アルビノなユウリとマリィ   作:わさべ。

4 / 10
アメリカから初投稿です(おくれてすまんかった)

ちょっと色々忙しくてだな…(テンプレ)

そして今回めっちゃ悩んだ(難産)



そんなことより、アメリカってね、色々大きいの。ってか何でもかんでもでかい。ヒトもモノもメシもハートもでけーの。やばい。

新しい発見が沢山あるな!!(めっちゃたのしい)




4

今日も今日とてユウリに会いにいく。プレゼントのモルペコにんぎょうを持って。

 

「うららー!!」

 

「そうね、楽しみばいね」

 

今日はユウリにモルペコと合わせてみるつもりだ。

 

今の所、ユウリとモルペコがしっかり顔を合わせたことはない。大体ユウリかモルペコのどちらかが眠ってしまうからだ。

 

きっと、ユウリが見た事があるポケモンはほぼいないと思う。一緒に住んでいるゴンベと、いつも畑にいるスボミー、そして牧場でよく見るウールー。多分、その三匹しか知らないのだろう。

 

だから、新しいことを知ってもらいたい。ユウリだってきっとそう思っているはず。

 

「んみぃー!!」

 

「うらぁー!!」

 

「こんにちはスボミー。今日も元気と?」

 

そう聞いてみると、元気よく返事をしてくれた。

 

玄関前にいるスボミーにだいぶ懐かれてきた。モルペコとも仲が良くて、ここに初めて来た時からずっと友達だ。

 

スボミーにモモンのみをあげると、嬉しそうに食べ始めた。

 

今日はユウリしか家にいない。ふたりっきり。ユウリのお母さんは買い物に出かけているそうだ。

 

「…おじゃまします」

 

扉に手をかけ、家の中に入る。

 

きちんと整理されていて、余計なものを置いていないリビング。テーブルの上にはクッキーとお手紙が置いてあった。

 

《マリィちゃんへ

 

今日も来てくれてありがとう!!

 

クッキーを焼いたから良ければ食べてね!!

 

ユウリママより》

 

可愛らしい丸みを帯びた文字でそう書かれていた。

 

「うらら♪」

 

「あー、もう食べとー?」

 

モルペコに釣られてクッキーを一枚頬張る。

 

口の中にいっぱい広がる甘みとバターの香り、ココアパウダーのほんのりとした苦味。それが綺麗に調和して、とても食べやすいクッキーだった。

 

「…おいしー」

 

モルペコを見るとお口いっぱいに詰め込んでほっぺたが膨らんでいた。…このペースだとすぐに無くなってしまいそうだ。

 

「もーモルペコ、食べ過ぎ」

 

モルペコを抱っこして、クッキーが届かないようにする。少しの間、抗議をしているのか足をバタバタさせてあたしの腕の中から逃れようとしていた。

 

「…クッキーはまた後で。ほら、行くばい」

 

モルペコははっとした顔であたしの顔を見た。

 

(…さては忘れてたと?)

 

モルペコらしいと思いつつユウリの部屋に向かう。プレゼントの包を持って。

 

「……?」

 

部屋からぶつぶつと声が聞こえてくる。…ラジオから声にしては暗いイメージがあった。

 

数回扉をノックする。…返事は無い。

 

名前を呼んでみる。…返事は無い。

 

(…もしかして、寝てるとー?)

 

ゆっくり、起こさないようにして扉を開ける。

 

「…………………………」

 

ユウリが身体をおこして真下を向きながら何かを呟いていた。

 

ピッピにんぎょうを抱き締めながら虚空を見つめているユウリ。何故かはわからないけど、とても怖かった。

 

「ユウリ…?」

 

ユウリの傍で名前を呼んでも反応が無い。表情は無機質で何も感じられない。

 

「ユウリっ!!」

 

「…っ、あ、マリィさん。いらしてたんですね」

 

あたしの事に気が付いたとたん、いつもの表情のユウリに戻った。笑顔で語りかけてくれる幸せそうな表情。あたしによく見せてくれる顔だ。

 

「…?…どうかしましたか?」

 

今のあたしはきっと険しい顔をしているのだろう。心配そうにあたしを見つめてくる。モルペコは不安そうにして、手に擦り寄ってきた。

 

 

「…ねぇユウリ」

 

 

「なんですか、マリィさん…?」

 

 

ユウリはあたしに対して、もしかしたらお母さんに対しても、いつも笑顔でいるのだろう。

 

 

「悩み事があるなら教えて欲しか」

 

 

「……いいんです。私のことなんか」

 

 

…でも、それはきっと本心じゃない。自分を偽っている。そう思った。…そう確信した。

 

 

「…っ、あたし、もっとユウリの力になりたか」

 

 

「…私は大丈夫です。来てくれるだけでも、とっても嬉しいです」

 

 

……ユウリが振り向く時の表情に胸が締め付けられた。何かで歪んだ表情。それを見てしまったからにはもう、見過ごせない。

 

 

「…だからさ、ユウリ」

 

 

「………」

 

 

「もっとあたしを頼り」

 

 

 

 

 

 

 

「…うるさいっ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「わたしのことなんか、放っておいてよっ!!」

 

 

 

 

 

 

初めての拒絶に思わず言葉を失った。ユウリの表情は怒りと妬みでぐちゃぐちゃになっていた。

 

布団を強く握りしめて、あたしの事を睨む。一旦モルペコにはボールに戻ってもらった。…ごめんねモルペコ。

 

 

 

 

「なんで私なんかに構うの!?」

 

 

 

 

「もう、来ないでっ…!!関わらないで…っ」

 

 

 

 

「私なんかっ、必要とされて無いんだからっ…!!」

 

 

 

 

一瞬、瞳が潤んだような気がした。

 

言葉が詰まってしまいそうになるのを必死にこらえて声をかける。…この状況、どうにかしなきゃ………あたしが踏み込んだからっ………

 

 

 

 

「ゆ、ユウリ」

 

 

 

 

 

「帰ってよっ!!」

 

 

 

 

その言葉が聞こえたと同時にピッピにんぎょうをぶつけられた。

 

 

 

 






























シリアス展開ぶち込みざむらい(展開はやくね?)

貴方には命に関わってしまうが、どうしてもやりたい事がある。やりたい事は生涯の夢。

  • 命に変えてでもやる。
  • やりたい事を諦める。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。