「キュイ!」
あぁそうだった。
すっかり雷のことを忘れていた。
「む?また拾ってきたのか?」
「あぁ、私が帰ってくる途中にこの艦娘と一緒にいたイーちゃんを見つけたんだ。」
「あー!雷ちゃんなのです!」
「電こいつのことを知っているのか?」
「私のお姉ちゃんなのです!」
「そうか…。それじゃあこいつにもクスリを飲ませるか?」
「これで雷ちゃんと一緒にいられるのです!」
電ちょっと気が早すぎるぞ?
まだ起きてないんだし本人の確認もまだやっていないからな。
「ん…。ここは……?」
早速起きたようだ。
「雷ちゃんおはようなのです!」
「いっ電!?本当に電なの!?」
「…?電は電なのです。」
艦娘の電にはツノが生えていないからな?
「深海棲艦!?あぁ、不幸だわ…。」
俯いてしまった。
それからそのセリフは君のセリフじゃないぞ?
「雷ちゃん!これから一緒にここで暮らすのです!」
「……電は深海棲艦なの?」
「ちょっと違うのです。電は半深海棲艦なのです。」
電は艦娘でありながら深海棲艦でもある。
その証拠に身体的証拠は艦娘で艤装が深海棲艦のような感じになっている。
あとつのがツノがはえていることぐらいか。
「私は死ぬの?まだ何もやっていなのに……。」
「それは大丈夫なのです。中枢棲姫さん説明をお願いするのです。」
「うむ、任せろ。さて雷とやら。この島で我々と共に生きていくか沈んで意思のない深海棲艦として生きていくかどっちがいい?」
「どっちにしても死ぬのに変わりないじゃない!嫌よ!私を鎮守府に返してよ!」
「安心しろ。この島で我々と共に生きていく場合は死ぬ必要が無い。それにここから出て鎮守府に帰ってもいいが多分生きて帰れないぞ?途中で死ぬぞ。」
「うっ……。」
このやり取り聞いたことあるなぁ。
主に電の時に。
「電は雷ちゃんと一緒に生きたいのです。大丈夫なのです!深海棲艦になる時は全然痛くないのです。それより超気持ちいのです!」
うん、あの時の電の嬌声は凄かった。
「…電はここの生活楽しいの?」
「凄く楽しいのです!」
「そう…。」
「どうするか決めたか?」
「……この島で電と一緒に生きていくわ。それしかないじゃない。」
「そうか!それじゃあこのクスリを飲むといい!」
どうやら集積地棲姫が先に持ってきていたようだ。
相変わらず仕事が早いな。
雷に渡されたのは電の時同様ピンク色の丸薬だ。
「これを飲めばいいの?」
「そうなのです!牛乳と一緒にグイッと飲むのです!」
いつの間に持ってきていたのか牛乳をテーブルの上に出していた。
「……牛乳は遠慮しておくわ。それじゃあ飲むわね。」
少し電が残念そうな顔をしていた。
そして雷がクスリを飲んで嬌声を上げていたのは割合する。
雷の変化は電とほぼ一緒だった。
身体は変わらなかったが服装は黒に、そして艤装は深海棲艦のような感じになった。
「雷ちゃんの部屋はどうするのです?」
「そうだな…。レイと一緒の部屋でもいいか?3人一緒に暮らすといいだろう。」
「やったのです!これで雷ちゃんと一緒に暮らせるのです!」
「わかった。部屋は妖精さんに改装してもらうとするよ。」
「あぁ、2人の面倒を見てくれ。」
また押し付けられたような感じだがもう電の面倒を見ているし1人増えたぐらいどうということは無い。
気を失った雷を抱いて部屋に戻って来た。
部屋は既に改装されており3人部屋となっていた。
……相変わらず妖精さんの謎技術は凄いなぁ。
「もう今日は目覚めないと思うからそのまま寝かせとこう。」
「わかったのです。明日が楽しみなのです!」
また1人仲間が増えた。
もうこれは目指すしかないんじゃないか?
目指せ第六駆逐隊制覇!
雷ちゃんが仲間になりました。