仮面ライダー01<ゼロワン> × 新サクラ大戦 ー新たなるはじまりー   作:ジュンチェ

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(また)はじまったなぁ~~(他を更新しないで、我慢できないやつ。)


お試し版だよ。ゼロワンが新サクラ大戦側に介入したりされたりする……かも?



体験版 序章/アナザーゼロワン
令和と太正 壱


これまでの、仮面ライダーゼロワン

 

 

タイムジャッカーにより引き起こされた時間改変事件。父親・飛電其雄=仮面ライダー一型より想いを受け取り、令和の1号として覚悟した或人。そして、ジオウと協力して元凶であるアナザー1号を撃破、元の時間を取り戻す。 ……だが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ううん…… ううん……」

 

 

痛い…… 砂利の地面に寝そべったみたいなゴツゴツとちくちくが交じった感触、寝覚めとしてはおぞましく不快。飛電或人は寝ぼけた意識が世界にピントをあわせていくのと同時に気がついた。本当に自分は砂利の上で寝ていたことと……

 

 

「うぇぇ!? ここ何処!?!?」

 

 

自分が見知らぬ荒野に放り出されていたことに。

 

いやいや、待て待て。確か昨日は滅亡迅雷netの壊滅の会見を開いて、時間改変事件からオーバーワークそのものだったために早めに業務を切り上げたはず。で、確か最後は社長室のラボにいて……そこから、記憶が途絶えている…。

何があったのだろうか。赤く淀んだ空に息詰まるような砂塵…こんな場所は一体……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やっと来たか。令和の1号……仮面ライダーゼロワン。」

 

 

「!」

 

 

不意にかけられた背後からの声。深い響く男のそれに振り向くと金色と黒の仮面ライダーが佇んでいる。右肩から下がる腕時計のような帯や他の豪華絢爛な装飾…潰されるような威圧感こそあれど、見覚えがあった。眼の『ライダー』の文字は…確か……

 

 

「……ジオウ?」

 

 

時間改変の時に共に戦った仮面ライダージオウ。彼ととそっくりである…。

 

しかし、その存在の名はただのジオウではない。

 

 

「我が名は平成の行き着く先、最高最善の魔王・オーマジオウ。お前があったのは若き日の私のある可能性……いや最早、私のほうが可能性か……」

 

 

…? どういうこと? ジオウではないのか、どうなのかハッキリしない。どうも初対面みたいな雰囲気だ。

 

まあ、戸惑うのは無理もない。或人が出会ったジオウではない平成ライダーの力を全て継承した末に、世界を滅ぼしたジオウの行き着く姿こそ彼、『オーマジオウ』。それこそジオウの物語に携わった当事者しか知り得ぬこと。

 

……そんな存在が何用だろうか?

 

 

「さて本題だ。ゼロワン、これからお前の世界は再び危機を迎える。令和だけではない、平成も…そして、昭和すらも揺るがす災厄が起こるだろう。この危機を打ち破るには『太正の1号』を見つけ出し、『悪の1号』を討て。これはお前の為すべきこと、お前の不始末のツケだ。」

 

「え? ちょっと待って!? 大正の1号って何ぃいいいいいい!?!?」

 

 

唐突な世界の危機宣告。質問の機会は与えられず、問答無用で意識は刈り取られ世界はぐにゃぐにゃと掻き消えていく……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『社長! 或人社長!!』

 

 

「ふぁぁい!?」

 

 

飛び起きたら、荒野ではなく見慣れた社長室。椅子に腰掛けたまま眠っていたのか?

 

…そして、自分を心配そうに覗きこむ社長秘書イズ。

 

 

「ああ、イズ。あれ、オーマジオウは…?」

 

『…? おっしゃってる意味がわかりません。』

 

「気にしないで。ありゃ夢か……」

 

『社長室で熟睡なされていたので、あえて起こさずにいたのですが……やはり、健康に問題が起きている可能性もあったようですね。一度、メディカルチェックを…』

 

 

メディカルチェックの打診をされたが、残念ながらそんな暇はない。今日も飛電インテリジェンス、ヒューマギアとそれと共に生きる人間たちのために頑張らなくてはならないのだから。滅亡迅雷net無き今であっても、社長は忙しい。

椅子から立ち上がり、う~んと背伸びをすると街を一望できる窓を眺める。

 

 

 

 

 

 

ーーーー……これからお前の世界は、再び危機を迎える。 ……これはお前の為すべきこと、お前の不始末のツケだ。

 

 

 

 

 

「…世界の危機。もう起こるわけないよな……」

 

 

展望する世界は平和そのもの。しかし、夢のオーマジオウの言葉が引っ掛かるのは何故だろうか…。もう、人類の滅亡もヒューマギアの悪用する者もいない筈。そう不安を呑み込もうとするが、胸騒ぎがそれを許さない…確実に何かが起こると警告しているのだ。

 

 

『……或人社長?』

 

「ん? ああ、大丈夫。それじゃ、時間もまだ余裕あるし…家に一度帰ってシャワーでも…………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドォォォォオオオオオオオン!!!!!

 

 

 

 

 

 

そして、胸騒ぎは現実になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★ ★ ★ ★ ★

 

 

 

 

 

 

 

 

飛電インテリジェンスの前に突然、降ってきた『何か』。一言で表すなら桜色の奇妙な頭でっかちなロボット。ブレイキングマンモスよりも小さく、手足の長さや何やらに大して頭のウェイトが大半を占める頭。2本のレールを単眼が行き来してるのが印象的な顔である。少し離れたところにはロボットのものとおぼしき刀まで刺さっていた…。

 

飛び出してきた或人は『何これぇぇぇぇぇ!?』と腰を抜かし、イズは冷静にロボットを分析する。

 

 

『或人社長、このロボットは既存の科学技術どれにも当てはまりません。そして、中から人間とおぼしき生命反応を確認できます。』

 

「中に人が…?」

 

 

この謎ロボット、中に人がいるらしい。すると、頭部分が上部に展開して操縦席とおぼしき部位が露出。そこには、或人と同世代か少し下くらいの黒髪の少女の姿があった…。片側のリボンに大正の空気を感じるハイカラ和服と随分と変わった出で立ちをしており、機体の中にたまっていた煙にゲホッゲホッと咳き込んでいた。

 

 

「……ああ、もう。 …ここは?」

 

 

少女は痛む頭を抑えながら、辺りを見渡す。そして、飛電インテリジェンスを見るや『うわぁ…大きい建物……』と感嘆。確かに飛電インテリジェンスは都市の高層ビルのひとつだが、わざわざその大きさを口にしてまで感動するのは珍しい。

 

 

「ねえ、ちょっとそこの人ぉ!」

 

「え…私?」

 

 

取り敢えず、コンタクトをとる或人。とにかく、日本人みたいなので話は通じる様子…… とにかく、素性を確かめなくては

 

 

「うちの会社の前でなにしてるの!? そのロボットはなに!?」

 

「え…ああ、すみません! あの、大帝国劇場はどっちですか?」

 

「は…?」

 

「へ?」

 

 

劇場? 何でそんなところに? イズもデータベースから検索をかけるが『大帝国劇場…該当する場所はありません。』と一蹴。対し、少女も酷く驚いた様子であった。

 

 

「ここ、帝都じゃないんですか!?」

 

『ここは、飛電インテリジェンス前です。そして、貴女は無断で我が社の私有地に侵入しただけではなく、正体不明の機械を持ち込んでいる。然るべき、法による措置を視野に入れるべきかと。』

 

「正体不明って…『霊子甲冑』ですよ!? いや、今はまあ戦闘機のほうが主流ですけど……。それに私は帝国華撃団の『天宮さくら』です!!ちゃんと、すみれ支配人に問い合わせればわかりますから!」

 

「『…?』」

 

 

何だろう、このさくらちゃんなる娘は大真面目そのものな勢いだが…ほぼ言ってることが意味不明である。基本的に大抵のことは動じないイズも首を傾げるばかりの始末で、或人も頭を抱える。帝国華撃団やら、なんちゃら甲冑やら…多分、このままだとエイムズが来るか、警察が来るか。

 

…不破さんなら、また飛電が何かやったのかァ!!と突撃してくるだろうし、唯阿さんならネチネチ文句を言われるだろう。朝から勘弁してほしい……

 

 

 

 

 

~~♪ ~♪(非情なエイムズからの着メロ)

 

 

「はあ、早速か…。」

 

 

 

仕事早すぎィ(白眼)。着信を伝える端末を取り出すと通話を起動…どうやら、相手は唯阿からのようだ。成る程、後者か…腹をくくる或人。

 

 

「はい、もしもし。社長の携帯です。」

 

【社長さん、すまないが……】

 

「はいはい、わかってますよ。こっちだって事情は…」

 

【話しこんでいる暇はない!! すぐに、この座標にきてくれ! まずいことに…… くっ!?】

 

 

あれ? …何か様子がおかしい。会話中になにか雑音も入っていたし、とても焦っていたような…

 

 

『或人社長!!』

 

 

おかしいのは通話先だけではない。イズの声に振り向けば、ロボットの頭部が閉まり単眼を輝かせて起動してるではないか!?

 

 

「え、ちょっと待って!? 何してんの!?」

 

「降魔の反応があります! ここが何処であろうと、降魔を討つのは私達、華撃団の務め!!」

 

 

お願い落ち着いて! という或人の叫び虚しく、ロボットはアスファルトを砕いて跳躍していき街角の彼方へ消えた。

ああもう滅茶苦茶だよ。もう勘弁してほしいのは山々だが、現実は無慈悲…せめてもの救いは優秀な社長秘書ヒューマギアがいることぐらいか。

 

 

『或人社長、天宮さくらと名乗る彼女が駆る機体はエイムズより送られてきた座標に向かって移動しています。エイムズとの合流が同時に彼女の確保に繋がるかもしれません。』

 

「よりにもよってか…。それにしても、唯阿さんたち何があったんだろう。」

 

 

エイムズの送ってきた座標の位置に向かうさくらなる謎の少女。果たして偶然か……

 

思考にふけるより先に、或人はバイクが停めてある駐車場に向かおうとしていた。

 

 

 

 

 






お前の小説って醜くないか…?(自虐)


次回、お試し後編。 感想お待ちしてます。

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