アメリカ合衆国も日本国召喚に全力出演したいようです 作:スカイキッド
文字数削りまくって登場人物すら存在しない小説にこれ程ありがたい評価をされてもいいのか……(困惑)
パーパルディア皇国攻略作戦の第一段階と第二段階の成功によって制海権と制空権を確保した米軍は、作戦最終段階──最終段階はズバリ皇国海岸への直接上陸──に移った。
海軍の支援のもと、米海兵隊と米陸軍による合同での上陸作戦を行いそのまま陸上侵攻で皇国首都を包囲、そこへ空挺部隊を皇国首都に下ろし、これを制圧、皇国の首脳施設を制圧する。
上陸戦力は4個海兵師団6万名強、M1エイブラムズからなる250台の主力戦車と、それを上回る数のLAV-25を始めとする装甲車輌やトラック、150機のヘリからなり、もちろんほとんどが海岸からの強襲上陸とヘリからの空挺強襲を敢行する予定だ。
さて、作戦は海軍による港湾制圧と空軍による戦略爆撃が完全に終了した昼頃に開始される運びとなり、皇国沖合いに展開した多数の米海軍揚陸艦から、数十隻の上陸用ホバークラフト(LCAC)とAAV7水陸両用装甲車が発進した。
空母や強襲揚陸艦からも多数のヘリコプターが飛び上がり、海上と上空を突き進む。
上空からは数百機のヘリコプター――UH-1やUH-60などの汎用ヘリ、CH-47やCH-46にMV-22オスプレイなどの大型輸送ヘリ、MH-6やRAH-66などの小型ヘリ、AH-1ZやAH-64Eなどの攻撃ヘリが向かう。
それらのヘリの一部は機体に大型のスピーカーを取り付けている。
そしてそこから、地獄の黙示録よろしくワーグナーやロックンロール、合衆国国歌を響かせながらやって来て――やはりお前ら遊びに来ただけじゃないか――、ミサイルと機関銃を沿岸に乱射しまくった。
一応、海岸にはマスケット銃や手回し式ガトリング銃で武装し、地竜リントブルムを従えた皇都防衛隊の兵士らが多数いた。
が、それらは皆まともに反撃する暇もなく全滅させられた。
何せ上空からは攻撃ヘリの編隊が列を組んでロケット弾とミサイルを降らせ、海上からはアイオワ級戦艦 USSアイオワ、USSミズーリの2隻が16インチ砲で彼らの陣地を艦砲射撃でコテンパンにするのだ。
さらに海上から迫る上陸部隊も機関銃やグレネードランチャーを乱射してくるし、上陸部隊を援護するイージス駆逐艦からもトマホークが飛んでくる。
仕舞いには航空支援に現れた複数のA-10サンダーボルトⅡ攻撃機がマーベリック空対地ミサイルや30mmアヴェンジャー機関砲で皇国兵を死体すら残さず吹き飛ばしていくのだ。
マーベリックの側面には、デカデカと雑な英語でこんな風にペイントが描かれている。
──「資本主義の大安売り中、みんな纏めて貰いやがれ!」
まぁそんな冗談はさておき、そんなこんなで皇国兵らはまともに上陸阻止をすることもできず、やがて米軍の上陸部隊が次々と海岸に上陸。
M4A1自動小銃で武装した海兵隊兵士や、120mm滑腔砲を載せたM1A2エイブラムズ主力戦車、LAV-25やAAV7などの水陸両用装甲車と皇国兵は交戦。
当然ながら、数世紀分もの技術格差があり、なおかつ戦車すら持つような相手に勝てる筈もなく、皇国兵らは惨敗、壊走した。
とどめに、壊走した皇国兵は間髪いれずに上陸した自走多連装ロケット砲
海岸の皇国兵士らの殲滅後、米軍地上部隊は部隊集結の後に、多数の戦車を配備する陸軍の第18機甲師団を中心として皇都エストシラント目指して突進した。
数百輌のM1A2戦車、AAV7水陸両用車やLAV-25装甲車、ストライカー装甲車、ハンヴィーやMRAP、武装トラックなどが皇国住宅街の家々を踏み潰して皇都を目指し、やがてネズミ一匹通さぬ勢いで皇都を包囲した。
上空からは、第82空挺師団と第101空挺師団所属の数千人の兵士と、歩兵旅団戦闘団の空挺戦車『グリフィンⅡ軽戦車』、ストライカー旅団の空挺仕様のストライカー装甲車を満載したC-17グローブマスターⅢ大型輸送機が大挙した。
数十分後、米陸軍と米海兵隊は機甲戦力を持ってして包囲された皇都エストシラントに対し、オスプレイとC-17に載せられた空挺兵らがパラシュート降下して展開。
またC-17輸送機から空挺投下されたグリフィンⅡ軽戦車とストライカー装甲車らも戦力として加わり、彼らは合流して戦力を固めた後、一路皇城であるエストシラント城を目指した。
数分後、米軍と皇城を護る皇国軍近衛集団は交戦、交戦の末にそれら皇国の文字通り最後の砦は振り払われ、また米軍特殊部隊群、通称『グリーンベレー部隊』も突入し、激戦の末に皇城は完全に米軍によって制圧。
皇城は陥落し、皇城に立て籠っていた皇国政府首脳陣と皇帝ルディアスは米軍に捕縛された。
捕まったルディアスはそこで米国に対し皇国側の完全降伏を宣言、これによりパーパルディアは米国の攻略作戦開始から18時間もせずに陥落した。
パーパルディアと米国との戦争は、これにて終了したのだ。
解説
・第101空挺師団
米陸軍の空挺師団。第二次大戦中の1944年、バルジの戦いにおいてドイツ軍に包囲される形でバストーニュに立てこもった際、ドイツ軍からの降伏勧告に「くそったれ!」と言い放って降伏拒否、そのまま援軍のパットン将軍率いる部隊と共にこれを撃退したことで有名。米国版カオニア、というか恐らくモデル。
・グリーンベレー
ご存知某シュワちゃん映画に出てくる「元グリーンベレーの俺に勝てるもんか」のセリフのあの人が所属していた部隊。モットーは『抑圧からの解放』。特殊部隊でありながら他国軍や組織に軍事訓練を教える教育部隊でもある。
・グリフィンⅡ軽戦車
米陸軍が現在開発中の軽戦車(空挺戦車)。120mm低反動砲搭載、重量28トンでかのエイブラムズ戦車を作ったメーカーが開発している。本作では日本転移による国際情勢の緊張により現実よりも早く開発・そのまま採用されてしまったという設定。
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【※蛇足】
皇国降伏の知らせを休息中だったエストシラント郊外の自宅にて伝えられた皇族レミール氏の反応。
レミール「アメリカ、大っ嫌いだ!! 建国した奴バーカ!! ちくしょうめぇ!!(某総統閣下風)」