暗い暗い海の底。
何も聞こえない。
何も見えない。
身体が動かない。
手も足も艤装もなにもかも全てが。
頭がふわふわする。
私は沈んだのか。
あぁ、このまま消えて行くのか。
沈みたくないなぁ。
楽しく暮らしたかった。
そういえば私はお姫様を守れたのだろうか。
あの時まだ70名程敵が残っていたはず。
撤退したのだろうか。
電はちゃんと戦えているだろうか。
島に帰ったら1人で眠れるだろうか。
ほっぽちゃんは悲しまないだろうか。
思考がまとまらない。
これで私も終わりなのか。
目を閉じかけたその時。
一条の光が差し込んだ。
電の声が聞こえたような気がした。
私はこれで終わっていいのだろうか。
飛行場姫の声が聞こえたような気がした。
私はお姫様に何一つ恩を返せていない。
潜水棲姫の声が聞こえたような気がした。
私はこの身体になるときに誓ったではないか。
港湾棲姫の声が聞こえたような気がした。
私はお姫様を守ると!
戦艦棲姫の声が聞こえたような気がした。
だから私は。
中枢棲姫の声が聞こえたような気がした。
沈むわけにはいかない!
私を光が包み込んだ。
そして気づくと海の上に立っていた。
改めて私の状況と周りの状況を確認する。
どうやら私の艤装が増えているようだ。
まず両手に真っ黒な剣を持っていた。
二刀流というやつだな。
そしてこちらは驚きだ。
なんと尻尾が9本になっていた。
まるでキュウビみたいだ。
まあ、私には元々尻尾があったし1本も9本も変わらないよね。
扱うのは5本がレ級が使って4本は私が使うようだ。
そしてもう一つ変化があった。
「なんなんだ……なんなんだあいつは!?」
「撃て…撃てー!」
おっと敵がこちらに気づいたようだ。
撃ってきているがそのことごとくを剣で斬りはらう。
「化け物がぁ…!」
そんなことは言わないでほしい。
否定できないが。
さてもう一つの変化をお見せしよう。
レ級私に合わせて。
『僕状況つかめてないんだけど、指示に従っておくね!』
9本の尻尾から艦載機を発艦する。
ここで1つ考えてみてほしい。
通常のレ級の尻尾から発艦できる艦載機数は最大で140機だ。
これが尻尾一本から発艦できる最大数。
私の場合尻尾が9本なので9倍の1260機。
普通に悪夢である。
全機を発艦させる。
さぁここからが私のもう1つの変化だ。
実はこの艦載機達、私の持っている真っ黒な剣……暗黒剣とでも名付けようか、この暗黒剣に変化することができる。
要するに真上から殺傷力の高い剣が1000本以上降ってくるということだ。
しかもこの剣は元が艦載機なので操れる。
普通に悪夢である。
大量の真っ赤な薔薇がこのアイアンボトムサウンドに咲き誇った。
これにより敵艦娘は全滅した。
これで私はお姫様を守ることがで…きた…か…な。
そして私は気を失った。
ちょっと俺の妄想が爆発してしまった…。
……剣使うぐらいいいよね!天龍ちゃんも使ってるし!