OVER LORD~Fallen Angelmemory~   作:DDX

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chapter2ー5 王国戦士長

 

兵士side

 

 

何故、こんなことに…

 

 

「助けてくれェェェッ!!」

 

「死にたくない!!」

 

「うわァァァッ!!」

 

 

目の前に起きている出来事が未だに信じられない。

 

 

だって…

 

 

「グゥオオオッ!!!」

 

 

こんな化物がいるなんて聞いてないのだから…

 

 

 

兵士side end

 

 

 

・・・・・

・・・・

・・・

・・

 

 

 

モモンガことアインズの指示により村を襲っていた兵士を殺戮するためデスナイトは村にいる兵士を探していた。

 

兵士を見つけたデスナイトは咆哮を上げ兵士に襲いかかった。

 

まず、近くにいた兵士を盾で凪払う。鎧を着ている筈なのにその鎧は粘土のように簡単に潰れ、凪払われた兵士は吹き飛ばされ痙攣していた。

 

一瞬の出来事に兵士だけではなく村人達も状況が把握できぬかったがデスナイトはお構い無しに兵士に剣を振るう。

 

1人の兵士は首を斬られ、1人の兵士は真っ二つにされ、逃げようとする兵士には盾で凪払う。

 

まるで兵士達を弄ぶように…

 

デスナイトに恐怖した兵士達の隊長らしき人物が金をやるから助けてと泣き叫ぶがデスナイトは問答無用にメッタ刺しにした。

 

 

「お金挙げますからッ!お金!オカネェ!おかねをッ!!!」

 

 

醜く泣き叫びながら助けを乞い続けるがデスナイトには届くことはなく何時しかその声は止んでいた。

 

その後も暴れ回るデスナイトであったが…

 

「…デスナイトよ。そこまでだ。」

 

声がした方を見て兵士や村人達は唖然とした。

 

何故ならその四人は“空に浮いているのだ。”

 

ゆっくりと大地におり立つと仮面をつけた人物が話し出す。

 

「初めまして、私はアインズ・ウール・ゴウン。…諸君には生きて帰って貰う…そして諸君等の飼い主に伝えろ。」

 

その瞬間、アインズから強烈なオーラを出しながら話し続ける。

 

「この辺りで騒ぎを起こすな…騒ぐようなら今度は貴様等の国まで“死”を告げに行く…と…行け!!」

 

その言葉に生き残った兵士達は武器を捨て悲鳴を上げながら逃げて行った。

 

「あ、貴方…貴方様方は一体…」

 

村人達から代表者らしき人物がアインズ達に声をかける。

 

「この村が襲われているのを目撃し、助けに来た者だ。」

 

アインズの言葉に疑問視しているようで村人達は焦った表情をするがアインズの隣にいるプリずんが続いて話す。

 

「無論、貴様等を助けたのはただでは無い。それ相当の代価を頂くがな…それと…」

 

プリずんは周りを見ると村人にある命令を出した。

 

 

・・・・・

・・・・

・・・

・・

 

 

 

「あ、あの…“死体”はこれで全部です。」

 

「…うむ。」

 

プリずんの目の前には村で殺された死体が並ばれていた。

 

「ほ、本当に彼らは“生き返る”のですか!?」

 

「…先程も言ったが死後から余り時間が過ぎず損傷が少なければな…後は知らん。」

 

そう…今、プリずんがやろうとしているのは《蘇生魔法》である。

 

アインズに比べれば使える蘇生魔法はランクが低いがこの世界でも効果があるか調べる為、プリずんは村人達に蘇生魔法を使うことをアルベドとローズに説明したが…

 

「…(コイツ等か…)」

 

プリずんが見つけたのは二人の死体であった。

 

この死体の人物こそエンリ・エモットの親である。

 

そう、プリずんはエモット夫妻を生き返らせる為だけに蘇生魔法を使うことにしたのだ。

 

「(この二人と後、数人程度は生き返らせればいいだろう。)」

 

そしてプリずんは手を死体に向けた瞬間…

 

 

パアッァァァッ!!

 

 

眩しい光が放たれ、光は死体に降りかかると数体の死体がなんと起き上がったのだ。

 

「…ご…ごごば……」

 

「ゎだじぃは…」

 

「…な…な…にが…」

 

呂律が回ってはいないが確かに生き返った村人達に他の村人達は驚愕していた。

 

「ほ、本当に生き返った!!」

 

「き、奇跡だァッ!!」

 

歓喜する村人を他所に死んだままの村人に涙する者がチラホラ見え隠れしていた。

 

それをプリずんは黙って見ていたが特に気にすることもなかった。

 

「いっ、一体…貴方様は何者なのですか…」

 

1人の村人の質問にプリずんは答えようとしたが…

 

「(そう言えば…モモンガさんも名前を変えちゃったし、自分も名前を改めるかな…アインズだからツヴァイ?どうしよう…)」

 

自分も名前を改名しようと考え出すプリずんだが結局は良い名前が思いつかなかった。

 

その時…

 

「お父様、此方にいらしゃったのですね。」

 

「ローズか…どうかしたのか?」

 

プリずんに駆け寄るローズにプリずんは何かあったのか訪ねた。

 

「アインズ様からの命を承っておりますわ。…リ・エスティーゼ王国の王国戦士長を名乗る人物が現れたのでお父様をお呼びせよと…」

 

「(リ・エスティーゼ王国…この国の名か?)解った…すぐ行く。ローズ、付き従え。」

 

「はい!!!」

 

嬉しそうにローズはプリずんの後を追うのであった。

 

「(王国戦士長か…どんな奴なのだろうか…)」

 

 

リ・エスティーゼ王国の王国戦士長とプリずん…

 

この二人の出会いにより…

 

この先の未来でとんでもないことが起きることなど…

 

プリずんはまだ知らない。

 

 

 

 

 

chapter2ー5 王国戦士長 end

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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