kkeさま、水上 風月さま、佐藤東沙さま、ご報告ありがとうございます!
「ところで、私は何分持っただろうか?」
ダールゲ少尉に訊ねると、二分五〇秒だと答えた。あの壮絶な、私の中では一〇分にも二〇分にも感じられた時間が、三分にも満たないとは!
私は肩を落としそうになったが、ダールゲ少尉は何を言っているんだと小突いてくる。
「中尉殿の『芸術』を見て生還したんだぞ? 自分の時は、腸詰用の挽肉にされたよ」
負けは負けとは言え、誇るべき敗北だとダールゲ少尉は言う。しかし、私の関心はもう、勝ち負けとは別のところにあった。
「あの『芸術』を、私も使えるようになるだろうか?」
「練習すれば、少尉なら出来るだろうな。自分も、ガワだけならすぐ真似られるようになった」
だが、実戦となれば話は別だという。
「魔導師は小回りが利くどころじゃない。あいつらは
中尉殿のあれを『曲芸』じゃなく、皆が尊敬を込めて『芸術』って呼んでんのは、そんな理不尽極まりない連中を殺せる領域にまで押し上げて昇華したからだ。
先達として言わせて貰うなら、猿真似じゃ死ぬだけだな。生き残りたけりゃ地力を上げるのが一番ってことだ」
私もパイロットとして経験を積んだ後だからこそ言えることだが、宙返りなどの芸を多く修めたところで、それが実戦で通用せず、枝葉末節の曲芸として敵味方に披露した後に散華した者は後を絶たない。
ダールゲ少尉の言う通り、腕を磨いて生存率を高めたいのであれば、小手先の技術を取り入れるより、素直に機体を完全に制御するだけの地力を得る方が余程建設的なのだろう。
しかし、成程と神妙に頷きつつも、私はその頑固さと若さ故に、逆に火を点けていた。
あの美しい妙技を枝葉末節の一芸でなく、
何より、口では
「ところで、物は相談なんだけど、煙草持ってないか? 魔導師に全部持ってかれたんだ」
私は快くブーツに隠していたシガーチューブを取り出し、秘蔵の一本たる南国産の葉巻をくれてやった。だが、魚心あれば水心ありだ。
「時間が許す限り、私の自主訓練に付き合って貰うぞ」
ダールゲ少尉はこの日、葉巻を嗅ぎながら満足げに頷いていたが、私が撃墜王として脚光を浴びた際、インタビューでこう答えたという。
「あの時は、とんでもない安請け合いをしたもんだ。ニコのせいで、自分は空との離婚を何度か考えたよ」
◇
その日から初任務までの間、時間が許される限り、私はみっちり飛び続けた。ダールゲ少尉が四度目の飛行で勘弁してくれと泣き言を喚いたが、手足に震えはないし、視線も安定していたので六回は飛んだ。
七回目に移ると、本当に限界に達したようで、目を回して座り込んだ。
「少尉……あんた、今まで何処に居たんだ?」
私は自分が
「あそこかぁ。いや、噂には聞いてたぞ? 最も実戦に向かない、最も錬度の高い連隊だってのはさ」
剣と槍の時代なら、さぞ武勲を挙げられたろうにとダールゲ少尉は哀れんだが、私としては、そういう少尉の事情こそ気になった。
こう言ってはなんだが、ダールゲ少尉は口数こそ多いが気骨があり、私生活はともかく勤務態度も真面目である為、少尉自身の言う『世界の果て』とやらに来た理由が分からなかったのだ。
「前はリスト連隊に勤務していた。連隊にゃ不満はなかったんだが、魔導師じゃなくても、飛びたかったのさ」
それが全てだと語るダールゲ少尉に、私は胸を打たれた。他人をエリート呼ばわり出来る経歴ではない。ダールゲ少尉もまた、数ある中でも屈指の精強さと偉功を誇る連隊の所属だったのだから。
「分かるよ。私も、それが理由だった」
暫しの間、二人で口元をにやけさせながら空を見上げた。本土でもファメルーンでも、天気さえ良ければ空は何処までも澄み切っていて、果てのない自由な世界だった。
「馬鹿だねぇ。近衛からこっちに来た理由がそれとは」
「お互い様だ。さて、それなら、飛ぶ事に否はない筈だな?」
明日も飛ぶぞと笑う私に、ダールゲ少尉は、空以上に顔を青くした。
◇
もうやめてくれ。勘弁してくれ。自分以外にも隊員は居るじゃないか。
ダールゲ少尉からの苦情は訓練場での日課となり、兵舎の人間の風物詩となった。
無論、ダールゲ少尉の台詞も尤もな話で、彼が私との模擬戦を行えない時と、マルクル中尉が模擬戦をして下さる際はそちらを頼る。
しかし、私はマルクル中尉の次に腕が立つのはダールゲ少尉だろうと最初の頃から確信しており、マルクル中尉からも「自分がいなければ奴がここのトップだっただろう」とのお墨付きの言葉を頂いていたので、私は常に、何処に隠れようともダールゲ少尉を見つけ出し、訓練に付き合って貰った。
「我々パイロットは、空で圧倒的優勢を誇る魔導師を前にしても臆す事なく戦えるようになる必要がある。その為には、弛まぬ練磨こそ不可欠だろう」
「判る! 判るが通常訓練であれだけ飛んで、まだ飛ぶのか!?」
ああ飛ぶとも。『曲芸』が『芸術』に昇華されるまで、何度だろうと飛ぼうとも。
「休んでいる暇はない。訓練あるのみだ、ダールゲ少尉」
◇
この後も私はダールゲ少尉との訓練を続けたが、初任務までに『曲芸』を『芸術』へと昇華する事は叶わず、遂に任務としての初飛行を迎える事となってしまった。
これには理由があって、民間から派遣された現地整備員と、帝国整備兵双方から、散々に苦情が来たからである。
当時のエンジンは航空機の軽量化に合わせた結果、耐久性能に非常に難があったのだ。そんな劣悪で傷めやすく、場合によっては数回の飛行でお釈迦になるエンジンを、私は訓練で幾度となく潰してしまった為、これ以上使いたいなら結果を出して来いと整備員・兵一同が直訴してきたのだ。
加え、「あいつは十分実戦で飛べるのに、サボっている」と上に告げ口までされてしまっては、私としてもどうしようもない。
日数としてみれば、私のファメルーンでの訓練期間は他と比べても決して長くない。私より多くの時間を訓練場で過ごし、意図的なサボタージュを行う者も──少数ではあるが──居ただけに納得しかねたのだが、密度で言えば確かに誰よりも濃い為、渋々ながらに任務に就く事と相成った訳である。
……やっと解放される。
口にこそしていないが、目と全身からその態度を有りありと示してきたダールゲ少尉に、私は結果を出したら、また首根っこを掴んで空に上げてやると心に誓った。
ダールゲ少尉との訓練は私にとって実に有意義なもので、自分でもメキメキと上達していたのが実感出来たから、こんな逸材を手放せる筈がなかった。
航空隊の皆は、私がマルクル中尉と婚約しながら、ダールゲ少尉と不倫していると笑っていたが、そんな事は気にも留めない。
私もダールゲ少尉も、そしてマルクル中尉もまた、空こそ焦がれる対象なのだから。
「緊張は、していないようだな」
大変結構と、私の初任務で航空隊指揮官を務めるマルクル中尉はニコリと微笑む。
今回の任務は表向きの事情そのままに国境の哨戒なのだが、当然敵との遭遇は避けられないし、相手は航空機だけでなく、魔導師もいるだろう。
それはこちらも承知しており、三機編成の航空隊には、一個小隊(四名)からなる航空魔導師が随伴して下さる事になっていた。
魔導小隊は例の『〽幸運なる~』という歌を、私達の出撃前にも歌ったが、マルクル中尉は気を悪くする事もなく、むしろ美声が良いとアンコールまで求め、心強い味方だと彼らを称えた。
私はマルクル中尉のお人柄に、なんと慎ましいお方だと感銘を受け、魔導小隊に対するささくれ立った気持ちを綺麗に忘れる事が出来た。
◇
我が初任務における航空隊の編成は、指揮官にマルクル中尉。二番機にダールゲ少尉であり、私は三番機だった。
この三機編隊は、私の生涯を通しても帝国最強の編隊だと今も信じて疑わない。
「空の旅は快適かい?」
そう声をかけたのは、着任して早々、ウルス魔導少尉と私の煙草を持っていった、アントン魔導中尉である。向こうは魔導師用咽頭マイクのおかげで声が通るが、こちらは航空機同士や魔導師と連絡を取り合える無線機や咽頭マイクなど配備されている筈も──それどころか作られている筈も──ないので、親指を立てて最高だと示した。
ピストル型の発光信号機なら有るが、流石にこれを使うような場面でもないからだ。
「だろうな! 気持ちは分かる!」
アントン魔導中尉は溌剌と気持ちの良い声で叫んだ。大声を出す必要などない筈だが、大空が開放的にさせているのかも知れない。
それにしても、魔導師とは何と悠々自適に飛ぶのだろう。夢の国で、年を取らない子供が妖精と空を飛ぶ童話を思い出すが、彼ら魔導師は当然大人で、その飛行は力強く、自分達を阻む者は何者もないと知らしめる、正に空の王者たる荒鷲の風格を備えていた。
いつ敵が来るだろうかと、背筋に汗を伝わせるのが常の航空隊員とは、月と
私は彼ら魔導師の背を追う余り、自分が任務中である事を忘れてしまわないだろうかと、ふと思い、慌てて周囲に目を凝らした。
魔導師達が首に提げた双眼鏡で周囲を探索する中、私は彼らに先んじて
敵にこちらを察知されないよう信号機を用いず、手信号でアントン魔導中尉に一一時の方向を示す。
アントン魔導中尉は探索に夢中となって、私の方に目もくれていないのではないかと不安になったが、どうやら杞憂だったようで、当たりだ! でかした! と親指を立てた。
「ツキがないな! 航空隊は下がれ! 魔導師だけの二個小隊だ!」
彼ら魔導小隊の中では、私達と共に戦うという選択肢はない。なにせ敵の数はこちらの倍だ。そんな中では、如何に演算宝珠の性能に勝ると──当時はそう信じられていたが、実際のところ防御力と貫通術式の精度はあちらが上だった。純粋に個人の技量で、帝国の方が勝っていただけだったのである──言われても、子守をしながら戦える余裕はない。
アントン魔導中尉は応援を要請し、遅滞戦闘で増援到着まで消耗を抑えつつ粘るか、一人でも多くの魔導師を撃墜すべく、麾下の魔導師と交戦を開始した。
「ハウンド〇二、
開戦の火蓋を高らかに切り、アントン魔導中尉は小銃を担ぐと、部下らも一斉に銃を揃える。一分の隙も、僅かなズレもない見事な挙動は、古プロシャ軍の戦列歩兵が如き美しさであり、それだけで魔導中尉の率いる小隊の錬度が窺い知れた。
“これが、本物の魔導師!”
私は帝国本土の式典や訓練でなく、初めて実戦で目にする彼らの姿が、これ程まで勇壮にして美しいものとは知らなかった。
マルクル中尉が彼らを称えたのは、決して媚びていたのではない。中尉は、彼らという帝国の先槍に、最大限の敬意と賞賛を込めているからこそ称えたのだ。
貫通術式を付与して放たれた七・六二ミリ弾が、敵航空魔導師二名(一個分隊)を早々に屠る。連合王国軍魔導師は、将校を除けば植民地からの引き抜きなのだろう。明らかに錬度が帝国軍魔導師のそれと比べ劣っていたが、やはり数というものは馬鹿にできない。
先に記載した通り、防御はあちらが上であり、数で束ねて密集すれば、集中して攻撃しても中々墜ちない。
「それで良い。良い子だからそのまま耐えてろ」
アントン魔導中尉からすれば、増援が到着するまで持ち堪えれば良いのだ。
だから、相手が集まって震えてくれる分に不都合はないのだが、私は奇妙だと感じた。
こう言っては差別的だろうが、連合王国人は他の列強国以上に、植民地人への差別意識が強い。それは、歴史書の中で彼らが行ってきた政策を見れば読者諸氏にもご理解頂けるであろう。だからこそ、たとえ演算宝珠の価値や魔導師の希少性を考慮しても、敵士官が敢えて防御を優先させる理由が、私には引っかかって仕方なかった。
そしてここでも、私の抜群の視力が、引っ掛かりの正体を看破した。
「アントン中尉殿! 退避して下さい!」
喉が引き裂けんばかりに声を張り上げつつ、慌しく発光信号機の引き金を引いて窮地を知らせる。だが、命じられるがまま安全圏にいた私の声も光も届かない。だから私は、必要もないのに敢えて回避運動を取る事で、それを知らせようとした。
「!? 退避、退避ぃ……!」
アントン魔導中尉は、その段で察してくれた。部下に命じつつも魔導障壁を展開し、衝撃に備えたが、次の瞬間には閃光と爆音が、アントン魔導中尉を飲み込んだ。
爆裂術式。対地上陣地・対戦車への攻撃手段として魔導師が使用するこの術式は、当時は起動こそ単純でも、発射までのタイムラグと弾速の遅さを難としていた。
何より不便なのは、使用時に防御術式を解除する必要があった点から、もっぱら地上への攻撃にのみ使用され、航空魔導師同士の交戦では、実用的ではないとされてきた。
だが、敵魔導師はそれを使用した。部下を防御用の壁兼目隠しとして使用し、その背後で着々と帝国軍魔導師を吹き飛ばすべく、準備を進めていたのだ。
この時点での帝国軍魔導師の損耗は二。
アントン魔導中尉も左腕を骨折しており、腕があらぬ方向へと曲がっていた。
「逃げろ! お前らだけでも逃げるんだ! 忘れるな、『空の安全は』」
アントン魔導中尉が我々の安否を気遣う中、マルクル中尉は彼らを救うべく突貫し、私とダールゲ少尉もそれに続いた。
戦友を置いて逃げるなど、栄えある帝国軍人には許されない。例えそれが無駄死にであろうとも、私達航空隊の心はこの時一つだった。
「今までの借りを返すぞ!」
声は届かなかったが、後で聞いた話では、マルクル中尉はそう言ったらしい。
マルクル中尉はまるで機体が影絵にでもなったかのように、貫通術式の弾丸をすり抜け『芸術』を使用するまでもなく魔導師一名を撃墜。仰天する経験の浅い魔導師は、太陽を背にしたダールゲ少尉が食った。
よもや、
数の上では相手は四(内二名が士官)。こちらが戦闘機三、魔導師二の計五であるが、魔導師は二名とも負傷している上、最高戦力たるアントン魔導中尉は左腕を潰されている。
私もマルクル中尉やダールゲ少尉への対抗心から、負けじと敵を狙うが、逆に一番経験が浅いのが私だと敵は目敏く察知したのだろう。
私に食らいついて来たのは、何と敵の士官であった。
私は縦横無尽に飛び回り、せめて一矢報いたいという思いがあったが、どうしても士官には照準を合わせられず、逃げるのに手一杯である。
だが、私は諦めない。狐のように追い立てられ、逃げ惑うためにパイロットになった訳ではないのだ。だから必死に照準器を睨みつけ、その時が来れば曳光弾を叩き込もうと躍起になったが、その時運良く、間抜けな敵魔導師が私の射線に入ってくれた。
“しめた!”
私は迷うこと無く火砲を浴びせたが、しかし敵魔導師は魔導障壁を盾状に展開し、それを傾斜させる事で、器用に砲弾を逸らしてしまった。
“そういう使い方もあるのか!”
受けるのでなくいなす。距離があったとはいえ、斯様な芸当が可能とは思いもよらず、私は敵ながら相手を讃えつつも、この教訓を活かすことを誓う。
何より、仕留めることこそ出来なかったが、私の射撃は相手の足を止める役は果たせた。この勝機を帝国魔導師が逃す筈も無く、アントン魔導中尉は部下の肩に小銃を載せ、渾身の魔力を込めた貫通術式で、足止めされた魔導師の頭蓋を吹き飛ばした。
「お見事!」
何と天晴れなる槍働きであることか! あれだけの負傷でありながら、彼ら魔導師は未だ闘志を燃やし、見事一矢報いたのである!
万雷の拍手を送りたいが、私は未だ敵士官に狙われ続ける身であったからそれは出来ない。
敵は残すところ三名。一名は私を殺すべく追い立て回し、もう一名の敵士官はこれ以上はさせまいとアントン中尉ら魔導師を集中的に攻撃している。
最後の一人は下士官だが、見るからに古強者といった男であり、彼はマルクル中尉とダールゲ少尉の二人を相手に粘っていた。
“しかし、しつこいものだ”
大方、私を墜とせない事に苛立っているのだろう。マルクル中尉との模擬戦デビューでは、低空飛行からの上昇の際、中尉を逃すという失態を晒したが、こと体力には自信があるので、あとは平常心さえ保てれば私が集中の糸を切らすことはないし、ダールゲ少尉との訓練でも、私は技術面以上にそちらを磨く事に注力していた。
敵士官も、徐々に疲労が出ているのだろう。動きに精彩が無くなってきたが、私は飛行が許される限りにおいて、このフォルカーD型のエンジンが焼き潰れるまで、精神と体力を維持出来る。精神面でならともかく、こと肉体面の我慢比べで私に勝てる者など、地獄の訓練を課す
逃げ続ければ、いずれ応援は来る。後はそちらに任せても良い。初任務において二個小隊の魔導師を相手に生還したというだけでも、十分な経験には違いない。
そうと分かってはいても、やはり私の中に流れる尚武の血が、武勲を欲していたのだろう。
未だマルクル中尉のような『芸術家』には程遠いが、それでも『狩人』としてならば、私は及第の筈だ。
エンジンにも翼にも頼らぬ敵魔導士官が、今度こそはと狙いをつけた。私は逃げ続ける中、獲物を観察する猟師のように、相手の感覚を、視線を、動きを読み、把握すべく注視していた。だからこそ、その瞬間が確かに掴める。小銃を担ぐ瞬間が、狙いをつける一瞬が、射撃の際の、瞬きほどの硬直が、私にははっきりと分かるのだ。
私はここぞというタイミングで、勢いよく操縦桿を切った。訓練で磨き上げた鋭い左旋回が機体を弾丸の射線から離し、同時に照準器の中心に、驚愕する魔導士官の表情を捉えた。
“距離は五〇メートル以内。有効射撃を可ならしむ”
私の曳光弾は一秒ほど魔導障壁の前に止められるも、火砲掃射の弾雨はこれを粉微塵に砕き、敵士官魔導師は空に散った。
私はそのままマルクル中尉やアントン魔導中尉の応援に駆けつけるべく視線を向けたが、既にしてマルクル中尉が魔導士官を撃墜。残る下士官は勝ち目がないと見て、銃を捨てて捕虜となる事を選んだ。
こうして私は、初任務を白星で飾った。