INFINIT・D・STRATS~進化の価値は 作:カオスサイン
Side一夏
「マジで面倒な事になったな…」
真逆こんな想定外な事態に巻き込まれるとは…Dゲームの事があるからある程度自由の利く学校選んだというのにこれは…
「『ど、どうするんですか?』」
「『兎に角、メンバー全員招集をかけてくれ。対策はそれからだ」
「『わ、分かりました!』」
「 」メンバーに招集かけて緊急会議を開き事の顛末を話すと皆当然の如く驚いていた。
「で、結局どうするのよ?」
「そうだなあ…さくらか真琴、どっちかの機体を制作してる所から制作して貰おうとも思っていたんだが…どの道真面目に通う必要性がそもそも無いからそれだと依頼先に悪いからな…かといって国から得体の知れない機体を受領させられても困る。
だったらという事で須藤先輩に頼もうと思っている」
「成程、あの人ならばガワだけでも造れますね。
問題はISのコアですが…」
「それなら以前ウチが他の組から接収していたコアがあるわよ」
「そうか、なら後は調べられても大丈夫な様に人材を雇ってペーパーカンパニーを設立しておこうか」
「決まりですね」
話は決まったので電話で須藤先輩にもこの事を話して了承を頂いた。
ISコアの搭載は汐月組の人がやってくれるそうなので到着するまでは問題無く過ごせそうだ。
と思っていたのに…
「織斑 宏樹です。趣味は剣道ですよろしく」
なんで糞兄貴と一緒のクラスなんだよ!分けられると思っていたのに!
これ絶対面倒事起こされるじゃないか…まあ、クーリェ達が同じクラスでよかったとも思うが…これIS学園で教師やっている愚姉の仕業か…。
未だに俺と糞兄貴の関係に気が付かない愚姉には何の期待もしていない、というかしている余裕などない。
そうそうしている内にHRが終わった直後
「よお」
「…」
糞兄貴が話かけてくる。
コイツがしたいのは俺を見下して自分を高く見せたいだけだ。
俺は完全無視を決め込む。
「おい!宏樹が話かけているのにその態度は何だ!」
「話す事などないだけだが?」
「なんだと!」
コイツもいたか…糞兄貴の腰巾着で世界を変えた元凶である篠ノ之束の妹…姉も姉だが妹も妹もである。
「一夏さんに何しようとしているのかな?」
「何をって宏樹の…!な、なんでもない!…」
「ちょっと箒どうしたんだい!?」
良い笑顔をしたさくらが来るとモップは青冷めた表情をしながら糞兄貴を引っ張って席へと戻っていった。
「…さくら何をしたんだ?」
「何ってさっきの人が全国大会優勝者って聞いたから居合の勝負を申し込んでみただけですよ?」
「あ~…」
さくらの話を聞いてさっきの奴の表情の理由が判明した。
全国区といってもISの台頭もあるのか全体の質が落ちているような大会での優勝だけで威張っているような奴と、さくらの様な真の有段者と比べては雲泥の差が明確だ。
「ちなみに一応聞くがどうだった?」
「はっきり言わせてもらいますと力任せのテクニックがなっていない剣に負ける私ではありませんね」
きっとモップの目にはさくらが般若の様に映ったのであろう。
「お前って以外と大胆な所あるな…」
「そうですか?」
マイペースっぷりを発揮するさくらにこれ以上俺は何も言わなかった。
「ちょっとよろしくて?」
「ン?なんだ、イギリス代表候補か」
「まあ!なんですのその反応は!」
やってきた金髪は典型的な女尊男卑主義者だったので俺が空返事すると激昂する。
まあそこで予鈴が鳴ってそれ以上絡まれる事はなかったが。
「そういえばクラス代表を決めなければいかんな」
具姉がそう言い出す。
まあ俺は推薦されようがやらないけど。
「はい!宏樹君が良いと思います!」
「私も!」
「だったら私は一夏君を!」
ほらきた!
さっき絡んできた金髪がわなわなと震えている。
もしかして推薦されると思っていたのか?
「他にはいないか?」
「俺はやらないぞ?」
「他薦された者に拒否権があると?」
「思っているから言っているんだが」
駄目だこの愚姉…
「納得いかないですわ!私としましてはこの様な…」
そこで痺れを切らした金髪が色々と日本を批判しだす。
「イギリスこそ自慢出来る様な事少ないだろ」
「なんですって!」
糞兄貴が反撃とばかりにイギリス批判をし出す。
というか傍観決めてる愚姉、仮にも教師だったらいい加減止めろよ…。
仕方無い…
「不毛な茶番を繰り広げている中悪いがいい加減にやめた方がいいぞ?セシリア・オルコットさんよ」
「何を…ってひい!?…」
俺が止める。糞兄貴には言っても無駄なので無視する。
オルコットはほとんどのクラスメイトに睨まれていた。
当たり前だ。
「よ、よくもこの私に恥をかかせましたわね!」
「は?自業自得だろうが」
「いいですわ!貴方方に決闘を申し込みますわ!」
「いいぜ!四の五のいうよりも分かり易い!」
「頑張ってくれたまえ」
オルコットの逆切れからの宣言に糞兄貴は意気揚々と受けるが俺は受けるいわれはないのでそう返すが…
「あら?随分と逃げ腰ですのね…貴方のご友人方はさぞかし相当に憐れなのではといえましょうね」
「は?…」
コイツ、今何て言った?…何も知らない外野が虎次郎や数馬の事を馬鹿にするのは到底許せない!
「おい!…」
オルコットの発言にキレた俺は静かに怒気を含めた声を発しながら立ち上がる。
「いいだろう、その勝負受けて立とう!」
「負ければ貴方方は駒使いですわ!」
「ちょっと待って!私達もその挑戦受けるわ!」
真琴達三人も我慢の限界だったか加わってくる。
「いいでしょう!誰が相応しき者であるのか理解させてあげましてよ!」
「話は纏まったな」
かくして俺達は一週間後にバトルをする事になったのだった。