深海生活   作:ミクス

4 / 31
【追加】
タグにオリジナル深海棲艦と性転換を追加しました。


第4話

さぁ俺も覚悟を決めよう。

 

「ジュンビハデキタカ?」

「あぁクスリをくれ。」

 

中枢棲姫から渡される黒い錠剤。

これを飲めば俺は人間をやめることになる。

(⌒□⌒*)アーン→(。・н・。)パクッ

………ぐぎゃあああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!??

痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!

身体の奥が熱い!

身体が溶けそうなほどに熱い。

…バキッ…メキメキ…

ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?

身体が変形している!?

なんだこれ…なんなんだ!?

頭がモヤモヤする。

これは痛みのせいなのか…?

もう身体の感覚もない。

もう意識が………

バタッ……

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ここはどこだ?

周りが暗い。

何も見えない。

体は動くようだ。

前の方に光っている場所があった。

とりあえずそこを目指してみよう。

……これ前に進めてる?

前方の光の場所までの距離が縮まっていないような気がする。

どういうことだ?

その瞬間光が弾けた。

思わず目を瞑る。

 

「ここは……」

 

目を開けるとそこは俺の通っていた学校の教室だった。

しかも目の前に俺がいた。

そして始まった。

悪夢の時間だ。

 

「おい橋本ー。ちょっと金貸してくんね?今困ってんだよ〜。な?俺とお前の仲だろう?」

「優しい橋本くぅん。」

「ギャハハハハハハ」

 

俺をいじめていたいつもの三人組だ。

いつもいつも俺から奪っていく。

見ていてイライラする。

ここで強烈な光。

また目を瞑り目を開く。

すると今度は廊下だった。

水をかけられてずぶ濡れの状態。

次は教室内での暴力。

先生は助けず見て見ぬ振り。

閃光 悪夢 閃光 悪夢 閃光 悪夢 閃光 悪夢

ずっと繰り返し。

もう何時間これを見ただろうか。

もう嫌だ。

もう見たくない。

イライラする。

憎い。

今すぐにこいつらの首を掻き切ってやりたい。

 

「ニクイカイ?」

 

誰だ?この声は聞いたことがない。

 

「ヤツラガニクイカイ?」

 

あぁ憎い。

俺は何も出来ずにただやられるだけだった。

 

「アハハハ、ジャアボクノチカラヲカシテアゲル。」

 

お前の力だと?

 

「ソウ、ボクノチカラ。センカンレキュウカイfragship ノチカラヲサ。」

 

戦艦レ級改fragshipだと?ゲームにはそんな奴はいなかったはずだ。

 

「ソリャア、ソウダロウ。ココハゲームノナカジャナインダヨ?ゲンジツダヨ。」

 

そうだったな。

もうゲームと比較するのはやめることにするよ。

 

「ソレガイイ。イツマデモキミガ、ソウシテイルトボクガクイツクシチャウヨ?」

 

それは怖いな。

 

「ソウダロウネ。マァキミハ、ニンゲンニフクシュウスルトイイ。ソノニクシミヲ、ニンゲンニブツケルンダ。キミモキヅイテイルンダロウ?ミガッテデ、ゴウヨクデ、ソンナニンゲンガオオイコトグライ、キヅイテイルンダロウ?」

 

あぁ、そうだ。

結局は自分の事しか考えない傲慢な種族だった。

 

「キミハ、ソノフノカンジョウノオカゲデ、ジブンヲミウシナワナカッタ。フツウノニンゲンナラバ、モウシンデイルヨ。」

 

じゃあ俺は生きているのか?

 

「アァ、イキテイルサ。」

 

そうか…

 

「アハハハ、ジャアガンバッテネ?ボクは、キミのそばにズットいるかラサ?」

 

あぁ、そうだな。

そろそろ起きよう。

そしてまずは中枢棲姫にお礼をするよ。

 

「ボクには〜?」

 

もちろん感謝している。

俺に力を与えてくれたことを。

 

「あははは、ほらもう行きなよ。そうそう本来のレ級は自分で艤装を動かすんだけど、キミのは少し特殊なんだ。まぁ、起きたらわかるよ。それじゃあまたね。」

 

崩れいていく。

この夢の世界が崩壊していく。

最後まで崩壊した時レ級は笑っていた。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「知らない天井だ…。」

 

どうやら俺は寝台で寝ていたようだ。

自分の身体を確認してみる。

身長は変わっていない。

肌は結構白くなっていた。

そして服装も夢の中のレ級が着ていた黒いフード付きのワンピースのような格好。

深海化で結構変わってるな。

そういえば下が結構スースーする。

なんだろう?

ん?

これは……

俺ってば女になってる〜!?

息子が消えてる……

……まぁ深海棲艦に男っていないもんね…。

 

『あははは、ねぇねぇ驚いた?驚いた?』

 

ふぁ!?レ級!?

部屋には誰もいないはずなのに!

 

『あははは、そりゃそうだよ。ここには一人しかいないよ?だってキミは僕で僕がキミなんだから!よろしくねレイくん?』

 

レ級って俺の頭の中にいるの?

結構怖いんだけど…

 

『正確には、キミの持ってる艤装にいるよ。言っただろう?キミの艤装は特殊だって。』

 

そうだったのか…

ということは俺とレ級って本当の意味で一心同体?

 

『そういうことになるね。』

 

まじか…

まぁこれからよろしくな。

 

『おっ?順応早いねぇ。』

 

まぁな。

まさか女になってるとは思わなかったけど。

 

『さっきのキミの慌てっぷりは傑作だったよ。』

 

言ってろ。

これからは頭の中が騒がしくなりそうだな…

 

『おおい、聞こえてるぞ〜?』

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。