深海生活   作:ミクス

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説明会になってしまった…。


第22話

どうしてこうなった…!

あのクソ提督(佐世保鎮守府)が私を横須賀鎮守府に送り込んで早1週間。

私は未だに脱出することができないでいた。

なぜならこの鎮守府の雪風がある意味化け物であるからだ。

夜全員が寝ているときに脱出しようとしたとき突然雪風がやってきて断念。

またある時は買い出しに行ったときに買い出しについてきた奴らと別れて逃げようとしたときに雪風が目の前にいたり。

さらにはこの雪風相当な甘えん坊だった。

いやこれに限っては雪風だけではない。

他の駆逐も相当な甘えん坊であった。

雪風がダントツなだけで。

さてまずはこの横須賀鎮守府について少し説明するとしよう。

この鎮守府の前任者、つまり前の提督は大鑑巨砲主義者だった。

大型艦ばかりを優遇し駆逐、軽巡には見向きもせず、挙げ句の果てには捨て艦として扱っていたらしい。

いわゆるブラック鎮守府だったそうだ。

それが大本営にバレて前任者は提督をやめたて行った。

そして私が来た時に全員平等にご飯を与えたら懐かれてしまった。

戦艦や空母達も前の提督のやり方に反対だったらしい。

だから反発とかはなかった。

まぁ、反発されていたら即座にみんなの目の前で脱出していたが。

え?なぜ力づくで逃げないのかって?

ここから最短距離で島に戻るとしたら鎮守府の近くを通ることになる。

そしてここは大本営から一番近い鎮守府。

もし私が力づくで脱出すれば本当に総力戦になる。

それは面倒だし遠回りは遠すぎるから嫌だ。

という理由で今まで脱出できていなかった。

少し話が長くなったな。

そんなわけで今私は執務室にいる。

雪風を膝の上に乗せて。

あまえすぎだろぉ…。

基本的に私が執務室でやることはほとんどない。

大淀が全部やってくれるから。

というわけで、

 

「少し散歩してくる。」

「了解しました。お気をつけて。」

「しれぇ!雪風も一緒にいいですか!」

 

コクリと頷く。

ここで私が断ると雪風は泣いてしまうので許可しないといけない。

全く私は深海棲艦なのだぞ?

何で私が敵の本拠地にいるんだよ…。

あっそうそう、この間の戦いで私の名前が変わっていた。

レ級壊flagship と書類に書いてあった。

そんなことはどうでもいいけどね…。

まずは食堂に行ってみる。

食堂には間宮がいる。

今は夕飯を作っているようだ。

外に出ると私は海辺に行く。

私も海を走りたいなぁ…。

レ級もずっと寝ているし…。

はぁ……。

 

「しれぇ!どうかしたんですか?」

「なんでもない。」

 

一通り見て回ったら執務室に戻る。

すると大淀から驚きの出来事を告げられた。

 

「提督明日緊急に大本営で会議を行うそうです。なので明日は朝から大本営に行きます。」

 

は?




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