キッテル回想記『空の王冠』   作:c.m.

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※2020/2/25誤字修正。
 佐藤東沙さま、水上 風月さま、ご報告ありがとうございます!


42 被撃墜-ターニャの記録12

 東部方面軍司令官に大言壮語を吐いた私は、部隊の隊員達に平身低頭で交渉した。

 私が方舟作戦を阻止すべく犯した独断専行の折、フォン・デグレチャフ参謀中佐が、我が身を顧みず名誉を守ってくれたこと。その大恩を返すべく、査問会に出席する為に自分に敵を譲って欲しいと拝み倒したのだ。

 

 当たり前だが、自分が無理を言っていることは百も承知であるし、断られた際の対策も講じている。

 私は万が一、軍法会議に間に合わない場合を考慮して、宮中の伝手を通じて、軍法会議を決定した役人への反訴手続きを行うべく手を打っていたのだ。

 英雄としての権威を笠に着るのは本位ではないが、不当な圧力から戦友を守るためならば、どのような手段であろうと講じ、これを潰す覚悟であったからだ。

 

 しかし、権力を権力で潰し合うのでなく、出来る事ならば、自らの足でフォン・デグレチャフ参謀中佐の元に出向き、支えとなりたかっただけに、この時の私は、我が事以上の気持ちで、隊員達に必死に頭を下げ続けていた。

 隊員達には酒精や煙草、甘味といった嗜好品から現金。或いは禁止されている撃墜スコアでさえ査問会の後は喜んで譲ると言ったが、隊員達はそこまでせずとも良いと笑い、「そういう事情ならば」と快く頷いてくれた。

 

 読者諸氏は、私の実力ならば、ここまでせずとも今日中には戦功規定に到達出来るだろうと笑うかもしれない。

 バスケットボールの得点の如く、スコアを荒稼ぎしているのだからそう思われるのも無理からぬ話だが、しかし、現実はそう甘いものではない。

 帝国軍の戦果認証は列強各国のそれと比しても非常に厳密で──それ故に同時代だけでなく、後世の評価においても正当ないしは過小と賞賛されるのだが──本人以外*1の証言や、ガンカメラによる記録映像の確認、戦闘記録に矛盾がないかを徹底的に精査される。

 戦闘機一機の撃墜だけでも、膨大な書類を処理する必要があるが、書類仕事は私の得意分野で、エルマー程でないにせよ速記と記録の正確さには自信があったから、そこは問題にはならなかった……尤も、だからこそ、私は後方に縛られていたのだが。

 

 とはいえ、実際の撃墜数よりも過小に処理されるのは帝国軍の常。戦果申告後の精査時間を考えれば、今日中にでも規定数の三倍には到達し、書類を上げねばならない*2

 

 そうした点を踏まえれば、喜んで協力すると言ってくれた隊員達の気持ちは嬉しく、私は彼らの手を強く握って感謝を述べたが、隊員達は皆一様に、同じことを私に問うてきた。

 

「大佐殿は『銀翼』と恋仲なのですか?」

 

 私は思わずきょとんと間抜けな顔をした。そして、違うと否定した。

 我が身を顧みず私を守ってくれたフォン・デグレチャフ参謀中佐に、私は恩を返したい一心なのだと説諭したが、どれだけ語れども、彼らの表情は当惑の色を増すか、或いは照れ隠しだろうとニヤつかせるばかりだった。

 今にすれば、私は自分が恥ずかしく思う。誰がどう見ても、私の顔にはフォン・デグレチャフ参謀中佐が気になっていると書いているようなものだったのだから。

 だというのに、当時の私は自分に気付けなかった。これ以上は言っても無駄かとため息を一つ吐くと、冷やかす隊員達に「もう良い」と手を振って、中隊規模で出撃したのである。

 

 

     ◇

 

 

 この時、その日三度目の出撃で私と中隊は敵機に遭遇することができた。とはいえ、通常であれば運悪く、と称すべきだろう。

 ゾフォルトはその足の遅さから、空戦を避け、地上攻撃に専念すべしという軍令が下っていたのだから、管制官から報告を受けた時点で引き返すか迂回すべきだ。

 しかし、私にはそんな事情は関係なかった。速度差が如何程のものかと言わんばかりに敵中隊を全機撃墜し、そのまま地上軍の要請通りに赤軍戦車を徹底的に叩いた。

 流石に数が多い上、帝国地上軍の負担軽減こそが第一であった為に、私は無線で隊員達に連絡を入れて、皆で一斉に急降下して目に付く戦車を撃破した。

 私の撃破数は四輌。ガンカメラは戦車撃破も、先の敵機撃墜を正確に捉えているが、まだ安全圏とは言い難い。地上軍の戦友達は私達に軍帽を振って見送ってくれたが、私はこの時、笑顔で彼らを見る余裕はなく、唯々その内心に怒りを募らせていた。

 

 帝国臣民としてあるまじき事だが、私はこの時、偉大なる祖国の政府に対して、悪感情を抱かずにはいられなかったのである。何にも増して腹立たしいのは、お役人方がルーシー連邦という敵に対して、無知極まりないという事だ。

 連邦は、自分達が国家と人民を導く議会を持つ先進国だと口にして憚らないが、実際には一党独裁の、導くべき人民を恐怖で縛り続ける独裁国家に他ならない。

 

“その独裁者たちが、独裁国家が帝国に宣戦を布告したのだぞ!”

 

 どのような良識を持ち、彼我の実力を正しく理解できている人材が連邦に居たとしても、独裁者が帝国の蹂躙を望み続ける限り、国家は暴力装置たり続ける。であるならば、早期講和など考えるだけ無駄と言うものではないか。

 ましてや聞く耳を持ち、国家を正しく運営できる者たちが、自分達の権力を維持する為に、自分達の懐を豊かにしたいという欲求だけで粛清を絶え間なく続け、最後の一滴まで人民から血を搾り取る筈がない。

 

 連中は口先でこそ人民の代表だと語るが、その実何処までも頑迷であり、自分本位なのだという事を、帝国政府はどうして亡命者達の証言から、彼らから語られた連邦の政策から読み取れないのだろう?

 まさかとは思うが、政府の中にもアカが存在しているのか? 忌まわしき共産主義思想に同調し、協調姿勢を見せ、帝国内部を蝕まんが為に、背後から刺すべく暗躍しているのか?

 詐欺師のように人民の平等を謳いつつ、自らが権力を獲得するために行動した、恥知らずと手を結ぼうとでも考えているのか?

 

“何を、馬鹿なことを”

 

 私は自分を叱責した。そのような悍ましい考えを、国民の代表たる政府に向けるなど恥知らずにも程がある。フォン・デグレチャフ参謀中佐の件は確かに軍人としても、一個人としても許せはしないが、だからとて被害妄想故に、相手を否定するなどと言うのは度し難い過ちだ。

 

“恥を知れ、ニコラウス。貴様のそれは聴く耳を持たぬまま多くを粛清した、唯我に生きる独裁者の価値観と何ら変わりないのだぞ!”

 

 私は片手で強くロザリオを握り、帝国政府に謝罪と懺悔を三度繰り返してから、再び操縦桿を握り締めた。

 今は唯、帝国軍人としての義務を果たす事だけを、フォン・デグレチャフ参謀中佐の元に駆け付ける、唯一の道を掴むことのみを考えるべきだろう。

 そう自らを必死に抑えるが、どれだけ近隣の装甲車や野戦砲を破壊し、纏まった歩兵を蹂躙しても、心は決して澄み渡らない。私の心には未だ、フォン・デグレチャフ参謀中佐に疑義を申し立てた政府に対し、怒りの火が燻っていた。

 どれだけ自分を宥めても、社会主義国家との和解など、考えるだけで悍ましくてならなかった。

 

“我々が勝利を達成すれば、共産主義の、社会主義国家の魔の手から、虐げられ続けた者達を救う事が出来る。帝国政府には、この戦いの意味が分からないのか?”

 

 これまで、どれ程の者達が帝国に、合州国や森林三州誓約同盟に亡命してきた? 一体どれだけの人間が親兄弟や恋人、夫を無残に殺され、引き裂かれ、口に出来ぬ辱めを受けてきたと思うのだ?

 

“早期講和? 停戦? 馬鹿馬鹿しい。有り得ない”

 

 国家が自国を第一とするのは当然だろう。それが政治家としての、国を背負うものとしての立場だというのなら、正しいと認めよう。

 だが、私は政治家でなく帝国軍人だ。祖国の為に戦い、勝利し、死す時も本懐として散ってみせるが、この血に流れ、魂に宿る騎士道を汚し、曇らせる事など出来はしない。

 

“今、正に、中央大陸の覇権を握った我々にしか、悪しき独裁国家を打倒する力を持たない。ならばこそ、その力を虐げられしルーシーの人民に、涙を呑みながら滅ぼされたスオマのような国々の再建の為に。人類の平和と自由の為に用いようという精神はないのか?”

 

 私は奥歯が砕けんばかりに、きつく歯を噛み締めた。帝国政府には政府としての考えがあり、展望があるに違いない。だからこそ、その意に添わぬフォン・デグレチャフ参謀中佐に対して不当な疑義を申し立てたのだから。

 だが、私にはそうした国家の打算以上に、国家の理性以上に重きを置く物がある。

 誇りを捨てる生き方など、騎士道なき精神など耐えられない。たとえ政府の目論見通りに早期講和が達成されるのだとしても、私は停戦のその日、その一分一秒の時まで、涙と血を流してきた連邦の犠牲者の為に戦い抜くだろう。

 

 

     ◇

 

 

 地上支援を完遂した以上、後は帰投するだけである。しかし、管制官が我々に友軍の危機を知らせてきた為、もう一働きすることになった。

 

 別の地上軍が支援要請してきた戦域では、敵砲兵の火力が想定以上の規模であり、高射砲の濃密な対空射撃に手を焼いているというのだ。しかし、私以外の中隊は散々活躍した為に皆弾薬が僅かであり、補給を受ける必要があった。

 弾薬がまだ十二分に残っているのは、無駄弾を極端に嫌う── 一発の弾丸を節約すれば、その分敵を叩けるからだ──私だけ。

 そして、高射砲という相手に対して、中隊員が無事で居られるだけの錬度には足りない*3という事も承知していたから、私は中隊をそのまま帰投させ、単機で高射砲陣地を潰すと管制官に返した。

 当然管制官は止めたが、友軍の危機を見捨ててはおけないと食い下がった。ここで重砲と高射砲を叩けば、帝国地上軍の負担を減らせるだけでなく、戦果申告も確実に受理される筈だと欲をかいたのもある。

 

 管制官は結局根負けし、私は増上慢も甚だしく、赤軍の砲弾など届くものかと目的地に馳せ参じた。

 徐々に雲行きが怪しくなっていたが、私は頓着しなかった。今にして思えば、ここが分水嶺だったのだろう。帰投を進言したグロート大尉に対し、私は「ここまで来て引き返せんよ」と愚かにも耳を貸さなかったのだ。

 平時ならば決して犯さない失態であったし、部下が同じことをしたならば怒号と共に全力で突入中止と転針を叫んだ筈である。力量の過信と、功を焦る新兵のように未熟な心。その両方が私に大きな過ちを犯させたのだ。

 愚かにも敵にしか目の行かない私は、帝国地上軍を苦しめる重砲を遠距離から立て続けに破壊し、次は高射砲と対空機関銃だという段になって、風防に数滴の雫がついたのをようやく見て取った。

 

“暴風雨か!”

 

 高度を維持しているならば問題ないが、よりにもよって急降下中、不運にも横殴りの雨が私の機体を襲ったのである。

 私はありったけの空間爆発術式弾を叩き込み、敵の隙をついて上昇しようとしたが、無理だった。主翼と尾翼双方をやられてしまったのだ。

 何としてでも、グロート大尉だけは脱出させなくてはならない。私の愚かな失態のせいで、大尉のような有能な部下を殺す訳には行かなかった。

 殆ど操作の利かなくなったゾフォルトを、ゆらゆらと揺らしながらも滑空し続けると、鬱蒼とした森が見えた。正確には、森の手前の平地だ。

 

「大尉! 危険だが着陸するぞ!」

 

 グロート大尉はこんな事態になっても、私の腕を信じてくれていた。大尉を死なせたくない。その一心で、私は操縦桿を固く握った。

 

 

     ◇ターニャの記録11

 

 

 その日の私は、今でも覚えているがとんでもなく不機嫌だった。

 モスコー襲撃に対する疑義申し立てによって開催された査問会議が、不当極まるものだというのも、無論ある。

 帝国軍の軍規においても、戦時国際法においても──そもそも連邦はあらゆる国際法に批准していないので、こちらが破っても問題ないのだが── 一切の瑕疵がないのだから、やるだけ時間の無駄でしかない会議に被告人として立たされた事への怒りも、無論ある。

 勿論、私のモスコー襲撃を認可して下さった中央参謀本部は、一丸となって私の名誉を守って下さったし、査問委員長に小モルトーケ参謀総長が充てられている点から言っても、私の名誉は確実に守られるだろう。

 お役人方も皆が皆無能という訳ではないらしく、レランデル州から派遣された官吏などは、本国政府に対して軍との軋轢が増すだけだから止めろと苦言を呈したらしい。……これは逆に言えば、本国政府の人材は軍のそれと比して、惨憺たる有様であると言っているようなものだが。

 

 しかし、右を見ても左を見ても、そして背後を振り返っても、この場にいるべき人物が何処にもいない。

 傍聴席に目を凝らせば、参謀将校や前線から三軍種を代表して集った野戦将校らが野戦従軍章を佩用し、宮中より列席した侍従武官までもが、私の味方だと視線で優しく訴えてくれていた。

 将校らは、傍聴席のお役人方を視線だけで殺せそうな程に強く睨めつけては、検事の発言に一々冷笑を浴びせ、私と弁護側の弁明には大いに頷いて下さったが、私は一向に気が晴れなかった。

 

“どうして、何故貴方がこの場に居られないのだ! 大佐!”

 

 私は拳を固く握り、歯を食いしばって絶叫を耐えていた。私はフォン・キッテル参謀大佐の為に、我が身を顧みず中央参謀本部にまで乗り込んだ。銃殺を覚悟で、小モルトーケ参謀総長を前に直訴までした。

 だというのに、何故フォン・キッテル参謀大佐はここに居られない!? 私の進退よりも、ご自身の武勲がかくも大事か!? 最前線の居心地は、それほどまでに宜しいか!?

 

 裏切られたと、私は感じた。司会役たるフォン・ゼートゥーア中将(一九二六年、四月進級)が私の無罪をお告げになったが、私は無実の罪で敗訴した被告人のように、憤懣やるかたない面持ちで会議場を退室した。

 

 

     ◇

 

 

「くそ、くそ、くそ、くそっ……!」

 

 充てがわれた中央参謀本部の一室で、私はがんがんと壁を殴った。幾度も幾度も、壁をフォン・キッテル参謀大佐に見立てながら、拳から血が出る程強く、込み上げる怒りの全てを吐き出したい一心で殴り続けた。

 

“何が、未来に前途あれか! 何が幸運をか! 口だけならば何とでも言えよう! どれだけ優しい言葉を手紙で綴り、面前で吐き出そうとも、本性は行動に出るという事がはっきりした!”

 

 所詮、フォン・キッテル参謀大佐はご自身の名誉に忠実だっただけに過ぎなかった。私への優しさも、命を救ったことも、全ては帝国貴族としての名誉からに過ぎず、そこに私個人を思う心はなかったのだという事が、この査問会議ではっきりした。

 

“なぜ、私はあのような人間の為に……”

 

 私は力なくうなだれた。もう、人など信じまい。所詮この世とは、合理と打算の上に成り立つものでしかない。

 誰しもが己の欲を、自己利益を優先する存在に過ぎないというのであれば、私は経済学者のように世界と距離を置きながら、俯瞰した目で全てを見よう。

 

“……つまり、()()変わらないじゃあないか”

 

 そうだ。元より私はそういう人間()()()。自己の利益を、生存を、何物にも侵されない自由な日々を望んで止まない人間()()()じゃないか。

 だが、それでも思うのだ。()()変わらないと考えたという事は、今の私は、これまでの私と変わっていたのか? ならば、どう変わったのかと思案しかけたその時、扉をノックする音が響いた。

 

「どうぞ、開いております」

 

 きっとこの時は、気の抜けた声だったのだと思う。

 断りの後に入室したのは、誰あろう小モルトーケ参謀総長だった。参謀総長は傷だらけの拳と、腑抜けた私の表情を見て、嗚呼、と呻かれた。

 

「……その様子では、既に知っていたようだな」

 

 言葉の意味を、理解出来なかった。だが、決して聞いてはならない事だと察した。

 背筋が凍る。歯の根が合わない。目の奥がチカチカして、今にも倒れそうになる。

 私は、首を振ろうとした。言わないで欲しいと。聞きたくはありませんという意思を込めた。だが、小モルトーケ参謀総長には、その意思は伝わらなかった。いいや、伝わっていたのだろう。

 逃げるな。目を逸らすな。一度でもそれをしてしまった人間は、心を壊してしまうのだ。現実と妄想の、境を彷徨う病人になってしまうのだと。その、厳しい相には合わぬ穏やかな瞳は、私が目を逸らす事を許してくれなかった。

 

「中佐、キッテル参謀大佐は」

「っ、ぃ、っ」

 

 私は、声を出そうとした。嘘ですと、何かの間違いですと。知る筈もない正解を心の何処かで知っていたから、そう叫ぼうとした。なのに、なのに声が、喉から……。

 

「大佐は、墜ちたのだ」

「あ、ああ……うあああああああああああああああああああっ…………!」

 

 泣いた。膝をついて、目から溢れるものの意味も分からないまま、わんわんと子犬のように、小娘のように叫び続けた。

 

「それで良い。泣くのだ中佐。涙だけが、痛みを流す。流さねば、永遠に暗闇を彷徨う。居もしない、死者の影を追い続けてしまうのだから」

 

 温かく、大きな腕が私を抱きしめる。私は子供のように、年相応の、父親に縋る娘のように、大声を上げて泣き叫んでいた。

 

*1
 現場に居合わせた地上軍や同航空隊員、魔導師など。

*2
 当時の帝国空軍・航空魔導師の全体統計においては、申告した戦果の内、受理されるのは三分の一から二分の一が大多数。申告書類が手堅いものであっても、受理されるのは三分の二であった。

*3
 私は戦友達に安全に経験を積ませるために、常日頃から、極力経験の浅いパイロットを引き連れて飛ぶこととしていた。




【めっちゃ優しいっすね参謀総長閣下! でもタイミング良すぎないっすか!?】

 小モルトーケ参謀総長「相手が精神的に無防備になったところを、付け込んだファシストって天才だと思う」(って、原作デグ様が一巻で言ってたから、本人で実践したった)

 参謀総長閣下はゼートゥーア閣下の切り札を自分の物にしたかっただけのようです。

※なお、デグ様と小モルトーケの実力差は、銀英伝のラインハルトとリューネブルクぐらい差がある模様……考え直すなら今だぞ参謀総長!(もう遅い)。

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