本作品はホロライブの二次創作です
キャラ崩壊等がありましたらすみませんです。
第7話「山川散策」
ここはこの世界とは違う異界のお茶屋………
ふふき屋近くの山奥の川
「あ、引いてるのです!!」
「また、ナザの釣竿に当たりがきたのかにゃ……」
「それっ!」グイッ
ピチピチピチ………
「いい感じ大きさの山鮎だね、これはキープっと」バケツにポチャッ
「ハァーー……なんでナザばっかり釣れるのかにゃ~」ヒュッ
「姫ちゃんは、そうやってすぐに釣竿引いちゃうから釣れないんだよ。もうちょっとじっとしないと。」
「それは、釣れてないのにこうやって、みょんみょん、 と揺れるから紛らわしいのにゃ!!」
「それは、釣糸についてる重りとか水の流れでそうなるんだよ。魚が食い付くともっとぐってくるから、全然違うんだよ。」
「そんなこといわれてもにゃ~、一回も釣れて無いんだから、わかんないにゃ、そんな感覚」ポイッ
「根気強く待つことだよ、姫ちゃん♪♪そうすれば必ずくるよ」
「………ナザがそういうなら、頑張ってみるにゃ~」
グイッ!!
「にゃ!!」
グイグイ………
「引いてるにゃ!!当たりがきたにゃ」グイッ
グイグイ………バチャバチャ……
「なんて引きにゃ、これは大物にゃ」
バシャバシャ………………グイッ
「にゃーー!!絶対につり上げたいけど……」ズルズル…
「このままじゃ、こっちが引きずりこまれちゃうにゃ」
バシャバシャバシャ………………ズルズル
ま、まずいにゃ………
ギュ!!
「にゃ!?」
「姫ちゃん!!大丈夫?」
「ナ、ナザ!?押さえてくれるのは嬉しいけど、このままじゃ、ナザも落ちちゃうにゃ!!」
「大丈夫…木にしっぽを巻き付けてるから。姫ちゃんもしっぽを私の体に巻き付けて」
「わ、わかったにゃあ」クルクル
「す、凄い引きだね」
「そうなのにゃよ、こはこの川の主に違いないにゃ!!」
バシャバシャバシャ!!……グイグイ………
「ぐ~~!!………ナザ、頑張って押さえてくれにゃ!!」グググググ………
「大丈夫……絶対放さないから……!!」
バシャバシャバシャ!!…………グイグイグイグイ………
「火事場の馬鹿力にゃーーー!!!」グイッ!!!
バシャッ!!!
「キャア!」バタ
「にゃあ!!」バタ
ピチピチピチ……
「や、やったにゃ………………つれたにゃーーー!!」
「やったね姫ちゃん♪♪」
「ナザが押さえていてくれたおかげにゃ♪♪」
「私はちょっと手伝っただけだよ、姫ちゃんが頑張って釣ったからだよ。」
「そんなこと無いにゃ、だから2人の成果にゃ!!」
「そうなの?」
「そうにゃ!!そういうことにしようにゃ!!」
「じゃあ、そういうことにしよっか」
「そうにゃ♪それにしても立派な魚にゃ」
「剣鮭っていう魚だね。」
「おーー私の好きな魚にゃ♪ナーザー早く食べようにゃ~」
「集合場所に帰ったらみんなで食べよう。店主達もそろそろ戻ってくる頃だろうし」
「わかったにゃ、そうと決まれば急いで戻ろうにゃ!!」
***************
山腹……
「あ!あったあった、黒ちゃーんあったよー」
「ゼェゼェ……フブキちょっと待って………」
「もーー黒ちゃん、もうつかれちゃったの?さっき休憩したばっかりじゃん。」
「フブキだってさっきまで疲れきってたじゃないかよ、なんでそんなに元気なんだよ?」
「あれぐらい休憩すれば誰だって元気になるよー、黒ちゃんは普段からゲームばっかりで動かなすぎなんだよ。」
「フブキだって私のこと言えないだろ、ここんところ一日中ソシャゲばっかりやってんじゃないか。」
「良いじゃん、こういうときなんだから一日中やってたって、それにいつも動いてたんだもん」
「あーわかったから!!動かない私が悪かったから!」
「わかったなら、山菜集めよう♪♪サボっちゃだめだよ」
ガサゴソ………ガサゴソ………
「フブキ、これは?」
「それはただの草だよ。」
「な!?違うのかこれ」
「うん、こういう柔らかめな葉っぱとかの草だよ」
「んーーわかった」
ガサゴソ………ガサゴソ………
「黒ちゃん、集まった~」
「これぐらいでどうだ?」
「うん、これくらいあれば十分だと思うよ。じゃあ、この山菜達をしょいかごにいれてっと。」
「で、下りはどっちが背負うこれ?」
「え!黒ちゃんが背負ってくれるんじゃないの?」
「はぁ!!なんで勝手に決めてんだよ。」
「えーだって私が山菜探して、黒ちゃんがしょい籠持ってくれるんじゃなかったの?」
「そんなこと、私は一言も言ったことないぞ!!」
「えー良いじゃん、ここまで持ってくれたんだからさ。」
「絶、対、に、やだ!!」
「じゃあ、ここは公平にじゃんけんで決めよう。これなら、恨みっこなしでしょ。」
「………わかったよ。」
****数分後****
「ほら、黒ちゃん早く~~おいてっちゃうよ~」
「以外と重いんだよこれ!!急かすんじゃねえよ!!」
「じゃんけんで負けたんだから文句言わないの~」
「くっそ………帰りの荷物持ちは絶対勝ってやる……」
***************
「ふぅ~やっと降りてこれた~」
「ゼェ……ゼェ……やっと川辺まで帰ってこれた。」
「頑張って黒ちゃん、ナザさんや猫姫ちゃん達との集合場所まであとちょっとだから。」グイッ
「ちょっとフブキ、引っ張んなよ。ちょっとくらい休憩しようよ。ハァハァ………」
「あとちょっとだから♪♪」クンクン
「ふぁ~~黒ちゃん、いい匂いするよ♪♪」
クンクン「あ、ほんとだ………焼いた魚の匂いだ」
キュ~~~
「!?!?//////」
「あれーー黒ちゃん、お腹減っちゃったの~」ジトー
「う、うるさい!!いいからとっとと行くぞ!!///」
「わかってるよー♪♪」
************
川辺の四人の集合場所
「ナザー焚き火炎安定してきたにゃ~」
「はーい、ちょっと待っててね、山鮎を串に刺してっと」
「もう、その時点で美味しそうにゃ~」
「これを、火の近くに刺してとこれで焼き上がるのを待つだけだね。」
「美味しそうにゃ~そういえば、剣鮭はどこにゃ?」
「剣鮭はいまから切り身に捌こうとしていたところだよ」
「それは楽しみにゃ……って、あ!!フブキさんにゃ♪♪おーーい♪♪」
「あ!猫姫ちゃーん!、ナーザーさーん!ただいまー♪」
「お帰りなさいです、店主♪あれオーナーは?」
「黒ちゃんなら、もうすぐくるよ。」
「あ、いたにゃ」
「ゼェ……ゼェ……」
「オーナー大丈夫ですか?」
「つかれた~………」
「黒ちゃん、お疲れさま」
「お疲れ様です♪♪オーナー」
「お疲れ様にゃ~」
「お腹すいた~」
「そうですね♪お昼にしましょう♪♪」
「フブキさん、聞いてにゃ~♪♪私とナザでおっきい魚を釣ったのにゃ~」
「そうなの♪聞かせて聞かせて♪♪」
「それは食べながら話すにゃ~♪♪♪」
***************
「「「「いっただきまーす」」にゃ」です」
「んーー♪♪♪焼きたて美味しーー♪♪」
「うまいな」
「美味しいにゃ♪美味しいにゃ♪♪♪」
「やっぱり、直火はグリルとは全然ちがいますねー」
「しかも焼きたての剣鮭で飯ごうの炊きたてご飯なんて………もう幸せだよ♪♪」
「お焦げの部分は最高にゃ~」
「なぁ……前から気になってたことがあるんだかいい?」
「なーにー黒ちゃん?」
「商店街に買い物に行けなくなったのになんで私達の家って、ご飯とかパンはあるんだ?」
「私も気になってましたです、どこから貰って来たのですか?」
「お米とパンはねーおにぎり屋さんとパン屋さんをやってるお友達がいてね、余ってるからって分けて貰ってるの」
あーーあいつらからか、そういうことならつじつまが合うな」
「そうだったのかにゃ」もぐもぐ
「優しい方々ですね♪♪」
「うん♪だからこの騒ぎが終わったら、沢山お礼をしないとね♪」
「そうですね♪♪」
***************
「「「「ごちそうでしたー」」にゃ」です」
「美味しかったにゃ~」
「うん、とっても美味しかったね」
「そろそろ帰りますか、店主?」
「んーー……せっかく来たんだから、もうちょっと遊んでから帰ろう♪♪」
「賛成にゃーー♪♪」
「遊ぶつったって、こんな山んなかでどう遊ぶんだよ?」
「んーー……」
「んーー……」
「そうだ」ポン
「?」
「?」
「?」
「今日、暑いから川遊びなんてどう?」
「賛成にゃフブキさん」
「いいですね」
「川遊びっていくらなんでもようちす………」
バシャッ!
「にゃ!!」
「にゃふふふふ…どうにゃ、これで黒さんの石頭もちょっとは柔らかくなったにゃ♪♪」
「ね~こ~ひ~め~!!!!」
「悔しかったらこっちにこいにゃー♪♪」
「こんのーー!!」バシャバシャッ
「そんな攻撃当たらないにゃ~♪♪♪♪」
「!!!!!」
「黒ちゃん、あんなこと言ってたのに遊ぶ気満々じゃん」
「そうですね♪」
「私達も行こう♪♪」
「はいなのです♪♪」
バシャッバシャッ!!
にゃ!!ナザ、しっぽはずるいにゃ~
黒ちゃんえい!
にゃ!!フブキ!!!
バシャッバシャッ………
四人の声は夕方まで続くのでした………
個々まで読んでいただきありがとうございました。
そしてお久しぶりです。
番外編なのにまたこんな長い感じになってしまいました。
本編もマイペースですが頑張っていきます。
最後に皆様、ご健康気をつけてくださいませなのです。