ヒロアカ~俺の正義の名のもとに~   作:むらびとα

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繭のアプローチ&痛みの始まり&繭

繭ちゃんが家に遊びに来てから、数か月が経った

あれからの日常に大きな変化はない、というかあった

まず繭ちゃんのスキンシップが多くなったこと、そして俺が上級生からの嫌がらせがあったことだ

 

まず繭ちゃんについてだ

あの日以来、どうも母さんに何か言われたのか、それとも自分の中で大きな変化があったのか登校時に手を繋いで来たり、学校の休み時間とかでも側にいるようになった。

俺や繭ちゃんの見た目に慣れたからか、夫婦だとはやし立てる男子もいた

しかし繭ちゃんは一切それを否定することなく、ニコニコしている

 

 

流石に付き合っているわけでも、まして夫婦になったわけでもないので俺がやんわりと違うと否定すると、繭ちゃんが悲しそうな目でこちらを見てきた

 

それ以来俺は否定することをやめた

繭ちゃんって本当に小学一年生?

女の子なのに女って感じがするよ

いや女なんだけど精神年齢的にね・・・

 

繭ちゃんは半異形型個性のため、目の上に目がついており牙が露出している

腕は人間の腕プラス大型の蜘蛛の腕が左右、合計四本の腕がある。足は人間の足だ

 

おばさんはジョロウグモという感じだったが、繭ちゃんはタランチュラという感じだ

目の位置や人間の腕や足があるということは、先祖血が濃く出たか、ミューテーションだろう

 

タランチュラは毒のある毛を飛ばすことができる

つまり足についている毛が飛ばないように、サポートアイテムがついている

 

これにより周りに毒を飛ばすこともないし、俺が近くにいても問題がない

繭ちゃんが側にいることによってクラスメイトが近づいてくることがない

 

まぁ問題ないけど、やっぱり繭ちゃんは独占欲が強いのかな?

 

 

 

そんなこんなで学校生活=繭ちゃんと一緒にいるという構造ができあがった

 

 

 

次は俺に関することだ

繭ちゃんの一件以来、どうも見た目に反して中身は違うということがわかり、俺のようなヴィランを退治するといいと言う輩が出てきた

 

机に落書きなどはまた全校集会や何かしらかの罰が自分たちに降り注ぐことを理解しているのか、下駄箱や周りに見られないようなとことに嫌がらせや、呼び出しの手紙が入っていた

最初は無視をしていたのだが、手紙に繭ちゃんや両親のことが書いてあった

 

俺事態を蔑むのはいい

だが関係のない人たちや、俺が一番大切な人たちが蔑まれるのは違う

だから繭ちゃんと帰る誘いを断り、手紙に書いてあった場所に行った

 

場所は体育館裏とかベタな場所ではなく、人気のない住宅街を進み林のような場所についた

 

そこでまっていたのは上級生6人

 

「よーやく来てくれたな化け物ヴィラン」

 

「お前の周りでうろちょろしている気色悪い蜘蛛とママのことをバカにされてやっときたんですかー???」

 

そういってゲラゲラと笑っている

正直な部分こいつに生きている価値を見い出せない

前世からもそうだった

なぜこういった輩が生きている?

他人を貶し、自分たちが楽しめればいい。他人のことなんて考えていない

暴力を振るわれ負った傷はいつか治る。でも振るわれた事実、言葉の暴力

他人には人の心が見えない

たった一つの言葉が後押しになって死んでしまうこともある

 

前世で学んだことだ

 

ヒーローになりいろんな人を助けるという目標もある

でも俺の心にはこういった黒い面もある

正直自分はどちらにも傾く存在だと思っている

それがヴィランの方に傾かないのは、大切な人がいるからだ

 

その人たちが貶された。蔑まれた

 

この場でこいつらを叩きのめすのは簡単だろう

とりあえずはあいつらが攻撃してくるのをかわし続けよう

 

「言いたいことはそれだけか?たしかにお前らが言ったように、繭と母さんが蔑まされたからここに来た」

 

「だがお前らは俺一人に対し六人で来て恥ずかしくないのか?まるでチンピラだな」

 

 

笑いながら言った

だが心は煮えくり返っている

 

 

「てめぇ!ふざけたこと言ってんなよ!!」「クソガキがっ!」

「ぶっ殺してやるっ!」

 

 

そういってあいつらは俺に向かってきた

 

現時点で訓練場、緊急事態などを除いて個性を使うことはない

とりあえずパルクールなど、ここでは生かしやすい場所だ

遊んでやるか

 

 

あいつらは躊躇いもなく個性を使ってきた

水や腕を伸ばすもの、声で三半規管を狂わすもの

 

だがどれも俺には通じない

個性の練度が違う

さらに普段の訓練での成果、そして林という俺の動きやすい場所

 

二十分も経つと六人の息が荒く、個性の使えないものが多くなっていた

個性の訓練をしていないと、使用時間や回数が少なくなる

 

「どうした?終わりか?」

 

そういう俺はまだまだ余裕だ

こんなもの一割にもなっていない

 

だがここで状況が変わった

 

 

「っ!いつまでも、避けてんじゃ、ねーよ」

 

『お前が無理なら、あの蜘蛛女だな』

誰かがそう言った

 

 

 

 

コロシテヤロウカ

 

 

 

 

だめだだめだ!!!!

だがそれはできない!

それをしてしまったら、すべてが終わる

だから俺は避けるのをやめた

 

 

「狙うならバレない場所にしろ」

 

 

そういって立ち止まった

 

「よっぽどあの蜘蛛女のことが好きみたいだな」

「気持ち悪い奴だな」

「まぁこいつも似たようなもんだし、お似合いじゃね?」

 

そう言って俺の体にいくつもの傷をつけていった

だが繭に危害が加わらないならそれでいい

 

 

 

「俺らのこと言ってみろよ、蜘蛛女がどうなっても知らないからな」

「次も呼ぶからたのしみにしてな~」

 

 

そう言ってあいつらはこの場を去っていった

 

 

「クッソ、いってーな」

だがこのことが周りにばれてしまったら、繭が責任を感じてしまう

 

だから俺はこのことを心にしまうことにし、落ち葉や泥をできる限り掃い家へと帰った

 

 

母さんには別の友達と遊び制服を汚してしまったと説明し、身体が痛む中訓練を行い、この日は眠りについた

 

 

 

 

それから何日、何十日、一年と毎日ではないが暴力を振るわれ続けた

 

 

 

 

 

 

~繭side~

 

最近とばみ君と一緒に帰る日がすくなくなっちゃったな

とっても残念

誰と遊んでるかも教えてくれないし・・・

 

でも登校の時は毎朝一緒だからまだいいのかな?

 

でもでもとばみ君って優しいしかっこいいし、他の人に取られたりしないかな?

大丈夫だよね。とばみ君は私の隣にいてくれるもんね

 

信じてるよとばみ君

私の大切なヒーローでオウジサマ?

 

~繭sideout~

 




今回は少し短いですが、話の流れが大きく変わってきました
繭ちゃんの様子も

繭ちゃんのイメージ画像はもうしばらくお待ちください


繭ちゃんの次は主人公のイメージ画像
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