キッテル回想記『空の王冠』   作:c.m.

9 / 80
※2020/3/5誤字修正。
 あかさたぬさま、ご報告ありがとうございます!



06 戦場の星-巨匠の最期

 哨戒任務を終え、基地に帰還した私達航空隊と魔導小隊の報告を、上官は信じ難いという表情で耳にしていたが、捕虜となった黒人下士官の証言や、アントン魔導中尉のこと細かな報告。何よりも保護領内で確認された、火砲で肉片になった魔導師らの遺体と、演算宝珠の記録映像が決め手となり、私達航空隊の戦果は、正式に撃墜スコアとして登録されるに至った。

 

 当時の航空隊は陸軍所属である為、魔導師も航空隊のスコアとしてカウントされたのである。

 また、空軍設立時に際しても初期段階では航空機と魔導師の性能に開きがなかった為、暫くは撃墜スコアとして記録されていた。

 魔導師が空軍の撃墜スコアに登録されなくなった*1のは、大規模な新型航空機開発によって列強各国で両者に性能差が現れた、一九二一年からである。

 

 マルクル中尉は過去一個分隊(二名)の魔導師を撃墜した功で、既に二級鉄十字を拝受しており、ファメルーンでは戦闘機を二機撃墜し、今回の件で更に一個分隊の魔導師を撃墜した事から航空隊のエースとして登録され、一級鉄十字の叙勲と大尉への進級も決定した。

 戦闘機を相手にしてのエースはマルクル大尉以外にも数名いたが、魔導師を撃墜したエースパイロットは、大尉が世界初である。

 

 ダールゲ少尉と私は航空魔導師一名を撃墜した功により、空戦技能章並び野戦航空戦技章(航空魔導師の章と同一)を受章。ダールゲ少尉に関しては、過去戦闘機を一機撃墜していたので、二級鉄十字を叙勲申請すると言う。

 今回の任で実戦経験者の証たる野戦従軍章を拝受した事も含め、私はこれ以上なく晴れがましい気持ちであったのだが、マルクル大尉とアントン魔導中尉は、士官魔導師は下士官・兵の魔導師二名に相当して然るべきだと、私の二級鉄十字授与を推薦して下さったのである。

 しかし、一名だけでは推薦しても功績調査部は決して認めないだろうと基地司令官は仰られ、私もたった一名の撃墜で、戦功章を拝受する栄誉を授かるのは問題だろうと考えていた為、お二人には感謝しつつも推薦を退けて頂くよう固辞した。

 

 

     ◇

 

 

 私が初任務から帰還してから、航空隊内はお祭り騒ぎの状態だった。マルクル大尉以外不可能とされてきた魔導師撃墜を、新たに二名もの航空隊員が達成したからである。

 皆ファメルーンで買い込んだ酒や煙草を持ち寄ってグラスを鳴らし、私に対して辛辣であった──とはいえ、彼らの立場からすれば当然なのだが──整備員・兵のみならず、研究所の技術将校までもが、私に戦闘機の訓練を自由にしてくれて構わないという旨が伝えられ、引き換えに戦闘機運用と、戦闘機改良の為のレポートの提出を要求したのである。

 当然私は快く引き受けた。飛べるならば、どんな労力とて惜しくはない。

 ダールゲ少尉は「なんて事をしてくれやがったんだ!」と憤慨したが、当時の私からしてみれば、憤慨したいのは私の方だと言い返した。

 

 今にして思えば、ダールゲ少尉には心無いことを言ってしまったと猛省するばかりなのだが、当時の私はとにかく飛んで腕を磨きたいという一心だった。

 自分本位な私は、ダールゲ少尉が自分と違って、そこそこの体力なのだと──とはいえリスト連隊の出身である以上、十分過ぎるほどの精鋭なのだが──考えてはやれず、むしろ勝手に「訓練すれば体力なぞ幾らでも付くだろう」と、スパルタの戦士の如き訓練を少尉に課してしまったのである。

 その甲斐あって、ダールゲ少尉は古代の剣闘士の如く美しい肉体と鋼の精神をファメルーンで手に入れた。

 かといって、その件でダールゲ少尉が、私に礼を言った事は終ぞなかったのだが。

 

 

     ◇

 

 

 私がレポートでまず纏めたのは戦闘機運用からであり、戦闘機の持つ優位性を如何に活かすか。即ち、掃射という火力運用を、何処まで効率的に行えるかという点であった。

 速度において魔導師と戦闘機に差はなく、機動・格闘性能ではどう足掻いても航空機が劣る以上、打つ手といえばそれぐらいしか思い付かなかったからだ。

 魔導師が航空機を相手に用いるのは七・六二ミリ口径の小銃であり、拳銃弾を使用する短機関銃では、たとえ貫通術式を用いても射程距離と命中精度の観点から有用ではない。

 対し、戦闘機の両主翼下に一門ずつ吊られた二センチ火砲は、随時手動装填を要するボルトアクション*2と異なり、毎分三〇〇発近い連射速度を誇る。

 これは初速こそ遅く中てる事が難しいが、魔導師一名に対して最低でも二機、出来る事ならば三機で集中的に狙えば、魔導師を足止めして魔導障壁を砕く事は十分可能であろう。

 

 火砲の連射性以外に唯一残された優位の高度差を活かして、射撃を浴びせた後に上昇して敵魔導師の追尾を逃れ、反転して再度攻撃を仕掛ける離脱戦法もこれに組み合わせれば、生存率も高まる筈だ。

 

 無論、出来る事ならば今以上に接近せずとも有効打を与えられるような、三センチ以上の火砲ないし、それに準ずる火力を装備して尚、実用可能な性能を出せる戦闘機があれば言う事はない。

 しかし、新型機を造るには予算が必要であり、予算を国家から引き出すには、戦果を挙げて成果を示すより他にない。

 では、戦果を挙げる為にすべきは何か? 兵器の改良が難しい以上、私にはたった一つのやり方しか思い浮かばなかった。

 

「訓練だ。訓練しかない」

 

 航空魔導師の力を借り、彼らに訓練で魔導障壁を張って頂き、それに弱装弾を中てる訓練を行う事で、航空隊員の命中精度を向上させる。

 何であれば、逆に航空魔導師からも模擬弾で戦闘機を撃って貰った方が良いだろう。その方が、嫌が応にでも回避に身が入ろうというものだ。

 兵器が強くなれないなら、人間を強くすれば良い。血を吐き、泥を啜り、涙と汗が枯れ尽くしても、最後の一滴まで絞り尽くす。それで死なないなら万々歳ではないか!

 

 私はすぐさま、権限のある技術将校らにレポート片手に意気揚々と提案した。技術将校達は顔を青くしたが、予算の問題から手詰まりである事は理解していたのだろう。

 新型を作るより、弾を揃える方が安いという事もあって私の提案は受け入れられ、通常訓練に航空魔導師が参加する旨が通達された。

 

 

     ◇

 

 

 しかし。結果は散々であった。

 何しろ当時も現在も、帝国航空魔導師は世界最高の錬度を誇る、世界最強の魔導師である。航空隊員らの弾丸は彼らをすり抜け、反対に戦闘機はペイント弾で前衛芸術へと仕立てられる。

 何より問題なのは、私の戦闘機の運用プランは穴だらけだったと判明した事だ。

 一名の魔導師に対し、五〇メートル圏内に二機以上の戦闘機が接近するのは、接触事故を引き起こしかねない非常に危険なものだった。

 これを解決すべく航空隊員の一人が、二機のうち片方が足を止める為に遠距離で発砲し、もう片方が近距離で止めを刺す方式を提案したが、こちらは阿吽の呼吸以上の連携を僚機に要求する上、タイミングを間違えれば、発砲を続ける後衛機が前衛機を同士討ちしてしまう。

 

 そして攻撃後の離脱に関してだが、相手が一人ならいざ知らず、複数の魔導師が相手では、攻撃後の離脱時に、他の魔導師が戦闘機の背中を堂々と狙い撃ってしまったのだ。

 ただ、この攻撃後の離脱戦法は魔導師の方には有り難がられた。敵機として迎え撃つ戦闘機に対して、カウンター戦法を確立する事が出来たからだ。

 

 私は運用案を練り直した。最終的に皆から採用されたのは、事前に前衛・後衛を各編隊で割り振り、一定以上魔導師に僚機が接近した際は、発砲を控えるという簡潔なものだった。

 

 この他に航空隊員が提示した案としては、高度差を活かして急降下し、その加速でもって離脱戦法を完成させるというものが出た。

 アイデアとしては非常に良かったが、残念ながら唯でさえ構造上取り付けが脆弱な下翼に火砲を吊っている為、一定以上の時間と角度で急降下などしようものなら、機体はバラバラになってしまうと熟練者らが却下した。

 当時、この急降下を完璧に使いこなせたのはダールゲ少尉ぐらいのもので、彼は機体にどれだけの負荷がかかれば危険かを正しく理解していたからこそ、私の初白星となる戦闘でも、太陽を背に急降下することが出来たのである。

 

 急降下に関しては、私は初期の一ヶ月で座学を受けていたので知っていたが、当時は最低限の飛行訓練だけで派遣されたという航空隊員も多かったので、航空機の知識量にバラつきが見られたのだ。

 

 これに関しては、問題が表面化した良い事例であったと言えよう。この事情を知ってから、私達は各々所持していた専門書やマニュアルを寄せ集めて定期的に勉強会を行い、工廠や研究所の職員にも、拝み倒して教えを請う事になったのである。

 

 やや話が逸れたが、当座の対魔導師航空戦での運用が決定した為、この戦法に則って訓練を再開したが、やはり一朝一夕とは行かぬもの。

 魔導師に有効打を与えられたのが、マルクル大尉とダールゲ少尉、そして私の三名だけという結果となったのは、順当以外の何物でもなかった。

 しかし、当時の私はそんな事はお構いなしだ。少数の意図的なサボタージュを行った者は当然として、他の航空隊員にも悔しくはないのかと嘆いた。

 皆、当然悔しいし、忸怩たる思いを抱えているのは分かっている。だが、戦争とは結果こそ全てであり、勝利か死かの残酷な世界なのだ。

 私は心を鬼にして彼らを説き伏せ、自ら範となるべく、これまで以上の密度で飛んだ。

 食事と就寝、レポート提出等の地上勤務。勉強会や座学以外の全てを空で過ごし、ダールゲ少尉の次に魔導師らに悲鳴を上げさせてやると躍起になった。

 しかし、魔導師は航空隊と比して人数が充足しているので、交代すれば良いから悲鳴は聞けなかった。悲鳴を上げたのはいつもダールゲ少尉だった。

 

 

     ◇

 

 

 正直なところ、この訓練で一番得をしたのは私だった。私は魔導師が術式を込める際の発光や、各術式の込められた弾丸の特徴を眼球と言わず脳髄に焼き付ける事が出来たし、生身であるが故の魔導師の立ち回りというものを、肉体に刷り込む事も出来た。

 針の穴のように小さい彼らに弾丸を通すのは並大抵の事ではないが、それでも決して不可能ではない。

 最初の頃は一番的の大きい胴体を狙っていたし、実戦でもまずそこを狙うが、訓練では、ぴたりと頭に狙いを付けられるようにまでなった。

 

 そんな私であるから、撃墜スコアは出撃の度、順調に伸びた。魔導師を航空機で撃墜する事は『伝説』ではなくなり、技術あるパイロットならば可能な『現実』になって行った。

 運悪く哨戒だけで終わる事も度々あったが、いざ会敵すれば私は確実に撃墜したし、逃がすようなヘマもしなかった。

 無論これは私一人の力ではなく、マルクル大尉とダールゲ少尉との連携の成せる技であるのだが、日を追う毎、私はマルクル大尉の様子に違和感を覚えた。

 マルクル大尉の空戦機動(マニューバ)は芸術的であり、その美しさを疑う余地など一点もないのだが、大尉自身が『芸術』を披露する様を、私は五月の初任務以降、訓練を含め、二度しかお目にかかっていなかったのだ。

 

 敵に手の内を知られたくないのか? それとも使うまでもないという事なのだろうか? しかし、マルクル大尉が『芸術』を用いれば確実に仕留められたであろう魔導師は私の知る限り五名以上であり、今月(七月)に入ってから、一緒に飛ぶ事すら少なくなった。

 私はそれを訓練と実戦の疲れからだろうと思い、同僚の航空隊員達と共にマルクル大尉の療養を基地司令官に嘆願したが、大尉は頭を振って「飛ばせてくれ」と頼んできただけに合点が行かず、私の頭には疑問符が浮かぶばかりだった。

 

 

     ◇

 

 

 疑問を抱えたまま時計の針は進み、いよいよ口にしてしまおうかと考えたのは、ダールゲ少尉が航空魔導師三名、偵察機二機撃墜の功で中尉に進級──私自身は六月時点で魔導師四名、戦闘機一機、偵察機一機を撃墜し、中尉に進級した──して程ない頃である。マルクル大尉は、唐突に私達とのトリオを解散する事を告げた。

 マルクル大尉の言い分は、私達は二人共指揮官として他の面倒を見てやるべきだと言うもので、それは確かにそうなのだが、だとしても腑に落ちない。

 私はマルクル大尉に、口に出来ない事情がある事を察していたし、それはダールゲ中尉も同じだっただろう。さしもの大尉も私達二人を前にしては逃れられないと観念したのか、椅子に背を預け、ゆっくりと口を開いた。

 

「最近、目の調子が悪いんだ」

 

 それはパイロットにとって、致命的な問題だった。言われてみれば、微かにマルクル大尉の目が、白く濁っているように見える。

 

「医師には……」

「診て貰ったとも。残念ながら、現役を続けられるのはあと二、三年と言ったところかな」

 

 軽い口調に反し、マルクル大尉の心は澱のように深く沈み込んでいた。

 世界初の、魔導師を打ち破った伝説の男が、空を見渡す瞳を刻一刻と奪われようとしている現実に、私は声も出せなくなった。

 運命とは、どうしてこんなにも残酷なのだろう? 我が弟、エルマーから片足を奪うに飽きたらず、この偉大なる芸術家から光さえ奪おうというのか?

 

「ニコ、ダールゲ。友として頼む。どうか私が飛べなくなる日まで、この事を秘密にすると誓ってくれ」

 

 たとえ、それが原因で空の上で死ぬとしても悔いはない。

 翼を奪われる人生など耐えられないと。偉大なる芸術家は、人生の最期の瞬間まで、筆を執り続ける道を選んだのだ。

 

「誓います。ニコラウス・アウグスト・フォン・キッテルの名誉にかけて」

「誓います。ダールゲ・クニックマンの誇りをかけて」

 

 ありがとう、と。短くマルクル大尉は笑った。

 それが、私の知る大尉の最期の言葉だった。

 

 

     ◇

 

 

 その日の夕刻、マルクル大尉は魔導小隊の救援に駆けつけるべく、魔導師達と空を飛んだ。私とダールゲ中尉は別働隊として出ていた為、動ける航空隊員は、マルクル大尉とエースには程遠い一般パイロットしか居なかったのだ。

 血のように赤く、燃え輝きながら沈む太陽の中、マルクル大尉は魔導師達と獅子奮迅の活躍を果たし、その偉大なる『芸術』を三度も披露して、一個小隊もの魔導師を撃墜したという。

 そうして最後、大尉は空に散った。

 その手で救った友軍を優しい笑顔で見つめながら。燃え盛る自身の機体と共に、流れ星のように煌めいて散ったのだ。

 

 イメール・マルクル。最終階級 中佐。

 危機的状況にあった魔導小隊を救った功により、銀翼突撃章ならび白金十字を死後追贈。

 一九一八年、七月一五日時点での正式な撃墜スコアは魔導師一〇名、戦闘機五機、偵察機二機であったが、私はここに、マルクル中佐と共同で得た航空魔導師二名の戦果を加えさせて頂きたく有る。

 

 空に還った偉大な巨匠の最期を、私は生涯誇りに思う。

 

 

*1
 撃墜スコアに登録されないだけで、魔導師撃墜そのものは論功行賞に加算される。

 これは魔導師が航空機を撃墜した場合も同様で、叙勲の評定基準にも影響され、叙勲推薦の順位繰上げや賜休期間の増加。

 A物資配給券(ワインをはじめとする酒精や葉巻。当時はそれなりに値の張る代物であった、チョコレートやキャンディといった嗜好品を受けられる配給券。参謀本部をはじめとする枢要機関勤務者や、功労ある将兵に対し支給された)の贈呈といった特典も付随した。

*2
 この時点でも既に自動小銃は存在していたが、歩兵が運用する場合は泥や砂塵の問題ですぐ動作不良を起こす上、航空魔導師も安定性に問題があるとして、装備が優先配備されるコマンド部隊以外、用いようとしなかった。




補足説明

※叙勲に関して。
 WW2のドイツ空軍だと戦闘機一機でも撃墜の確認が取れれば二級鉄十字(以下二鉄)が貰えるのですが、本作では一人落として「はい叙勲ね」というのも如何なものかと思ったので、航空隊員は、
 戦闘機二機or魔導師二名(もしくは一名と一機)で二鉄
 戦闘機・魔導師の合計数五(いずれか一方でも可)で一鉄
 といった具合にしました(叙勲の細かい規定に関しては別に投稿します)。
 ただし、後々戦闘機が量産される予定なので基準は変わる予定です。
 偵察機に関しては数の上ではカウントされるし五機の撃墜でエースに入るけど、叙勲のポイントとしては魔導師・戦闘機が一として、〇・五ポイントと考えて下さいませ。
(魔導師は二ポイントにしても良かったのですが、これも主人公の叙勲が早くなりすぎるのと、戦闘機自体現状では数が少ない設定なので同ポイントにしました)

※パイロットによる魔導師撃墜と、魔導師による航空機撃墜について。
 幼女戦記原作2巻で、デグ様が「空軍のエースになりたかったところだ! ついでに爆撃機撃墜で諸々の特典もゲットぉ!」って息巻いてたところで、「戦闘機じゃないと無理です」って言われたので、スコアにはならないのですが、流石に
「軍種が違うから手当ても評定も全くなしね」
 というのは、士気低下だけじゃなくて前線将兵が『得点にならないから、わざと見逃す』可能性もあると思うので、本作品では、撃墜数にはならないけど、ご褒美は有るよ! 頑張ってね!
 という措置をとらせていただきました。
 やったねデグ様! チョコレートが一杯手に入るよ!(そして一層地獄の戦場にぶち込まれる模様)

 尤も、原作の魔導師とパイロットからしたら、

魔導師「あんな高度差ある奴ら撃墜しろとか無茶ぶりすぎるだろいい加減にしろ!」
パイロット「光学術式で分身したり、不利になったら地上に降りて対空兵器になる超絶バカ火力の連中相手にするとか自殺行為だろいい加減にしろ!」

 といった感じなので、わざわざ評定規定用意して前線の連中に無理させるより、住み分けしたほうが被害出ないし良いよね、という理由なのでしょうが。
 デグ様と二〇三大隊が異常なだけで、平均的な魔導部隊は一方的に爆撃機が魔導師蹂躙しますし……。


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。