OVER LORD~Fallen Angelmemory~ 作:DDX
「・・・と言う訳で残ったのはプリずんさんだけして。」
「・・・そうなんですか。」
あれからモモンガはプリずんが居なくなってからのアインズ・ウール・ゴウンについて話した。
最初はテンションが高かったプリずんだがそのテンションは次第に下がっているのが見て解る程だった。
「でも、仕方がないですよね。皆さんにだって生活がある訳ですし!」
「・・・プリずんさん。」
明らかに無理矢理、明るくしようと振る舞うプリずんに対しモモンガは心苦しくなる。
せめて彼が来ることを知っていれば彼と仲が良かった人達が来たかも知れないのに・・・
「それにこうしてモモンガさんと再会できたし、モモンガさんがナザリックを守ってくれてたからこうやって自分が来れたんですから・・・」
《ありがとう、モモンガさん》
プリずんの言葉はモモンガにとってとても嬉しかった。
そのたった一言でモモンガの心は救われたのであった。
「そう言えば・・・モモンガさん先程はどちらに行かれようと?」
「あぁ、最後にギルド長としての役目を務めようかと玉座の間へ行こうかと…」
「なら、自分もお供しても?」
「是非。」
そう言うと二人は部屋を出て10階層の玉座の間へ向かった。
歩く二人に会話はなかった。
二人は歩きながら見る光景を目に焼き付けているからだ。
10階層へ到着すると・・・
「(あっ、あれは・・・)」
プリずんが見つけた先には執事服を着た白髪白髭の男性と六人のメイドが頭を下げ待ち構えていた。
「(確か・・・たっちみーさんが作ったNPCの…“セバス・チャン”に戦闘用メイドの“プレアデス”だよな。)」
プリずんとモモンガは立ち止まってNPC達の顔を覗いた。
「(ゴメンね…今まで会いに来れなくて…本当に…)」
心の中でプリずんは謝罪し、玉座に向かおうとすると彼らが後を着いて来た。
どうやらモモンガが着いて来るよう命じていたようだ。
そうこうしている内に二人は玉座の間へと着き、玉座への扉は開いた。
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
モモンガside
オレはプリずんさんと共に途中、セバスとプレアデスを付き従え玉座の間へとやって来た。
玉座へと入った先にはタブラさんが作ったNPCで守護者統括である”アルベド”が待機していた。
玉座の椅子は一つしかないのでオレはギルド武器であるスタッフ・オブ・アインズ・ウール・ゴウンを玉座に向け、もう一つの
椅子を用意した。
「プリずんさんはそちらにどうぞ。」
「ありがとうございます。」
そう言ってプリずんさんは椅子にかけた。
プリずんさんが座ったのを確認してオレも座った。
「(そう言えば・・・アルベドってどんな設定だったけ?)」
ふっと気になったのでアルベドの設定を確認するが設定にやたらこだわるタブラが作った為、長い説明文がズラーっと続いた。
「(…長い)」
オレは長すぎる文を流し読みするとある文に目が止まった。
《ちなみにビッチである。》
「(あ~ギャップ萌えだって聞いてたけどさ…これは流石に…)」
オレはチラリとプリずんさんを見たが心ここにあらずか呆けていた。
「(…よし!)」
オレはプリずんさんの目を盗んでアルベドの設定を改変した。
ビッチの欄を削除し、新しい書き加えた。
《モモンガとプリずんを愛しいる。》
「(ま、まぁ~最後だし良いよな…)」
オレは少しドキドキしながら残りの時間を過ごすのであった。
モモンガside end
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
残り時間も僅か3分となった。
「…そろそろですね。」
「えぇ、早いものですね。」
二人は玉座の間にあるギルドメンバーの紋様を見る。
たっちみー・死獣天朱雀・餡ころもっちもち・ヘロヘロ・ペロロンチーノ・ぶくぶく茶釜・ウルベルト・タブラ・武人建御雷・弐式炎雷・ブルー・プラネット・やまいこ・るし☆ふぁー
「…楽しかったですよね。」
「えぇ、本当に…楽しかったです。」
モモンガの言葉に頷くプリずん…するとプリずんはモモンガにある質問をした。
「モモンガさん…もし、また会えたら…また自分を仲間に…「しますよ。」してくれます…かって…え?」
プリずんが質問を言い切る前にモモンガは返答した。
「…しますよ。探してでも必ずプリずんを仲間に率いれます!」
「モモンガさん…」
プリずんは礼を言おうとするが既に10秒を切っていた。
だから一言だけモモンガに伝えた。
「モモンガさん、また会いましょう。」
「ハイ、また…」
こうして二人は静かに目を閉じた。
しかし・・・
「「ん?…あれ??」」
目が開けた先には現実ではなかった。
chapter1ー2 end