INFINIT・D・STRATS~進化の価値は   作:カオスサイン

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EPⅤ「出会いと決意と予想外PARTⅣ」

Side?

「き、貴様等、ドコのモンだ!?」

「んなこたあいいからとっとと此処の会長さんを出しな!」

「誰が貴様等なんぞの!…ぐはっ!?…」

「ひ、ヒィッ!?…」

突然襲撃してきたエイスのメンバーに「汐月組」の幹部達は追い詰められていた。

「それ以上の狼藉はこの私が許しませんよ」

部屋の奥から着物に身を包んだ小柄な女性が出てくる。

「か、会長!?何故出てこられたのです!?」

「アンタ達だけ傷付くのなんて見ていられなかったからに決まってるじゃない!」

「へえ~、お噂通りの御婦人のようだ」

「一体何が目的だい?それとこの間ウチが友好結んでいる「城之内組」を襲ったのはアンタ達かい?」

「牡丹会長お下がりを!」

ずかずかと前に出ながら男に問う女性に側近が刀を構えながら警護するが…。

「この間のアレはちょいとなあ…それと目的ねえ…俺達のはというとねえ!」

「ぐわっ!?…」

「ッ!?」

問われた男は曖昧にしか答えずに何処からともなく針の様な物体を出し側近を気絶させ牡丹と呼ばれた女性の着物を斬り裂いて上半身を曝け出せた。

「ヒョ~!イイネ!」

「…アタシの体目当てってコトかい…」

「そういうコト…楽しませてもらうぜ~!」

「好き勝手にされるのは癪だけどウチの者にこれ以上手を出さないなら…(コイツ等は知らないみたいだけどもしさくらの存在がこんな下衆な奴等にバレたら…そんな事には絶対させないよ!)」

「交渉成立~!」

男は牡丹を押し倒して己のズボンを下ろしイキリつかせたモノを取り出そうとしていた。

だが…

「ぐえっ!?…」

「何だあ!?」

「ま、真逆!?…」

男が仲間の悲鳴に気が付き周囲を見渡すと部屋の襖から日本刀の鞘が飛び出してきていた。

これが男の仲間をど突いたのだ。

すぐにそれは引っ込んでいったがそれに牡丹は真逆と嫌な予感を感じていた。

「おい、開けて見てみろ」

「ヘイ!」

「だ、駄目!?…」

牡丹の静止虚しく襖が男の指示によって開かれた。

「お、お母様に酷い事しないで!…」

襖の中で先程の日本刀を抱えた少女が震え声でそう言った。

「さくら!?中で静かにしててって言っておいたろ!」

「で、でも!…」

「へえ~、こいつは思わぬ収穫だなあ!」

真逆隠れさせていた娘であるさくらが自分の危機に男達に攻撃するとは牡丹も思わなかった。

男達はさくらの母親似の可憐な容姿に対して己のアレを滾らせ始めていた。

「アンタ等!…」

「おっと動かない方が良いよ?娘さんに死様見せたくなかったらねえ」

「くっ!?…」

さくらにそんな耐え難い経験などさせたくない牡丹は男の言う通り大人しくするしかないと悟る。

そこで…

「死様を刻むのはお前達の方だ!」

「!?だ、誰だ!?」

「此処よ!」

「ぐえっ!?…」

突如何処からともなく聞こえた声に反応した男がその方を向くと下から蹴り上げられていた。

それはこの場所に転移してきた真琴だった。

 

Side一夏

「城之内さん、能力使って彼女達を安全圏に!」

「分かってるわ!さくらちゃんも牡丹さんも助ける!」

城之内さんの親友がいるという「汐月組」の事務所に辿り着き、俺はDゲームのサーチャーで内部を調べる。

案の定エイスのプレイヤー集団が居る事を確認した俺達は城之内さんの能力で奴等の目の前に転移した。

城之内さんがプレイヤーの一人を蹴り上げてすぐにシギルを使い、襲われていた女性達を助け出す。

「なっ!?」

「あ、あれ?…」

「真琴ちゃんがどうして?…それに…」

「話は後!今はコイツ等をどうにかしないと!」

時間停止している間に助けられた女性達と拘束していた男は城之内さんの姿に驚く。

「でも!…」

「大丈夫です!それに彼がいますから」

「え?」

「テメエはあん時の!…」

「おっと!アンタ等動かない方が身の為だぞ?」

「何!?」

城之内さんに気付いた男が仕掛けようとするも俺の一声で止まる。

俺が瞬時に奴等の周囲にダークマターで作り出したライトセイバーの包囲網を張っていたからだ。

「チッ!?…」

「王の姿が見えないようだが?」

「…」

今回の襲撃に全く王が姿を見せていない事に気が付いた俺は男に問う。

彼は無言で視線を逸らしていた。

「成程、今回に限ってはアンタ等の独断か…大方此処の会長さんが美人だと知ったからという所か?」

「ああそうだよ!ISをガラクタにしちまえる力で女共を屈服させて好きに出来ると思ってエイス入りしたというのに王は殺しに快楽を覚えている始末だ!アイツのおかげで抱きたいと思ってた女まで何人殺られちまったか!」

「アンタも同レベルなのは変わらないがな」

「なんだと!」

「屈服させた所で完全にお前のものになるわけではないがな」

「ウルセエんだよこのガキ!」

「動いたな?」

俺の挑発の言葉に激昂した男が動いた。

「げっ!?…」

「ぽぱっ!?…」

一人、また一人と俺のライトセイバーの餌食になっていく。

「こ、この!」

男がニードルを張り巡らせて防ごうとするが無駄だ。

「刺し穿て!【ライトボルグ】!」

「なんだと!?ぐわああああー!?……」

ライトセイバーの束を防いでいる隙を狙い、槍状に生成したライトボルグを潜り込ませニードル能力者の男の心臓目掛けて投擲した。

追撃されるとは思っていなかった奴は回避出来ずに部屋の壁にまで吹き飛び刺し穿たれオブジェクトと化した。

「ひ、ヒイッ!?…」

「に、逃げろー!」

運良くライトセイバーの餌食から逃れていた生き残りが恐怖して逃げ出していった。

「逃がしてよかったんですか?」

「今回の件はニードルの男の独断だったようだからな…王の性格上勝手な事をしたメンバーには何らかの制裁を下す筈だ…奴等の戦力が減る事はあっても増える事は無い」

「成程」

「あ、あの!…」

「ん?」

襲撃者を撃退し一息ついていると助けた少女が話しかけてくる。

「お、お母様ともども助けてくれてありがとう!…」

「それは君の親友にも言った方が良いぞ。

彼女が気が付かなかったらやばかったからな」

「ま、まーちゃんもありがとう!」

「当たり前じゃない!私達親友でしょ!」

「う、うん!」

城之内さんと汐月さんは互いに抱擁し合って友情を確かめていた。

その後、汐月母娘に事情と今後の事について話をした。

その際、牡丹さんが城之内さんに何やら耳打ちをして顔を真っ赤にしていたのは何だ?

話を終えるとどうやら城之内さんの話を聞いて汐月さんがDゲームを始める事を決意したようだ。

後日

「此処にクラン「  」の設立を宣言する!」

「え?」

「空白?」

あの戦いでランクが上がっていたので漸くクラン設立にこぎつけ、名前を発表するとクーリェだけでなく城之内さんまでもが?を浮かべていた。

「ああ、ISにもDゲームにも反逆するという意味で名付けたんだ」

ISの生みの親の篠ノ之束やDゲームの開発者が一体何を考えているのかは全く分からない…俺はそんなご時世に己の思うままに生き抜く!それを反映させたのが「  」だった。

「そういう事ですか」

俺の言葉にクーリェ達は納得してくれた。

そしてそれから数週間後、色んな事があった。

道端で「ダンジョウ拳闘倶楽部」というクランのメンバーに手合わせという名目でバトルを申し込まれたり、Dゲーム初の大型イベントの「宝探しゲーム」にて俺と同じ様な感じでゲームに巻き込まれ友人を失いDゲームの存在に疑問を持っていた須藤 要先輩率いる「サンセット・レーベンズ」の面々との出会い、上位ランカー「花屋」柊 一郎さんや王に殺されそうになっていた志藤 茜(実際に助けたのは俺でなく城之内さん)、との出会いを経て一年が経過し俺達「  」のメンバーは高校生になろうとしていた。

「…それがなんでこんな事になるんだよ!?」

俺、いやクランメンバー全員にとっての緊急事態が発生し俺はチャットを飛ばした。

「『どうしたんですか?』」

「『悪い…巻き込まれちまった…』」

「『はい?』」

「『ウチの糞兄貴がIS動かしたから連鎖的に検査する事になって見事に…』」

「『ええー!?』」

マジでどうしよう?…

 




宝探し編はやっぱりダイジェストで飛ばしました
漸く原作突入です
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