深海生活   作:ミクス

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第20話

暗い暗い海の底。

 

何も聞こえない。

 

何も見えない。

 

身体が動かない。

 

手も足も艤装もなにもかも全てが。

 

頭がふわふわする。

 

私は沈んだのか。

 

あぁ、このまま消えて行くのか。

 

沈みたくないなぁ。

 

楽しく暮らしたかった。

 

そういえば私はお姫様を守れたのだろうか。

 

あの時まだ70名程敵が残っていたはず。

 

撤退したのだろうか。

 

電はちゃんと戦えているだろうか。

 

島に帰ったら1人で眠れるだろうか。

 

ほっぽちゃんは悲しまないだろうか。

 

思考がまとまらない。

 

これで私も終わりなのか。

 

目を閉じかけたその時。

 

一条の光が差し込んだ。

 

電の声が聞こえたような気がした。

 

私はこれで終わっていいのだろうか。

 

飛行場姫の声が聞こえたような気がした。

 

私はお姫様に何一つ恩を返せていない。

 

潜水棲姫の声が聞こえたような気がした。

 

私はこの身体になるときに誓ったではないか。

 

港湾棲姫の声が聞こえたような気がした。

 

私はお姫様を守ると!

 

戦艦棲姫の声が聞こえたような気がした。

 

だから私は。

 

中枢棲姫の声が聞こえたような気がした。

 

沈むわけにはいかない!

 

私を光が包み込んだ。

そして気づくと海の上に立っていた。

改めて私の状況と周りの状況を確認する。

どうやら私の艤装が増えているようだ。

まず両手に真っ黒な剣を持っていた。

二刀流というやつだな。

そしてこちらは驚きだ。

なんと尻尾が9本になっていた。

まるでキュウビみたいだ。

まあ、私には元々尻尾があったし1本も9本も変わらないよね。

扱うのは5本がレ級が使って4本は私が使うようだ。

そしてもう一つ変化があった。

 

「なんなんだ……なんなんだあいつは!?」

「撃て…撃てー!」

 

おっと敵がこちらに気づいたようだ。

撃ってきているがそのことごとくを剣で斬りはらう。

 

「化け物がぁ…!」

 

そんなことは言わないでほしい。

否定できないが。

さてもう一つの変化をお見せしよう。

レ級私に合わせて。

 

『僕状況つかめてないんだけど、指示に従っておくね!』

 

9本の尻尾から艦載機を発艦する。

ここで1つ考えてみてほしい。

通常のレ級の尻尾から発艦できる艦載機数は最大で140機だ。

これが尻尾一本から発艦できる最大数。

私の場合尻尾が9本なので9倍の1260機。

普通に悪夢である。

全機を発艦させる。

さぁここからが私のもう1つの変化だ。

実はこの艦載機達、私の持っている真っ黒な剣……暗黒剣とでも名付けようか、この暗黒剣に変化することができる。

要するに真上から殺傷力の高い剣が1000本以上降ってくるということだ。

しかもこの剣は元が艦載機なので操れる。

普通に悪夢である。

大量の真っ赤な薔薇がこのアイアンボトムサウンドに咲き誇った。

これにより敵艦娘は全滅した。

これで私はお姫様を守ることがで…きた…か…な。

そして私は気を失った。




ちょっと俺の妄想が爆発してしまった…。
……剣使うぐらいいいよね!天龍ちゃんも使ってるし!
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