藤丸立香の人理修復(二週目) 作:シャルロッ党
これからものんびりで短いですが、よろしくお願いします。
邪ンヌは激怒した。
必ず、あの黒尽くめのサーヴァントをぶち殺すと決意した。
「よくも・・・よくも私のファヴニールを!アレを手懐けるのにどれだけかかったと思ってる!バーサーク・サーヴァント達、他の奴らの相手をしなさい!あの黒いのは私のこの手で殺す!」
そう言いながら、邪ンヌ達が突っ込んで来た。
あー、やばいですね!
何故か分からないが、邪ンヌのヘイトが俺に全集中している。
意外と上からはこそこそやっていたのが見えていたのかな?
ジャンヌの相手をしなくて良いのかと聞きたいが、目の前まで来られている状況では出来ないですね!
今、この瞬間で全て使い切っても良いレベルの意思を感じる!
「死ね!」
「うぐぅ!」
旗をフルスイングされて派手に吹き飛ばされちゃったぜ!
なんて言ってられなくなってきた。
この感じだと、後一発でも受けたら確実に死ぬ。
・・今の状態で死んだらどうなるんだ?
もしもの事を考えて、邪ンヌの一撃で血塗れなのに加えて冷や汗も出てきた。
「マ、マスター!」
シャルロットが急いで駆け寄ってくる。
完全にマスターって言っちゃってるよ。
まぁ、しょうがないよなぁ。
令呪で縛っていたわけでもないし。
とりあえず、バレるとかそんな事よりも生存を優先する。
「マスター?それじゃアンタ、サーヴァントじゃ無いわけ?
でも、私のセンサーにはサーヴァントの反応がある。
・・・どうでも良いわ、死ね!」
もっと考えて!だから脳筋って言われるんだぞ!
「それ以上は、許しません!」
俺と邪ンヌの間にシャルロットが割って入る。
邪ンヌの旗とシャルロットのナイフがぶつかり合う。
鬼気迫る勢いのシャルロットだが、ルーラーとアサシンでは分が悪いとしか言えない。
加えて、邪ンヌには聖杯のバックアップがある。
シャルロットが押し負ける前に、令呪で強化を!
(大丈夫です、マスター!)
えっ?いや、シャルロットは筋力俺と同じEのはずじゃ・・・・・!?
なんで押し勝ってるの?いや、悪い事じゃ無いんだけど。
ステータス詐欺?詐欺なんですか?
「アサシンの癖に生意気な!」
「私の方が、戦闘経験は上、みたいですね!」
シャルロットにまともな戦闘経験あるわけないだろ!
あの子は、アサシン!暗殺者なんですよ!
そんなアホな事を考えながらも、次第に邪ンヌが押され始める。
「この!・・・何、ジル!今忙しいのよ!えっ、撤退しろ?
このままおめおめと帰れって言うの!・・・ちっ!命拾いしましたね!でも、次に会ったその時がアンタの命日だと思いなさい!全員、撤退しますよ!」
そう言いながら、邪ンヌ達は撤退していった。
何とか、終わったようだ。
街も無事で万々歳だな!
シャルロットの謎が出来たり色々とあったけど。
さてと、次は。
(コルデー?)
(はい、何でしょう?)
(ここから俺を持って離脱って出来る?)
(はい!シャルロットに任せてください!)
(じゃあ、お願いしちゃおっかなぁ!)
(了解でーす!)
「おい、キャスター。マスターって言うのはどう」
「皆さん、お疲れ様でした!それでは!」
カドック君が話しかけてきたが、シャルロットは速やかに別れの言葉を述べると俺を抱えて走り出した。
あっという間の事に、カルデアの人達も俺も意識が追いつかなかった。
シャドバのネメシスでメイシアで一撃で倒すのが好きです。
キャラ崩壊している感じがして否めない。