手紙には3日後に入学と書かれていた
それまでに服屋教科書などを揃えておかねば
繭とトガちゃんにはいい報告が出来そうだ
もちろん間壁さんにも
それにしても高校受験をする年齢から学校にまた通い始めるのは予想外だったな
きっと生きていたら母さんと父さんも驚きつつも喜んでくれたはずだ
今度墓参りでも行って報告してこよう
俺がこれから歩む人生は決して褒められることではない
だが、こういう日常もあったと伝えに行こう
そうこう考えているうちに辺りは日が暮れ始め窓ガラス越しに夕日が差し込んできた
「ただいま(です)」
どうやらふたりが帰ってきたようだ
「おかえりふたりとも。試験の方は無事合格で3日後から一緒に通えるよ」
その言葉を聞いてか否か、夕日に照らされている2人の顔がさらに赤くなったように感じた
「おめでとう!吐喰君とやっと一緒に通える!」
「おめでとうございますトバ様!トバ様との通学夢見てました!」
おおう、思ったよりも2人の反応がオーバー。
まぁ基本的に学校の時間はふたりとは離れ離れだったから、嬉しいことに変わりはないけどね
「ありがとう。俺も2人と通えるようになって嬉しいよ」
その日の夕飯は豪勢だった。ふたりとも料理上手だからどれも美味しかった
夕飯と風呂を終え自室でこれからのことを考えていた
俺の個性上、今のところははっきり言ってチートだ
相手を視認した瞬間に「口」で飲み込むか噛みちぎりでもすれば、完璧に封殺出来る
またまだ完璧とは言えないが「存在抹消」の個性を使えばどんな相手でも不意打ちが可能だろう
繭やトガちゃんの協力もある
現時点で恐れるものはオールマイトかAFOくらいだろう
今のところヴィラン連合に警戒すべき敵はいない
なのでいつも通りに訓練を行いつつ、粛清対象を見つければいいだけ
そう、本来の目的はヴィランのみの粛清ではない
金と権力に溺れたヒーローもその対象になる
極力ヒーローを殺すことはしたくない
だが邪魔になるなら話は別だ
俺が歩くは修羅の道
毒を以て毒を制す
原作に『ヒーロー殺し』がいたが、俺は違う
その逆を行く存在だ
法で裁けぬ悪があるなら、死を持って償ってもらう
俺たちは『ヴィラン殺し』だ
さっきも言った通り、ヒーローを殺すこともあるだろうが…
オレや僕に言われたことを思い出しても、これが俺のやりたかったことなのかわからない
だが、過去にも先にも今の俺が望んでいることはきっと、前世で納得できなかったことを成し遂げたいんだと思う
ゆっくり瞼が閉じていく
そうして入学までの一日が終わった
構成とかぐちゃぐちゃなんであとから修正いれます