環いろはちゃんと共依存的にイチャイチャしたい人生だった 作:風剣
記憶ミュージアムから出入り口まで運ばれるなか、いつの間にかゴンドラに乗せられていた少女たちの間には重苦しい沈黙が立ち込めていた。
魔法少女の真実を知った衝撃。魔女の正体が実は自分と同じ魔法少女であったという絶望。自分たち魔法少女の魂がソウルジェムとしてちっぽけな宝石に変えられ、これを砕かれたら為す術なく死ぬことへの恐怖。
それを知っていた者も、知らなかった者も自分たちに課せられた魔法少女の
「……なんなんだよ、魔法少女が魔女になるって。今まで倒してきた魔女は、みんな魔法少女だったって……! ふざけんなよ、じゃあなんで、なんでオレは――あんな、あんなに……!!」
「フェリシア……」
「……」
魔女を倒してきた数こそは、7年間魔法少女として活動を続けてきたやちよに劣るだろう。だが、魔法少女になって以降みかづき荘という身を落ち着けることのできる拠点を得るまで魔女に対する憎悪を燃やし傭兵としてこの場の誰よりも激しいペースで魔女と戦ってきたフェリシアが記憶ミュージアムで知ってしまった事実にどれだけの衝撃を受けたのかは想像に難くはなかった。
ぷるぷると震える手を見下ろして血反吐でも吐くような悲嘆を滲ませるフェリシアに、隣の鶴乃もさなも何も言えず。苦し気な表情で沈黙を守っていたやちよは、薄く息を吐き出すと腕を組んで口を開いた。
「……告白をすると。私は、ソウルジェムを砕かれて死んだ魔法少女と、ソウルジェムを濁らせて魔女になった魔法少女のことを知っているわ」
どちらも──大切な、仲間だったと。深い後悔を籠めて、けれどはっきりと断言したやちよに鶴乃が目を見開いた。
「やちよ、それって」
「……安名メル。雪野かなえ。どちらも記憶ミュージアムでみたものと同じものを思い浮かべてもらって構わないわ。魔法少女の真実に深く関わる形で、彼女たちは亡くなった──。ごめんなさい鶴乃、本当にごめんなさい。込み入った話はまた……また後で話しましょう」
挙げられた名前と彼女たちの死因に思うところがあったのか顔色を変えて立ち上がった鶴乃を手で制すやちよ。泣きそうな顔になってそれでも唇を引き結んで座り込んだ彼女に代わって激情を露わにやちよを睨みつけるフェリシアが年若い魔法少女たちの心境を代弁するようにして叫んだ。
「なんだよ、それ。やちよも知ってたのかよ。……知ってて黙ってたのかよっ、オレたちが魔女になるって!」
「もしそうなら、少なくとも貴方といろはがここに居ることもなかったでしょうね」
「……ドッペル……」
落ち着き払った態度を崩さないやちよの指摘に、この神浜において魔女の代わりに魔法少女が発現させた異形の存在を思い出したいろはは憂いを滲ませた呟きをこぼす。
言葉だけではない、実際に起きた出来事として魔法少女の真実を改めて伝えられ衝撃を受ける彼女が思い出したのは、かつて彼女に対して恋人が口にした言葉。
『――借りができたんだよ、本当に大きな借りだ。だから本当はウワサを倒すのにも協力すべきではないんだけど……まあこればかりは向こうの責任もでかいから問題ないさ』
(――シュウくんが借りだって言ってたのも、やっぱり……。私が口寄せ神社でドッペルをだしたときのことだよね……)
少女たちが地下水路にてフクロウ幸運水の調査に臨みマギウスの翼の姉妹と魔女守のウワサに追い詰められるなかで駆けつけたシュウの発言を思い出すいろはは、恐らくその頃には既にマギウスの翼と繋がりができていたのだろうと当たりをつける。
己に刃を向けた少年の顔は、能面のような表情を取り繕いながら大きな激情を瞳の奥で燃やしていた。ああまで彼を思い詰めさせた原因が自分にあるのだろうことは容易に想像がついた。
「……私、は。結局……」
大切なひとの重荷にしか、なれないのだろうか。
『――そう。わかっていたことでしょう?
「っ」
ぬるりと、背後から伸びた腕が首を絞めつけてきたような気がした。
貴方がいるから。貴方が弱いから。彼はいつも苦しまなければならないのだと。いろは自身が強く感じているからこそ否定することのできない言葉で責め立てる
やめて――。強く瞼を閉じ念じれば這い寄る怨嗟の声はいろはの不出来を罵りながら消えていくが、刻み込まれた言葉は深々と胸の奥に蟠る。震える手を膝上で強く握りしめるいろはは、意識して懸命に呼吸を整えながらゴンドラが止まるのに顔をあげた。
隣のやちよもいろはの様子に気付いたのか、その柳眉を潜め気遣わし気に視線を向ける――。大丈夫? と声をかけた彼女に弱弱しい笑みとともに平気ですと返し、いろははふらつきながら立ち上がった。
シュウは、あくまで前提の整理だと言っていた。
これ以上彼に背負わせる選択肢はない。これから明かされる話がどんな内容であったとしても、いろはは受け止めなければならない――。
その筈、なのに。
いざ彼から、魔法少女の真実以上の「ナニカ」を突きつけられたとき──本当にそれを受け入れることができるのか、いろはには自信がなかった。
空間が裂ける。
黒羽根の魔法少女、『運び屋』に連れられ空間の裂け目から現れた灯花は、空中回廊にひとり佇む黒髪の少年に気付くとぷくりと頬を膨れさせ彼のもとに駆け寄った。
「もー、急にお婆様が呼びだすからどうしたのかと思ったらイヴのことを開示するだなんて言いだすから驚いたよ! 別にアレに関して今更どうこうできるものでもないけれども、マギウスの翼の最重要機密事項なのには代わりないんだよ? 例え家族にだってそうほいほい明かしちゃダメなんだから!」
「――自分たちを救う魔法少女が居たことは、救われる魔法少女ならば知っておくべきことだろう? それこそ、家族なら猶更だ。……計画に影響を与えさせはしない、それは保証するよ。魔法少女の救済は、絶対に止めさせはしない」
「む……」
――それが、たとえ
『魔女守』の名のもとに切り捨てると、そう言い切った少年にドレスを纏う少女は一瞬だけなんともいえない表情をした。
「寧ろ、灯花こそ大丈夫なのか。あの娘は――」
「別に、良いもん。イブが……イブになった魔法少女が私たちと志を同じくして
ガコンと音を鳴らして、魔法少女を運んだゴンドラが2人の待つ空中回廊の前に停まる。中から出てきた魔法少女たちの姿を確認する灯花は、浮かない表情のいろはに気付くと口元を綻ばせた。
「ま、忙しいなかで時間を作って様子を見に来てあんまり待たされずに済んだのは僥倖かにゃー。初めまして、環いろは。……それとも、久しぶりって言った方が良いのかなー?」
「……! 灯花ちゃん! マギウスにいるって聞いていたけれど、本当に……!? もしかしてういのことも――」
「うわ、本当に私のこと知ってるんだ。会った覚えもないひとにあれそれ知られてるのってこんな感じなんだね……。残念だけど私は貴方のことも貴方の探していた妹のことも知らないよ? お婆様はそこらへん最近変な動きをしているけれど……少なくとも私に関して環いろはと桂城シュウだけが持ってる妙な記憶については期待しないで欲しいにゃー」
くすくす微笑む灯花はそっけなくいろはの抱いた期待を否定すると手に持つ傘をくるくると回転させながら記憶ミュージアムから乗せられてきたゴンドラから降りた魔法少女たちを睥睨し様子を確認する。
魔法少女の真実を突きつけられた魔法少女たちの表情は一様に暗く、元より知っていた者ですらも心中の動揺は顔色に出ている。彼女たちがウワサの内部でどのような内容を見てきたかは簡単に把握できた。
この分なら勧誘も簡単に終わりそうだと想像できるだけに、強力な魔法少女を引き入れる絶好の機会をみすみす棒に振ることになるだろう少年の行動には彼女も思うところがないでもなかったが――、マギウスの翼の救済の要である魔女が密接に関わっている以上、そのトップである灯花とて安易に否定することはできなかった。
憔悴を滲ませる少女たちを見回し残念そうに肩を竦めた灯花は、気を取り直すと気軽な調子で彼女たちに声をかける。
「みんなデモンストレーションは終わったかにゃー? マギウスの翼に関する詳しい説明は特にプログラムに組んでなかったけれど……。もう粗方の内容は桂城シュウや梓みふゆから聞いてるんじゃないかな? 本題に入る前になにか中身のある質問があるなら聞くけどどう~?」
「……本題、ね。デモンストレーションでああなる辺り、碌な内容ではないのでしょうけれど……。それは、今この街に起きている異変と関わるものなのかしら」
「それはもう。だってこの街に魔女を集めているのもドッペルのシステムを展開してるのは私たちなんだし――よっと」
灯花の合図とともに床からせりだした機器。ドラムカンじみたごてついたプロジェクターから少女たちに向かって光が放たれ、彼女たちの眼前に立体映像を投射した。
虚空に映し出された聖堂と思しき空間、その中心には白く巨大なシルエットが鎮座している。
映像越しであっても異様な存在感を出す巨体に、魔法少女たちには心当たりがあった。
「……これって」
「魔女――?」
「……」
どくりと。
心臓が早鐘をうった。
フェリシアとさなが声をあげるなか、一筋の汗を滴らせるいろはは薄く息を吐く。
無意識下で、ピースとピースが繋がろうとしていて。けれど、それにどうしても目を向けたくない、受け入れることのできない自分がいた。
「うん、まだまだ魔女として完成してないから今私たちが育てているんだけれどね。エンブリオ=イブっていうんだよ? マギウスの中枢でずっと神浜から穢れを集めてドッペルのシステムを構築してるの。本当はマギウスの翼でも幹部以外にはまず共有しないような超のつく機密なんだからねー? 特に環いろはと傭兵さんは感謝した方がいいよ、この魔女と私たちの組んだシステムがなければ魔女化で即死だったんだから」
「――灯花」
その先を説明するのなら自分が良いだろうと、遮るシュウが声をかけるのに少女は肩を竦めた。無理し過ぎて不具合起こすとかやめてよー? と呆れたように口にする彼女に苦々しい顔つきになりながら、前に進み出た少年はいろはを見つめ淡々と説明する。
「……灯花の言っていたように、その映像に映っているのがエンブリオ=イブ……、灯花たちマギウスによって発見、制御され、魔法少女の救済の要として据えられている魔女だ。俺が――魔女守が、その武力をもって
「そして――。ここからが、灯花やねむ、アリナさん。魔女を発見した3人の魔法少女ですら把握できなかったこの魔女の出自の話だ」
――まっ、て。
絞り出そうとした言葉は声にならなかった。
「この魔女が発生したのは神浜市の里見メディカルセンターだ。灯花、ねむ、そしてアリナさんが遭遇したイブは、周囲から呪いを溜め込んで蓄える習性があった。それを利用したマギウスの3人は神浜市全体にソウルジェムの穢れを収集する結界を展開……穢れを溜め込んだ魔法少女がドッペルを放出して魔女化を防ぐ仕組みを作り上げた」
「そして、行方不明のういだが――」
「待ってよ……」
唇を震えさせたいろはからこぼれおちた声。
抑揚のない少年の言葉が止まることはなかった。
「一番最初にねむに作られたウワサである魔女守が、魔法少女になった3人の魔法少女の内1人が穢れを過剰に溜め込み魔女になったことを観測した。裏付けは既に取れている、婆ちゃんがエンブリオ=イブが生誕しない線ではういが存在し、イブが産まれた瞬間に彼女に関する情報が喪失するのを――」
「やめて」
あくまで、彼は冷徹だった。
震え声になった恋人がその瞳を涙で濡らすのを認識しながら、けれどシュウは胸の軋みを無視し簡潔に事実を告げる。
「やめてよ、お願いだから――。ねえ、やめて! シュウくん!!」
「――エンブリオ=イブ。その映像に映る魔女は……魔法少女になった環ういが、魔女になった姿だ」
ぴしりと、何かが罅割れた気がした。
ずっと、ずっと。彼女を支え続けていた柱。ずっと彼女を突き動かし続けていた力が、少女の支えとなっていた何かが。
末端で発生させた罅割れを全体に奔らせ、そして崩れ落ちる。
いつの間にか、いろはは少年に縋り付くように膝を突いて、その服を握りしがみついてすすり泣いていた。
「――なんで。なんでよぉ」
「俺たちは周回遅れだった。それだけのことなんだよ」
何もかも、手遅れだった。
だって、妹の痕跡の消失をいろはが知ったときには、既にういは魔女になっていて。彼女を追って神浜市をシュウとともに奔走する間もずっと、彼女はマギウスの翼による魔法少女の救済に組み込まれていた。
魔女となった魔法少女を助ける術はない。
……もうどうしようもなく、彼らは手遅れだったのだ。
諦観を滲ませる少年は、己に縋り付くいろはに手を貸しはしなかった。もうできなかった。
彼女に触れ、傍らに立ち慰める資格など。もう、彼には――。
「だから――諦めろ。いろは、お前の妹は、ういはもう――」
「なんで……なんで、なんで、なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで、なん、で――」
「ういを探してくれるって、言ってたのに。また一緒にって、約束してたのに。嘘つき、嘘つき――なんで、ずっと。信じてたのに」
どろりと、少女の首元のソウルジェムがどす黒く染まっていた。
白いローブを押しのけて膨らんだ桃色の髪が膨れ上がる。結び目も解いて長く伸びた髪が鳥のようなシルエットをもった異形を形作っていく。
誰かの声が、聞こえた気がして。そんなものはもうどうでもよくて。ただ、胸のなかに溢れるこの無力感を、どうにか吐き出したかった。
『嘘つき!!』
「――ごめんな」
いろはが顕現させたドッペルから解き放たれた大質量の白い帯が波濤と化して少年に叩きつけられ、そして切り捨てられた。
銀を基調とした和装に姿を変えた少年の手には、既に透明な刀身の太刀が握られている――。次から次へと伸びて彼を捕えんとする白布の奔流は、しかし彼の腕が霞むたびに寸断され宙を舞うこととなっていた。
「あー、まあこうなるよね……。対処は任せて良いよね? 別に始末しろとは言わないけれどウワサに攻撃させちゃダメだし巻き込んでもダメだよ?」
「あぁ……。わかってるよ」
付き添いの黒羽根を連れた灯花が出口から立ち去っていくのを気配で察しながら、黒木刀より遥かに軽く、鋭い刃を振るいドッペルから放たれる帯を処理しながら間隙に黒く変色した太刀を挟み込んだ。
――
『A、あぁぁぁあああ。シュウくん、シュウくん――』
「ごめんな……。本当なら、俺が――。こんなことをするのは駄目だってわかってるんだけど」
「――ッ」
「やちよ?!」
少年の名を呼びながら立ち上がったいろはから一層のドス黒い魔力が撒き散らされる。魔女の操る帯の量も増し、漲る魔力は津波のように対峙する者を呑み込もうとしていて……それに応じるように、少年もまた手に握る刃を上方へ向け掲げた。
彼が刀身を掲げた瞬間、顔色を変えたやちよが背後からの声も構わずに駆けだす。
――神雷、装填。
建物の天井を突き破って天井へと――空へ向けられていた刃へと稲妻が墜ちた。
彼の振るう太刀の黒い刀身が瞬く間にその色を白く染める。あらゆる災禍を内包する黒から、あらゆる穢れを認めずに漂泊する『白』へと――。
それこそが、優秀な魔法少女たちに率いられるマギウスの翼において魔女守が武力の象徴として扱われる由縁。
複数のウワサと連動した、ありとあらゆる魔女を粉砕するための神の裁き──。
『――あああああああ!!』
「魔法少女の救済を完遂させるまで。俺は、誰にも負けるわけにはいかないんだ」
――
白く、白く、白く──。万物を塗り潰す光が異形を呑み込み、そして雷鳴が轟きわたる。
光が瞬き、そして消えた時にはすべてが終わっていた。
回避も、防御も、反撃も許さずに解き放たれた白い稲妻。解き放たれた雷の斬閃――
「……少し、眠っててくれ。暫くは……もしかしたら二度と、会うこともないかもだけれど。それでも魔法少女の救済だけは、絶対に――」
「――何が、少しよ」
溢れんばかりの怒気の籠められた声が響く。
純白の雷閃とその余波に焼き焦がされた床の前方。気を失ったいろはを庇い、盾とするように突き立てた槍を避雷針にしてドッペルを消し飛ばした一撃を凌いだやちよは鋭い目で少年を睨み付けていた。
「今の、一撃。ドッペルだけならまだしも、確実にいろはを巻き込む軌道だった──。あんなもの、人に向けるものではないでしょう。なんでよりにもよって、それを貴方が──」
「……いや?」
未だに白く帯電する刃を納めた少年は、倒れる恋人に覆い被さって身を守ったやちよに目をすがめながら簡潔に答える。
「そんなの、やちよさんなら分かるでしょう。
「おまぇええええええ!!」
砲声、そして轟音。
巨大化したハンマーが叩きつけられ、腕で受け止めた少年の足が沈む。踏み込みひとつ、力技で強引に拳にハンマーを押し返されたフェリシアは歯噛みしながら着地すると激情のままに大声を張り上げた。
「シュウ、なんでお前……! ずっと、ずっと一緒だったんだろう、いろはが妹のこと探してるのだってあんなに協力してたんだろう?! なのに、なんで、お前……! あんなに大切にしてたいろはを、傷つけるんだよ!!」
腹の底からの言葉、怒声を浴びせるフェリシアの方が泣きそうだった。
いろはが探しているのだと教えられた女の子とは会ったこともない。可愛くて優しい自慢の妹なんだと言ういろはの言葉なんてなんの参考にもならなかったし、どうせ実際はそう大したものでもないだろうと思ってすらいる。
けれども、家族を想って微笑むいろはの顔は本当に穏やかで──それに負けないくらいに大切に想いあっていた筈の少年が、彼女を裏切り傷つけたことがどうしても許せなかった
「……そうだよな、本当に」
「……ぇ」
思わぬ肯定があった。
心底疲れきったようなくたびれた笑み。それを見たフェリシアは目を見開き──しかし次には、その顔は見たことのないような妄執を滲ませたものに変わっていた。
けれども……決めたのだ。
たとえ、彼女を傷つけようとも。何を犠牲にしようとも。
──大切なひとの未来だけは、守ってみせると。
・
それは、魔女守と呼ばれるウワサにのみに与えられた最強の証明である。
『空』と『集雷針』、2つのウワサによる支援によって成り立つこの斬撃はあらゆる穢れを浄化し消し飛ばす天罰をもって抵抗を許さずに焼き滅ぼす。
その強力さから、マギウスはその行使に使用制限を設けている。