仮面ライダー01<ゼロワン> × 新サクラ大戦 ー新たなるはじまりー 作:ジュンチェ
クリスマスは終わったって?
大晦日前日まではクリスマス…(震え)
1000%本編とは関係ないギャグ。はじめたものの途中で断念。オチがひどい。
「さ……さぶぃぃ……(※寒い)」
世間はクリスマス…勿論、帝国歌劇団もそれに応じて公演を行い大反響で幕を閉じた。…まあ、そのあと後片付けが終わればそれなりに暇になるわけで、……暇人になってしまった天宮さくらはぶるぶると食堂で震えていた。よりにもよって、このタイミングで暖房が不調を起こして大帝国劇場全体が微妙に肌寒く、今のところ作業中の地下ドッグくらいしか暖かい場所は無い。仕方ない、取り敢えず厚着するかなんて思ってた矢先にクラーラがやってきて心配そうにこちらの様子を窺う。
「大丈夫、さくら?」
「大丈夫だよ、クラーラは平気なの?」
「私はこれくらいが丁度良い。」
…流石、ロシア人。暑さには滅法弱いが寒さへの耐性は凄まじい。日本の寒さなど屁でもないというなことか。
「元気ないの、良くない…… ウォッカ飲む?」
「大丈夫、ウォッカ飲まない。……いや、待って。それ何処から出したの?」
「星児からもらった。(クリスマスプレゼント)」
突然、ウォッカを取り出したクラーラ… 星児から『祖国の味(アルコール)だろ?』と提供されたらしい。
――後でシメるか。
「じゃあ、真宮寺パワー(限定プロマイド)で元気になって。」
「興味あるね。(Party Parr○t) ……じゃなくて、それ何処でもらったの?」
「星児からもらった。(お年玉)」
――……後でシメるか。
いや、なんでさ(星児)。取り敢えず、未成年飲酒は日本だとアウトなのでクラーラからウォッカを没収。あとで、神山か令士あたりに処分してもらおう。そして、仮にもヒロインがしてはいけない顔をしていた気がするのは気のせいだ…
「はぁ…。それにしても、神山隊長は何処に… 社長さんたちもいないし……」
「私、知ってるよいる場所。こっち。」
「へ? ちょ、クラーラ!?」
クラーラに引っ張られるまま昇降機へ。出撃と入浴以外は特に用もないこれだが、クラーラはさくらの知らないスイッチの入力をするとガコンガコン!と不可思議な駆動をした後、今のまで止まろうとすら思わなかった階へと止まる。そして、扉が開くと……
「これって…BAR…?」
小洒落た薄暗さの雰囲気の一室の奥にカウンターとその後ろにずらりと並ぶ酒のボトルやグラス……うん、BARだ。空気だけならネオンの装飾やらテーブルに至るまで普通に店舗として遜色ないし、客も見覚えがある顔ぶれで或人に花組からロンドン華擊団に加えてモスクワ華擊団までいる。極めつけにカウンターに立っているのは……
「縦・横・無・尽シェイクッ!! シャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカ…!!!」
「せ、誠兄さん!? なにしてるんですかこんなところで!」
「…ん? さくら?」
★ ★ ★ ★ ★
「え、さくらちゃん知らなかったの?」
「はい。…誰も教えてくれませんでした。」
或人もこのBARの存在を知らないというさくらにとても驚いていた。実際、このBARは基本的に一般人は立ち入らない上に、基本的に関係者の言伝で知られるので本当に縁が無かったのか、或いは意図的に避けられていたか… 正直、凹む。
そんな落ち込むさくらにグラスを苦笑しながらスッと差し出す神山。
「ああ…まあ、あとすみれさんとかは知らないんじゃないかな。酒保のスペースを一部を改装して飲食スペースにするって話で通してるだけだし。」
「まさか、ここまで本格的だなんて思わないでしょうね。このお店は神山隊長が運営してるんですか?」
「…えと、建前はな。」
建前? 何か端切れが悪い… 神山がバーテンダーをしているのに運営は別? いや、待って…そもそも華擊団の隊長ってバーテンダーと兼任なんて出来る?
すると、疑問の答えから自らノコノコやってくる。
「兄さん、戻ったぜ…… げ。」
「…」
現れたもうひとりのバーテンダー…星児だった。さくらの顔を見るなり逃げ出そうとするがあっという間に捕まってしまう。これには或人や神山も『あちゃあ…』と顔を手で覆った。
「『げ』ってなんですか? 何かやましいことでも…」
「あ、いやぁ…その……」
「星児、観念しろよ。いずれバレることはわかってたろ?」
それから、首根っこつかまれて渋々と喋りだす星児…
「この店はな…俺が始めたんだよ。何もしないで帝劇にダラダラするのも難だし、酒保を改装するって名目でこまちさんと手を組んでおふくろとカオルさんをうまく抱きこんでな。ロンドンで師匠に仕込まれたバーテンダー紛いの技術とかで、帝劇の皆の気晴らしくらいになればと思ってやってみたら…意外と人気が出て言伝でそこそこ繁盛。売上げも悪くないし、小遣い稼ぎにゃ丁度良いってわけ。こまちさんもニッコリでカオルさんも文句言えないわけ。」
「ふ〜ん。いや、それならさっきの『げ。』は何? 別にやましいことないし…」
星児の師匠、騎士ガヴェインことハヤト…彼の素性や仮面ライダーとしての物語は同じロンドン華擊団はおろか、星児すら知らない。キレたら手が早く、力技や独自の価値観等々と付き合える人間は選ばれるタイプの人間だが時に意外な一面を見せることもある。バーテンダー紛いという技術も『昔、女を靡かせるつもりで触ったことがあるくらい』とのこと。
星児がロンドンにいた間、学んだ技術のひとつでこれを活かせているならこのBARが彼の帝劇の居場所となることでさくらとしても喜ばしい。むしろ、何故自分に教えてくれなかったのか…
…いや、待てよ?
「星児さん、…自分の作ったカクテルとか飲んでます?」
「(ギクッ)」
「…もしかして、あなたが自分で作ったお酒出してること…すみれさん知らない?」
「(ギクッ)」
「………そして、私が知ったらチクると思って避けてた?」
「(目逸し)」
あ、コイツ図星か。
「ナ、ナメッタダケダヨー…」
「やかましい、汝に罪ありき。お白洲裁きの時間ですね。」
「待って!?待って!!!? バレたらおふくろに殺される!? それに、今は兄さんとか令士に味見してもらってるんだよ!! だから許してお姉チャン。」
「駄目だよ、お姉チャン許さないヨ。」
……一時間後、帝劇のクリスマスツリーに逆さ十字で吊られた星児にクリスマスプレゼントをたかりにきたランスロットが悲鳴をあげたという。
「あーあ、言わんこっちゃない。」
もっとはやく申告してりゃ、こんなことにはなかったろうにと呆れる神山。すると、何かを覚った顔をして星児は呟きはじめる。
「ワタシハ、クリスマスノ妖精。サンタヘ贈リ物ノ注文ヲ受ケタワリマス。」
「お? なんか、言いだしたぞ? 頭に血昇って気でも狂ったか?」
「1.神龍軒食べ放題、2.一週間の有休、3.クラリス。どする?」
「クラリス(即答)」
「Go to hell.地獄に堕ちてください。」
…このあと、神山も吊るされた。
★天宮さくら
真宮寺パワー…?興味あるね(ゲーミングイ●コ)
★星児(非リア充)
吊るされた男その1。クリスマス敗北者ァ…神山を巻き込んで自爆。ハヤトに色んな処世術(?)を仕込まれたらしいが…お前はロンドンで何を学んできたんだ…
★神山(爆発対象)
吊るされた男その2。最後の選択肢をミスらなければクリスマスの覇者になれた… でも、しくじって敗北者ァ。
★クラーラ(未成年)
おまけに先行して登場。番外編では原作とはかけ離れた性格ウォッカになる。なお、しつこい血縁関係があるらしいお姉ちゃんをあの手この手であしらっている。…大丈夫、ウォッカ飲む?
★アナスタシア(大人)
初穂がサンタに徹する一方で、歳上のくせに堂々とえげつない大きさの靴下を用意していた。イベントになると、クールぶって一番はしゃぐ奴。
★カミンスキー(リア充サンタ)
本編どころかおまけに登場する前にクラーラにお姉ちゃん諸共、通報されてポリスメンに連行された。普通にサンタするつもりだったが、お姉ちゃん共々職質されるクリスマス。
★レイラお姉ちゃん
もしもし、ポリスメン? と、実の妹に『姉を名乗る不審者』扱いされる。だが待ってほしい…彼女は本当に姉だし、しつこいことと融通きかないだけなんだ。
本物の不審者はもっとヤバい。