深海生活   作:ミクス

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第15話

電の牛乳騒動から数週間が経過した。

その間に2つ変わったことがある。

1つは電が私と一緒にトレーニングをするようになった。

理由を聞いてみると、「電も筋肉をつければかっこよくなるのです。」というちょっと意味わからない理由だった。

もう1つは原田とかいう人間のことだ。

あいつ本当にアイアンボトムサウンドに攻めて来なくなった。

ちゃんと約束を守っているということだな。

これで戦争は一時的に休戦状態となりお姫様達の安全性が向上した。

 

さて私も深海棲艦となって2ヶ月程がたっている。

私は元日本人だ。

今まで我慢してきたがもう無理。

お風呂に入りたい!

もうずっと入ってないんだよ!?

深海棲艦は陸地に上がれば勝手に身体が綺麗になるけどお風呂に入りたい!

ということで浴場を作る許可を取りに行こう。

ちなみに電は全身筋肉痛により部屋で寝ている。

毎度おなじみ談話室に行き中枢棲姫の元へ向かう。

 

「浴場を作りたい。」

「……欲情?」

 

そっちのよくじょうじゃない!

お風呂だよ!お・風・呂!

 

「冗談だ。それで浴場とはどういったものだ?」

 

お風呂について説明していく。

 

「ふむ……いいだろう。やってみるといい。場所は地下に集積地棲姫の部屋の近くから湧き水があるから、そこに作るといい。」

 

よし!許可も取れたししかも湧き水付き!

早速言われた通りの場所まで行く。

すると中枢棲姫の言っていた通り湧き水があった。

まずは妖精さんを呼び出す。

どこからともなく妖精さんが現れた。

……いつもどこにいるんだろう?

 

「妖精さんここの構造を自由に作り変えたりとかできる?」

 

首を縦に振って肯定している。

さすが妖精さんだな!

妖精さんに構造を説明してお風呂を作ってもらう。

地面がへっ込んだり突き出してきたりしていた。

相変わらず妖精さんの謎技術がすごい。

妖精さんが1人で作っていると周りからワラワラとほかの妖精さんが現れた。

君らは本当にどこに住んでるんだ?

集まってきた妖精さんもお風呂を作り出す。

2時間も経つと完全に出来上がった。

鏡がないが洗い場があるしでっかいお風呂ができている。

湧き水の水も冷たかったのがいつのまにか温かいお湯がでるようになった。

さぁ、これで完成した。

みんなを呼んで入るとしよう。

談話室に行って中枢棲姫に報告する。

 

「もうできたのか!?」

 

コクリと頷く。

 

「みんなで入れるようにサイズも大きくしたからみんなで入るといい。」

「レイは一緒に来ないのか?」

「私は電を連れてくる。」

「そういうことか。ならば先に行っておくぞ。」

 

それから中枢棲姫は談話室にいたお姫様達を連れて浴場へと突撃していった。

私は部屋に戻って電を回収しに行く。

 

「うぅ痛いのです……。」

 

筋肉痛で動けそうにないので背負っていく。

 

「どこにいくのです?」

「お風呂。」

 

浴場に行くと早速お姫様達がお風呂に浸かっていた。(ちなみにみんな服は脱いでいた。)

その顔は緩みきっており気持ち良さそうだ。

私も服を脱ごうとするといきなり消えた。

どうやら服も艤装の一部として認識されているようだ。

電にも服を消すように指示すると消していた。

そして電を溺れさせないようにお風呂に浸からせて私もお風呂に入った。

 

「ふぁぁぁぁぁ〜気持ちいのです〜」

 

久しぶりのお風呂は本当に気持ちよかった。

 

「レイこれはいいな〜私はものすごく気に入ったぞ〜」

 

そうだろうそうだろう。

ほっぽちゃんは港湾棲姫の胸を枕にして眠っている。

喜んでもらえてよかった。

これで利用者も多くなるだろう。

私もこれから毎日入るとしよう。




piyu様誤字報告ありがとうございます。
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