蛇王龍に転生したらしいwithメルトリリス   作:北8出口

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独自解釈、独自設定があります。


黒猫と魔王と約束された勝利の剣(エクスカリバー)

悪魔達はあの戦争の後、大幅に数を減らした。それを打開するために多種族を悪魔に転生させる「悪魔の駒」を作成し、多種族を悪魔に転生させて数を増やしていた。

ある森の中、1人の黒い着物を着た悪魔が走って逃げていた。それを数人の男の悪魔が追いかけていた。その黒い着物を着た悪魔はかなり憔悴しているようでとうとう追いつかれてしまった。

黒い着物を着た悪魔も元々は妖怪・猫又の中でも強い力を持つ猫魈だった。名前は黒歌と言い、白音という妹がいた。潜在能力の高い猫魈の力に目をつけた貴族悪魔が黒歌を無理矢理眷属にした。黒歌は初めは抵抗していたが、妹を守るために転生悪魔になった。しかし、貴族悪魔は妹の白音にも高い能力があると知ると、白音も悪魔にしようとした。黒歌は白音を守るため、その貴族悪魔とその眷属達を殺害した。そして黒歌は主殺しとしてSSランクのはぐれ悪魔として他の眷属達に追われていたのだった。

 

「はあはあ…もう逃げられないにゃ。どうしたらいいにゃ…。」

 

「やっと、追い詰めたぞ!黒歌!」

 

「お前を連れて行けば、金がたくさん貰えるんだ。」

 

「それにお前はかなりの上玉だ。たっぷり楽しんだ後、金に換えてやる。」

 

「私、これからどうなるにゃ。白音は信用できる悪魔に託してきたからいいにゃ。けど、最期に白音に会いたかったにゃ。」

 

男の悪魔が黒歌に触れようとした時、男の悪魔の胸を黒い水晶のような剣が貫いていた。

 

「汚い手でその子に触らないでくれるかしら。切り刻むわよ?」

 

そうして男の悪魔はバラバラに切り刻まれた。そして、バラバラになった悪魔は溶けてメルトに吸収されていったら。

 

「いったい、何が…起こっ…た……にゃ…。」

 

黒歌は気絶したようた。

いきなり自分の仲間を殺されて唖然としていた他の悪魔が正気に戻り叫んだ。

 

「いきなり何をするんだ?!お前は何なんだ?!俺達が一体誰だかわかっているのか?!」

 

「何をするって?バラバラに切り刻んで溶かしてあげただけよ。私は快楽のアルターエゴ・メルトリリス。貴方達が誰がなんてどうでもいいわよ。私達はただ依頼されたからこの子を保護しにきたのよ、邪魔するなら切り刻むわよ?」

 

「うるさい!俺達は悪魔なんだぞ!他の下等な種族達とは違うんだ!!」

 

「そうだ俺達にかかればお前なんかすぐにでもどうとなる!」

 

「お前もかなりの上玉だな。黒歌と一緒に連れて行ってやる。」

 

悪魔達はメルトを見下しながら叫んだ。

 

「そう。まとめてゼリーにしてあげる。」

 

メルトは次々と悪魔達を切り刻み溶かしていった。

 

「ぎゃっ!」「助けてくれ!!」「許してくれ。」悪魔達は命乞いをするが、メルトはそれらの一切を無視し、笑いながら切り刻んでいった。

 

「ウッフフフ、アッハハハハ!たまらないわ…!」

 

うっとりとした顔でメルトは言った。

 

そしてリーダー格の悪魔だけが残った。

 

「あら?貴方で最後かしら?歯ごたえがないわね。」

 

「俺達にこんなことしてただですむと思うなよ?お前は悪魔を敵に回したんだぞ?」

 

「それがどうかしたのかしら?悪魔ごときどうとでもなるわよ。それに私達に依頼してきたのはセラフォルー・レヴィアタンとサーゼクス・ルシファー、現四大魔王の2人よ?抵抗したら蹂躙してもいいっていう許可付きでね。」

 

「そんな…何故だ?!」

 

「さあ、私にはどうでもいいわことよ。」

 

「それはお前たちの殺された主と眷属のお前たちがやり過ぎたからだ。もう証拠もあるし、お前たちは切り捨てられたんだよ。」

 

「あら、遅かったわね、マデュラ。」

 

「メルトが速すぎるんだよ。」

 

いつのまにかマデュラがメルトの近くに来ていた。その腕には気絶している黒歌がお姫様抱っこされている。

 

「あら、その子、寝ちゃったのね。それにしてもその格好…。」

 

「仕方ないだろう?気絶したんだから。」

 

「むー。私も今度お姫様抱っこしてもらうからね。」

 

「ああ、わかってるよ、女神様?」

 

「フフッ、それでいいわ。」

 

「俺を無視するな!お前達を殺して俺は逃げてやる!」

 

「あら、私達を殺せるのかしら?さっきまで助けを求めていたのに。」

 

「うるさい、うるさい!これで殺してやる!」

 

そうして、男の悪魔はメルトに突撃して行った。

 

「とっておきを見せてあげるわ。」

 

メルトの脚の剣の部分が蒼く輝いた。

 

「身も心も、生きていた痕跡さえも融とかしてあげる。いくわよ──いくわよいくわよいくわよいくわよっ! 一息で呑んであげる!『弁財天五弦琵琶』(サラスヴァティー・メルトアウト)!」

 

男の悪魔はバラバラにされ、溶けていった。

 

「これで終わりかしら?歯ごたえがないにもほどがあってよ。それにしてもヒロインXとグレートレッドはどこに行ったのかしら?」

 

「ああ、それなら、途中で湖の乙女なるものと出会ってそっちに行った。なんでもエクスカリバーがどうのこうの言っていたな。」

 

「そう、なら魔王のもとに向かいましょうか。あの2人なら大丈夫だし、その子も休ませてあげないとね。」

 

そうして3人は魔王のもとに向かうのであった。

 

 

 

 

 

 

…………

かつての冥界はルシファー、ベルゼブブ、レヴィアタン、アスモデウスの四人が存在したが、天使・堕天使との大戦で死亡。

その末裔は戦争の継続を訴えたが、悪魔という種族の滅亡を回避するため停戦を願う者たちと対立し、反戦派によって旧魔王派は冥界の片隅に追いやられた。そして最強だった四人の悪魔「サーゼクス・ルシファー」「アジュカ・ベルゼブブ」「セラフォルー・レヴィアタン」「ファルビウム・アスモデウス 」が新たに四大魔王とされ現在の冥界を統治している。

俺達は次元の狭間を出た後、世界中を旅しながら、裏の世界で何でも屋みたいなことをしていた。現在は冥界に来ていた。その理由は四大魔王の内、「サーゼクス・ルシファー」と「セラフォルー・レヴィアタン」に会いに来て欲しいと使い魔から連絡があったからだ。

 

「ようこそお越しくださいました。私はサーゼクス様の女王兼メイド兼妻であるグレイフィア・ルキフグスでございます。」

 

冥界に着くと銀髪のメイド服を着た女性に案内された。

 

「こちらでお待ちください。もう間も無く、サーゼクス様とセラフォルー様がお越しになります。」

 

俺達は応接間のようなところに案内された。そうして少し経った頃扉が開いて中から、赤髪の青年と魔女のコスプレをした黒髪の女性が入ってきた。

 

「私は魔王の1人サーゼクス・ルシファーだ。そちらの女性はあの大戦で見かけたけど、他の3人は初めましてかな。」

 

「私も魔王の1人のセラフォルー・レヴィアタンだよ☆よろしくね!」

 

「俺はダラ・アマデュラ。マデュラと呼んでくれ。これでも龍をしている。」

 

「私ももう一度自己紹介しておくわね。快楽のアルターエゴ・メルトリリス。メルトと呼ぶことを許してあげるわ。」

 

「私はセイバーのヒロインXです。セイバーです、セイバー。断じてアサシンなどではありません。」

 

「妾はグレートレッドじゃ。妾も龍じゃ。」

 

2人はマデュラとグレートレッドの名前を聞いた時驚いたようだった。

 

「あなたが「不朽不滅を謳う王」「蛇王龍」とされるダラ・アマデュラか。そして「真なる赤龍神帝」グレートレッドもいるのか、驚いたな。」

 

どうやら俺にそんな名前が付いていたようだ。

 

「マデュラちゃんとメルトちゃんには戦争のときには助けてもらったかな、ありがとうね☆」

 

「俺達はあの時助けたつもりはないんだけどな。攻撃されたから仕返したいだけだし。」

 

「ええ、そうね。私も助けたつもりはないわよ。あの2匹の龍に仕返ししただけよ。」

 

「それでも、我々が助かったことには変わらないので感謝する。それとは別で君達は一体何者かを聞いてもいいかい?」

 

「そうよ☆それにしてもグレートレッドまでいるなんて詳しいことを聞いてもいいかしら?」

 

「あのマスター、あちらの方々とマスター達の間で何かあったのですか?」

 

ヒロインXが聞いてきた。

 

「そう言えば、説明していなかったな。一から説明するか。」

 

そうして俺は転生したことは伏せて、気がついたら龍にだったこと、そしてメルトと出会ったこと、あの大戦の時のこと、ヒロインX、グレートレッドのことを話した。

 

「そういうことだったのか。一つだけ質問させてくれ、マデュラ達は我々悪魔と対立する気はあるのか?今、冥界は我々、四大魔王が治めているとはいえ、未だ旧魔王派と呼ばれる反勢力もいる。天使、堕天使達とも休戦しているだけで、完全に和解とはいっていない。そこに君達まで加わったら我々、悪魔は今度こそ滅亡してしまう。」

 

「俺達は手を出されない限りは敵対するつもりはない。それにどこかの陣営の味方になるつもりも今のところはない。」

 

「そう、それは良かった。マデュラだけでも悪魔を滅亡させてしまうほどの力があるのに、グレートレッドまで加わったらそれこそお終いだったからね。今は何してるんだい?」

 

「今は賞金首の討伐など金を稼いだり、何でも屋みたいなことをして世界中を旅しているところだ。その内、良いところがあればその場所に住むつもりだ。依頼は気が向けば受ける感じだがな。」

 

「そうか、それなら1つ受けてもらいたい依頼がある。SSランクのはぐれ悪魔、黒歌を保護して連れてきてほしい。」

 

「はぐれ悪魔の保護?」

 

「ああ、黒歌の主だった男は旧魔王派と繋がっていて、色々とやばいことをしていたんだ。ただこの男自体は黒歌に殺されたんだが、その眷属達が悪魔の一部の上層部と結託して黒歌を賞金首にしてしまったんだ。黒歌は妹を我々に託して現在は逃亡しているところなんだ。我々が今迂闊に動けば、上層部に動きを察知される。だから君達に保護を依頼したい。君達が保護している間に繋がっている上層部を秘密裏に始末して、賞金首から外すつもりなんだ。報酬は弾むよ。」

 

「俺はいいけど、メルト達はどうする?」

 

「私はいいわよ?ちょうど、体を動かしたいところだし。その追っ手眷属達はどうすればいいの?」

 

「抵抗するようなら始末しても構わないよ。」

 

「わかったわ。私の経験値にしてあげるわ。」

 

「私はマスターに従います。」

 

「妾も別にいいのじゃ。」

 

「仲間達もいいらしいから、その依頼は受けるよ。」

 

「それはありがたい。黒歌を最後に見かけたのは人間界のヨーロッパ方面ならようだ。」

 

「なら、さっそく行ってみるか。」

 

「私からもいいかしら?メルトちゃんから私と似たような雰囲気を感じるのよ☆それにメルトちゃんは神性も感じるそうなのよ。何故なの?」

 

「そういえば私のことは詳しく説明していなかったわね。私はギリシャ神話の女神「アルテミス」、旧約聖書の悪魔「レヴィアタン」、インド神話の女神「サラスヴァティー」が複合して生まれたの。だから、貴女と同じレヴィアタンであり、そして神性も持っているのよ。何故、複合したのかとかは説明するのは面倒くさいわ。」

 

「そうことなのね☆疑問が解けて良かったわ!」

 

「疑問も解けたようだし、そろそろ行くか。」

 

そうして俺達は黒歌を保護しに行くのであった。

 

…………

 

 

黒歌を保護し、メルトと冥界に戻っている途中、ヒロインXとグレートレッドが戻ってきた。

 

「おや、マスター!黒歌を保護できたみたいですね!」

 

「ああ、こっちは無事に保護できたが、そっちは何してたんだ?」

 

「そうですよ!これを見てください!」

 

そう言ってヒロインXは1本の剣を取り出した。それは西洋風の剣でよく見てみると、ヒロインXが持っている無銘勝利剣(ひみつかりばー)によく似ていた。

 

「…それはその剣はいったい何なんだ?」

 

「よくぞ聞いてくれました!これは「約束された勝利の剣(エクスカリバー)」です!湖の乙女ヴィヴィアンから託され、この世界での「約束された勝利の剣(エクスカリバー)」の所持者になったのです!これでビームぶっぱできるセイバーになれました!!」

 

ヒロインXはハイテンションでそんなことを言う。

 

「おま、お前がそれをできるようになったら駄目だろう。しかもまだ、セイバーになることを諦めてなかったのか。」

 

「当たり前です!私はセイバーです!」

 

「その剣を託されてから、こやつはずっとそんな感じじゃ。妾は疲れたのじゃ。」

 

グレートレッドが疲れた表情で言う。

 

「っていうか、「約束された勝利の剣(エクスカリバー)」って教会が保持しているって聞いたんだけど」

 

「それはですね、メルトさん。教会が保持しているのは人を集めるためにアーサー王の伝説をもとにして作った偽物のエクスカリバーなんですよ。本物である「約束された勝利の剣(エクスカリバー)」はアーサー王の死後、湖の乙女ヴィヴィアンに返還されていたんですよ。それを私が譲り受けたんです。」

 

「そういうことだったのね。教会も大変ね。」

 

「そんなことよりも、マスター!後でビームを撃たせてください!」

 

「はいはい、後でな。とりあえず黒歌を魔王のもとに連れて行くことが先だ。」

 

そうして魔王のもとに俺達は魔王のもとに向かうのであった。




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