キッテル回想記『空の王冠』   作:c.m.

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※2020/3/8誤字修正。
 佐藤東沙さま、バレッタさま、ご報告ありがとうございます!


55 余計な仕事-捕虜の保護

 冬将軍の到来と、それに伴う立て続けの戦勝はしかし、私にとっても、帝国にとっても悩みの種となった。

 

“賛嘆する他ない戦果だが、一体何処にこれだけの捕虜を食わせる食料があるというのか”

 

 私は大包囲戦の結果、一〇〇万以上もの捕虜を得たという報告を聞いて、本国の人間のように頭を抱えた。

 収容所は捕虜で溢れ返る。帝国中の刑務所に詰めても到底足りず、かといって、降伏した相手に投降の権利を与え、捕虜としたのは帝国軍である以上、責任というものは何処までも付き纏う。たとえそれが国際法の外にある軍隊相手であっても、諸外国の目がある以上は当然だ。

 収容所から溢れた捕虜達については、鉄条網で囲った柵の内側に野戦用のテントを立て、当座を凌いで貰う他ないが、いずれは屋根のある場所で寝かさねばならない。

 

 今後の捕虜の扱いに関しては、義勇軍に加わる者は一定の教育を受けて前線に回されるだろう。線路敷設や工場での単純労働。激戦地故に人的資本に多大な被害を被ったレランデル州やダキア復興の労働者も必要となる。

 しかし、人手は欲しくとも割り振りだけで相当な労力を要するし、その間の食料だけでも帝国を圧迫するには十分だ。捕虜と共に付いてきた軍需物資は確かにありがたいが、それを差し引いても歓迎出来ない事態である事は間違いなかった。

 

 いっそのこと徹底抗戦でもしてくれた方が楽だったと誰もが思いつつも、我々は蛮族ではない以上、文明人としてヴォルムス陸戦条約に基づき対応せねばならない。

 そんな中、「いっそ、彼らに国籍を与えてやってはどうか」という案が政府高官から提示された。

 当然反発は激しく、誰も彼も「帝国人になどできるものか」「民族主義者共が黙ってはいまい」と反駁したが、案を提示した高官は笑いながらこう述べたと言う。

 

「字句通りに受け取らずとも良いでしょう? 私は、表向きそうして欲しいというだけに過ぎません」

 

 そして、国籍は帝国ではなく協商連合を与えれば良いとも言った。人口の割に食料は豊富であるし、労働者も欲しい協商連合にとって、理屈の上では打って付けとも言える。

 問題は、帝国人以上に憎まれている連邦軍を、レガドニア人が受け入れるかどうかだが、所詮案は案に過ぎない。断られればそれまでで、その分はレランデル州の復興支援にでも従事して貰えば良いと高官は笑った。

 提示者からして、おそらくは通るまいという駄目元での意見具申であったにも関わらず、帝国は協商連合に提案し、彼らはそれを受け入れた。

 表向きは労働者不足による要員の確保の為、亡命した国民に戻ってきて欲しいと告知を出し、それに呼応して本土に足を運んだルーシー系レガドニア人という設定だ。

 

 正直、非常に苦しい設定とは思うのだが、現実に何人かのレガドニア人は戻ってきたし、民間船に乗って私服で訪れてしまえば、それが捕虜かどうかは誰の目からも判別は不可能だ。

 こうして一一月から一二月にかけ、捕虜の多くは協商連合軍の捕虜収容所に回されて──国籍というのは、ものの例えなのだから当然だ──労役に就く事で衣食住の権利を得た。

 素行優良な者は稼働率の低い民間工場にも回され、生活水準も向上したが、これは他の捕虜に対してのモデルケースを示すためだ。

 真面目に働けば対価も大きいというのは当然の理屈で、然るべき労働は当然報われねばならない。

 勤務態度次第では嗜好品が手に入るというだけでも、モチベーションの向上に繋がるのだから悪い事ではないだろう。

 暖かいストーブがあり、寒さに凍えもしなければ、一日一掴みの乾燥トウモロコシと水だけの従軍生活とは雲泥の差と言って良い環境にありつけた捕虜たちは、多くが捕虜であり続けることを望み、熱心に労働に励む事になる。

 

 

     ◇

 

 

「社会主義国より社会主義的な労働生活に捕虜が勤しんでいるというのは、皮肉だな」

 

 虜囚の方が良い環境というのは笑えん話だと息を吐く私に、シャノヴスキー参謀少佐も同感ですと応えた。シャノヴスキー参謀少佐は私が協商連合に派遣されてすぐ副官として寄越され、その階級に相応しい仕事ぶりを発揮してくれたので、私としても大変重宝していた。

 

「それで? 何やら顔色が悪いが、厄介事でもあったか?」

「正直、ご報告した結果、大佐殿の逆鱗に触れる事を覚悟しております」

「貴官に責がある訳ではないのだろう? 訓練中のレガドニア空軍に問題が起きたのか? それとも、捕虜の脱走や現地民とのトラブルか?」

 

 前者ならば直ちに然るべき対応を取るし、後者もまた然りだ。

 私は憎き赤軍であったとしても、投降し捕虜となった以上は憎悪より軍規を優先する。

 

 被撃墜からの逃走中、戦友達の惨たらしい死を目の当たりにした私にしてみれば、他の戦友達同様に蟠りはあるし、敵の蛮行や理不尽を許している訳でもない。全てを水に流すには、連邦軍は余りに残忍に過ぎた。

 しかし、個人としての好悪がどうあろうとも、報復行為は許されない。これは最高統帥府の決定であり、全軍に徹底させていることだ。敵の降伏を受け入れたのであれば、その時点で彼ら捕虜と私達の戦争は終わっている。

 我々は帝国軍人として、どのような感情を抱いていたとしても、捕虜には慈悲と赦しの心を持って接しなければならないのだ。

 そのように心がけていたから、私は捕虜を虐待などしないし、自分がして欲しい事を捕虜にするよう徹底していたが、恩を仇で返すとなれば罰も当然用意する。

 従うべきが帝国軍規にある以上、捕虜の行動如何によっては銃殺も視野に入れねばならないが、その予想は外れらしい。

 

「参謀少佐の顔つきを見るに、どれも違うようだ。本国から悪い報せでも届いたか?」

「はい。大変悪い報せであります」

 

 シャノヴスキー参謀少佐は慎重に、地雷を撤去するように応えた。

 

「政治将校の保護を、キッテル大佐殿に一任したいと」

「困ったな。全く要領が掴めん。シャノヴスキー少佐、何故本国の収容所でなく協商連合国の、それも私の下に捕虜を寄越すのかね? それに、捕虜に政治将校が加わる程度では悪い報せでもなかろう?」

 

 確かに私のルーシー語は現地人と変わらぬ程堪能であるし、発音や語句も旧体制派の宮廷人のそれである。しかし、言語に堪能であるのは幾らでも帝国に居るし、ルーシー系も多い。

 目の前のシャノヴスキー参謀少佐とて、連邦から亡命してきた元ルーシー人なのだから。

 

「ああ。もしや私は唯の口実という事か? シャノヴスキー少佐の縁者か何かであったとか?」

 

 それならば得心が行くと私は手を打った。上官を利用するのは頂けないが、知己の者や縁者に捕虜生活を送らせたくないというのは人情として分かる。

 政治将校が身内というのも、有り得ない話ではない。党への忠誠を示すことで、親族や自身の身を守る必要があったか、何かしらの事情を抱えていても何ら不思議ではないのだ。

 実際、投降した捕虜には共産党員も多く居たそうだが、大多数の志願理由が『党員でなければ家族に戦死報告が届かない』という世知辛いものだったという報告も受けている。

 

 大方、ここなら私が顔を利かせて本国より良い生活をさせてやれるとシャノヴスキー参謀少佐が考えたのだろうと私は思ったが、それも違うらしい。

 

「私の縁者に、政治将校になるような不届き者は居りませんよ。党の犬(チェキスト)に縁者を殺された経験ならありますがね」

 

 後から逃げてきた親族から聞いたことで、連中には憎悪しかないと吐き捨てたシャノヴスキー参謀少佐に、悪かったと私は謝罪した。

 

「なら、もう私にはお手上げだ。勿体ぶらず、理由を教えてくれないだろうか?」

「大佐殿。件の政治将校は、女性士官であります」

「それが、一任という名目の保護理由かね?」

 

 確かに男女同権を謳う我が国と合州国を除けば、連邦の他に女性が武官を務める国はない。である以上、当然女性専用の捕虜収容所など帝国を含め世界のどの国家にも存在しないが、だとしても収容所には将校待遇の個室はあるのだから問題にはならないだろう。

 政治将校を憎む捕虜達の、暴行や陵辱を防ぐ方法は幾らでもある筈だ。

 

「大佐殿。大佐殿は男性であり、軍の英雄でもあります。その、ですので……」

 

 それで察せぬ程私も阿呆ではない。阿呆ではないが、許し難かった。いや、このような事をしでかした者が度し難かったと言っても良い。

 要するに、何処の誰とも知れぬ愚か者が、私のご機嫌取りの為に女性を充てがったと、そういう事なのだ。

 

「誰が決定したか、直ちに調べ上げろ。銃殺に処す。政治将校は責任を持って本国に護送するが、二度とこのような過ちを犯さぬよう徹底させるぞ」

 

 何たる侮辱、何たる恥であろう事か! 軍人たるべき義務観念以前の、騎士道の精神を尊び、手弱女を守るという帝国男児としての最低限の倫理すら持てぬ輩が我が軍にいようとは、嘆かわしい限りである!

 私はこのような帝国軍人の精神に違背した人間を断固として許す気になれず、この手で撃ち殺してくれると嚇怒の気炎を上げた。

 

「その、今回の捕虜の移送につきましては、空軍総司令官閣下直々に連絡を受けておりまして」

 

 私は即座に卓上電話を回した。当然繋がれたのは空軍総司令部である。

 

「キッテル参謀大佐だ。エップ空軍総司令閣下に繋いでくれ。直ちにだ。最優先で確認しておきたいことがある」

 

 みしみしと音を立てる程に受話器を握り、息を整えて待った。一分と経たぬ間に、フォン・エップ上級大将は出られた。

 

「私だ。言いたい事は分かっているが、貴官のそれは早とちりだと告げておく。その上で、冷静になって私の話を聞き給え」

「はい、閣下」

 

 神妙に頷きながら、私はフォン・エップ上級大将の説明に傾注した。上級大将が仰るには、政治将校というものは連邦軍将兵に恐れられつつも憎悪されており、ましてや女性士官ともなれば、どのような目に遭うかは想像に難くなかったという。

 

「貴官の下に送られた捕虜は、下衆な政治将校と異なり、非常に真っ当な部類だったと原隊将校は証言していた。私も報告を受けたが、驚いたよ。原隊には降伏するよう指示した上で、当人は自裁しようとしたというのだからな」

 

 私も耳にして、連邦のプロパガンダ映画か何かかと疑った。

 私がこれまで報告を受けた連邦軍捕虜の証言によれば、政治将校というのは度し難く、どれだけ無謀であろうと降伏は許可せず、決して部隊を後退させぬよう背後から味方部隊を機銃掃射したりと、やりたい放題の連中として知らされていたからだ。

 そうではない真っ当な政治将校ならば、安全の為には原隊と同じ収容所に入れるべきなのだろうが、蜂起防止の為にも部隊は解散させた上で散らす必要がある。

 

 当然、見知らぬ捕虜達と同じ収容所に件の政治将校が入れば、当人がどれだけ高潔であろうと、政治将校という役職故に被害に遭うだろう。

 ルーシー帝国での革命騒ぎの折、まともな貴族も貴族であったが為に処刑されたように。或いは歌手や劇作家などが『労働者的でない職業』という理由で処刑されたようにだ。

 

「しかしながら、収容所なり刑務所なり、個室に拘禁すれば解決する事です。何故私の下に?」

「恥ずかしい限りだが、収容所はモラルが宜しくないのだよ。私も実情を知って愕然としたがね。刑務所でも、服役中の囚人女性に対して環境改善を出汁に何かと迫る看守もいれば、性的暴行が行われるケースも多い。女性看守に任せても、買収されればそれまでだ。公人としても私人としても、知ってしまった以上見て見ぬ振りは出来まい?」

 

 紛うことなき帝国の恥部だが、同時代の他国の収容所や刑務所でも似たような有様ではあった。

 特に、終戦後の帝国軍女性武官が、共和国や連合王国に投降した直後や捕虜時代に辱めを受けたと裁判に出るケースが多かったのは、被害者女性の多くが立証困難*1とされて泣き寝入りした事も含め、今日でもご存じの者は多い事と思う(◆1)

 邪な男共の欲望のはけ口にされ、癒えぬ傷を負った女性の姿を知る身としては、フォン・エップ上級大将の言い分には、反駁し辛いものがあった。とはいえ、だ。

 

「捕虜への措置としては、如何なものかと疑義を呈せざるを得ません。収容所が問題だと言うのであれば、本国の精神病棟に拘禁しては駄目なのですか?」

「現状、女性捕虜は真っ当な政治将校と一人だが、知っての通り連邦軍にも女性武官は存在する。後々女性捕虜全員を精神病棟に送る訳には行かんし、捕虜ごとに監視を置くのは非効率だ。悪しき前例は作りたくない」

 

 そうした事情から、止む無く収容所以外で面倒を見れる場所を探したそうである。そして、捕虜を扱う上でも異性を扱う上でも、私以上に信用の置ける者を推薦出来なかったと言うのだ。

 誰に任せるか──押し付けるともいう──と問われれば、婚約したてで素行優良な私は適任だったらしい。

 

「来年の春までには、多少なりとも収容所の環境と質は改善させるし、その頃には個室も空きが出てくるだろう。それまでは、今回のようなケースの捕虜はそちらで預かって貰いたい」

「閣下。抗命と受け取られる事を承知で申し上げますが、捕虜の取り扱いに関しましては、原則として協商連合政府に然るべき対応を一任しております。帝国ですらそうであったのですから、彼らも女性捕虜の扱いに関しては信用出来ないかと」

 

 何しろ連邦への恐怖と憎悪が、骨髄どころか魂にまで浸み込んでいる協商連合だ。捕虜が虐待されていないか定期的に確認している有様だと言うのに、女性の政治将校がやってきたと知られれば、目も当てられなくなる事は間違いない。

 

「だから貴官に一任するのだ。表向き、政治将校から情報を得るために、そちらに捕虜を送ると言っているがな。英雄に情婦が宛がわれていると思って貰えれば、事は楽だろう?」

 

 政治将校に関しては心から同情するし、騎士道精神の面から見ても婦女への暴行など許し難い。しかしだ。

 

「私の品位と名誉が著しく、回復不可能なまでに毀損される事が前提でありますがね」

 

 末代まで名声を笠に、女を手籠めにした外道として語り継がれるなど御免被りたい。が、我が身可愛さに女性を見捨てるなどというのは、より耐え難い事でもある。

 シャツを着替えるように信念を変えて、一体どうして婚約者に顔向け出来よう?

 結局私は酸っぱいリンゴを齧り(気の進まないことをするという意味)、自分の名を溝に捨てる事も覚悟した上で受け入れた。

 フォン・エップ上級大将は宣伝局や他の高官達にも事情を説明し、決して私の名誉を傷付ける事はしないと誓ってくれたし、協商連合にも政治将校を送還した時点で真実を伝えると言ったが、私はとっくに諦めていた。

 戦後には、いや、戦中でも何処からか情報が漏れて、ゴシップだらけになるだろう。キッテル家の耳に入れば、姉上とエルマーは見下げ果てたと縁切りを申し立て、母上は卒倒し、父上は私に自裁を命じられるに違いない。

 錆の一つも出ぬ清い身でありながら、説諭に東奔西走する羽目になる未来が瞼に浮かび、唯々深く息を吐いた。

 

「そこまで悲観せずとも良かろう。こう言っては何だが、貴官は潔癖に過ぎる。慰安所を前線に用意した共和国や、連合王国と比べれば可愛いものだぞ?」

 

 誰も見向きもせんし、話題にも上げんよとフォン・エップ上級大将は気を和らげようとしてきた。正直に言えば、捕虜の引取りに関しては私の選択なのだから恥じず受け入れるつもりである。

 だが、ターニャにだけは誤解されたくない。一信徒として、結婚前に清い身でないというのは浮気以上に最低な裏切りに他ならない事であり、事実無根の冤罪で破局などというのは全くもって笑えない未来だったからだ。

 

「捕虜が到着するまでにデグレチャフ中佐に手紙を出しますが、閣下からも一筆添えて頂けませんか?」

「構わんが、言い訳と思われるやも知れんぞ?」

 

 黙って墓の下まで持っていくのが賢いと思うがね。とフォン・エップ上級大将は語るが、私は不誠実で居たくないのだ。

 ああ全く。貧乏くじというのはこういうことを言うのだろう。

 

“遊んでいる暇など、ないのだがな”

 


訳註

◆1:今日では過去のアルビオン・フランソワを筆頭とした、連合軍における帝国人女性捕虜に対する性的虐待については精査されており、国際裁判所は連合国に対し、被害者と家族に賠償を課している。

   連合各国政府はこの件に関して長らく戦勝国(帝国)側による悪質な工作活動として否定してきたが、一九八六年に焼却破棄を免れた書類が発見された事で、連合軍による組織的な性的暴行──より正確には、前線将兵による性的暴行の黙認──が明るみになった。

 

*1
 立証困難とされた理由は、環境改善の為に自ら慰安所に行った者が僅かながら居たこと。戦後に売春行為を行った事が露呈しない為に、書面に取引を残さなかった事などから、何処までが合意の上であったのか分からなかった為だった。

 余談だが、後年の従軍経験者の証言によれば、最後まで慰安所行きを避けた女性捕虜とそうでない捕虜は、明らかに栄養状態が異なっていたという事から、性行為を拒絶した女性に対する嫌がらせはあったようである。




 後年の帝国人&秋津島読者「ぜってー浮気したの長々と誤魔化してるだけだろこれwww」

 誰だってこう思う。私だってこう思う。いやー浮気すんなって言われて一年も経たずに浮気とかねーわードン引きだわー。
 ※注:本当に主人公は手を出してません。デグ様一筋です。

補足説明

【各国の女性武官の登用について】
 漫画版幼女戦記では、女性で軍人になれるのは帝国と合州国(但し、合州国に関しては16巻でごく少数の士官が後方要員として存在するか、魔導師として扱われる程度)とされていましたが。
 書籍版ではアンソン・スーがメアリーに、魔導師としての適正があるかっらと言って、魔導師にならなくちゃ行けない訳じゃないと語っていたそうなので、こちらは漫画版のみの設定だと思われます。

 今回、本作品では漫画版の設定を起用いたしましたが、その理由はまぁ、聡明で紳士な読者ならばご想像できます通り、戦地で薄い本展開(R18G表記もあるよ!)不可避だからであります!
 子供から大人まで楽しく拝読できるよう、原作4巻扉絵に モ ザ イ ク まで用意するほど丁寧なお仕事をされている以上、本作品でも健全な、そう、KENZENな展開を心がけるべく、敢えて漫画版の設定を持ち込ませて頂きました!
 いやー良かったわー薄い本的犠牲者が世界規模で減ったわー
 なお、犠牲となった帝国人女性は多い模様。やっぱフラカス(共和国)とブリカス(連合王国)は糞だな!
(ちなドイツこと帝国もやってることは大概の模様。『八月の砲声 上』で詳しく書かれてるベルギー人への略奪殺害祭りとか草も生えないレベル)

 それはそうと、誰か原作4巻のモザイクを除去する方法はご存知ありませんかね?(切望)

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