仮面ライダー01<ゼロワン> × 新サクラ大戦 ー新たなるはじまりー 作:ジュンチェ
サクラ大戦、スパロボ参戦おめでとおお!!
それに、ULTRAMAN参戦とか完全にわし得すぎるんじゃ。
飛電改装とは…
天才物理学者・仮面ライダービルド=桐生戦兎と令和世界のエンジニアである仮面ライダーバルキリー=刃唯阿の手によって完成させられた霊子戦闘機の改装案のひとつ。機体の中にレジェンドライダープログライズキーを組み込み、装甲や内部フレームの一部を飛電メタル製に置き換えることで、基本性能の底上げや防御力の格段の強化に加えて、キーに相応した兵装の性質変化をもたらすことが出来る。
そして、プログライズキーと飛電改装自体も相性があり…ドラミングヒビキは魔を討ち祓う炎の戦鬼である仮面ライダー響鬼の力が宿っている。陰陽師としての側面を持つのは華撃団と同じ…そして、初穂の固有能力である炎とも重なるのだ。
……つまり、
「これが飛電改装、随分とご機嫌だぜぇ!」
この飛電改装音撃響鬼・紅と初穂の相性は『最高』といっても差し支えない。御神楽ハンマーは音撃棒を思わせる鬼の頭を彷彿させる音撃御神楽ハンマーへと姿を変え、邪悪を滅却する焔が洩れてだす…。初穂自身も強い高揚感と文字通りに燃え滾る霊力が彼女のくちびるを不敵に吊り上げる。
「初穂ちゃん!」
「おっと、待たせたな社長さん!今、コイツらぶっ飛ばしてやるからよ!」
軽快な返事をするなり、ブン!ブン!とハンマーが唸り、ブレイキングマンモスもろともギーガーを殴り飛ばして粉砕する。勢いでゼロワンもブレイキングマンモスから叩き出されてしまったが…
「いたた… 初穂ちゃん!?」
「あ、わりい、わりい。あ、そうだ。」
ニカッと平謝りしながら、無限のコックピットハッチを開けると何かをゼロワンに投げ渡す初穂。プログライズキーだが大きい…そして、見覚えがある。これは、メタルクラスタホッパーのプログライズキーだ…!
「刃さんが調整して、暴走しないようにしたんだと。」
「そうなのか…よし!」
【 Everybody Jump!! オーバーライズ!】
本来、令和世界で手に入れるべき最強のゼロワンの力が太正にて本来の形とは違えど、起動する。キーをゼロワンにセットし、メタルライザーを折りたためば軽快でリズミカルな変身音声が鳴り響き青白いクラスターセルの嵐が噴き上がり飛電メタルの装甲を創り上げていく…!
【 メタルライズ! Secret materials 飛電
メタル! メ タ ル ク ラ ス タ ホ ッ パ ー
】
【 It's high quality. 】
「はあっ!」
メタルクラスタホッパー…太正versionとでも言うべきか。本来、制御に使うプログライズブレードは存在しないが、そもそもがタイムジャッカー製の別物なので『人間の悪意のデータ』に対する対策は不要。後は害意があるプログラムは唯阿が書き換えたので暴走の危険性は皆無…純粋な強化形態として鋼の飛蝗は君臨したのだった。
「生意気だな君たちは…!」
これに対し、カイザは自身のバイクが二足歩行ロボットに変形したサイドバッシャーで迎え撃つ。両腕からミサイルを展開し、フルバーストに加え弾丸の掃射…死を齎す大波が迫るが、ゼロワンは動じない。
「はあっ!」
無限の前に立ち、装甲からクラスターセルを分離させると防壁のように展開。ミサイルも弾丸も飛電メタルの壁の前に阻まれ届かず、虚しく炸裂して終わるのみ。これには、流石のカイザも焦りを覚えた。
「なにっ!?」
「初穂ちゃん!」
「応ッ!」
もうすでに、流れはカイザには無かった。ゼロワンのクラスターセルが壁から渦を描き空を舞い、無限が音撃御神楽ハンマーに一層強い焔を宿す…。
まずい。カイザはすぐに半壊したギーガーをサイドバッシャーで持ち上げ盾にする。
「天罰覿面! 音撃御神楽ッハンマーー!!!」
「はぁぁぁ!!」
【 メタル・ライジングインパクト !!】
「くっ!?」
振り下ろされた鉄槌は焔の竜巻を巻き起こし、クラスターセルはそれを纏うようにゼロワンの分身を形成してギーガーを貫く…!身代わりにされたギーガーは爆発し、寸前でカイザはサイドバッシャーごと跳躍して離脱…『もうこれ以上、足止めはいらないか。』とそのまま召喚解除し消えてしまった。
これで敵を退けた初穂は満足げに無限の肩に音撃御神楽ハンマーを乗せる。
「よっしゃあ!流石、飛電改装!今の初穂ちゃんには敵なしだぜ!!」
「初穂! それよりもあざみを…!」
余裕の笑みをする彼女に対し、焦りを見せる神山。そう、あざみはディエンドを生身で追っているのである…。この場の被害も帝国華撃団と上海華撃団を含めて散々な有様だが、優先すべきはあちらだろう。しかし、初穂は…
「あー、それなら大丈夫さ。あっちには…」
★ ★ ★ ★ ★ ★
「でぇぇぇやァァ!!」
「!」
銀座方面に逃げたディエンドにクナイの雨が降り注ぎ、盗人は慌てその足を止める。目の前には飛電改装が施された黄色い無限…主がいないはずの機体が立ちはだかり、ディエンドどころかあざみすらも驚かずにはいられない。
「あざみの無限!? なんで…!」
「悪いな、あざみちゃん!ちょっと借りてるぜ!」
「星児!?」
あざみ機を操っていたのはまさかの星児。そう、緊急事態につき拝借して出撃してきたのである。無論、こんな限りでなくてはするような行動ではないのだが…勝手に自分の愛機を乗り回されたあざみは憤慨していた。
「あざみの無限、勝手に乗らないで!」
「ま、そんな起こるなって。今回だけだ。」
何にせよ、あざみと星児による挟み撃ちは逃げ道を完全に塞いだ…しかし、ディエンドは尚も焦るどころか『へぇ?』と余裕すら見せる。彼の興味は星児へと向かっていた。
「君が神崎星児か。君が真っ当な仮面ライダーになりうる存在にはとても思えないなぁ。」
…泥棒に言われる筋合いは無いのだが。
いくら周囲に迷惑をかけてきた身である星児とはいえ、嬉々と盗みを働く輩に仮面ライダーとしての物差しを当てられるなどたまったものではない。
「ごちゃごちゃうるせぇ! さっさと、ドライバーを返しやがれぇ!」
盗まれたものを取り返すべく、無限を駆る…
「返すよ、ほら。」
――え? ―え゛!?
しかし、なんと呆気なく、ニューエイジドライバーを無限に向かって投げ渡すディエンド。完全に面食らった星児は『うわッッ!?』と慌てコックピットのハッチを開けてキャッチ…間一髪で落とさずに済む。
あまりの想定外の行動…わざわざ逃げ回ってまで欲しがっていたものを何故? あざみも真意を計りかねる。
「一体、なんのつもり?」
「言っただろ、色々と気に食わないって。だから…少し、君達には真実を知ってもらおう。」
真実…? その首を傾げるとほぼ同時だった。
ふたりがディエンドもろとも、突如として発生した邪悪な暗闇に呑まれていったのは…
★ ★ ★ ★ ★ ★
「…こ、コイツは魔幻空間!?」
いち早く気がついた星児…。辺りの景色は銀座から闇色の空気に泥濘んだ瘴気と毒の湿地帯…自分たちが魔幻空間に呑み込まれたと察す。
ディエンドの仕業か…?いや、このタイプの魔幻空間は何処かで見覚えが…
「うっ…」
「あざみ! 大丈夫か!?」
「星児…? …! うしろ!!」
膝をつくあざみに気がついた…とほぼ同じタイミングでスゥ…と抜身の細い刃が頬と隣り合う。全身を駆け巡る揺さぶられるような悪寒、妖しい息遣いを感じるような近さ…
「――会いたかったですよ、『シンジロウ』。」
聞き覚えがある声で、知らぬ名前で自分を呼ぶ女の声。
「夜叉…!」
上級降魔・夜叉…真宮寺さくらの姿をし、母を騙る邪悪な存在。帝国華撃団の、何よりも星児にとっては旧・花組の名を穢す仇敵に今、背後から間合いに入られ自分の命を握られていた。
これで、やっと察した。自分たちは追い込んだのではなく、まんまと誘き出されたのだと…
「最初から狙いは俺か、この姐さんの偽物が…!」
「ふふ、あなただけではありませんよ。『あの娘』もですよ?」
――なに? いや、まさか…!
「あざみ、逃げ…!」
「――――もう遅いよ?」
星児が叫んだ時には…もう遅かった。
あざみはすでに、もうひとりの上級降魔・朧の凶刃により右腕で腹を貫かれ…汚濁の曇天に掲げられていたのだ。
「…ごっ…ふ」
「あ、あざみいィィいいいいい!!!」
つづく…
スパロボはサクラ大戦どんな扱いなんでしょうね。DLCだから本編には関わらないだろうけど、シリーズで参戦だからワンチャン、新の冒頭で降魔皇封印したあの時間軸とかありうる? 新は後々参戦できるのか…?
ULTRAMANは…個人的に小説版のティガ・ゼロルートに行ってほしい願望がある。
取り敢えず、金曜日の仕事終わったらゆっくり腰おちつけてプレイします。