アメリカ合衆国も日本国召喚に全力出演したいようです 作:スカイキッド
2022/4/21
タイトル変更しました。
前:アメリカ軍も日本国召喚に全力出演したいようです
2015年1月某日。
その日、日本は突如として国土と国民ごと全て異世界へと丸々転移してしまった。
それと同じ頃、もちろんながら地球では日本が消えていた。
これにより太平洋周辺での海流・気流の変化による異常気象や日本経済機能の停止と世界経済の連鎖した混乱が発生、そして日本経済機能の停止による混乱が結果的に世界的経済恐慌を招くなど大混乱となった。
その中でもアメリカ合衆国は米第7艦隊を初めとする在日米軍の喪失による極東での軍事プレゼンス低下、そしてもろに経済恐慌の影響を受けた事で最大の混乱に見舞われた。
この過去例を見ない大混乱は、アメリカどころかその関係国すら深い混乱におとしいれることとなってしまったが、それでも何とかアメリカは混乱に耐えた。
半年後には相変わらず不景気から立ち直れていなかったが、ニューディール政策以来の経済政策によって少なくとも経済的混乱からは立ち直れていた。
喪失した在日米軍他の米軍戦力も、各軍の部隊再編や予備役兵士の召集と現役への投入、予備戦力の戦力化によって残存戦力をやり繰りし、これで何とか戦力として維持出来る程度には回復出来ていた。
無論、そんな急ごしらえな事がいつまでも続けられる筈がないのは、誰の目から見ても明らかであった。
だがある日のこと、それは唐突に訪れた。
2015年7月――
日本転移から半年後、ホワイトハウスのもとにNASA(アメリカ航空宇宙局)から連絡が入ってきた。
それはバージニア州のグリーンバンク電波望遠鏡が行方不明となっている米第7艦隊の通信電波を
宇宙空間から行方不明の艦隊の電波が届いた、いったいどういうことか?
調べたところその第7艦隊の電波は太陽系外、遠く離れた恒星系の地球外惑星から発せられているらしく、その惑星はNASAによると地球に似た環境を持っているとされている。
そのため人間が棲むことも不可能ではないとされ、星の大きさは地球の数倍はあるとされているが、それにしても、なぜそんな遠く離れた星から、半年も前に日本と共に消えた米第7艦隊の電波が発せられているのだろうか。
米政府はそう疑問に思い、そして思い至る。
──そうか! 第7艦隊は
米第7艦隊の電波が発せられているのはあの日、あの日本列島が地球から消えた日に、日本列島の転移に巻き込まれた第7艦隊があの星に何らかの理由で転移したのだ。
そしてその電波がこの地球に届けられているに違いない、となればあそこには第7艦隊のみならず日本列島、そして日本そのものも転移しているかもしれない。
ならば、彼らを助けにいかねばならない。
5万人の在日米軍兵士、総計17万トンの米海軍軍艦、数百機の米軍機、そして数万人のアメリカ人日本旅行客と、日本人1億2,000万人の行方を調べ、そしてこの世界へと帰還させるために。
幸いなことに、中国とロシアはまだこの事に気付いていない。ならば先に、我々が彼らを助けに行かねば。
NASAからの報告を受けて米政府は、即座にこの星へと在日アメリカ国民救助計画を作成、 この計画の実施を極秘に開催した連邦議会で決議、各国に秘密で日本が転移したと思われる惑星へ救出部隊を送ることで決定した。
米国「日本が地球外惑星に転移した? ならその惑星に直接迎えに行けばいいじゃない」
やっぱアメリカなら自分たちから異世界に行かないとね