〇。敵魔導師の排除に注力しつつ、損耗を抑えられたし」

 

 五分とは何とも遅いが、地上基地からではそこが限度だろう。むしろ新型機が来てくれる事を喜ぶべきだ。足の遅い旧式爆撃機や魔導攻撃機では、こうは行かない。

 しかし、手強い。おそらくは協商連合軍でも、最精鋭のコマンド部隊辺りだったのだろう。その動きを見るだけで、この艦隊がどれだけ重要なのか、逆に見て取れるというものだ。

 

「終わるぞ、レガドニアが!」

 

 私は確信を持って吠えた。終わらせる。ダキアに続き、ようやく一つの戦線が、勝利の二文字で閉じられようとしているのだ。だが、それは敵魔導師にとって、決して看過できない言葉だったに違いない。

 

「終わりなどしない、我が祖国は永遠なのだ!」

 

 ああ、高潔なる愛国者よ。お前達ならばそう言うだろう。だが、始められたこちらは堪った物ではないのだよ。不遜にも帝国の国土を土足で汚し、慈悲でもって提案した和平とて幾度となく蹴ったお前達が、存亡の危機に瀕した今になって、祖国の永遠を謳うなどと。

 

「お笑い種だよ」

 

 私は夫のように、敬意を持って敵と戦う事など出来ない。敵の死者に対して、悼む心など持ち合わせてもいない。だって、しょうがないじゃないか。私は死にたくない。戦いたくない。それでも戦わなくてはならないし、殺さないと殺される。

 精一杯なんだよ。自分一人で手一杯で、相手を慮ってやる余裕なんて、持ってないんだよ。

 

 だから今、こうして夫の著作に文を入れる最中、私はこの日の事を後悔している。

 彼にも、愛する家族がいたのだろう。私が息子や娘を腕に抱き、成長を見守ってきたように、彼にも愛する家族が確かにいた。

 その因果はいずれ私の身に降りかかるが、この時の私は、それを知らぬまま彼の誇りを踏み躙った。死地に赴いた父親の、死に逝く最期の戦いを、無慈悲な言葉で切って捨てた。

 もし、私の夫が魔導師として戦ったならば、決してそんな真似はしなかっただろう。誇りを胸に、無念だが安らかな表情で死に逝く彼を、静かに看取った事だろう。

 

 だが、私はそれをしなかった。艦隊の対空砲火のせいで、する暇なんてなかっただろうが、それでも思いぐらいは汲んでも良かった筈だ。だけど、この頃の私は、何処までも自分本位の人間だった。

 部下が被弾し、離脱すると言っても掩護無用の言葉を信じて、振り向きもしないで戦闘を続けたのが何よりの証左だ。敵にも味方にも、私は冷たかった。

 そんな相手を、目の前の敵がどんな目で見ていたかは想像に難くない。だが、私はそれさえ気にしなかった。

 

“怒ったか? まぁ当然だろう。祖国が負けると言われたのだからな”

 

 だからどうした? それで、一体何が変わるのだ? 怒りで力が漲るなら厄介だが、冷静さを欠いた軍人など、御し易く捻り易い。私は口元に弧を描いて、短機関銃を構え持った。

 私の敵は、おそらく合州国か森林三州同盟製の新式を持っていたようだが……。

 

「私の方が、ずっと良い銃だよ」

 

 同じように、イニシャルらしき文字が入った短機関銃が、血を吐いた彼の手から滑り落ちる。絶望の表情で、部下や戦友と共に海中に没した彼を、私は最後まで見届ける事もなく、眼下の旗艦を一瞥した。対潜行動を取らざるを得ない以上、起動速度重視の爆裂式を叩き込めば、魚雷か爆雷の誘爆は見込める。

 私は敵魔導師の排除を完了した大隊員と爆裂式を同時展開して撃ち込んだが、しかし、そう上手くはいかなかった。機関部に損傷は与えたものの、航行には問題なさそうである。

 

「やあピクシー大隊。こちら、ラッキーストライク〇一。お困りなら、空軍の一トン爆弾をプレゼントするが?」

 

 先月から、胴体下部だけで一トン積めるようになったんだという明るい自慢話。夫に確認したが、そんな事を無線でほざく奴は間違いなくダールゲ少佐だろうとの事だ。

 私も彼の数多くの武勇伝を知った今となってはそう思うが、ダールゲ少佐との面識などこの日まで一度として無かっただけに、空軍には自慢がてら機密を無線で暴露するような馬鹿がいたのかと呆れる他なかった。

 

 しかし、この時に限っては僥倖であり最高の朗報だ。敵海兵魔導師を掃討したとは言え、ここで艦隊を完膚なきまでに叩いておかねば、帝国の未来に大いなる影を落とす事となる。

 手柄を目の前で持って行かれるのは少々癪だが、自分達で潰せない相手なのだから、大人しく譲るのは当然だろう。しかし、コールサインが大当たり(ラッキーストライク)とは、何とも縁起の悪い名前である。

 

「ピクシー〇一より、ラッキーストライク〇一へ。是非そのコールサインに相応しい手並みを拝見させて頂きたい」

「おや! フロイラインからの応援とは実にツいている! 正しく大当たりだ! さて、活躍が見たいなら早く離脱するといい。戦友を丸焼きにしたくない」

 

 私も最近味方に爆撃されかけたのだから、二度目は勘弁願いたい。言われるまでもなく大隊と安全圏まで離脱すると、戦闘爆撃大隊(雷装含む)は鮮やかな手並みで対空砲火を掻い潜り、旗艦を含む残存艦隊を、見事撃沈してみせた。

 

“自信過剰な口ぶりも、この腕ならば納得だな”

 

 私は敵艦隊の末路を見届けた後に管制官に報告。長時間の哨戒任務と対艦戦闘で疲弊し、負傷した部下を抱えつつも、損耗を今回も出す事なく、最寄りの基地への帰路に就く事を許された。

 

 

     ◇ニコラウスの回想記

 

 

 フォン・デグレチャフ参謀少佐と帝国海空軍の活躍により、協商連合残存艦隊を撃沈する事には成功した。しかし、これで終わりにはしないというのが、終わらせようとしないのが、国家存亡をかけた者達の意地であり、往生際の悪さでもある。

 何しろ所属不明の潜水艦が、悠々と潜行をしているという情報を掴んだからだ。当時の戦時国際法による臨検規定は、海上にあっても海中にはない。

 しかし、まかり間違ってもルーシー連邦や合州国の潜水艦が、戦争真っ只中の北洋を通るかと問われれば断じて否だ。間違いなく敵は、ルールの隙間を潜って要人を脱出させている。

 これを見逃す気など、当然私にはなかった。

 

「海軍に海中機雷を徹底的に散布させて下さい」

 

 国籍不明だろうが何であろうが、勝手に引っかかる軍用艦船が悪いのだ。少なくとも、戦時下にある海域なのだから、文句を言われる筋合いは何処にもない。

 

「既にしている。他に案は?」

「魔導師に威嚇射撃を敢行させます。戦時国際法でも、臨検を促す為の威嚇は禁止されておりません。停止命令を無視するならば、船体が轟沈しない威力でことに当たれば宜しいかと。勿論、最終的には沈むか、臨検を受けるかを選んで頂く事になりますが」

「中々指導部としてのやり方が分かってきたじゃないか。だが、それももうやったよ」

 

 もっと脳味噌を絞る事だな、と私は肩を叩かれた。どうやら今回も、私は指導部としては月並みな意見しか出せなかったようである。

 しかし、私の案が平凡で既に使われたものであろうとも、或いは何かしら良い案が浮かんだのだとしても、いつかは北方戦線の幕は降りる。

 包囲環は着実に閉じていく。協商連合の内陸部には、帝国軍が破竹の進軍を続けている。協商連合の軍事基地は、鉄道網は、発電施設は日々空爆に晒されている。

 ダキアがそうであったように、制空権を確保した上で連絡線と補給線を断ち切れば、どんな巨人とて音を立てて崩れ落ちる。ましてや、国力において列強の中で頭一つ()()()協商連合では、帝国軍を阻む事は不可能だった。

 

 協商連合の頼みの綱だったアルビオン・フランソワ派遣地上軍は、正しく勇戦したという他ない。始めはただの政治的駆け引きからの派兵であり、軍人として最低限の義務感しか持たなかった彼らだが、帝国軍の圧倒的兵力差と、勝利の栄光が見えない暗闇の中にあって尚、鉄の規律を保持していたのである。

 後衛を立て、戦線を寸断されて潰走する協商連合軍兵士を纏めながらも、彼らは協商連合が降伏を決断するその時まで常に銃を執り、帝国軍に銃弾を浴びせて後退し、民間人さえ守りながら、首都まで下がり続けたのだ。

 北方方面軍司令官、ウラーグノ元帥は頑強で揺るぎない信念を絶やさず、無辜の民を守り抜きながら、降伏のその時まであらん限り力を尽くした彼らに、敬意と賛辞の言葉を贈った。

 

「我々は真の勇者の姿を見た。強大な敵に臆さず、弱きの為に身を挺する事の出来る、真の勇者を」

 

 ウラーグノ元帥は、捕虜となった彼ら一人一人に握手を求めた。

 

「捕虜となったとしても、決してその名誉に悖る扱いはしない。いつか祖国に帰るとき、諸君らが勇士として胸を張れる帰還を約束しよう」

 

 ウラーグノ元帥は約束を守った。元帥は宣伝局と民間の新聞社に対し、我々の敵が如何に高潔であり、軍人として誇り高かったかを世界に伝えるよう提案したのである。

 本国は難色を示したが、敵を称える将というものがイメージ戦略上有効なのは、秋津島の聖将、楠木希典大将とルーシー帝国軍総司令官、クパーキンとの対談からも明らかだとして受け入れられた。

 ウラーグノ元帥の高潔な本心とは裏腹に、飽くまでも元帥に焦点を当てた記事ばかりが書かれた事に対して、世間から浴びる賞賛とは真逆に、元帥ご自身は自らを恥じ、悔やんでいたという。

 

 だからこそ、というべきか。ウラーグノ元帥は、戦後にも捕虜となった事への嘲笑を自国民から浴びる敵兵士達に対し、国籍を問わない後援団体を設立。人生の最後まで、彼らの名誉回復と社会復帰の為の職業斡旋に努め続けたのである。

 




 はじめて、この作品のデグ様が終始真面目モードになれた!(感涙)

補足説明

【デグ様の短機関銃について】
 デグ様は自分の方が良い銃だったと言ってますが、FN UZI(MP2A1)よりSIG MKMS(原作でデグ様が鹵獲した、糞袋さん自動追尾式の呪いのアイテム)の方が発射速度とか命中精度とかのカタログスペックは上だったりします。
 まぁ、どっちか一つ使えと言われたら、メンテとか携行性や重量で作者的にはUZI一択なのですが。

【アルビオン・フランソワ地上支援軍の撤退行動について】
 協商連合国本土のアルビオン・フランソワ地上支援軍が民間人を避難させつつ後退したのは、彼らを連れとけば敵の空爆とか弱まるだろうという打算あってのもので、軍人としての使命感とかそういうのは大して無かったようです。
 ウラーグノ元帥は泣いていい。

【北方軍司令官に関しての補足事項】
 手持ちの書籍版幼女戦記2巻(初版)では、ウラーグノ氏が北方方面軍司令官と記載(P149)され、ウラーゲリ上級大将が方面軍の軍団長と記載されております。
 が、幼女戦記漫画版ではウラーゲリ上級大将が方面軍の司令官になっています。
 もしかしたら帝国首都のベアリーンがベルンになったように、書籍版でも何刷目かには置き換わっている可能性がありますが、本作品では手持ちの書籍の情報を採用し、ウラーゲリ上級大将の上にウラーグノ司令を置くため、彼を元帥にさせて頂きました。

以下、名前・地名等の元ネタ
【史実→本作】
【人物名】
 乃木希典→楠木希典
 クロパトキン→クパーキン

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