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平塚先生に連れられてきたこの店は、現世にある「天下一品」にインスパイアを受けた元死神が経営する店で、瀞霊廷内にいくつも支店があるのだそうだ。ちなみに九番隊隊舎の近くにはない。
「なんというかこのドロッドロのスープがいいっすね、よく麺に絡む。」
「そうだろう?この店は本店だから他の支店とは一味違う。」
俺と先生は麺を一心不乱にすする。するといつしか話は平塚先生の復帰の話になった。
「どうして急に現場復帰なんてしたんすか?」
「まぁ私も雇われの身だからな。上からの命令は断れん。人手不足のご時世だ。私みたく実力がある若手は現場に出ろってことさ。なんてったって若手だからな!」
やけに若手を強調する先生。ウンソウダネセンセイハワカテワカテ。
「まぁ、復帰そうそう新設部署のトップをやらされるとは思わなかったよ。」
そう言いながらスープを飲む先生。
「大丈夫なんすかね俺達で、新設ならある程度注目は集めるでしょ。結果出さなきゃ不味いことも多いと思うんですけど。」
新設部署に復帰したばかりの平塚先生が責任者、さらに構成するのは若手席官ばかり、色々なところが目を付けてくる要素しかない。
「まぁな。だがこれでも私なりにベストなメンバーを集めたつもりだよ。雪ノ下は君達の同期なら1番の出世頭だ。現世での戦闘経験も豊富だし、副隊長候補筆頭だそうだ。由比ヶ浜だって今や上級救護班班長だ。他の連中も実績はしっかりとある。」
知らなかった。出世にはあまり縁がない俺はその辺の事情に疎いところがある。あれ?なんで俺は選ばれたのん?
「なんで俺は選ばれたんすかねぇ?あんま実績は出してないんすけど・・・。」
「まぁ目に見える実績はな。しかしそれだけで選んだ訳では無い。相性も見て決めたと言ったろ?きっと君が必要になると思って私は君を選んだのだよ。」
「・・・・・・・・・先生。」
そのおかげで仕事が増えたんですよ、とは言えなかった。
「比企谷、今回は一般隊士とはいえ、死神が負傷した。気を引き締めてかかってくれ。」
「了解っす。」
この日はこれでお開きとなった。
*****
次の日予定通り俺達は隊士が襲われた現場に来ていた。
地面には斬撃の跡のようなものが残されていて、材木座はそれに携帯型霊圧測定器とやらでなんかしてした。
俺と戸塚は周辺に何かないか探している。
「八幡ー!なんだろうコレ?」
戸塚が何か見つけたらしい
「なんだこれは?」
小型のガラス瓶というべきなのか、現世にあるカプセルを大きくした感じの容器だった。
斬撃跡を調べた材木座に聞いても分からないという。
「むほんむほん。とりあえずこれはミーティングで報告後、十二番隊で詳しく調べよう。」
「頼んだ。まぁそろそろ暗くなるし一旦戻るか。」
「そうだね!」
こうして1日目の調査は終わった。