環いろはちゃんと共依存的にイチャイチャしたい人生だった 作:風剣
「あれ」
「……よっ」
――どこでもなく、いつでもない。
――一瞬の刹那のようで、永い停滞のような。
自分たち以外何もない空間に、気付けば『桂城シュウ』はいた。
「……すっげー、見たらわかるよ。やっぱお前めっちゃつえーじゃん。ムッキムキだし、背もたっけーし。へえ、かっけー……」
「お前だっていずれはこうなるさ。途中で死ななけりゃな」
「死なねぇよーだっ」
舌を突き出してはからからと笑う6才児の自分に、16才の少年もまた屈託なく笑う。
目の前にいる、まったく同一の自分。明らかな異常事態に、しかし2人に動揺はなかった。
類稀な直感によるものか、あるいは目の前にいる自分こそが同一存在である為か。当たり前のように状況を受け入れた2人は、これといった警戒もなしに悠々と歩み寄る。
「ふんっっ」
「おらッ」
幼子の爪先が超高速で少年の爪先に突き刺さり、莫大な力を籠めたデコピンが幼子の額で炸裂した。
「いって~~~~~~~~~っっ!!」
「喚くなうるっせえな、どうせ効いてやいねえだろクソガキ」
「いや効いてるって!!」
涙目で額を覆い絶叫する6才児の被害者面を鼻で笑う少年。小さなシュウが全力で見舞った強烈な一撃に返ってきた手応えは銅像かなにかでも蹴ったかのような鈍く、硬く、重いもので、彼が痛痒にさえ思わなかったのは明らかだった。
自分に対して遠慮することはなにもない。この瞬間ばかりはいろはにも見せない大人げない笑顔を浮かべるシュウ。目線を合わせるように屈んで頭をわしゃわしゃと撫でまわす年上の自分の顔を涙目のまま睨みつけた6才児は歯を剥き出しにして憤慨した。
「このやろーっ、自分ばっかりズルいぞ! あんなに可愛い女の子たちのことひとりじめしやがって! どーせおっぱいやお尻触り放題でマンキツしてるんだろっ、ずるいずるいずるい!」
「人聞きが悪すぎる。俺が付き合ってんのはいろはとななかだけだし他の娘たちには一切手を出してねえよ。だいたいそれを言うならお前こそなんじゃねえのか、お前
「えー、めっちゃオレいいこにしてたよーっ。いいこ過ぎてずっといろはやみんなに可愛い可愛いってぎゅーってされてたもんねーっ。お風呂だって毎日一緒だったんだぞ!」
「このガキ」
鼻高々にマウントを取ってくる幼子に苦笑いになるシュウ。ふふーんと自慢げにする小さな自分を上から下まで見る彼は、幼い少年らしく細く、華奢な年相応の矮躯に内心唸った。
(――6才児だったっけか。そりゃ母さんも頭抱えるわけだわな。小さすぎる)
屈強な体格。強靭な筋骨。異形に通用する怪力と武装。――そして、頼ることのできる仲間。10年後のシュウと比較して、幼い彼には魔女と戦うための力があまりにも足りない。
けれど、幼子は知ってしまった。異形の存在を。悟ってしまった。母のように、将来の幼馴染たちのように、命懸けでそれらと戦う魔法少女がいることを。
であるならば、彼はきっと魔女を探すようになるのだろう。
――合わせ鏡は消えた。
――起こり得なかった奇跡は忘れ去られる。なかったことになる。幼いシュウの記憶からもこの1週間は曖昧な思い出に成り変わり、消えてしまうだろう。
きっとそれさえも、意味はない。
いずれは気付く。将来の世界の記憶も、そこで知り得たことを失っても。異形との遭遇によって、魔女の気配は明白な天敵として彼の魂に刻み込まれた――。今後はもし目に視えずとも、遠く離れていたとしても。シュウは、簡単に魔女の存在に気付くことができるだろう。
そこで魔女と戦うのが母だろうが、見知らぬ女の子だろうがシュウはきっと構いはしない。必ず全力で助ける――。一度そうしてしまえば、あとは彼が死ぬか、時間がたって丸くなるか、
母さんは苦労するだろうな、コレを抑えるのに。
苦笑する少年。子どもらしい真っすぐな正義感と、恵まれた家庭によって培われた善性は多分、魔法少女のことを見て見ぬ振りはできないだろう。例え、実の母から止められたとしても。
「まあでも、力が足りないからって、危ないからって泣き寝入りすんのも違うしな。難しいもんだ」
「?」
「や、大変そうだなって思ってさ」
きょとんとする
「……まあ、これだけは言っておくか」
「どんなしんどい時でもさ、自分を独りだと思うなよ。――案外
愛される才能でもあるのかもななんて笑いながら、胸の中心を軽く小突く。
ひとりでいることに耐えられる人はいくらだっているけど。
きっと、ひとりっきりでいて平気でいられる人は、そう多くないんだ。
――その点、自分はどこまでも恵まれていたと少年は思う。
家族を全員喪った、人生で一番最悪なときですら。いろはがいて、ういがいて、義母さんが、義父さんがいてくれた。神浜に来てからはやちよが新たな住まいを提供してくれて、フェリシアが、さなが、鶴乃が、女の子たちのなかに混ざる黒一点の自分を厭いもせずに受け入れてくれた。
いろはが、ななかが、ういが、ねむが、灯花が、たくさんのひとが。自分を慕い、愛してくれていた。
「こんな大変なことが起きたとしてもさ。
「それを忘れなかったら、助け合える誰かがいることを見失わなかったら。きっと俺たちは、挫けずにやっていけるさ」
「……うん?」
わかったようなわからないような顔をして、けれど頷く少年。まあ難しいよなと朗らかに笑いかけてむむむと悩む男の子の頭を撫でながら、シュウは目元を弛める。
今はわからなくたっていいと思う。
父さんに母さん、お婆ちゃん、いろは、うい。義父さんと義母さん。まだ会ったこともないだろう仲間たち、これから会うことになるだろう友だち。皆と過ごす時間のなかできっと、自分の言葉の意味が理解できるだろうという確信があった。
「――みんなによろしくな」
「……うん」
すれ違う。帰路につく。互いの居場所に戻る。
その、直前。
「――なあ。母さんがいなくなって、平気だった?」
「……」
その声に、怯えや不安はなかった。
その目には、寧ろ大きくなった、
……ほんと鋭い奴だよな。自分で自分に対して呆れながら、シュウは不意の質問を受け止め回顧する。
――シュウは、幸せ?
そんな質問をされたことがあった。自分は理恵の言葉に対して、確かに幸せだと心からの答えを返した。
けれど、あのとき。一瞬だけ、言葉に迷った理由があったとしたら――。
「……平気なわけないさ。はっきり言って最悪だぜ? 周りの大人からの眼はうざいし、美味い唐揚げやカレー作ってくれるひとはいなくなっちゃうし、しんどいときに相談に乗ってもらえることもなくなっちゃうし」
「あとは、まあ――寂しいよな、普通に」
――恋人に、妹たちに、みかづき荘のみんな。
――大切なひとたちの団欒のなかに、健在の家族も加わって居てくれたらと何度思ったか。
「……」
「でもまあ、俺は平気さ」
「え?」
お前は精々喪わないようにしろよ。
飄々とそう口にした彼の背に届いたきょとんとした声。目を丸くする少年の方を振り向いたシュウは、憂いのない晴れやかな笑みをみせて言った。
「教えてもらえたからな」
「愛されてたって。愛されてるって。……なら俺は、もう大丈夫さ。きっと、お前もな。頑張れよ、桂城シュウ」
あんまり女の子泣かせんなよと、最後に一言だけ余計なお世話を焼いて帰路につく。もうこのひとときも終わることを、彼は既に理解していた。
「──あっ」
「おいオレー! シュウー‼︎ そうだ、言い忘れてたけどさ!」
「向こうのみんなに聞いたんだけどさ! みんな、俺のこと大好きだってー‼︎」
「……そっか」
「嬉しいな、それは。……本当に」
***
視界が開ける。眼前に広がった、鏡の結界――。後頭部に炸裂した拳骨の衝撃に前のめりになりながら合わせ鏡を抜けたシュウは、1歩2歩と前方に進み、体勢を整え、周りを見ようとして。
「――お兄ちゃんッ!!」
「わっ、うい――。んむぉっ」
飛びつくようにして抱き着いてきたういに、唇を奪われた。
――マジか。
唇に伝わる柔らかい感触。目をかっ開くシュウの首にしがみつく少女は、唇を離して見上げた兄が驚愕を露わにしながらそれでも拒絶することなく自身を抱擁するのに嬉しそうにはにかむと再度口づけを交わす。
二度、三度、四度。最愛の妹からの気持ちを無碍に扱う択は有り得ない。最早開き直りの境地にさえ達したシュウがういの好きなようにさせていると、勢いよく駆け寄ってくる二つの気配。
「お兄さん!」
「お兄様ー!!」
「お前らもかよ。いや待て今は危ない。ちょっとどくから待っバカおま」
危うく妹ともども合わせ鏡に出戻るところだった。焦った顔で両手を広げ灯花とねむのダイブを受け止めるシュウ。文句のひとつでも言ってやろうかと憮然とした顔をする少年は、しかし何かを言うよりも早く勢いのままに口を柔らかな唇に塞がれ観念したように肩をすくめる。
左手にねむ、正面にうい、右手にねむ。抱える3人から交互に口づけを浴びせられるシュウの心境は穏やかではない。前方からちくちくと刺さる視線の方をあまり意識しないようにする彼はどうしたものかと腕に抱かれながらべたべたくっついてくる妹たちに頭を悩ませたが――。
「お兄ちゃん……帰ってきてくれて、よかった……!」
『おかえり!』
心からの喜びを露わにして笑顔で口を揃えた妹たちの言葉も、もう一度のキスも。
正直、満更ではなかった。
はっきり言って、気分はかなり良かった。
「……うーん参った参った」
「ひゃっ」
ういたちを抱え直し前へと進む彼はあたりを見回し、自分のことを助けに駆けつけてくれたのだろう魔法少女たちの様子を確認する。鏡を通して戻ってきた直後に恋人を差し置いて飛びついてきたういたちとキスを交わした彼に対する目線は隔意というよりはとうとうやったかと言わんばかりの呆れが強く、それはそれでどうかと思わないシュウだったが――恋人の方を確認した彼は、仰天して目を剥いた。
「いろは!? めっちゃ泣いてる、どうしたの!? いやお母さんか!」
「ぁ、シュウくん……。ちが、ちがうの。ごめんね、ちょっと待って……」
綺麗な眼も真っ赤に泣き腫らしてる幼馴染に慌てて駆け寄ると、かぁっと紅くなって目元をごしごし拭い回復の魔法まで使おうとするのに思わず渋面になる。気まずそうにして身じろぎするいろはが顔を隠そうとするのに今更だろと息を吐いたシュウはういたちを降ろしながら問いかけた。
「どうしたの本当。母さんになんか言われた? ほんの1時間前に話したときだってガチ泣きしてたのにもっとひどいじゃん、よくそんなんで来れたな」
「だ、だってぇ……! お義母さんに会えるだなんて思わなかったから、私、私ぃ……!」
「珍しいなぁそこまで弱ってんの……」
まあ、仕方ないよな。苦笑を浮かべたシュウは涙目になって鼻をすするいろはの頭に手を乗せると宥めるように優しく撫でる。
――シュウもいろはの魂を預かる立場だ。それはいろはの身も、心も、命も、過去も、未来さえも明け渡されるのと同義である。当然、シュウの家に魔女が現れて以来ずっといろはが抱え込んできた痛みも、とっくのとうにシュウは赦しているというのにそれでもなおその罪悪感を払拭することはできていなかったことも、知っている――。
理恵が10年後に行くことを容認したのはシュウだ。その邂逅自体が、ずっとずっと、シュウに、理恵に、助けられなかった家族に対して罪の意識を抱いていたいろはに
相当な荒療治の自覚はあったが。自身が魔女になったことを知ってもなお己を貫き通してみせた理恵と会って話せたことは、それなり以上にいい影響を彼女に遺せたのだろうことも話すいろはの様子から悟る。
「――母さんはなんて?」
「……ぐすっ。シュウくんのこと、よろしくねって。……愛してるって。幸せになっちゃえって」
「そっか。……話せてよかったな」
「う゛ん っ。……ありがとう……」
シュウの言葉に、いろはもまた涙ぐみながらもこくりと頷いては力なく微笑む。そんな彼女の濡れた頬に手を添えながら、くいと自分の方を向かせた彼はにこやかな表情で問いかけた。
「他には?」
「他? ええっと。綺麗になったって、褒めてくれて」
「それはそうだな。お母さんもびっくりだったと思うよ。他には?」
「えっ。……ななかさんたちのことも認めてくれて、幸せにって……」
「『たち』か……。まあうん。大事なことだよな。他には……いろはと、俺のことで、なにか言ってたか? それはダメ、みたいなこと言われなかったか?」
「えっ。……………………………あっ」
シュウと目線を通わせていたいろはの瞳がブレる。
ちょっぴり気まずそうに、申し訳なさげに。目を泳がせて言葉に悩んでいた彼女は、恐る恐ると義母の言葉を代弁する。
「……ソウルジェム、渡してたの。そういうの本当にダメだって。死んじゃったら責任なんか取れないって。私じゃなかったら別れさせてたって、怒られちゃったな……」
「それはそうだぞ。マジで反省しろ? 俺になら全部預けられるって信頼すんのはいいけど本当に全部預けるって全然話違ってくるからな?」
「……はい。ごめんなさい」
「よし。じゃあほら」
「へ?」
ずいと突き出された掌。それとシュウの顔を交互に見比べるいろはに、シュウはふんと鼻を鳴らした。
「お前みたいな危なっかしい奴にソウルジェム持たせたまんまってのも怖いからな。反省したなら許すよ。……そもそも今回は本気で危なかったから返しただけなんだ、返却希望なんか受け付けないからな?」
「……えへへ。うんっ」
「えーっ、いいなあ! お兄様お兄様、私たちのは?!」
「魂預けてくる大馬鹿はひとりで十分だわ」
ぶーたれる灯花の頭を撫で、いろはから返されたペンダントを受け取ったシュウはそのまま首にかけると周囲を見回す。
既に魔法少女たちによって制圧されたのか、近辺に魔女や使い魔の気配はない。いや、もっと上の層にいけばあるいは帰路に陣取る使い魔もいるか――。完全に気を抜くことはできずとも、ひとまず周りの安全は確保されていることを確認したシュウは笑みを浮かべ声をかけた。
「まずは、みんな本当にありがとう。おかげで帰ってこれたよ。……ひとまず、いろいろ話を聞かせてもらっていいか?」
***
「……ね、みかづき荘は楽しかった?」
「うん! すっげー楽しかった! 初めて本気で遊べたんだ! 他のともだち泣かせちゃうからこっちだとあんまり走れなかったんだけどね、魔法少女ってすっげー強いの! 鬼ごっこでガチでやって捕まったの初めてだったー!ねっお母さんもほんとはあのくらい走れたりするの?」
「私は結構きっついなぁ。年だよ年……」
「まだ23じゃーん。おとなのひとにお母さんの年教えたら若いってみんな言うよー?」
「子どもの頃みたくはいかないのよ、魔法少女なら猶更ね」
「――シュウくんシュウくんシュウくーん!お帰りー!」
「いろはだ! ただいまー!」
「えへへ、ぎゅーっ」
「ぎゅーっ! ……えへへへへ、やっぱいろはだぁ。こっちのが安心するなあ」
「?」
「なんでもなーい! ……ういの顔見に行きたくなってきたな、ねっいろは。これから一緒にお見舞い行かない?」
「うんっ、行こう行こう!」
「こらこらこらこら明日にしなさい。もう夜だから……」
「「えー!」」
「この子たちはもうっ。……ふふっ、ご飯にしましょ。いろはちゃんも食べていく? 今日はからあげだよ」
「いいのー!? いきまーす!」
「うめー! はい、いろは食べさせてあげる! あーん!」
「あ、あー……あひ、
「あひゅ、うま! えへへー。……そういやいろはー、オレのでっかい頃のやつとか会ったりしなかった?」
「?」
「なにをいってるんだい、シュウのでっかい頃って?」
「あれー? こっちに来たんじゃないの?」
「……」
「もうシュウは寝たのかい?」
「うん、ぐっすり。大変だったみたいだしね……。智江さん、昨日のこと覚えてる?」
「忘れはしたよ。さっき保管してたキオクを使って思い出しなおしたところだよ。一体どれだけこの状況で融通が効くかは怪しいけどね……。理恵は?」
「私はばっちり。もしかしたら明日には忘れちゃうかもだけどね。……向こうのいろはちゃん、綺麗だったなあ」
「世界の繋がりが消えたら、いずれはなかったことに、か。またあのシュウに会えないのは、正直残念だけどねえ」
「こっちでも見れるよ。お婆ちゃんにはその頃まで踏ん張ってもらわないと」
「ひひっ、それはお互い様だろう?」
「……うん」
「……大丈夫かい?」
「……平気。立派に育った息子の顔が見れたんだもの、感無量よ。たとえ忘れたとしても――」
「あの言葉のおかげで。あの子と逢えたおかげで。10年だって20年だって、私は踏ん張れる」
「……いろはー。起きてる?」
「んにゅ……」
「寝ちゃってるか。……へへ」
「大好きだよ、いろは。……ぜったいぜーったい、幸せにするからな」
「……うん。結婚しよ?」
「しよしよ……。お、起きてたのかよー!!」
***
「……あれ、そういやオレたちなんでこっちに来てんだっけ?」
「そういえば……」
「うーんこっちでも影響はぼちぼちか。……こっちでは1週間過ぎてんだよな? 俺が向こうに行ってた間の記憶どう補完されんだろうな……」
「一応、ねむちゃんがウワサを使って学校やインタビューの対応はしてくれてたから平気だと思うけど……」
「ああ、やっぱそこらへんほんとありがたいわ」
「うんっ。お兄様がスマホ渡してくれたおかげで引継ぎはばっちりだったよー。くふふっ、パスワードも愛いっぱいで嬉しかったにゃー!でも4人分の誕生日の足し算ってちょっと安直じゃなーい?」
「別にいいだろ、セキュリティとしてはそう不足ってこともないだろうし――ん?」
「……シュウさん」
「……ああ、わかってる。……そこにいるのは誰? 魔法少女だよな?」
「……あはは、バレちゃったか」
「まさか見つかるだなんて思わなかったなー。……初めまして、桂城シュウくん。智江おばあちゃんからいろいろ聞いてるよ? すっごいよね、キミ。……私の名前は瀬奈みこと。折角だから仲良くしてほしいな?」
道は別たれた。
少年たちに退路はない。彼らは、最期のそのときまでただ進む――。
これにて愛の証明編は完
魔法少女の救済が成されるまで、あと──。