OVER LORD~Fallen Angelmemory~   作:DDX

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chapter1ー3 驚愕

 

「(なっ、なんだ!?いったいどうなって・・・)」

 

プリずんは困惑していた。

 

サービス終了時間を過ぎたというのに自分の目の前に写る光景はあの真っ白な部屋ではなく、ナザリックの玉座だからだ。

 

「ッ!?(GMコールが繋がらない!それにコンソールも開かないし、どうなっているんだ!!?)」

 

明らかな異常な状態に困惑するプリずん。

すると・・・

 

「どうかなさいましたか…モモンガ様、プリずん様。」

 

プリずんでもモモンガでもない第三者が二人に話しかけた。

聞き慣れない声に振り向くと・・・

 

「あのォ…プリずん様?」

 

NPCである筈のアルベドが心配そうな顔でこちらをみていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「(キャアアアッ!!NPCが喋ったァァァッ!!?)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

喋ることなどない筈のNPCが喋った事に驚愕するプリずんの精神はズタボロになりかけていた。

 

なんとか冷静になろうと気を落ち着かせようとすると・・・

 

「アルベド、GMコールが利かないのだが・・・」

 

モモンガがGMコールについてアルベド質問したがアルベドは解らないようでモモンガとプリずんに謝罪した。

 

それに対し、モモンガは冷静に対処する。

 

「(あれ?モモンガさん…意外に冷静??)」

 

モモンガが冷静なことに不思議に思うプリずん。

ただ単にモモンガがアンデットな為、精神作用無効が働いていることに気付いていない。

 

「セバス。」

 

「はっ!」

 

「大墳墓を出てナザリック周辺地理を確認せよ。」

 

「かしこまりました。モモンガ様。」

 

モモンガがセバスに命じ、セバスが玉座を出ようとすると・・・

 

「待て、セバス。」

 

プリずんがセバスを呼び止めた。

 

 

 

・・・・・

・・・・

・・・

・・

 

 

 

プリずんside

 

 

 

モモンガさんがセバスに外を調べるよう指示を出したので自分も着いて行こうと思い、セバスを呼び止めた。

 

「待て、セバス。(待ってよ!セバス・・・ってあれ?)」

 

慌て呼び止めた筈が自棄に落ち着いた声で呼び止めていた。

 

「なんでございましょう。プリずん様。」

 

呼び止められたセバスは振り向えり、自分を見てきた。

 

「我も行こう。(自分も行って・・・って!なんだこれ!?)」

 

自分の話し方がおかしくなっていることに漸く気付いた。

 

「(もしかして・・・“折れぬ傲慢”の効果かァ!?)」

 

《折れぬ傲慢》とは堕天使の最上級にしか修得できない常時発動型特殊技術(パッシブスキル)であり、傲慢な意思を持つことで他者からの毒・病気・睡眠・麻痺・即死無効といったスキルや魔法を無効にする効果がある。

 

アンデットにも同じ効果のスキルがあるがそれとの違いはスキル発動中はプレイヤーのセリフ(会話)が傲慢なモノに変化するというユグドラシルらしい意味不明なモノ。

 

だがそのスキルはONOFFできる筈なのだがONのまま固定されていた。

 

 

 

「御言葉ながら…プリずん様が動く必要は…」

 

「…我に意見する気か?(ダァァァッ!!ゴメンねセバスゥゥゥッ!!)」

 

ぶわッ!!

 

その瞬間、自分から黒い霧のようなモノが涌き出た。

それに対し、セバスの顔色が青ざめた。

 

「失言でございました…申し訳ありません。」

 

謝罪するセバスに申し訳なくなった自分はセバスの前に立ち…

 

「良い。気にするでないセバス。」

 

「はっ!ありがとうございます。…しかし、プリずん様の御身に何かあってはいけません。何人か護衛を付けるべきと進言致します。」

 

セバスの言葉に納得した。

 

「(確かに…この状況ですら異常なのに外がどうなってるか解らないもんな。)ならば…ユリ・アルファ!」

 

「ハイ。」

 

「ナーベラル・ガンマ!」

 

「はっ!」

 

「ルプスレギナ・ベータ!」

 

「ハイっす!」

 

自分がプレアデスの3名を呼ぶと3人は自分の前に来た。

 

「貴女ら3名に我の護衛を命じる。残りのプレアデスは9階層へ向かい異常がないか確認し、警戒体制を取れ。」

 

「「かしこまりました。」」

 

そして先程とは別のプレアデス達はそれぞれの持ち場へ向かっていった。

 

「…では、我が友よ。後は頼む。」

 

そう言って自分はプレアデス3名を抱きしめ、セバスの肩に手を起きそのまま外へ転移した。

 

転移する直前…何か背中がゾッとしたのは気のせいだろうか?

 

 

 

プリずんside end

 

 

 

・・・・・

・・・・

・・・

・・

 

 

 

「よし、着いたな。」

 

大墳墓の外に着いたのを確認し、プリずんは抱きしめていたユリ達を離し、セバスの肩に置いてた手を退けた。

 

その瞬間だった。

 

ピクッ…

 

「なんだ…これは…匂い?」

 

匂いなど存在しない筈のゲームに不思議ながらもプリずんは匂いがする方へ足を動かした。

 

その先には…

 

「なッ!!これは…!?」

 

目の前に広がる光景にプリずんは驚愕した。

何故なら…

 

 

「“星”だと…」

 

 

夜空に広がる一面の星々と…

 

地平線が見える草原だった。

 

 

 

 

 

 

 

chapter1ー3 end

 

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