深海生活   作:ミクス

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第16話

お風呂を作って一週間が経過した。

お風呂は好評で本当に良かった。

今ではお風呂に入り浸っているお姫様もいるようだ。

 

今日も日課となっているトレーニングを終えた。

最近は電も筋肉痛になりにくくなっていて、トレーニングについてこれるようになった。

そして電もトレーニング後の日課となっている牛乳を飲むために部屋に取りに戻っていた。

私がお風呂で汗を流しているとバーンと扉が勢いよく開かれた。

扉を開けたのは電でその顔は結構焦っていた。

 

「レイさん!牛乳がないのです!」

 

え?もうないの?

1ヶ月前にもらいにいったばかりなのに…。

 

「今日で最後の一本だったのです!お風呂から上がったら取りに行くのです!」

 

と言いながらお風呂に入ってきた。

しょうがない。

今日はゆっくり散歩でもしようかと思っていたけど電に付き合うとしよう。

 

 

お風呂から上がって出発する準備をする。

まぁ準備といっても中枢棲姫に「少し出かけてくる。」と言うだけだが。

外に出て艦載機を発艦し電を背負って乗る。

 

「ヒャッハー!気持ちいいのです!」

 

……電性格めっちゃ変わってない?

 

『レイ〜戦闘はしないの?僕暇だよ〜』

 

レ級最近戦闘がないから活躍できないもんな。

もし戦闘がおきたら頼りにさせてもらうから我慢だな。

 

『はぁ〜戦闘になったら呼んでね。僕また寝るからさ。』

 

わかってるよ。

その時はよろしく。

 

「レイさん!鎮守府見えてきたのです!」

 

もう着いたのか。

喋っていると早いな。

艤装を出さずに艦載機から降りる。

すると早速大発がやってきた。

大発の上にはここの提督と知らない爺さんが乗っていた。

護衛の艦娘もいつもと違っていた。

なんとあの大和と武蔵がいた。

 

「君がレイ君かね?」

 

喋りかけてきたのは爺さんからだった。

 

「そうだ。貴様は誰だ?」

「儂は加藤弘じゃ。こう見えても元帥という役職をしておる。」

 

元帥か…。

そりゃ護衛のメンバーも豪華になるというものだ。

 

「それでレイ。今回はなんの用事だ?」

「牛乳がなくなったから牛乳が欲しいのです!」

「そうか…。牛乳ならちゃんとあるから持ってこよう。」

「ありがとうなのです!牛乳がないと生きていけないのです。」

 

……そこまでいう?

電がこちらに戻ってきて艦載機の上に乗った。

 

「感謝する。またな。」

 

私も艦載機に乗ろうとした時爺さんが話しかけてきた。

 

「ちょっと待ってくれんかのう。1つ質問をさせてくれ。」

「なんだ?」

「その電はそういう経緯でその姿になったのじゃ?」

「別に特別なことはない。浜辺で倒れていたから助けただけだ。もういいか?」

 

黙り込む爺さん。

私はこれを肯定ととり艦載機に乗って島に帰っていった。

そして何故かまた電が牛乳で酔い絡まれた。

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