INFINIT・D・STRATS~進化の価値は 作:カオスサイン
Side一夏
オルコットとのバトルが終わった後、彼女はどこか晴れやかになったかの様な表情で今度は糞兄貴とのバトルに臨んだが愚姉がかつて使っていた雪片の発展型武装が糞兄貴の専用機として渡された機体に搭載されていたようでそれから繰り出されたSE毎斬り裂く<零落白夜>にオルコットは対応し切れずに敗北した。
次戦は真琴と糞兄貴か…あ、お疲れ様でした(苦笑い)。
Side真琴
「やあ、今度は君が相手なのかい。
しかしだけどあんな出来損無いなんかの傍にいるのには気がしれないなぁ」
「節穴なアンタなんかと話す事なんて一切無いわ!」
「なんだって?…」
コイツが一夏を理不尽な目に遭わせてた元凶ね…私が煽ると相当沸点が低いようで簡単にのってきた。
そうね…最初の数十秒だけは舐めプして後は一夏に許可は貰ってるから存分にアイツに叩き込んであげるわ!
「いいわ、三十秒だけ時間をやろうじゃない!天才なんだったら私の防御を突き崩してみなさいな!」
「その言葉後悔しても知らないよ!」
私の誘いに馬鹿は乗ってきて剣を振るってくる。
「温いわね!」
「なっ!?」
はあ、予想以上に期待外れね…これなら時々個人的に模擬戦をやらせてもらっているダンジョウ拳闘倶楽部の方が遥かに上ね。
基礎に沿っただけの馬鹿の剣撃を私は専用機「拳兆」の拡張領域から篭手[拳玄]をコールして軽々と押し返す。
「この!…クソ!クソ!…」
「ほらほらどうしたのかしらあ?!掠ってすらもいないわよ」
攻撃が押し返されるだけで馬鹿は目に見えて焦り始める。
「もうタイムアップよ!今度はこっちの番!」
時間を迎えたので私はブースターを吹かし馬鹿に接近する。
「そ、其処だ!」
馬鹿は馬鹿正直に反撃を試みてくる。
「そうくるのは既に計算済み!」
「!?」
私はテレポートを使い馬鹿の攻撃を回避した。
周囲の目には私がイグニッションブーストで緊急回避したようにしか見えていない。
「アンタの敗北迄のタイムを測ってあげるわ!」
「お、俺は天才なんだあ!零落白夜ぁー!」
私の煽りにまたまたのってきて技を繰り出してくる。
だがもうそれに意味は最早無い。
「【時戒の反示】…!」
私がそう呟きながらアンチクロック・ブレインを発動させると周囲の時間の流れが完全に停止する。
「さあいくわよ!」
私は懐から取り出した懐中時計を空高く投げてシギルで停止している馬鹿に接近しコールした脚部武装[孝龍]をキックの止まらぬ連撃を浴びせる。
「お次はこれでも喰らいなさい![虎侍丸]!」
コールした長刀で何度も斬りつける。
「コレでトドメよ!」
再び孝龍をコール、ENをチャージし構えをとる。
「やあ!<呼法・龍皇蹴>!!」
必殺技を馬鹿に直撃させる寸前にシギルを解除する。
「んなっ!?…が!?…」
停止を解除された馬鹿は私の繰り出したコンボ攻撃のダメージが一気に蓄積し真面に回避行動すらも取れない。
私は直撃を喰らわせた後、丁度落ちて来た懐中時計を見事キャッチして宣言する。
「44.44秒!それがアンタの敗北迄のタイムよ!」
「があー!?…」
龍皇蹴の一撃が決まった事で馬鹿のSEは0になった。
さあ、次は一夏の番ね!