パズドラの世界だってよ…ははっ……遊ぶか…   作:すつぬ

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タイトル適当(定期)


可愛い子に甘い物は似合う。

?「おっじゃましまー……すっ!?」

 

「んあ?どうしたんだ?」

 

さっきまでロミアが勉強してた、要はリビングまで案内すると、驚いたように声を大きくあげた。

 

?「え、えーと……それは置物…?」

 

ヘラ「だーれが置物ですって?」

 

?「本物かよ!?」

 

「逆にこんな精密な置物見てみてぇーわ…」

 

?「そ……それもそう…だよな……」

 

やっぱり、ヘラは結構有名人なのか?アイコンタクトしておこう。

 

ヘラ「……?………」ニコ

 

俺の視線に感づくと、1回首を傾げると、そのままニッコリ笑った。…多分理解してないな。

 

「おーい。リーチェ、お客さんだぞー」

 

リーチェ「きゅうぅぅんっ//」

「ダメだこいつ。早く何とかしないと」

 

?「……えーと…どういう状況だ?」

 

「散々言ったら恥ずかしさでぶっ倒れた」

 

?「は、はぁ?」

 

「気にすんな」

 

そのまま流れるようにリーチェの頭を叩く。飛び起きてブンブンとしている中、お茶出しよろ。とだけ伝える。すぐに準備してくれた。……メイドかな?

 

「ほれ。コーヒーだ。」コト

 

?「あ、あぁ……す、すまんね。……んおっ!?何だこのコーヒー!?くっそ美味いじゃねぇか!?」

 

「だろぉ?リーチェが作る飲み物はこの世界でいちばん美味いからな」ナデナデ

 

リーチェ「っ♪…えへへっ♪マスター♪」スリスリ

 

「よーしよしよし……」ナデナデ

 

リーチェ「んんっ♪くぅぅんっ♪」

 

「……お前は犬か」

 

リーチェ「あいた……なんでチョップ……?」

 

「グーパンが良かった?」

 

リーチェ「チョップで充分です♪」

 

「その発言も色々どうかと思うぞ……」

 

?「………ま、まあ…えと、自己紹介…していいか?」

 

「あ、そう言えや名前聞いてなかった。おう。構わないよ」

 

?「…えーと、俺の名前はレンって言うんだ。んでこっちが…」

 

そう言って、レンと言われた男は自分のデバイスを操作してる。……人それぞれらしいな。なんか剣っぽい、言うなればソードデバイスって奴だな。

 

なにかポチポチしてると、紫色のオーラを発しながら現れる。……俺の首元に武器を突きつけた状態で。

 

「…ほう?結構元気な子だね?」

 

レン「あ、おい、ハク…」

 

ハク「……ターゲットでしょ?こんな無防備な状態で…殺してくださいと言ってるようなものでしょ?」

 

やはり、この銀髪のロリっ子みたいな子はハクらしい。バカでかい手裏剣みたいなのを首元に突きつけられてる。

 

「まぁーな。確かに、こうして敵と茶を出して話し合うってのは、納得が行かないと思うな。」

 

ハク「…ふん。話が早くて助かるわ」

 

「…だがな、俺が手を挙げてないって事は、降参はしてないって事だぜ?」

 

ハク「なら……その首はねとばすのみ」

 

っと、動き出した瞬間

 

レン「ハク!!ストップだ!!」

 

ハク「…な………ぜ………………」

 

マスターであるレンの言葉に耳を向けた瞬間、ハクの動きが止まる。

 

リーチェ「……マスターの首を…」

 

ヘラ「飛ばす……ですって?」

 

リーチェの槍がハクの首元の数ミリに置かれ、ヘラの漆黒のナイフはハクのマスターであるレンの首元に突きつけられる。

 

ハク「なっ…………」

 

「……はい二人とも!そこまでっ!」パンッ

 

そう言うと、リーチェの武器は青色の粒子、ヘラの武器は黒色の粒子となってその場で消滅する。反動でレンは立ち上がってた腰をボスっとソファーに下ろし、ハクはペタリと腰が抜けたように崩れ落ちる。

 

「いやーすまんね。べつに試したつもりはなかったんだ。そのデバイスから、殺気が漏れてたからね。少し威嚇しろとは言ったんだが……」

 

俺は二人の頭に軽くゲンコツを入れる。

 

リーチェ「あうっ!」

 

ヘラ「いたー!何すんのよ!?」

 

「誰がマスターも脅せって言った?」

 

ヘラ「そ…それは……」

 

リーチェ「……マスター、やらなければ殺られていたのですよ?そんなこと言ってる場合では」

 

「あー。確かにそうだな。でも、俺はデバイスの中にいる人物にマークをしろ……と言ったはずだが?」

 

リーチェ「っ……」

 

「……ま、良くやってくれた。そこは普通に礼を言うよ。…ありがとな」ナデナデ

 

リーチェ「っ……マスター…♪」

 

ヘラ「……えへ…えへへ…♪…うんっ♪…これだわっ♪」

 

「さてっと。実力差もハッキリしましたし!…あんたらはどうする?」

 

レン「っ…」

 

「このままノコノコと帰るか…俺らとやり合うか…」

 

レン「………いや、やめとくよ。流石に負け戦と分かってて飛び込むのは馬鹿だしな」

 

そう言って両手を挙げて降参を示す。

 

ハク「っ!マスター!」

 

だが、相方はそれにご不満のようだ。しょうがない。俺が無害だということを証明してしんぜよう。

 

「…あー、ハクと言ったな。確かに俺は君たちの敵…だけど、俺は極力争い事は避ける主義なんだ。…そこでだ!」コト

 

ハクの前のテーブルに、クッキーを置く。

 

ハク「……なんの…つもり?」

 

「お近付きの印に…ね?1枚…どうぞ?」

 

ハク「…信用出来ないわね。第一、毒でも入ってたら」

 

「ん?んなもんねぇーよ」パクリ

 

ハク「………」

 

「ちはみにこへは俺が作ったやふだ。えんひょはいらん。たべへくれ!」

 

ヘラ「せめて口にあるものを飲み込んでから喋りなさいよ……」

 

「いふもりーひぇがやっへるだろ。ゴクン。…それに、俺がやっちゃいけないという道理はない!」キリ

 

ヘラ「かっこよくないわよ…」

 

「知ってるー。ほれ、レンって奴も、おひとついかが?」

レン「あ……あぁ。」

 

ハク「っ!?マスター!?」

 

レン「……頂きます」パクリ

 

「どうよどうよ?結構菓子作りには自信あるんだぜ?美味いだろ?美味しいだろ??」

 

リーチェ「マスター♪ウザイと思われますよ♪」

 

「いいんだよ!こういうのはノリが必要なんだよ!」

 

ヘラ「ちっちゃいノリね」

 

「誰の心がちっちゃいだ!?」

 

ヘラ「んな事誰も言ってないでしょ!?」

 

レン「………うめぇ」

 

「だろぉ!?好きなだけ食べてええんやで?」

 

レン「…ほ、本当にいいのか?」

 

「おう!食え食え!金には困ってねぇーしな!…あ、リーチェ、クッキーにあう飲み物持ってきてー。2人分な」

 

リーチェ「はーい♪」

 

レン「おぉ……これうめぇーぞ」

 

「だろぉ?ちなみにこっちはチョコ味」コト

 

レン「おぉ!これもうめぇ!」

 

「だろだろ!?んじゃ最後にこれだ!」コト

 

レン「これ!ケーキじゃねぇーか!?いいのか!?」

 

「手作りだからプライスレスじゃ(意味不明)」

 

レン「っっ!うめぇぇっっ!」

 

「だろ?そして、リーチェの注いだこの紅茶を飲めば?」

 

レン「……はふぅ…和むわ…」

 

「な?」

 

レン「…ふぅ……こりゃ…いいわ」

 

「だろぉ!」

 

ハク「………」

 

「ほら、ハクもお食べ」

 

そう言って、クッキーを1つ口元に持っていく。

 

ハク「……私は、そんな事に惑わされないっ」

 

「って割には、凄い食べたそうだぞー?ほーれ」

 

ハク「くっ……耐えるの。そう…これも立派な積みかさねぇ!?」

 

隙ありと言わんばかりにそのままクッキーを口に押し込む。

 

ハク「んっ……んんっ♪」

 

よし。堕ちた。あ、字ミスった。落ちた。

 

「ほーれ。もう1枚あるよー?」ヒラヒラ

 

ハク「くっ……あぁ……」パクッ

 

「どうだ?美味いだろ?」

 

ハク「……んっ♪んんっ♪おいひぃっ♪」

 

「んじゃ次これね、はい、あーん」

 

ハク「あーむっ♪…んんっ♪おいひぃっ♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの」

 

レン「んー?」

 

「この子どうすればいい?」

 

ハク「んふふっ♪」ピタ

 

レン「知らん。」

 

「知らんて……お前の子だろ…なにか知らんのか?」

 

レン「そんなハク見たことないからな。対処法も何も、された事も見たこともないから無いだろ。」

 

「うっそぉーん……なぁーハク?」

 

ハク「んー?♪」

 

「貴女のマスターこの人。俺、貴女の一応敵。…おーけー?」

 

ハク「……………えへへっ♪」

 

「うん違うね。そういう反応じゃないね」

 

レン「諦めろ。そいつが飽きるまでな。結構そいつ飽き性だから」

 

「目の前見てもそれ言える?」

 

レン「あん?……あー……それは知らん」

「おい」

 

目の前で、めちゃくちゃにこやかな笑顔なのに邪気を撒き散らしてるヘラとリーチェ。十中八九この横のハクに嫉妬してる。

 

「んで?結局お前らはどうすんだよ…」

 

レン「んー?すぐに決まると思うぞー?」

 

「…は?」

 

レン「恐らく、俺の考えだと、俺はあわよくば消せればいい道具…って思われてるからな。あの男に」

 

「……つまり、お前は捨て駒扱いと…」

 

レン「おん。」

 

「……呑気だなぁ…」

 

レン「まぁな。だから、一時的に共闘しねぇーか?あの男には俺も結構イラついてるからさ」

 

「…願ってもねぇ申し出だ。ならもう隠す必要はねぇーな」

 

レン「隠す?」

 

「おーい。ロミアー」

 

ロミア「…あ、終わった?」

 

「うん。終わった。全部丸く収まったよー」

 

ロミア「それじゃ……もうマスターは……」

 

「いやそこまでは終わってないかなーうん。」

 

ロミア「……そっか…それでも…マスターがこれからの…マスター…だよね?」

 

「さぁーな。それはロミア次第だ」

 

ロミア「……んっ♪それじゃーもう…決まってる♪」ギュッ

 

「…さいですか」

 

レン「……ふっ。あのおっさんも、狂う目はあるらしいな」

 

「……?」

 

レン「あんま気にすんな。……それより聞きたいことは…あんたが俺をどういう風に見てた…という訳だ」

 

「あー……話すと長くなるぞ…?」

 

レン「構わん。聞かせてくれよ」

 

「………わかったよ」

 

俺はため息混じりに、レンに詳細を話していく。

 

 

 

 

 

 

レン「……めっちゃ俺小物扱いされてない?」

 

「第一、敵ならすぐさまやり合ってるだろ?だけどお前は話し合いをもちかけた。相手を見極めるためにな。違うか?」

 

レン「…ははっ。最初っから見抜かれてたわけか…」

 

「まぁーなぁ。…ま、今は共闘してんだ。時間になるまで菓子でも食ってようぜ」パクッ

 

レン「それも…そうだな。おうっ。」パクリッ

 

 

そうして、2人で菓子を食いながら時間が過ぎていく…




中途半端だけど、俺らしいだろ?…ハッ!w

キャラの設定集とかそういう奴。

  • 欲しいっ!作ってくれ!
  • あってもなくてもどちらでもいい。
  • あって何の意味がある?(いらない)
  • 今後の展開やネタバレを防げるなら欲しい
  • 進展がある度に更新するなら欲しい

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