環いろはちゃんと共依存的にイチャイチャしたい人生だった   作:風剣

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 マギウスの翼の有する最大の特徴であり、最大のアドバンテージは数だ。

 組織を拡大するにあたり灯花、ねむの工作によって神浜市外にまで喧伝されたという魔法少女の救済。事情を知らぬ者にはピンと来なくとも、魔法少女の真実を知る者、あるいは救済の話を聞いたあとに魔法少女の真実を目の当たりにした者にとっては唯一の拠り所として機能したのだろう。神浜にきてかえでやももこ、レナと接触したのが初めて目撃した魔法少女によって構成されるチームだったシュウにとって参加後に聞かされたマギウスの翼に所属する魔法少女の数……特に神浜の外から来た魔法少女の数はここまで集められたのかと少年をして度肝を抜かれるものだった。

 

 そうした、各々の求める救済のために無理を押し通し神浜を訪れた学業、門限、家庭に拘束される要素の少ない魔法少女たちによる人海戦術によって神浜にて行方を晦ました魔女を追い、座標を特定する。そうして魔女を見つけ出しさえすれば、あとは学業を終えた主力陣の出番だった。

 

 少なくとも聴覚の概念を持つ敵なら2体1で確実に封殺できる天音姉妹、撮影相手を装備であるカメラのなかに閉じ込める優秀な異能を持つ白羽根の魔法少女、黒羽根から借り受けた伸縮自在の鎖を用い力技で魔女を抑え込むシュウ。

 産みの親謹製の特殊なウワサと接続することで莫大な破壊力を叩き出すという魔女守、その気になればそこらの魔女を1ダース並べても纏めて粉砕し得るだろう殲滅聖女(ホーリーマミ)などの火力特化とはまた異なる捕縛に秀でた技能を持つ魔法少女とともに戒めから解き放たれた魔女のもとへと運び屋によって飛ばされた少年は、骨肉を粉砕された四肢ごと黒い鎖によって丸まるように拘束され不格好な肉団子のようになった魔女の上で息をついた。

 

「――いや普通に死ぬかと思ったんだが。使い魔蹴散らして棲み処に辿り着いたと思ったらいきなり落雷ばらまいてくるとかちょっとおかしくない? 近付いたら近付いたでハイドロポンプみたいな超水圧ぶっぱなしてきてたからこいつとんでもない火力砲台だったな……」

 

「本当に、お疲れ様でした……」

「す、すいません私たち逃げるのに精いっぱいで……」

 

「いやいや良いよ、あんなん相手取ることになるのは正直想定外すぎた。寧ろ使い魔をある程度引き受けて呪いまでまいて動き鈍らせてくれただけでも本当に助かったよ」

 

 魔女団子が時々不気味に動くのにたじろぎながらもいたたまれなさそうにする黒羽根の魔法少女に首を振った少年が気にすることはないといって魔女の上から降りると、枯れ果て罅割れた荒れ地の魔女結界の上空からバサバサと羽音が響く。

 顕微鏡を彷彿させるレンズの単眼と大きな頭。神浜市で魔女たちと戦うなかでよく見かけた大きな鳥が、魔女の上に集まっていた。

 

『ホビーミャン、ホビーミャン』

『ホビャビャチュビャンビョコミャヴィビャビャヴィ?』

 

 燕のような姿をした使い魔がバタバタと周囲を飛び交う。魔女の上を旋回する鳥が次々にその尾から錨を降ろして魔女を丸める鎖に絡めていく様子を見守りながら、新たに見る使い魔の生態に少年は目を丸くし拘束された魔女を持ち上げ飛んでいく使い魔を見送った。

 

「こいつら……この街で魔女退治してるとよく見かけたけど、確かマギウスが操ってるんだっけ? 生け捕りにしろっていうからどうやって運ぶつもりかと思ったけれどこうやって持ち運べるの便利だよな――痛い! え、なに、何……やめろ掴むな爪痛いわ!」

 

『ホビーミャン……』

 

 勢いのいい羽音が響いたかと思えば、唐突に後方から肩をがっちりと捕まれる。鎖で拘束に取り掛かっている間は地面に突き刺していた黒木刀を振り回し追い払えば、何やら落ち込んだような鳴き声をあげられ飛び去られた。

 

「だ、大丈夫ですかー!?」

 

「なんだったんだアレ……」

 

「……燕らしく巣作りの素材にしたかったんですかね?」

 

「えぇ、人間で作られた巣に組み込まれるところだったのか俺……。役に立つとはいっても結局魔女だな、ほんと害悪な……。いやいや冗談に乗っただけだからそんな不安そうな顔しなくていいよ。ホラー映画じゃん人で作られた巣とか」

 

「私、前あの使い魔が魔法少女を……いや何でもないです」

 

「!?」

 

「何、何やったのあの燕……!? ……ちょっと黙んないでよ怖くなっちゃうからさあ……!」

 

 魔女が捕らえられ燕の使い魔によって持ち去られたからか、荒野の魔女結界も崩れ落ち消え去っていく。ひとりの黒羽根の発言により物議を醸していた彼らは魔女の居座っていたデパートの屋上に戻るとそそくさと物陰へ引っ込んでいく。

 黒羽根、白羽根としてマギウスの翼の魔法少女が纏う衣装は個性の統一という観点では一役買っているものの、顔をフードで隠した黒ローブ白ローブの妖しさは100点満点、一般人からすれば不審者とそう大差ない。デパートの屋上には魔女に食われかけていた一般人しかいなかったため人気も薄かったが、衆目の前に出るリスクは回避しておくにこしたことはなかった。

 

「さて、俺と天音姉妹と観鳥さんで魔女を捕獲して……梓さんはもしものときの後詰めなんだっけかな。ひとまずは俺たちの役割もここで終わりだろうし、これで――」

 

「あ、桂城さんさっきみふゆさんが終わったらお婆ちゃ……智江さんのところに行ってくれって言ってましたよ」

 

「――あの生霊。最近アレ俺のことを体のいい使い走りとでも思ってないか……?」

 

「……智江さんって、桂城さんのお婆ちゃんなんですよね? 2人とも魔法少女でもないのにマギウスの翼を手伝っているくらいだしいろいろ事情はあるんでしょうけれど、家族に対してそういう言い方よくないと思います。……その、いつ逢えなくなるのかも、わからないですし」

 

「……」

 

 ――マギウスの翼には。

 魔法少女、その残酷な運命を知った者が多く在籍していることもあり黒羽根のなかにも、家族や親類……あるいはそれ以上に大切な友人との喪失を経験したものも多い。

 

 遠慮がちにかけられながらも、確かな実感の籠められた混じりけない心配の言葉に。苦り切った渋い表情になりながらも、ただ少年は小さく頷いた。

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 その朝の登校のとき、シュウはいろはたちに対し放課後にマギウスの翼で一仕事があると伝えていた。

 言葉通り、HRの終わった少女が彼の教室の様子を見に行ったときには、少年はもういなくなっていて。シュウのひとつ前の席であるというレナにはいろはを見るなり胡乱な表情で「アイツならとっとと帰っていったけれど。何、一緒じゃなかったの?」と疑問をなげかけられた。

 

「ふーん、マギウスの翼に入ったんだアイツ……。……マジ!? あーいやそっか、そっか! アイツいろはのこと大好きだから魔法少女の救済とかどうとかって事情を信じたらそのまま全力で応援することになるのか、うっわあ……。え、正直魔法少女救済云々って滅茶苦茶怪しいじゃない、本当に信じちゃったの?!」

 

「……わからない。シュウくんから話をきいた限りだと、相当たくさんの魔法少女が話を信じてマギウスの翼に入っているみたいだけれど……。私も、救済そのものは決して嘘じゃないと思う」

 

「――それで出てくるのが絶交階段だか魔女を守るウワサってなるとねえ。……こんなこというのもアレだけど、集団で洗脳されてるとかじゃないわよね。本当に大丈夫なのそれ? というか魔法少女を救済するっていわれても何が何だかって感じなんだけど。本当に救済するっていうなら魔女を絶滅させますくらいのことは言いなさいよって思うんだけど」

 

「……」

 

 魔法少女の救済、その詳細を知らないものにとっては当然の疑問だった。……けれど、マギウスの翼が掲げる救済と、それに協力するシュウから魔法少女の真実を聞かされたいろはには、恋人が信じると足るに判断したマギウスの翼の理想が間違っていると断ずることも、ウワサや魔女を神浜にばらまいて他者を巻き込むことを是とする姿勢を肯定することもできなかった。

 存在していたという痕跡とともに姿を消したういも未だ行方が知れず、そんななか突きつけられたのは魔法少女がいずれ魔女になってしまうという事実。シュウが抱え込み苦しんできた魔法少女の運命に、いろはは未だ答えを出せずにいて……少年には魔法少女の救済に関して信じないでいてくれてもいいとさえ言われているだけに、早く決断を下さなければならないという焦燥がひとしおだった。

 

 だってこのままでは――彼に、背負わせるだけになってしまうから。

 

「ただいまー。……誰も、いないのかな」

 

「モッキュ!」

 

「……キュゥべえ」

 

 いつの間にかすっかりみかづき荘に居つくようになった小さなキュゥべえがとてとてと駆け寄ってくるのを抱き上げるいろはは、目を細めて頬擦りする小動物の白い毛並みを撫でながらリビングへと歩を進める。

 

「シュウくんは、今日も遅くなっちゃうのかな。やちよさんが帰ったらメールについても相談できるといいけれど……」

 

「モキュ?」

 

「気になる? シュウくんやお母さんにも知らないアカウントやアドレスからのメッセージに反応しちゃダメってきつく言われてたし最初は私も無視してようかなって思っていたけれど、よくあるものとはちょっと違うんだよね……。魔法少女のことも知っているみたいだし……あ、また来た」

 

 

差出人不明

私が監禁している子を助けて

差出人不明

私を消してください

差出人不明

どうか助けてください

差出人不明

あなたは魔法少女ですか?

差出人不明

私を消してください

 

 

「かん、禁……」

「モッキュゥ……」

 

 思わず返信を押しかけて……そこで辛うじて踏みとどまったいろはは、膝上に乗せた携帯の画面をのぞき込んでいたキュゥべえと顔を見合わせる。

 

「やっぱりこれ、誰かに相談した方がいいよね……」

「誰に相談するって?」

「ぴゃいっ!?!?」「モキュっ!?」

 

 飛び上がったいろはに驚いたキュゥべえがスマホをひっくり返す。転がった端末に意識を向けるのもままならぬまま、ばくばくと心臓を打ち鳴らす胸を抑えるいろはは背後を振り向いた。

 

「しゅ、シュウくん……帰ってきてたのなら声をかけてよぉ。あれ、用事は……? 今日はてっきり遅くなるのかと思ってたけどもうマギウスの翼でのお手伝いは終わったの……?」

 

「あー、いや。今帰ってきたところだよ。軽く休憩したらまた出る。運び屋が優秀だから移動に時間をかけないで済むのは便利だけれどそのせいか面倒ごとも任されやすくてなあ……。まあ今日はそう遅くならないと思うけど。それで、何かあったのか?」

 

「あ、えっと……」

 

 明らかに忙しそうにしているシュウに頼ってもいいのかという逡巡はあった。けれども彼と話すことのできる時間も普段と比べ著しく少なくなってしまっているという事実と、学業とマギウスの翼での仕事をこなす彼が疲れをおくびにも出さずに構ってくれている気遣いに対する仄かな喜びが遠慮に打ち勝って小さく頷くと、ソファに座るいろはの隣に座った少年に床に落ちていた携帯を見せる。

 

「これ……昨日から来ているメールなんだけれど……」

 

「……へえ」

 

 画面に表示された文面を確認するにつれ、怪訝そうに眉を顰めた少年は困惑したように唸る。

 差出人不明、そしてメールの文面に記載された魔法少女の単語。安易に信用するには胡散臭く、けれどいろはのことを魔法少女と関わりある者と捉えたような内容は欺瞞と断定するのも躊躇わされる。……神浜に来てから随分妙な騒ぎに巻き込まれるようになったなと心中で吐露しながら、再度文面を確認する少年は目を細めた。

 

「……これが一般人から送られたものじゃないにしても、内容が本当かどうかなんてこっちからじゃわからないからなあ。魔女が携帯を使うってことはないにしても、魔女に操られた一般人がメール送ってきてる可能性も否定できない訳だし。仮に魔法少女だと……んー、捕まってる子を助けてほしいならともかく自分を消してくれって頼むかぁ?」

 

 眉間に皺を寄せ唸るシュウが頭を悩ませる横で共に携帯の画面を見つめるいろはは、最後に送られてきたメール……『私が監禁している子を助けて』と入力されたメッセージを見ながら呟く。

 

「――シュウくん。これ、返信してもいいかな」

 

「……」

 

「もしこのメールを送った人が、監禁しているっていう人を助けたくても自分の意思で助けられない状況になっているようなら……それはちょっと、放っておけないって思うの。魔法少女や魔女みたいな協力してもらえるひとの限られるようなものが関わる事件でわざわざ知らないひとに助けを求めるくらい追い詰められてるかもしれないなら、力になってあげたい」

 

 ……桃色の瞳を見返す。

 まだ困惑や素直に信じてもいいのかという疑念もあるのだろう。けれどその眼から伝わる真摯な思いは、苦しんでいる人の助けになりたいという言葉は決して嘘偽りではなかった。メールの送り主の語る内容も真実とは断定できない現状、そこまでスイッチは入っていないようだが……状況次第によっては、彼女はその事態に深くかかわることで生まれるリスクを顧みることなく、あるいは顧みた上でもなお監禁されているという者を、メールの送り主を助けられるよう力を尽くすのだろう。

 

 まだ少女も悩んでる最中、魔法少女の真実にも踏ん切りをつけられている訳ではないだろうに。

 

 それが、いろはの美徳なのだろうと思う。

 けれどそれは。少年にとっては、必ずしも――。

 

『――ごめんな、さい。シュウ、くん……』

『私、を……殺して……?』

 

「……」

 

「シュウくん?」

 

 無言で隣の少女をかき抱く。唐突に抱きしめられるのに目を瞬きながら、すっぽりと腕のなかに収まるいろはは気遣わし気に少年を見上げた。

 

「……死にきれなかった婆ちゃんと久々に会ってから、ロクでもないようないろんな記憶見せてくるようになってさぁ。正直、参ってるんだ。『お前が失敗するとこうなる』『お前が弱いままだと誰も守れない』てのをまざまざと突きつけられる感じがしてさ。……気が滅入る」

 

 抱擁する恋人の温もりを噛みしめながら語る少年の声音に険はない。悩んで、苦しんで、もがいて……そうして、全てを賭けるに足ると判断したもののために力を振るうと決めた。ぶつぶつと愚痴をこぼしながらも、彼はやめたいとは決して口にせずいろはを抱きしめる腕の力を強めた。

 

「それでも、いろはさえ居てくれれば……。いや、それは今いうことでもないか。まあ、無理はしないでくれよ。俺はそろそろ行かないとだから、返信するのもそのメールについて調べるのも俺かやちよさんたちが居る時にしてくれ。……じゃ、行ってくる」

 

 抱きしめる腕を解きいろはの頭を撫でた少年は、ソファを立ち上がって壁に立てかけていた竹刀袋を回収するとそのままリビングを出る。「モッキュ!」と耳に届いたキュゥべえの鳴き声で我に返ったいろはは、慌てて立ち上がって玄関へ向かうと最近新調された靴を履いて調子を確かめるように爪先を叩いていた少年に向かい声を張り上げた。

 

「シュウくん、相談に乗ってくれてありがとう! あと……いってらっしゃい!」

 

「……うん、行ってくる」

 

 微笑んだ少年が玄関の扉を開いた先には、紫色の髪を目深に被ったローブから覗かせる魔法少女がいた。彼女はいろはを見て小さく会釈すると、武装らしきチャクラムを振るって虚空を切り裂く。刃の軌跡を追うようにして形成された穴に躊躇なく踏み込んだシュウは、いろはに軽く腕を振りながら黒羽根の少女とともに消えていく。

 その様子を見送っていたいろはは、キュゥべえを腕に抱きながら小さく呟いた。

 

「記憶……。記憶を見せられたって、どういうことなんだろう……?」

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 

 翌日。神浜市を訪れる2人の少女の姿があった。

 

「ここが、神浜市……。マミさんはどこにいるんだろう?」

 

「現状この街にいそうなことくらいしか手がかりはないし……。ひとまず魔女の反応を追いながらここの魔法少女に接触することができたら、巴さんのことを見かけなかったか聞くことができるんじゃないかな……」

 

 リボンの特徴的な桃色の髪の少女と、眼鏡をつけた黒髪の少女。ともに見滝原市の中学の制服を纏う2人は、神浜市で起きる異変へ調査に向かったのを最後に行方不明になった先達の魔法少女を追い神浜市に訪れていた。

 しかし、神浜市に訪れたのも初めてで捜索する魔法少女に関する手がかりらしい手がかりも存在しない。ひとまずの方針こそ見定め駅を出たのはいいものの、土地勘もない彼女たちにとっては魔女の反応があまりに多い街で魔力をひとつひとつ追うのも一苦労だった。

 

「本当に魔女が多いんだね、この街……。一体どうなっているんだろう……?」

 

「追っていた魔女もいつのまにか気配が消えちゃっていたし……。また探しにいかないとなのかな……」

 

 見知らぬ土地で唯一の標ともいえる魔女の気配も見失い途方に暮れる少女たち。

 路地に迷い込んだ2人に、それぞれの特徴を確認した少年は竹刀袋を担ぎなおしながら声をかけた。

 

「……もしかして、鹿目まどかさんと暁美ほむらさん?」

 

「ひゃわっ!? は、はいそうですけれど……!?」

「!? えぇっと、貴方は……?」

 

 驚愕と警戒の表情を浮かべ振り向く魔法少女。黒髪の魔法少女の容姿を確認しひとまず安堵したように息を吐いた少年は、「魔法少女を探していると聞いてね」と簡潔に語った。

 

「俺は桂城シュウ。2人の探している魔法少女……巴マミの同僚だ。君たちが希望するなら、これから巴さんのところに案内するよ」

 

 





・桃色の少女
ご存じまどか御大。VIP待遇。

・黒髪の少女。
ワルプルギスRTAの立役者。限られた時間で再走繰り返してだんだん荒むと立派な走者に。
まだそんなに険しい顔をしてない(4走目)。


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