ああっ女神さまっ(黒)   作:ちゅーに菌

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この話をハイスクールD×Dと言い張る勇気ですが初投稿です。






魔性の女

 

 

 

 

 立香の夢の中。泥のようで水のようだが、そのどちらとも明らかに違う黒々とした何かが、海のように広がるだけの閉じた世界。

 

 虚構のようで悪夢のようなその場所。そこで、大きな水辺に咲く花に乗る青年と、明らかに人間でなくどこか水棲生物を思わせる女性が対峙していた。

 

 

『………………』

 

 

 女性は人間では到底不可能な半ば透き通るライトブルーの長髪をしている。更に両耳の後ろから生えている半ばから断ち切った輪を繋げたような黒緑色の大きな角をし、それに走る金色の装飾染みた規則的な模様が特徴的と言えるだろう。

 

 更に身長は160cm程で、その瞳は淡く柔らかな黄昏の陽のように鈍い輝きを帯びた濃い桃色の瞳をしつつ、無機質に真っ直ぐ立香の方を見つめていた。

 

 また、服装においては紐水着だけを着たような露出度の高さであるが、不思議と神性を帯びた神秘的な雰囲気から美しいものと理解できる。更に"その手足が鎖などで縛られている"ということはないが、向こう側からアクションを起こす様子はまるでない。

 

 そんな互いの距離は約1m程。手を伸ばせば触れられる距離で向き合っている。尤もさながら人魚のような女性は、黒い海から生えるように立ち、立香はそれに浮く小舟のようなモノのため、対等というわけでは間違ってもないだろう。

 

「………………」

 

 そして、立香は恐る恐るといった様子で、人魚のような女性にそっと手を向け――。

 

『――――――!?』

 

「…………うーん……」

 

 ビクリと女性の体が跳ねて怯える様子を見せたため、すぐに手を引っ込めた。

 

 立香は人魚のようなこの女性と会う夢をここ1ヶ月ほど見続けており、その結果がこの状態なのである。最初の1週間は酷いもので、立香が視界に入ると、歌のような声で叫んで全く寄せ付けようとせず、叫ばなくなったのは2週間目からである。

 

 それから立香の人畜無害っぷりが徐々に伝わったのか、毎日ちょっとずつ物理的に距離を縮め、3週間経った結果、この距離まで近づくことに成功したのだ。立香の頭に浮かんだのは、人魚でも魚でもなく、全身の毛を逆立てて威嚇してくるなつかない猫のイメージであった。

 

 ちなみに立香は、寝ているときはこの女性にあったことを覚えているが、起きているときは無意識にしなければならないことだと考える程度にしか覚えていないため、日中彼女のことを考えることはほぼ出来ないと思っていい。まあ、夢とは元来そういうものであろう。

 

「えーと……」

 

 とりあえず、前段階として隣に居れるようにはなったので立香は新しい試みを始める。それは"コミュニケーション"を図るというものだ。

 

 実は夢の中にも物を持ち込める。ここにいる立香が衣服を着ていることからもそれは明白であろう。なので日中の無意識の記憶やカーマのぶっきらぼうな促しを頼りに手提げ袋に入れて枕元に置くことで持ち込んだ品物を確認した。

 

 

・菓子パン 3個

・コ○ドーム 20個入り

・マンガ 4冊

・辞書

・エレシュキガルの手袋

 

 

 日中の自分はあまり覚えていないとは言え、一体何を思えばこのラインナップになるのか頭を抱えそうになった。ちなみにコ○ドームが入っているのはどうせいらない気を利かせたニュクスの仕業である。エレシュキガルが腕につけている長手袋は、この前に洗濯してから無くなったと言っていたので気になっていたが、こんなところに紛れていたらしい。後で返さなければ。

 

 マンガを取り出そうとしたが、立香はすぐに諦め、辞書に手を伸ばして取り出すとパラパラとページを捲る。普段立香が勉強に用いているただの国語辞典なのでこれと言って何があるわけでもない。

 

「言葉が伝わらないからなぁ……」

 

『………………』

 

 立香がそう言って難しそうな顔をしているのを見てか、人魚っぽい女性は湿った目を向けるばかりだ。

 

 と言うのもこの人魚っぽい女性は、立香の言葉をそもそも言語として通じていないらしく、声と言えば"Aaaa――"と歌のような透き通った鳴き声を上げるばかりなのだ。

 

 故に無意識にそれを覚えていた昼間の立香が入れたのが、辞典だったのであろうが、必要なのは辞典ではなく、幼児用のひらがなボードレベルのものであろう。しかし、漠然とした記憶の霞からそれを持ってくることは極めて難しいであろう。

 

「カーマ」

 

『イヤでーす。何が悲しくて私がこれ以上あなたの逢い引きのお世話をしなくちゃならないんですかぁー?』

 

 せめて昼間の自分に伝えて欲しいと頼もうとしたが、彼が立っている桃色の水辺の花と化しているカーマは、不機嫌そうにそう告げた。また、心なしかいつもより不機嫌な様子にも思える。

 

 立香としては一切、逢い引きなどではないのだが、文字通り体を張って立香を支えているカーマに言われてしまえば返す言葉がない。

 

 ならばと立香は袋入りの菓子パン――メロンパンを取り出した。買い溜めしていたものであり、コミュニケーションと言えば食べ物で釣ることだ。完全に野良猫扱いである。

 

「食べる?」

 

『………………?』

 

 そう言って立香は袋ごとメロンパンを見せてみたが、人魚っぽい女性は小さく首を傾げるばかりだ。

 

 仕方なく、とりあえずメロンパンの袋を開けてみる。するとプラスチック袋に包まれていたせいで感じなかった仄かに甘い匂いが、立香の鼻腔を擽ると――。

 

『――――――』

 

 メロンパンに人魚っぽい女性の視線が釘付けになった。それも明らかに凝視と言っていい程の見方であり、見れば小さく彼女が鼻をスンスンと鳴らして匂いを嗅いでいる姿もあった。

 

「………………」

 

『………………(じー)』

 

 ふと、立香がメロンパンを右に移動させてみると人魚っぽい女性の視線が右に移動する。

 

「………………」

 

『………………(じー)』

 

 更にメロンパンを左に移動させてみれば人魚っぽい女性の視線も左に移動した。

 

(なにこれ楽しい……)

 

『………………(じー)』

 

 立香はそう考えつつ、上下にもメロンパンを移動させ、両方とも目でメロンパンを追っている人魚っぽい女性を確認してから、メロンパンを差し出してみた。

 

『………………!? Aaaa……』

 

 さっき手を出した時のように肩が跳ねたが、今度は驚きつつも少しだけ立香の腕――もとい手にあるメロンパンに手を伸ばそうとして引っ込めた。そのとき、とてつもなく後悔したような表情をしているように見える。

 

(イケる……!)

 

 立香が思い出したのは、最近ようやく"ちゅーる"で釣れるようになり、撫でさせてくれるようになったあの黒猫の姿である。立香にとって人魚っぽい女性は野良猫と大差ないらしい。

 

 これを好機と見た立香はメロンパンを少しだけ千切って食べて見せる。そして、笑みを浮かべると残りのメロンパンを人魚っぽい女性に差し向けた。

 

「うん、美味しい! 何も入ってないよ!」

 

『………………Aaaa』

 

 すると毒味をしたためか、恐る恐るといった様子で人魚っぽい女性はメロンパンを受け取る。そして、しばらくメロンパンを凝視した後、意を決した様子で目を瞑りながらメロンパンに齧りつく。

 

『Aaaa――!』

 

 その次の瞬間、人魚っぽい女性は声を上げて桃色の星のような瞳を輝かせる。というよりも心なしかキラキラと実際に輝いて見えた。

 

 そのまま、メロンパンを両手で持ち、小さな口で食べ始めたのを立香は微笑ましい面持ちで眺める。

 

『軽く数千年振りの原初の神の食事にコンビニで買ったメロンパンを食べさせる人間って……』

 

「えっ? カーマ何か言った?」

 

『言ってませーん。気のせいでーすだ』

 

 それは言っている者しかしない反応であったが、カーマがそう言うならばと立香はそれ以上言及しなかった。元々、身体無き者(アナンガ)のため、水辺に咲く花となっているカーマは何故か、人魚っぽい女性と接することが全体的にお気に召さないらしい。

 

「えっ……早」

 

『………………』

 

 そんな会話をしていると人魚っぽい女性は既にメロンパンを食べ終えていた。更に立香の手提げ袋を凝視しており、明らかに何かを期待しているように思える。

 

「……………………いる?」

 

『………………!』

 

 立香がそう言いながら残り2つの菓子パン――メロンパンを袋から取り出すと、人魚っぽい女性は両手を伸ばして"くれ"とばかりに手を広げてくる。

 

 なので袋からメロンパンを取り出して渡すと、また両手で持ちながら小さな口でリスのようにもひもひと食べ始めた。

 

 その光景を目にし、"やっぱりコミュニケーションの基本は餌付けか"と何気に酷いことを考えていた立香であったが、それを知る者は心も繋がっているカーマだけである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんだか、立香から嫌な香りがするのだわ……」

 

「えっ? 臭うかな?」

 

 ある晴れた日の早朝の朝食前。珍しくどこか怪訝そうな様子で、エレシュキガルは立香に対してそう呟く。

 

「あっ!? い、いや、言葉通りの意味ではなくて! その……なんというか……会ったことはないけど、覚えのある神性の残り香というか……こっちの世界に絶対に居てはいけない気がするというか……。うー……言葉にし辛いのだわ……」

 

「あはは、なんか困らせているみたいでゴメンね?」

 

 唐突に放たれたエレシュキガルの言葉をそのまま受け取った立香は、自分の服の臭いを気にしたが、直ぐに取り繕ったエレシュキガルが言いたいのはそういう意味ではなく、"神様にしかわからない感覚"であるため、伝えるのが難しいようだ。

 

(立香ったら……絶対に何か危ないことに関わっているのだわ……。しかも本人は自覚してないっぽいし……)

 

「エレシュお姉ちゃん、お皿並べたよ?」

 

『――――――!』

 

「あっ、うん……ありがとう。イングヴィルド」

 

 何か良からぬことを肌で感じつつも、配膳をし終えて立香と入れ替わるようにやって来たイングヴィルドをエレシュキガルは褒める。

 

 あの日、エレシュキガルの胸を借りて泣いてからというもの、この通りイングヴィルドはエレシュキガルになつくようになったのだ。

 

 無論、未だ枕にするにはやや小さめのぬいぐるみのようなサイズのヒュプノスはイングヴィルドに居憑いており、頭の上に乗って何やら鳳凰のように翼を広げてポーズを取っているが、イングヴィルドは全く気にしている様子はない。つくづく、ギリシャ神話の神々がやることは意味がわからないとエレシュキガルは内心思っていた。

 

「ひょっとして立香の夢のこと……?」

 

「えっ、夢?」

 

「うん、立香ったら最近はいつも"目がキラキラしてる人"の夢に入ってるのよ?」

 

『………………(こくこく)』

 

 眠りを司る神であるヒュプノスも頷いている辺り、どうやら比喩でも何でもなく、立香は少なくとも他者の夢に入り込んでいるらしい。それがカーマの力によるものか、立香自身の能力によるものなのかは不明だが、少なくとも原因がそこにある可能性は多分にあった。

 

「夢……うーん、どうすれば……無理矢理割り込むのは危なそうだし……」

 

「――! なら今日の夜は、立香が寝た後で私と一緒に同じ布団で寝れば連れて行けるわ。ヒュプノスさまが」

 

『――――――!』

 

 胴体をイングヴィルドに持たれて、エレシュキガルの目の前に突き出されたヒュプノスは何故かビシッと敬礼を翼で行う。

 

 それに一抹の不安を覚えたが、名だたる神々の中でも眠りに関しては満場一致でこれ以上無いほどのスペシャリストのため、エレシュキガルはヒュプノスとイングヴィルドの不思議なコンビに頼ることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「到着!」

 

『――――!』

 

(ほ、本当にサラッと着いたのだわ……。これだから良権能持ちの神々って便利よねぇ……色んな面倒ごと全部すっ飛ばせるし)

 

 何故か立香が見ているという夢に着くなり、頭上で鳳凰の真似をしているヒュプノスと同じく両手を広げているイングヴィルドを、少しだけ苦笑いを浮かべながら眺めつつ、そんなことをエレシュキガルは考える。

 

「…………ってここ虚数空間じゃない!?」

 

 虚数空間。通常の世界を実数空間とするのならば、単純にその裏側の世界と言っていい。通常の方法では侵入することは出来ず、またここから脱出することも容易ではない閉じた世界だ。

 

 次元の狭間もあくまで定義としては、実数世界に属しているため、ここは世界の裏側の裏側。本来ならば何もあってはならないような(うつ)ろな場所である。

 

「えっ……ま、まま……まさか、ということは――」

 

 ここが虚数空間だとするのならばエレシュキガルはあるものがいることを知っている。彼女からすれば、親から子に伝えられた祖先の伝承のようなものであり、元を辿れば自分自身がそれの血を引いているということも知っていた。

 

 エレシュキガルが恐る恐るといった様子で見ると、地は地平線まで黒い泥のような海で埋まっていることがわかる。彼女と隣にいるイングヴィルドとヒュプノスが泥に呑み込まれないのは、単純に神としての力で浮いているために過ぎず、通常の生命体ならばこの泥に身体の一部をつけただけでたちどころに呑み込まれてしまうであろう。

 

 そして、そんな生命に溢れつつも一切の生命が存在しない虚数空間の中で、一際目立つものが目に入る。

 

 それは大輪の水辺の花と化しているカーマと、それに乗っているいつになく真剣な表情を浮かべている立香――そして、その僅か1mという距離で対峙している存在が問題であった。

 

 一見するとそれは160cmほどの美しくも愛らしい姿をした女性であるが、それはエレシュキガルが恐れるモノの頭脳体でしかなく、実際の彼女の全身は既に目にしている。

 

 その大きさは優に7400万km2。インド洋の面積に等しく、内部は虚数のため体積は無限に等しい。すなわち、この虚数空間内の地平線まで広がる黒い泥の全てが、それそのものなのだ。

 

 元々、それが地上に居た頃は――無限龍(ウロボロス・ドラゴン)オーフィス、黙示録の赤き竜グレートレッドと並び、原初の神でありながら神龍に数えられていた存在。

 

 数ある神話の中でも特に古いメソポタミア神話の中で、原初の女神。

 

 その身は神にして原初の海――生命の海そのもの。そして、死の概念の存在しない龍。

 

 エレシュキガルが産まれるよりも前に最初の生命を産み、育み、愛するためだけに存在した神性。

 

 そして、やがて時が来て不要となったときに、この星に住まう古い神々や人間(産み出した者たち)が協力し、ようやくこの次元の狭間よりも空虚な虚数空間に追いやった最も古い罪。

 

 

 

 "原初の母(ファム・ファタール)ティアマト"

 

 

 

 この星の最凶の神にして、最悪の邪龍である。

 

 そんな存在は現在――。

 

 

 

 

「よしっ……! どうだ! ジョーカー込みでフルハウスだ!」

 

『Aaaa』

 

「ちょっ……エースのフォーカードって幾らなんでも引き良すぎないかな!?」

 

『――――!(ふんす)』

 

「得意気な顔だなぁ……。賭けたお菓子をどうぞどうぞー」

 

『Aaaa――!』

 

「立香、お菓子持って来たから私も入れて」

 

『――――!』

 

「あ、イングヴィルドも来たんだ。参加してもいいかな?」

 

『Aaaa――(ぐっ)』

 

 

 

(――なんで立香ったらティアマト神と、お菓子を賭けてトランプをしているのだわー!?)

 

 

 

 ――立香とそんなことをしており、たった今イングヴィルドとヒュプノスが仲間に加わった。

 

 するとエレシュキガルを見つけた立香は、カーマの花に乗ったまま滑るように生命の海の上を移動し、唖然としているエレシュキガルの前までやって来る。

 

「エレシュキガルか、丁度よかった。この手袋が紛れ込んでたみたいだから返すよ。俺、起きたらここでの出来事をほとんど覚えてないからさ。あはは」

 

「あ……! これ探してた奴! ありがとう――ってちっがーう!!」

 

『――――――!?』

 

「あっ、エレシュお姉ちゃん。人魚さんをビックリさせちゃだめ。大丈夫だからね? エレシュお姉ちゃんは優しいから」

 

『Aaaa……』

 

 何故かティアマトの頭に手を伸ばしてそっと撫でるイングヴィルド。ティアマトはそれを黙って受け入れ――よく見るとエレシュキガルとの間にイングヴィルドを挟んで盾にするような位置に移動していた。

 

 ちなみに水竜でもあったレヴィアタンの末裔のせいか、何故かティアマトはイングヴィルドには立香とは違い、最初から優しく、若干依存的にも見えるらしい。

 

 イングヴィルドの呟きから、そんな"色んな意味でエネルギッシュ過ぎる人魚が居てたまるか"とエレシュキガルは内心で叫んだが、この場の空気を読み、せめて何も言わなかった彼女を誰が責められようか。

 

 

 








立香:食べ物で釣れるなら賭けて遊んだら喜ぶんじゃないか?(尚、相手側の幸運値)



~FGOの人魚っぽいのとの違い~
・メンタル的にまだちょっと余裕があるので手足を縛っていない(ビースト少し手前)
・行動もよりドラゴンっぽい(例:食意地張ってる)
・でっかくてひねくれたオーフィスちゃん(性格)



~人魚っぽいのの絆Lvから見たこちらの評価~

絆Lv0←立香(約3割)
しゃー!(怖い侵略者)

絆Lv1←イングヴィルド(初期位置)
あんしん

絆Lv2
ちょっとすき

絆Lv3
すき

絆Lv4
私の新しい夫

絆Lv5
そうだ、彼のために世界を回帰させよう

絆Lv10
ここがあなたと私の楽園(剪定世界ルート)



~QAコーナー~
Q:イングヴィルドちゃんってなんでいるの?

A:神器で人魚っぽいのを唯一スヤァ…して止めれるストッパー兼水竜なレヴィアタンの末裔なので信頼獲得要員(超重要ポジション)




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