俺と材木座が前回の部屋に入ると雪ノ下達は既に集合していた。
「遅いぞ比企谷、材木座。さっさと席につけ。」
平塚先生の言葉に従い、席に着く俺と材木座。
それを見て先生は話し始めた。
「我々特別対応班初の任務だ。諸君は最近起きた流魂街西一地区で起きた障害事件を知っているかね?」
「確か今朝まで三番隊の隊士が調査に行っていた事件ですよね。ここ1週間で3人が何者かによって襲われ怪我をしたっていう・・・。相楽さんと三谷さんに何かあったんですか?」
戸塚の言葉に平塚先生は淡々と答えていく。
「ああ。今しがたその調査にあたっていた一般隊士2名が襲われ重体との報告があった。」
「・・・!!そんな・・・。」
戸塚の顔から血の気が引いていくのが分かった。
「君達の任務は、引き続きこの事件の調査及び実行犯の特定、または逮捕だ。今回の犯行は以前までと異なり白昼堂々の犯行だから目撃者もいるだろう。雪ノ下、由比ヶ浜、川崎は周辺の聞き込み。比企谷、戸塚、材木座は現場で実行犯に繋がるであろう証拠を探してくれ。20時には定期報告のミーティングを行う。何か質問はあるか?」
「今回負傷した隊士に話を聞くことはできるのでしょうか?」
雪ノ下の質問はもっともだ。何かしら特徴なりを聞き出すにはやられたやつに聞けばいい。
「残念ながら今は不可能だ。話ができるようになり次第、四番隊から連絡がくるようになっている。」
「分かりました。」
「他に質問はないな。各自明日より任務に当たってくれ。以上だ。」
それぞれぼちぼちと部屋を後にする中俺、材木座、戸塚はしばらく部屋に残っていた。
特に戸塚は部下が負傷したのだ。ある程度こんな仕事しているとよくあることとはいえ、くるものがある気持ちもわかる。
3人の間に重苦しい空気が漂う中、材木座が口を開いた。
「なぁ、八幡〜。明日何時から現場いく?」
「そうだな、なんかしら報告はあげなきゃならんからなぁ・・・。10時くらいから始める感じでいいんじゃね?戸塚はどうよ?」
「それでいいと思うよ・・・。本音をいうと今からでも調査をしたいところではあるけどね・・・。」
「そうか・・・。材木座は?」
「特に異論はないぞ。」
「んじゃ9時半くらいに白道門集合で。」
何となく重苦しい空気は変わらないまま、俺達は一番隊隊舎を後にした。
そんな時でも腹は減るもので、一番隊隊舎から近いラーメン屋に寄ってから帰ることにした。
その道中・・・。
「おい!比企谷!」
「・・・平塚先生!どうしたんですか?」
「いや、帰りにラーメン屋にでも行こうとしていたら、ちょうど姿が見えたからな。どうだ?一緒に?」
「いいっすよ。ちょうど俺もラーメン屋行くとこだったんで」
「そうかそうか!なら私の行きつけの店に行こう!この近くなんだ。」
ラーメン屋とはなにか・・・。人と人が交わる交差点なのかもしれない・・・byはちまん