(遅れましたが、UA10000突破&評価者10人突破&評価バー色つき本当にありがとうございます)
(しょーもない文章力ですが、これからもどうかよろしくお願いします(感想書いて♡))
モルペコを抱っこしながら、アニキの元に行く。モルペコは相変わらずきのみを片手に歌を歌っていた。ユウリのお陰か、最近はいつもごきげんだ。
「ねぇアニキ。ちょっとウチに連れてきたか子が居るんやけど」
ライブ用の機材を手入れしているアニキに相談を持ちかける。連れてきたい子はもちろんユウリ。
この間、ユウリからこっちに遊びに行ってもいいかと言う連絡が来た。最近のユウリの様子を見ていると、かなり成長していた。一人でなら食事も出来るようになる程に。ユウリの努力が、実ったんだ。
それなら、あたしはユウリの努力に、希望に答えたい。そう思って、エール団の皆に協力して貰おうとアニキに声をかけた。
「…マリィ、その子はファンレターの子ですか?」
「うん、そうやけど」
アニキにはユウリの事をあまり伝えてはいない。あたしに初めてのファンレターをくれたことと、あたしにとっての大切な人っていうことしか伝えてない。
断られはしないだろうけど、難色を示されたらユウリの事を話すつもりだ。
「…向こうから、お願いされたのですか?」
「…お願いされたけど、あたしも来て欲しかったけん。やっぱり、こげな事は初めてやけん」
(ユウリもあたしもこうやって遊ぶことはあんまりなかったけん、ばり楽しみばい!!)
あたしがそう言った次の瞬間。どんがらがっしゃーん!!とド派手な効果音をつけてアニキはぶっ倒れた。
「!?」
ライブ用の機材がアニキに降り注ぐ。
「アニキっ!?誰かー!!アニキがー………?」
助けを呼ぼうと周りをふと見ると、エール団の皆も倒れていた。中にはダイイングメッセージを残すものまで。
(何が起きとーと!?あたし、何か悪いことしてもーたと!?)
「…うらー」
どうしよう。どうしよう。と慌てふためいていると、モルペコが足を引っ張ってきた。どうやらこっちに来いと言っている様だ。
箱が積み上がってる物陰で待機を命じられて、そのままモルペコは阿鼻叫喚になっている場所へかけて行って。
「うー…………ら゙あ゙あ゙あ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁあ゙あ゙あ゙!!!!!!」
阿鼻叫喚だったこの場は、モルペコのお陰で収束した。(焦げ付いているけど)皆も落ち着きを取り戻して本題に入る前に、あたしはアニキに問いかけた。
「…んで、なしてアニキはぶっ倒れたと?…なんかあたし、悪いことでもしてもうた?」
「……あぁ………マリィにもついに彼氏が出来て、大人として1歩を踏み出すと……」
燃え尽きたボクサーの様なオーラを漂わせながら、アニキは呟いた。アニキの周りで励ましているエール団もいれば、さっきの様に倒れているエール団もいる。……それにしても彼氏……?
「アニキ?彼氏って何のことと?……そう言えば、こん前馬の骨〜とか何とか言ってたっちゃんね?」
その言葉と同時に、一斉に皆の顔が上がって、目が合う。
(い、一体何と?)
「……マリィ、ファンレターの子ってどんな子です?」
「…?えっと、ユウリはひ弱だばってん、ばりあいらしゅうて、あたしの、大事な支えばい!!」
(沢山は語らんけど、誰よりもユウリが好いとーけん)
言葉でうまく伝えられないかも知れないけど、簡潔にあたしは伝えたかった。
「…あぁ、なんですか。女の子でしたか。無駄な心配をしてましたね」
アニキとエール団の皆が復活した。よく分からないけど、なんだかアニキ達の後ろに花畑が見える。あくタイプなのに。
「ktkr!!」 「いいぞ、もっとやれ」 「てぇてぇ……」 「ぐふっ…(吐血)」 「うっ(心停止)」 「やば、すこ……」 「…私、もう死んでもいいや」 「バカ、これを見届けてからにしろ!!」
(……なんかさっきよりも酷いことになっとらん?)
転がって悶える者、涙を流しながら喜ぶ者、胸を掴んだまま静止した者などとさっきの倍ぐらいの阿鼻叫喚。
「アニキ、もう大丈夫と?」
後ろでの騒ぎを見ないふりをしてアニキに声をかけた。
「えぇ、もうすっかり。……所で、オレたちに出来ることはありますか?マリィの事です、多分頼みたいことがあるでしょう?」
(…やっぱり、おみとおし。あたしの自慢のアニキやね!!)
不思議と少しだけ嬉しくなった。
「うん、ユウリに何かあるといけないけん、色々準備をしておいてほしか。もちろん、あたしも手伝うばい」
やる事をまとめたメモをアニキに手渡す。多くはないけど少なくもない量のやる事リスト。アニキは暫く眺めてから、あたしに向けて口を開いた。
「…確か、ユウリでしたね?…身体はどれくらい弱いのです?」
「………最近はようやく一人でご飯が食べるーようになった。…けど、初めてあった頃はベットで寝たきり」
忘れることは無いあの時のユウリ。…もしあたしと出会えてなかったらと考えると心がきゅっと痛む。
「…わかりました。あいつらにも伝えておきます。いざと言う時はあいつらにも頼りなさい。マリィの為なら、きっと力を貸してくれます」
(…アニキはやっぱり頼りになるけん)
「…アニキ、ありがとー」
ユウリのお陰で、気持ちを伝える大切さを知れた。だからあたしは、アニキにありがとうを伝える。…恥ずかしくて顔を見て言えなかったけど。
「…わ」
アニキに頭を撫でられる。ぶっきらぼうだけど、優しさが詰まった大きな手のひらで、昔の事を思い出した。
(…やっぱり、アニキは暖かい)
今度、アニキに子守唄を歌ってもらおう。そう決意した。
「当然です。妹に頼られてそれを聞かないアニキがどこにいますか」
また、頼ってください。オレも嬉しいですから。そうアニキは言って、エール団に指示を出し始めた。さっきまでの騒ぎは何処へやら、アニキの指示を真剣に聞いていた。
「あぁ、あとマリィ。1つ言いそびれてた事が」
「…?」
「さっきのマリィ。凄く上手に笑えてましたよ。1人前の笑顔です」
「もちろん!!だってユウリのお陰やけん!!」
百合の間に挟まる男だけは生かして返すな(過激派)
所でネズさんの口調難しい…難しくない?
貴方には命に関わってしまうが、どうしてもやりたい事がある。やりたい事は生涯の夢。
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命に変えてでもやる。
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やりたい事を諦める。