この小説はホロライブの二次創作です オリジナルキャラとの絡み、キャラ崩壊などもあるかもなのでご了承ください
ここはこの世界とは違う異界のお茶屋………
頭上がカタカタ揺れている電車の高架下の飲食街
その一角のうどん屋さん
「美味しいのですここのうどん」
ふぶき屋の店員の一人、ナザは尻尾を揺らしながらかけうどんをすすっていた
「まさかあなたがこの街に引っ越してきた事も衝撃でしたがもうこんな行きつけのお店を見つけていたことも衝撃なのです」
私は自身の隣へと声をかける
隣に座っている少女は私と同じくうどんをすすっていた
「えー私だって
「名字で呼ばないでください獅白さん」
ホワイトライオンの少女、獅白ボタンはむ~なっているナザを面白そうに見ていた
獅白さんとの出会いは数時間前にさかのぼります
***************
数時間前
この日私は町の郊外を流れる川の土手を歩いていたのです
いや正確に言えば
「ここ…どこ?…」
迷ってしっまったのです
今日はお店も休業日だったのでどこか出かけようと思ってふらふらと歩いていたらここに…
この時のナザは普段の和装メイド服ではなく黒色のTシャツの上に白色のジャケットとジーパンというの服装であった
「この店主から頂いたスマホさっきから真っ暗になって動きませんし…しかもこの辺り看板もないですしもう最悪なのです」
ポケットから取り出した真っ暗のスマホ画面をポチポチ触りながらがっくりとうなだれていた
「はあ~~……」
これからどうしよう
そんなことを思いながら土手に座りこんでいると
「あれ?怪牙じゃん、どうしたのそんなとこに座りこんで」
背後からかけられた声に私は背筋は氷ついた、なぜなら私はほとんど名字を名乗った事なんてないからである
私は顔後ろへ向ける
「やっぱり怪牙じゃん」
そこには黒いジャージのような服に白よりの灰色の髪をした少女が私の顔を覗いていた
「獅白様?」
私は半信半疑に言った
「お、私のこと覚えていてくれたんだ~」
「えっほんとに獅白様なのですか?!」
「もちろん獅白ボタンなんて私以外いるわけないじゃん」
「お久しぶりなのです」
私は立ち上がり獅白様に近付いた
「なーにー?すごい不思議そうな顔してるけど私の顔に何か付いてるの?」
「あっいえ、というか不思議そうな顔にもなりますよ!?どうしてあなたがここにいるのですか?」
「え~私ね~ここに引っ越して来たんだよ~」
「引っ越してきたのですか!?」
えっ引っ越してきた!この人確かギャングタウンに住んでたはず…それで引っ越してきた!?
「なんかすごい目回してるけどだいじょぶか~」
「あっいえ、いきなりだったもので思考が追いつかなくなってしたい」
「まぁ私も怪牙がここにいるのびっくりだったけど、まあ積もる話しも沢山あるだろうし、どっかで食べて話そ~私いい店しってんだ~」
そうして私は獅白様に連れられて土手を後にしてこうして今に至るのです
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こうして高架下の飲食街に着いた私はお互いの近況について話し合った
「も~怪牙がどっか行っちゃってあのあと私大変だったんだから~」
「あのときはあなたもグループを解散させるって言ったからじゃないですか」
「えーそうだったっけ?」
「そうですよ、まったく相変わらずマイペースなんですから」
獅白様との出会いは数年前、ここからずっと西にある街、ギャングタウンでした。
今でこそ大分マシになってきている治安も当時は最悪なレベルで街は何十ものグループによって勝手に支配されていて、それを取り締まる行政組織もまったく機能してない無法地帯でした。
私がいた獅白様のグループは他の奴らと違い、縄張り内で何かしらの悪さをすることもなく、ただぐうたらとしていて、縄張りに入ってきた他のグループの奴らを追い出す。
そんなことしかしていなかった。
だけどそんなことをしている内に、気づいたら縄張りの商店街の人達から慕われていき、気づいたら敵対していたグループもなくなっていって縄張りが広がっていく。
気づいたら増えているグループのメンバーを横目に、いつも獅白様はつまらなそうな顔をしていた。
そして、気づいたらグループもほとんど無くなり、行政もやっと回復した頃、獅白様は突然グループの解散を宣言した。突然の解散発言に当初はいろいろあったけど、結局は解散し、私もギャングタウンを出て、放浪の旅へと戻ったら。
「それにしても、まさか怪牙が噂で聞くフブキ先輩のやってる店で働いてるなんてね」
「私だって、獅白様が店主と同じところで働くなんてびっくりなのですよ」
「え~そう?」
「そうですよ、どうしてなのです?」
「それいったらなんで怪牙もフブキ先輩のお店で働いてるのよ?」
「………」ウツムク
「はぁー怪牙ってほんと自分のこと語りたがらないよね…」
「………」
「………私がグループ解散させた理由しってる?」
「…いえ…」
「私ね…グループ持って、他の所と抗争して、それで気づいたらなんか自警団みたいな感じになって、でも私、つまらなかったのよね…みんなにリーダーって慕われても何か違たっのよね…なんか私じゃ無くても良かったというかね」
「………」
「でもね、ここに来て私楽しいこと…夢を見つけられたのよね」
「そうだったのですか………」
「さっ!しんみりとした話しはここまで、ほら次の店行くよー」
「えっ!まだいくのですか!?」
「あたりまえじゃんまだ一件目だもんほら行くよー」
獅白は会計を払うとナザの手をつかみ次の店へと連れていった
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夕焼けの商店街
「いやーおいしかった~」
「まさか三件も行くなんてびっくりなのですよ」
「でも美味しかったでしょ?」
「確かに、美味しかったのです」
「もう夕方だけど今日家に泊まっていく?」
「獅白様の家ですか?」
「うん、怪牙の大好きな大葉もあるよ~♪♪」
「あれですか~…確かに匂いも良いですし、味も良いですけどあれの味を覚えてしまうと、他で替えが聞かなくなってしまいますし………」
「ざーねん」
「それにここまで来たならもう道にも迷いません大丈夫ですよ♪♪」
「なら良かった~怪牙すぐ迷っちゃうから」
「私はあの頃とはちがうのですよ!!」
私が帰路につこうとした時
「あっそうだ!」
「はい?」
「ししろん」
「えっ?」
「獅白じゃなくて、ししろんって呼んでこれからは」
「いきなりどうしたのですか?」
「だって私たちグループの仲間じゃなくて友達でしょ?」
「友達………」
「だからみんなにもそう呼ばれてるから、ししろんって呼んで」
「…し…ししろん…」
「うん♪♪ちゃんと呼べるじゃん、じゃあ私はなんて呼べばいい?」
「ふえっ!えっと………ナザ…」
「じゃあナザ改めてよろしくね」
「はいなのです♪♪♪ししろん♪♪」
「今度お店行っても良いよね?」
「もちろんなのですよ♪♪」
「楽しみだなーナザのきれいな着物姿♪♪」
「ふぇ!!………///」
「何赤くなってるのよ~」
「この~~………私だって、ししろんのアイドル衣装楽しみに待ってるのですよ♪♪」
「はぅ!!返してくるとは思わなかったんだけど……」
「成長したんですよ♪♪」
商店街の夕焼けが赤々と照すなか、それぞれの帰路に着く二人の少女の影は一度は離れながらも、また一つになるかの如く重なりあっていた。
読んでいただきありがとうございます
これからも不定期ですが頑張ってきますなのです