この小説はホロライブの二次創作なのです
さぁて今日のお客さんは誰なのでしょうか……
ここはこの世界とは違う異界のお茶屋さん……
とある日の夜……
「今日はお星さまが綺麗になのです」
彼女はお店の外用の長椅子に座りながら星を眺めていた。
今日は営業日であるものの、三人は、急な用事が入ってしまったため今日は一人で店番をしていた。
「それにしても今日はお客様が来なかったのです……私一人だったから良かったといえば良かったのですが…」
星を見上げながら呟いたが
それでも、誰もいないと言うのはやはり寂しい
と心の中では思ってしまい視線を地面に向ける
……あの人とあった日もこんな夜でしたっけ…
思考を過去に向ける
行くあてもなく、ただ放浪していた自分を温かく迎えてくれた日のことを……
その人のために…その恩を返すために……その笑顔を守るために…………
いけない、いけない…今はこんな感傷に浸ってる場合じゃない
首を横に振りつつ思考を今に戻す。頭の中の話題を変えようとふと壁掛け時計を見ると、もうすぐ閉店の時間になろうとしていた。
「もうこんな時間ですか」
そろそろ閉店時間だから片付けを始めようと、ベンチから立ち上がり店の中に入ろうとする。
すると……
「すみません!」
後ろから声をかけられた
声に反応して後ろを振り向くとそこにはベレー帽をかぶり、サングラスをかけた人物がたっていた
内心身構いた表情や動きでは見せないものの、普段見慣れないお客さんでしかもこんな暗がりであったためである。
「お茶屋さんってここであってます?」
ベレー帽の人物はそう口を開いた。
女性の声であった。
警戒を解いた、今さっき後ろから声をかけた人物はこの人で間違いない
「はい、そうですよ」
笑顔で答えた、その笑みは今日初めてのお客様であったためか、いつもより笑っていた
「あーー良かったーここであっててー」
ベレー帽の人物は肩の力が抜けた用にガクッとするとすぐに顔をこちらに向けた。
暗がりでベレー帽とサングラスで顔の大半をおおっているものの、安堵の表情があるとわかった。
「こんな真っ暗だけどまだ開いてます?」
「はい♪まだ大丈夫ですよー」
そういうとベレー帽のお客様を店内へ案内した。
「カウンター席とテーブル席のどちらがよろしいでしょうか?」
「んーーとじゃあカウンター席で」
「かしこまりましたです♪ではこちらへどうぞです」
はカウンター席へ案内した。
ベレー帽のお客様はカウンター席に座ると身に付けていたベレー帽とサングラスを取ったベレー帽とサングラスのせいでわからなかったがその女性は青色の髪をしていた。
「お茶ですどうぞなのです」
お茶碗にお茶を注ぎ青髪のお客様へ出す。
「ありがとう、じゃあさっそく……」
そう言っては青髪のお客様はお茶を一口飲んだ
「なにこれ!美味しい!!こんなに美味しいお茶初めて飲んだよ!!」
青髪のお客様は目をキラキラと輝かせながらそう言った。
「そう言ってもらえると嬉しい限りなのです。おかわりが必要であればいつでも言ってくださいませなのです」
嬉しそうに答えた。
「え!?おかわりして良いの!?」
「はい♪いくらでもして構いませんです♪」
「えー!?こんな美味しいお茶なら何杯でも飲めるよ」
青髪のお客様はさらに目を輝かせて言った。
「こちらがお茶菓子のメニューになりますです♪よろしかったらどうぞーなのです」
お茶を注ぎつつメニューについても説明した。
「へーこんなにあるんだー……じゃあこれ!お団子二皿お願い」
青髪のお客様はメニューを指差しながら言った
「かしこまりましたです♪すぐにお持ちいたします」
台所へ戻り食器棚からお皿を二つ取り出すと近くの木箱からお団を出してお皿に乗っける。
「どうぞーなのです♪♪」
お団子をお客様のカウンターに置き、台所に戻ろうとすると
「ちょっと待って!」
とお客様に止められた
「はい、なんでしょうか?」
「これ!店員さん用に頼んだやつだから一緒に食べましょう♪」
「え!?」
初めてそう言われたために目を見張って驚いてしまった
「お客様のものなんていただけませんよ」
「そのお客様が食べて良いっていってるんだからほらほら」
そんな攻防戦が続くこと数分……
ついに観念して座っていただいてしまっていた。
「うぅぅぅぅんーこのお団子も美味しい!お茶に凄い合うよ」
横ではお団子を美味しそうに頬張りながらお茶を飲む青髪のお客様がいた。
「この、お団子とかお茶も手作りなの?」
「はいそうですよーお茶の葉等の材料は市場から買ってくるのですが、ブレンドや料理は私達でやってるのです♪」
「へーー凄い!こんな美味しいのを手作りなんて」
「喜んでいただけて何よりなのです♪♪」
「そういえばこのお店って、店員さん一人でやってるの?」
「違いますよーいつもは三人でやってるんですが急な用事がありましてお店を閉めるわけにはいかなかったので私が残って店番をしていたのです」
「へーそうだったんだ…ごめんねそんな日に来ちゃって
」
「いえいえ、構わないのです♪ 」
笑顔で返した
「お客様は何をやってらっしゃるのですか?」
「私はねー歌を歌ったり、ゲームをやったり、いろいろなことをしているよ」
「そうなのですか」
「店員さんはゲームとかしないの?」
「私ですか?私はあまりゲームはしないのです、最近好きな小説家様がいてその方の作品を追っかけてるのです」
目をキラキラさせながら語る彼女を青髪のお客様はクスクスと笑った
「えーと……すみません変な趣味ですかね?」
「ううん、そんな事ないよ」
~そんな会話をしていること数十分~
「あ!もうこんな時間じゃん!そろそろ帰らないと」
時計を確認するとすでに閉店時間を過ぎていた
「ごめんねー店員さんこんな時間まで話に付き合わせちゃって」
「いえいえ構わないのです♪こちらこそお団子をいただき、楽しいお話までさせてもらったのですから」
「うんうんお礼を言うのは私の方だよ!美味しいお茶にお団子に何より……
「?」
こんな楽しい店員さんとお話がでしたんだもん」
「……そう言っていただけるとほんとに嬉しいのです♪♪」
お会計を終え、青髪のお客様をお店の入り口まで送る
「今日はご来店ありがとうございましたです♪」
「こちらこそありがとう、ほんとにここは落ち着くお店だよお友だちの天使の子に聞いて来てみれば教えてもらった以上だったよ」
「そう思っていただけるならほんとに光栄なのです……ところで」
「どうしたの?」
「帰り道は大丈夫ですか?」
すでに道は真っ暗であり、いなかであるため街頭もほとんどない状況である。
「大丈夫だよこれくらい、私こう見えても結構強いから」
「いえ、やはり今の時間はさすがに危ないのです。私が近くまで送っていくのです!」
「え!?送ってくれるの?」
「はい♪お団子をいただいたお礼なのです♪♪」
「でもどうやってついてきてくれるの?」
「違いますよー 飛んでいきますです♪」
「飛ぶ!?!?」
過ごし下がっててくださいと青髪のお客様に言うと
全身に力を込める。
すると……背中が盛り上がり一対の翼が現れる、手を地面につけると「う…うぅー」とうめき声を洩らしつつ皮膚にはだんだんと鱗が現れていき顔の形もだんだんと変化していき体も大きくなっていく
「えーー!?店員さんドラゴンだったのー!!」
「はい!!そうです!あまりこの姿にはならないのですが」
「ずっとトカゲだと思っていたよ」
「龍じゃい!!なのです!!!」
誰かに似たことを言うと青髪のお客様を背中に乗せて飛び立った。
*************
上空
「うっひょーーこりゃ凄いや」
「風など大丈夫ですか?」
「大丈夫だよーむしろ大興奮だよ!!ドラゴンに乗って空を飛ぶなんて最近みんなとやってる恐竜のゲームみたいだよ!」
「楽しんでもらえてるなら良かったのです♪」
「ほんとこんなのみんなに自慢できるよ」
「あの……さすがにそれ目的でこられるのは困るのでこの事は秘密にしてもらえませんか?」
「えーーどうしよっかなー」
「そこをなんとかなのです!!」
「じゃあ、また乗せてくれたら黙っててもいいよ♪」
「…………わかりましたです♪」
「あ、あそこ!私の家の近くだからあの辺に下ろして」
「かしこまりました」
青髪のお客様がさした空き地に降り立ちお客様を下ろすと人間の姿に戻った
「さっきも言ったけど今回はありがとう」
「いえ♪お客様を全力でもてなすのが私の主義なのです♪」
「さっきの約束もあるしまたお店におじゃまさせてもらうね♪今度はちゃんと明るい時にでも」
「はい!いつでもお待ちしておりますなのです♪♪」
「それじゃあ、またねー」
そう言って青髪のお客様は手を振りながら帰路について行くのを見て背中に翼を出すと自身も帰路についた。
***********
お店への帰り空を飛びながら星を見ていた……
雲が一切ない空、満天の星空が空に輝いていた
遠い昔、母親から聞いた星の海の話を思い出す
ふと視線を地上に戻すと地上にも満天の星空があった
「え!?」
下にも星!?
私はほんとに星の海来てしまったのか、目をこすってもう一度確認すると建物や街頭の光であった
地上の光は空とは違うものの色とりどりに輝いていた
「空のお星様が星の海でしたら地上の夜景はまるで星の街ですね」
そう呟きながら二つの星を眺めていると二つの星の間を流れるひときわ輝く星があった
「あれは……流れ星ですかね…………いやあの輝きようは……
そしてあの青色は……彗星」
二つの間を流れる彗星を見ながらふと今日来てくださった青髪のお客様の顔を思い出す。
あのお客様もあの彗星のような髪の色でしたね……
「あの人も見てるのでしょうか……星の街で…星の海を流れるあの彗星を…………」
ナザはしばらくの間その場にとどまり二つの星空とその間を流れる彗星をいつまでも眺めていた。
ここまで読んでいただきありがとうございました
今回はふぶき屋と書いておきながら一切、フブキさんや黒さんが一切出てこないお話になってしまいました。
今回はどちらかというと本編よりで進んで行きました
久しぶりの投稿だったので少し文章が変でしたら申し訳ございません
のんびりとですが次回もお楽しみくださいなのです♪♪
ふぶき屋に来てくださった青髪のベレー帽のお客様……一体誰だったのでしょうか……それは本編にておいおい……