ようこそ異界茶屋ふぶき屋へ外伝雑談   作:不死者のナザリック

8 / 10
皆様、お久しぶりです。

本作品はホロライブの二次創作です

キャラ崩壊等がありましたらすみませんです。





第7話「山川散策」

第7話「山川散策」

 

ここはこの世界とは違う異界のお茶屋………

 

ふふき屋近くの山奥の川

 

「あ、引いてるのです!!」

 

「また、ナザの釣竿に当たりがきたのかにゃ……」

 

「それっ!」グイッ

 

ピチピチピチ………

 

「いい感じ大きさの山鮎だね、これはキープっと」バケツにポチャッ

 

「ハァーー……なんでナザばっかり釣れるのかにゃ~」ヒュッ

 

「姫ちゃんは、そうやってすぐに釣竿引いちゃうから釣れないんだよ。もうちょっとじっとしないと。」

 

「それは、釣れてないのにこうやって、みょんみょん、 と揺れるから紛らわしいのにゃ!!」

 

「それは、釣糸についてる重りとか水の流れでそうなるんだよ。魚が食い付くともっとぐってくるから、全然違うんだよ。」

 

「そんなこといわれてもにゃ~、一回も釣れて無いんだから、わかんないにゃ、そんな感覚」ポイッ

 

「根気強く待つことだよ、姫ちゃん♪♪そうすれば必ずくるよ」

 

「………ナザがそういうなら、頑張ってみるにゃ~」

 

グイッ!!

 

「にゃ!!」

 

グイグイ………

 

「引いてるにゃ!!当たりがきたにゃ」グイッ

 

グイグイ………バチャバチャ……

 

「なんて引きにゃ、これは大物にゃ」

 

バシャバシャ………………グイッ

 

「にゃーー!!絶対につり上げたいけど……」ズルズル…

 

「このままじゃ、こっちが引きずりこまれちゃうにゃ」

 

バシャバシャバシャ………………ズルズル

 

ま、まずいにゃ………

 

ギュ!!

 

「にゃ!?」

 

「姫ちゃん!!大丈夫?」

 

「ナ、ナザ!?押さえてくれるのは嬉しいけど、このままじゃ、ナザも落ちちゃうにゃ!!」

 

「大丈夫…木にしっぽを巻き付けてるから。姫ちゃんもしっぽを私の体に巻き付けて」

 

「わ、わかったにゃあ」クルクル

 

「す、凄い引きだね」

 

「そうなのにゃよ、こはこの川の主に違いないにゃ!!」

 

バシャバシャバシャ!!……グイグイ………

 

「ぐ~~!!………ナザ、頑張って押さえてくれにゃ!!」グググググ………

 

「大丈夫……絶対放さないから……!!」

 

バシャバシャバシャ!!…………グイグイグイグイ………

 

「火事場の馬鹿力にゃーーー!!!」グイッ!!!

 

バシャッ!!!

 

「キャア!」バタ

 

「にゃあ!!」バタ

 

ピチピチピチ……

 

「や、やったにゃ………………つれたにゃーーー!!」

 

「やったね姫ちゃん♪♪」

 

「ナザが押さえていてくれたおかげにゃ♪♪」

 

「私はちょっと手伝っただけだよ、姫ちゃんが頑張って釣ったからだよ。」

 

「そんなこと無いにゃ、だから2人の成果にゃ!!」

 

「そうなの?」

 

「そうにゃ!!そういうことにしようにゃ!!」

 

「じゃあ、そういうことにしよっか」

 

「そうにゃ♪それにしても立派な魚にゃ」

 

「剣鮭っていう魚だね。」

 

「おーー私の好きな魚にゃ♪ナーザー早く食べようにゃ~」

 

「集合場所に帰ったらみんなで食べよう。店主達もそろそろ戻ってくる頃だろうし」

 

「わかったにゃ、そうと決まれば急いで戻ろうにゃ!!」

 

 

***************

 

山腹……

 

「あ!あったあった、黒ちゃーんあったよー」

 

「ゼェゼェ……フブキちょっと待って………」

 

「もーー黒ちゃん、もうつかれちゃったの?さっき休憩したばっかりじゃん。」

 

「フブキだってさっきまで疲れきってたじゃないかよ、なんでそんなに元気なんだよ?」

 

「あれぐらい休憩すれば誰だって元気になるよー、黒ちゃんは普段からゲームばっかりで動かなすぎなんだよ。」

 

「フブキだって私のこと言えないだろ、ここんところ一日中ソシャゲばっかりやってんじゃないか。」

 

「良いじゃん、こういうときなんだから一日中やってたって、それにいつも動いてたんだもん」

 

「あーわかったから!!動かない私が悪かったから!」

 

「わかったなら、山菜集めよう♪♪サボっちゃだめだよ」

 

ガサゴソ………ガサゴソ………

 

「フブキ、これは?」

 

「それはただの草だよ。」

 

「な!?違うのかこれ」

 

「うん、こういう柔らかめな葉っぱとかの草だよ」

 

「んーーわかった」

 

ガサゴソ………ガサゴソ………

 

「黒ちゃん、集まった~」

 

「これぐらいでどうだ?」

 

「うん、これくらいあれば十分だと思うよ。じゃあ、この山菜達をしょいかごにいれてっと。」

 

「で、下りはどっちが背負うこれ?」

 

「え!黒ちゃんが背負ってくれるんじゃないの?」

 

「はぁ!!なんで勝手に決めてんだよ。」

 

「えーだって私が山菜探して、黒ちゃんがしょい籠持ってくれるんじゃなかったの?」

 

「そんなこと、私は一言も言ったことないぞ!!」

 

「えー良いじゃん、ここまで持ってくれたんだからさ。」

 

「絶、対、に、やだ!!」

 

「じゃあ、ここは公平にじゃんけんで決めよう。これなら、恨みっこなしでしょ。」

 

「………わかったよ。」

 

****数分後****

 

「ほら、黒ちゃん早く~~おいてっちゃうよ~」

 

「以外と重いんだよこれ!!急かすんじゃねえよ!!」

 

「じゃんけんで負けたんだから文句言わないの~」

 

「くっそ………帰りの荷物持ちは絶対勝ってやる……」

 

***************

 

「ふぅ~やっと降りてこれた~」

 

「ゼェ……ゼェ……やっと川辺まで帰ってこれた。」

 

「頑張って黒ちゃん、ナザさんや猫姫ちゃん達との集合場所まであとちょっとだから。」グイッ

 

「ちょっとフブキ、引っ張んなよ。ちょっとくらい休憩しようよ。ハァハァ………」

 

「あとちょっとだから♪♪」クンクン

 

「ふぁ~~黒ちゃん、いい匂いするよ♪♪」

 

クンクン「あ、ほんとだ………焼いた魚の匂いだ」

 

キュ~~~

 

「!?!?//////」

 

「あれーー黒ちゃん、お腹減っちゃったの~」ジトー

 

「う、うるさい!!いいからとっとと行くぞ!!///」

 

「わかってるよー♪♪」

 

************

 

川辺の四人の集合場所

 

「ナザー焚き火炎安定してきたにゃ~」

 

「はーい、ちょっと待っててね、山鮎を串に刺してっと」

 

「もう、その時点で美味しそうにゃ~」

 

「これを、火の近くに刺してとこれで焼き上がるのを待つだけだね。」

 

「美味しそうにゃ~そういえば、剣鮭はどこにゃ?」

 

「剣鮭はいまから切り身に捌こうとしていたところだよ」

 

「それは楽しみにゃ……って、あ!!フブキさんにゃ♪♪おーーい♪♪」

 

「あ!猫姫ちゃーん!、ナーザーさーん!ただいまー♪」

 

「お帰りなさいです、店主♪あれオーナーは?」

 

「黒ちゃんなら、もうすぐくるよ。」

 

「あ、いたにゃ」

 

「ゼェ……ゼェ……」

 

「オーナー大丈夫ですか?」

 

「つかれた~………」

 

「黒ちゃん、お疲れさま」

 

「お疲れ様です♪♪オーナー」

 

「お疲れ様にゃ~」

 

「お腹すいた~」

 

「そうですね♪お昼にしましょう♪♪」

 

「フブキさん、聞いてにゃ~♪♪私とナザでおっきい魚を釣ったのにゃ~」

 

「そうなの♪聞かせて聞かせて♪♪」

 

「それは食べながら話すにゃ~♪♪♪」

 

 

***************

 

「「「「いっただきまーす」」にゃ」です」

 

「んーー♪♪♪焼きたて美味しーー♪♪」

 

「うまいな」

 

「美味しいにゃ♪美味しいにゃ♪♪♪」

 

「やっぱり、直火はグリルとは全然ちがいますねー」

 

「しかも焼きたての剣鮭で飯ごうの炊きたてご飯なんて………もう幸せだよ♪♪」

 

「お焦げの部分は最高にゃ~」

 

「なぁ……前から気になってたことがあるんだかいい?」

 

「なーにー黒ちゃん?」

 

「商店街に買い物に行けなくなったのになんで私達の家って、ご飯とかパンはあるんだ?」

 

「私も気になってましたです、どこから貰って来たのですか?」

 

「お米とパンはねーおにぎり屋さんとパン屋さんをやってるお友達がいてね、余ってるからって分けて貰ってるの」

 

あーーあいつらからか、そういうことならつじつまが合うな」

 

「そうだったのかにゃ」もぐもぐ

 

「優しい方々ですね♪♪」

 

「うん♪だからこの騒ぎが終わったら、沢山お礼をしないとね♪」

 

「そうですね♪♪」

 

***************

 

 

「「「「ごちそうでしたー」」にゃ」です」

 

「美味しかったにゃ~」

 

「うん、とっても美味しかったね」

 

「そろそろ帰りますか、店主?」

 

「んーー……せっかく来たんだから、もうちょっと遊んでから帰ろう♪♪」

 

「賛成にゃーー♪♪」

 

「遊ぶつったって、こんな山んなかでどう遊ぶんだよ?」

 

「んーー……」

 

「んーー……」

 

「そうだ」ポン

 

「?」

 

「?」

 

「?」

 

「今日、暑いから川遊びなんてどう?」

 

「賛成にゃフブキさん」

 

「いいですね」

 

「川遊びっていくらなんでもようちす………」

 

バシャッ!

 

「にゃ!!」

 

「にゃふふふふ…どうにゃ、これで黒さんの石頭もちょっとは柔らかくなったにゃ♪♪」

 

「ね~こ~ひ~め~!!!!」

 

「悔しかったらこっちにこいにゃー♪♪」

 

「こんのーー!!」バシャバシャッ

 

「そんな攻撃当たらないにゃ~♪♪♪♪」

 

「!!!!!」

 

「黒ちゃん、あんなこと言ってたのに遊ぶ気満々じゃん」

 

「そうですね♪」

 

「私達も行こう♪♪」

 

「はいなのです♪♪」

 

バシャッバシャッ!!

 

にゃ!!ナザ、しっぽはずるいにゃ~

 

黒ちゃんえい!

 

にゃ!!フブキ!!!

 

バシャッバシャッ………

 

 

 

四人の声は夕方まで続くのでした………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




個々まで読んでいただきありがとうございました。

そしてお久しぶりです。

番外編なのにまたこんな長い感じになってしまいました。

本編もマイペースですが頑張っていきます。

最後に皆様、ご健康気をつけてくださいませなのです。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。