アメリカ合衆国も日本国召喚に全力出演したいようです   作:スカイキッド

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ついに総合評価1000pt突破! いやー、まさかここまで行くとは、読者の皆様には感謝感激です! これからもどうぞ、本作をよろしくお願いいたします!

てなわけで今回も相変わらず文字数削りまくりの本編をどうぞ


第二章 異世界大開拓
第15話「地球国家の懸念と繁栄」


 

 

 パーパルディア皇国との戦争が終結した後、米国はパーパルディアを自国の実質的な植民地、もとい開拓地として開発を開始した。

 

 パーパルディアはかつて所有していた植民地を全て米国の自治区として没収され――米国からすれば下手に独立されて紛争になられても困るからだ――、工業地帯も全て米軍の戦略爆撃で破壊された。

 

 かつてこの大陸の中でも最大の魔法技術による繁栄を誇った工業先進国は、交渉で皇族らによる政治も奇跡的に維持を許されたものの、僅か18時間の間で国家としては一気に転落し、この地域に多数ある農業後進国の一つへと変化していた。

 もちろん、その農業生産力は限りなく低い。

 

 

 対して新たなフロンティアを手に入れた米国は、とにかく凄い勢いの好景気により、本国はもはやお祭り騒ぎも甚だしい状態だった。

 

 米国は常にクイラとパーパルディアの鉱脈から石油、鉄鉱、レアメタルなど大量の地下資源が大量に手に入り、ロウリアや第三文明圏など巨大な市場相手に大量の民生品を売ったり工場を作ったりすることで、とにかく儲かっている。

 

 それ以外にも、異世界で戦争したことにより米軍が再軍拡を開始、このお陰で米国内の軍需産業はものすごい勢いで成長を続け、民生品の輸出で国内産業の成長も著しい。

 

 

 そのため今の米国は、異常も異常な勢いの好景気の只中にあり、そしてその影響は地球でも現れていた。

 

 

 米国経済の活性化は地球の他国家へも多大な恩恵を促し、今や世界中が好景気である――まぁ、その影響は中国やロシアにも出てたのだが。

 

 なお日本だが……パーパルディア戦争後、何やかんやあって、米国にワームホールの船舶通行許可を取り付け、ワームホールを介して地球国家との交流が再開されることとなった。

 

 通行許可といっても、入り口と出口では米軍が中核となってワームホールを通過する船舶を臨検し、通過する人間はFBI(連邦捜査局)により徹底的に身元調査を行われるため、非常に厳しいものである。

(ちなみにこれに引っ掛かった複数名の各国スパイが()()()行方不明となっている)

 

 だがこれによって日本は地球国家との貿易や文化交流が再び可能となった訳である。

 

 これに特に歓喜したのは日本のサブカル好きな海外オタク達と、日本国外にいたため共に転移できず地球に取り残された日本人達、そして有能な人材が帰還すると狂喜した日本国外務省だった。

 

 

 さて、そんな中で米国は好景気絡みで欧州と更に仲良くなったし、国内に余裕が出来たので発展途上国への今まで以上の支援も実施、発展途上国との関係が良好化したが、逆に中国やロシアとの対立は悪化していた。

 

 

 何故なら中国は巨大な人的市場であり、ロシアは石油資源国であるが、米国が異世界で第三文明圏という名の巨大市場で大儲けし、クイラという名の資源地帯から山ほど地下資源を持ってきて国内で使ってる。

 

 今は米国の好景気による恩恵を受けてるから良いが、いずれ米国のみならず欧州諸国すべてが市場を異世界に移したら中国は詰む――今はまだ米国は欧州に異世界への市場進出を拒んでいた。

 

 そして米国が異世界産の地下資源を地球世界の国家に輸出し始めたら今度は資源国のロシアが詰む。というか資源国が全部詰む――今のところは輸出せず、それらの資源は米国が国内だけで使っていたのだが。

 

 そんな次第であり、だから米国はもっと異世界での行動を抑えろというのが、中国やロシアなどの言い分である。もちろん米国は今まで通り変わらずやっている。

 

 

 しかも、米国が異世界進出のために米軍の再軍拡を始めた――空母だけで退役艦が7隻も現役復帰したのだ――ことは非常に脅威と捉え、彼らもまた対抗して再軍拡を始めていた。

 

 特に中国はそれが顕著である。

 米国に対抗し、最新ステルス戦闘機であるJ-20、J-31の量産配備や、空母「遼寧」を参考にした国産大型空母の量産を行っている。

 

 さらに中国軍はとんでもない無茶をしようとしてるらしく、米海軍のアイオワ級戦艦 2隻の再就役に触発されたのか、これに対抗すべくソ連崩壊時のドサクサに紛れて入手したソヴィエツキー・ソユーズ級超弩級戦艦の設計図を一部改編した、新型の国産戦艦を建造しているという噂もあるほどだ……飽くまでも噂だが。

 

 そしてロシアもまた、米軍や中国軍に対抗して10万トン級大型原子力空母の突貫建造、開発中の最新ステルス戦闘機Su-57の完成と実戦配備、MIG-35やSu-35の大量生産を急がせ、急激な軍拡を行っている。

 

 

 これら大国の大規模軍拡は、特に欧州の人々の間で冷戦の再来として囁かれ、「最悪、第三次世界大戦の引き金となるのでは」という恐怖心すら抱かせた。これによってなのか、主に欧州の富裕層を中心として、第三次大戦に備えて異世界の日本へ人々が疎開する動きすらある。

 

 この地球が今後どのような歴史を歩むこととなるのか、それは異世界に進出した米国の行動の次第に懸かっているのは明白だった。

 

 




地球からエリート外交官たちが帰って来るから外務省のブラックな環境が改善するよ!
やったね朝田さん!

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用語解説
・ソヴィエツキー・ソユーズ級戦艦
ソ連版の戦艦大和。6万トンの船体に16インチ砲を9門搭載する。独ソ戦勃発により建造中止された。ただのスターリンの趣味。本作では中国が復活させるのではと噂されている。飽くまでも噂。

・10万トン級大型原子力空母
ロシアが建造を計画している新型空母。ロシア将来空母とも。Su-57やMiG-29K、無人機スキャットを搭載し、スキージャンプと電磁カタパルトを持つ。現実では2030年代に就役予定とされる。予定は未定。

・J-20、J-31
中国が生み出したアジア初のステルス戦闘機。J-20はステルス機なのにカナード翼なんか付けてるからRCS台無しだって? うるせぇ、カナード×ステルスは正義なんだよ!(暴論)
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次回あたりからはグラメウス大陸とかでの話にしたいけど、遅読家なのが災いして外伝Ⅱが読了できとらん……
 
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