この小説はホロライブの二次創作、オリジナルキャラが登場、キャラ崩壊等があるかもしれませんそこはご了承ください
ここはこの世界とは違う異界のお茶屋………
ジリジリとした太陽の暑さが降り注ぐ商店街の大通り…
「あじぃ~にゃ~~………」
ふぶき屋の店員で猫又の少女、猫姫は虚ろな目で大通りを進んでいた
「いくら何でもこんな暑い日に書類忘れたから事務所に届けろなんてフブキさんひどくないかにゃ~」
黒さんは当たり前にゃけど外なんて出るはずないし~ナザは朝から出掛けてしまったから結局私が行く羽目ににゃってしまったにゃ~………
とわいえ届けた時フブキさんから今日は多めにお小遣いもらったしお昼食べて、当番だった買い出しもやっちゃおうにゃ~
そう思いながら私は商店街の大通りを進んだ
今日のお昼ご飯何食べようかにゃ~~こんなの暑いんだから冷たくてあと甘いのも食べたいにゃ~♪♪
美味しいお店がないか辺りを見回していると…
にゃ?
私は商店街の一角………丁度影になって少し薄暗くなっている所のベンチに座る女性に目が止まった
腰まである水色の髪と白い肌の綺麗な女性であったが何か様子が変だと思って近付いてみた時私は目を見張った
こんな暑い日だと言うのにその女性の上着はどう見ても冬物の服であった。そしてなぜか両手には髪と同じ色の壺を抱いていた
私が顔を覗くと白い顔はほんのりと赤く呼吸も少し荒かった
「もしもーしお姉さん、大丈夫かにゃ~」
優しくお姉さんの肩を揺らすもお姉さんの反応は「はぃ~………」とあいまいなものであった
こりゃ不味いにゃ!
呼吸の荒さとかこの顔の赤みがかり、それにこんな状態なのに汗も全然出て無いってことはどう考えても脱水状態にゃ早くどこか涼しい所に運ばにゃいとたいへんなことになるにゃ
周りを見渡しながら近場で涼しくお姉さんをいきなり運び込んでもへいきなお店はどこか考えた………
……………………………あそこなら空いてるにゃ!
そう思った私は迷わずお姉さんを背負った
壺は置いて行こうとしたものの、壺が浮き出して中からちっちゃいシロクマのような生き物が顔を出した
「中身が入っていたのかにゃ」
壺の生き物はじっとこちらを見ていた
私達の言葉は喋れにゃいのかにゃ?だけどこっちの言葉は分かってるようだったにゃし
「このお姉さんを涼しい所に連れていくにゃ、自分で付いてこれるにゃら付いきてにゃ」
壺の生き物は頷いて私に近付いて私の真横に止まった
私はお姉さんの負担にならないよう日陰を移動しつつかつスピーディーに向かった
***************
「あの助けていただきありがとうございます」
喫茶店の置くの一番涼しいテーブル席、運び込んだお姉さんはお冷や入ったグラスを両手に持ってお礼を行った
「元気がすぐ出てくれて良かったにゃ」
私は笑顔で答えた
でもほんとに良かったにゃこの喫茶店が開いていてくれて
ここは洋風喫茶店「チェシャー」この町に住んでる猫族なら誰でもしってるお店にゃ、店員はマスター一人でこじんまりとしたお店だけどお店も綺麗だしマスターの作るパスタは絶品なのにゃ
時間的にも開店したばかりだったからお客さんも居なかったおかげで私が駆け込んだ時、マスターの猫族のお姉さんは事情を説明したら直ぐにこの席に案内してくれて良かったにゃ
「にしてもお姉さんはどうしてあんな所に居たのかにゃ?」
「この町最近引っ越して来たばかりでほとんどお店の場所など、どこへ行ったら良いのか分からなくて、そしたらこの暑さにやられてしまって」
お姉さんはグラスのお冷やを飲みながら答えた
「確かにこの町は入り組んでるから初めては迷うから仕方にゃいにゃ~」
「そうなのですか、私ずっと一面真っ白な雪に覆われた所から来たのでこの暑さや複雑な町並みになれなくて…」
「お姉さんは雪国出身なのかにゃ、だから夏なのにそんなに厚着なのかにゃ」
「はい、私の居た所は年中雪が積もっている所だったのでここの暑さが予想外過ぎました」
そんなん話をしているとお姉さんのお腹から「キュゥ…」と言う音がなった
「!?」
お姉さんは顔を真っ赤にしてお腹を押さえた
「お姉さんお腹空いてるのかにゃ?」
「えっ…その…はい…………」
お姉さんは顔を真っ赤にしながら頷いた
「私もお腹ペコペコなのにゃ~マスター冷やしパスタお願いにゃ~♪♪」
カウンターの奥にいるマスターに声をかけるマスターは笑顔でこたえた
「お姉さんも何か頼むといいなゃ~♪♪」
「えっと…私も同じ物にします」
「分かったにゃ、マスターごめんにゃ~さっきの冷やしパスタもうひとつ追加でお願いするにゃ~」
私の注文を聞くとマスターは「かしこまりましたにゃっ」と頷き厨房へと姿を消した
「 料理が来るまでの間私が商店街とかこの町のこと教えてあげるにゃ~」
「良いんですか?」
「大丈夫にゃ~町の事とか教えないとまた倒れられてしまうと困るのにゃ~」
私がお姉さんにこの町のことを教えようとした時、大事な事をやってないことに気づいた
「あっしまったにゃ、そう言えばまだ自己紹介をしてなかったにゃ」
私の言葉にお姉さんもハッとなっていた
「そうでした、すみません助けていただいたのに名前を名乗らないなんて」
「そこは別に良いのにゃ~私は猫姫、妖又 猫姫って言うのにゃ~♪♪お姉さんはなんていうのにゃ?」
「私は雪花 ラミィともうします、そしてこっちの壺に入ってるのは私のお供の精霊でだいふくと言います
改めて妖又さん、私とだいふくを助けていただきありがとうございます」
「そんなにかしこまらなくていいにゃ~それに呼び方は猫姫で良いしさんずけもしなくていいにゃ~」
「えっ…そうなのですか…えっとでしたら…猫姫ちゃんありがとうございます」
「それでいいにゃ~この辺のこと教えてあげるにゃ~」
そうして私はラミィさんとお互いのことも語りながら周辺のお店の事を話した
マスターが料理を持ってきてくれた後は二人で冷やしパスタに舌鼓を打ちつつ食べてしばらく涼んだ後、お会計をして喫茶店を出た
「美味しかったにゃ~♪♪」
「そうですね、それにお昼ご飯までおごっていただきありがとうございます」
「別に良いのにゃそんなことぐらい、それでラミィさんはこれからどうするのかにゃ?」
「えっと私は自宅から戻る前に夕食の買い物をしようかと」
「同じにゃ良かったら一緒に行っても良いかにゃ?」
「ぜんぜん大丈夫ですよ、むしろどんな物を買ったら良いのか色々と教えてください」
「わかったにゃ~、商店街のおじさんやおばちゃんの攻略法を教えてあげるにゃ~」
「是非教えてください」
「よーし行くにゃ~」
そう言って二人は商店街の生鮮商品エリアへと足を運んで行った
***************
「ふぅ~いっぱい買ったにゃ~」
両手いっぱいの商品を持ちながら私は言った今日は値切りもかなり上手くいった気がする
「猫姫ちゃんは沢山買うんですね、その食材を一人で食べてしまうのですか?」
「そんなわけないにゃこれは私達四人分のご飯にゃ」
「家族がいるんですか?」
「家族と言うか私はふぶき屋って言うお茶屋さんで住み込みで働いていて今日は買い出しの当番だったのにゃそれに私にとってはみんな家族にゃ」
「そうだったのですか…」
ラミィさんは少しうつむき
「外の世界を知りたいって思って家を飛び出してだけど何もかも分からなくて倒れてしまい…ほんとに世間知らずですね私って………」
「そんな事ないにゃ誰だって最初は知らないことだらけにゃ、いろんな経験してちょっとずつできていくものにゃ」
「猫姫ちゃん………そうですね私頑張っていきます」
その時私は初めてラミィさんの嬉しそうな笑顔を見た
「その意気込みにゃ~♪♪」
その後は二人で商店街の大通りを歩きつつお互いの話やふぶき屋の事を話した
*商店街の出入口*
「まだまだ話したいですけど私のお家があっちなのでここでお別れですね」
「そうにゃねそろそろ帰らないといけない時間にゃ」
「今日は何から何まで本当にありがとうございます」
「ぜんぜん平気にゃこれからは倒れないでにゃね」
「はい、気をつけますあと今度ふぶき屋にお邪魔させてもらっても良いでしょうか?」
「ぜんぜんいいにゃむしろ大歓迎にゃ♪♪いつでも来てくれて構わないにゃ」
「では今度必ずお邪魔させていただきます、あとお礼としてこれを受け取って貰えませんか」
そう言ってラミィさんは上着のポケットから何かを取り出すと私の手の上に置いた
「これはなんにゃ?」
私が受け取った物を見るとそれは白色の花と青色の花が重なりあった綺麗な髪飾りであった
「良いのかにゃこんなきれいにゃ物貰って」
「良いんですこんなお礼しかできませんのでどうぞ受け取ってください」
「大切にするにゃ」
「はい」
二人はお互いに楽しそうに笑いあうとまたあおうと言いあいそれぞれの帰路へと進んだ
***************
数日後
**ふぶき屋**
「猫姫ちゃんその髪飾りなーに?」
いつも通り開店の仕度をしているとフブキさんが話しかけてきた
「この髪飾りかにゃ?これはこの前仲良くなった人から貰ったのにゃ♪」
「すごい綺麗な髪飾りだねまるで綺麗な雪中に咲いているお花みたいですごい似合ってよ」
「嬉しいにゃ」
フブキさんに髪飾りの事誉められながら私は開店の仕度をに戻る
ラミィさんにまた会える事を楽しみにしながら今日も楽しく営業を始める
その日は何だか自然と笑みが絶えない日であった
読んでいただきありがとうございます
ラミィさんの可愛さでどんどんアイデアがわいた結果のお話でまだまだどんな感じなのか分からなかったのでラミィさんは少しオリジナル要素が強かったのかな~と思っています
そして、ふぶき屋なのにフブキさんがぜんぜん出てこなくてすみません